2006年06月14日

海外の銀行のメリット----HSBC 香港

 乙は、海外の銀行にも口座を持っています。HSBC 香港です。Hongkong and Shanghai Banking Corporation が正式名称です。
 http://www.hsbc.com.hk/hk/home/ がホームページです。
 海外口座を一つ持つと、いろいろと有効に使えます。
 乙が HSBC 香港に口座を開設した理由(つまり日本の銀行に比べた場合のメリット)はいくつかあります。乙の感じているメリットを以下6点ほど書きましょう。

(1) 外貨を外貨のまま管理できる
 日本円を基準に考えていると、外貨で運用した後、日本円に両替しなければならないような錯覚に陥りますが、そんなことはありません。むしろ、そういうことをすると、両替のたびに為替手数料がかかりますから、不利です。外貨は外貨のまま管理運用するべきで、日本円に戻すのは、最後の最後に何かを買うことになったときだけです。
 日本の一部の金融機関では、外貨建ての商品であっても、売却すると自動的に円に両替されて口座に入金するようになっているものがありますが、これは非常に不利になります。日本では、為替手数料がかなり高いことを忘れてはいけません。
 HSBC で、普通に口座を開くと、マルチカレンシー口座になり、いろいろな通貨(日本円を含む)が預け入れられます。
 日本では新生銀行がこのようにしていますが、多くの銀行では外貨の扱いが別になっているのではないでしょうか。そもそも日本の銀行で外貨預金をしていても、外貨のまま外国に送金できない場合もありそうです。(乙は国内の銀行で外貨預金をしていないので知りませんが。)
 世界各地への送金を含むさまざまな手続きは、インターネットを利用して簡単にできます。
 乙は、今のところ、米ドルと香港ドルしか持っていませんが、今後はユーロやカナダドルなどを増やす(つまりユーロやカナダドルで投資する)ことを考えています。

(2) 海外への送金手数料が安い
 日本の銀行から海外に送金すると、1回あたり 5000 円程度の送金手数料を取られるのではないでしょうか。実に高いと思います。
 HSBC では、扱っているどの通貨でも(インターネットで)100 香港ドル(約 1500 円)の手数料で送れます。
 送金用紙にサインして、それを HSBC に郵送して送金してもらうことも可能ですが、こちらは 20 米ドル(約 2300 円)かかりますから、それよりはネット送金のほうがいいと思います。

(3) 投資信託が買える
 最近は、日本の銀行でも投資信託が買えるようになったので、あまり大きなメリットではないかもしれません。しかし、HSBC では非常にたくさんの投資信託が用意されており、乙の目には魅力的に思われます。
 HSBC では、中国株(香港株)も買えますが、乙は買っていないので、メリットを感じていません。

(4) 安全である
 資金量が豊富で、日本の銀行よりも格付けが高く、銀行がつぶれる心配がほとんどありません。日本の銀行はどうなんでしょうか。破綻したらペイオフで、1000万円以上の預金残高があると、預金はカットされてしまいます。乙は、ペイオフを心配するほどお金を銀行に預けているわけではありませんが、もしもそんなことになったら、しばらくの間(顧客を名寄せして個人ごとの引き出し額を確定させる間)、お金が引き出せないことになりますから、ペイオフは避けたいです。しかし、日本の銀行の接客態度を見ていると、心配になります。
 国内の銀行の場合、銀行の破綻とは別に、万が一にも、日本政府が預金封鎖や財産税(預金に対する課税)の徴収などをするかもしれません。各種パニック本が警告している事態ですね。海外の銀行ならば、それは心配ありません。
 仮に日本で預金封鎖があった場合、日本にいると、香港の銀行にある預金でも、いったん国内の銀行に送金してから引き出すので、ある程度の期間は香港にある自分の預金を引き出せなくなりますが、いざとなれば、香港まで行けば確実に現金が入手できます。
 ちなみに、日本の銀行の外貨預金は、ペイオフの対象外ですから、預金額が1000万円以下でもまったく保全されません。また、預金封鎖があれば、外貨預金はその対象になります。

(5) 源泉徴収がない
 日本の銀行では、利子や配当に対して 20% の源泉徴収がありますが、香港にはありません。それだけ利回りがよくなる可能性があります。ただし、利子収入などは日本で確定申告しなければなりません。海外の銀行での収入は、雑所得に分類されますから、サラリーマンの場合は、他の雑所得と合わせて20万円以下ならば申告する必要がありません。
 銀行預金の利子は、毎年付きますが、海外のファンドなどは、配当(分配)をしないのが多く、つまり帳簿上の金額が増えるだけという場合がよくあります。その場合、15年後(定年退職後)にファンドを解約するならば、その時点で利益が確定して日本で税金を払うことになりますが、それまでずっと税金を払わずに資金を複利で運用できることになりますから有利です。また、定年後、自分の収入が少なくなったときに税金を払うことになりますので、定期収入のあった現役時代と比べて支払う税金が少なくなります。

(6) 両替手数料が(日本よりは)安い
 日本円と米ドルの両替を考えましょう。
 HSBC 香港では、香港ドルが基準通貨ですから、日本円から米ドルに両替するときは、一度香港ドルを経由します。
 さて、香港ドルからの両替の場合、乙の計算では、1米ドルあたり手数料(売りと買いの為替レートの差)は、日本円で片道 47 銭、米ドルで 18 銭になります。したがって、日本円から米ドルの場合は、片道 47+18=65 銭となります。
 日本の銀行は普通1円ですから、それよりはずいぶん安いですが、しかし、圧倒的に安いわけではありません。外国為替証拠金取引(FX)を使う方がずっと安くできると思います。
 FX では、1万ドル単位で両替しますから、端数が余ることがあります。細かい両替が必要な場合は、銀行で行うことになりますから、両替手数料が安いことは利用者にはありがたいことです。
 誰でもできる操作として、HSBC のマルチカレンシー口座にある外貨をすべて円に両替して、日本の銀行に送金すれば、身近な銀行で日本円としておろせることになります。
2007.1.27 追記
 この記事の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/32209181.html
に書きました。
posted by 乙 at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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