2006年06月21日

JPM US Technology

 乙が HSBC 香港で、アメリカ株のファンドを探していたときに、すごいファンドを見つけました。JPM US Technology といいます。
http://www.hsbc.com.hk/data/hk/personal/invest/unit/pdf/ut_fs_61163_en.pdf
 何がすごいか。運用実績のグラフを見てみてください。
 2000年10月13日開始で、2年ほどで、何と基準価額を 1/10 にまで減らしてしまったファンドがあるんですね。アメリカではこのころITバブルの崩壊がありましたからね。
 はっきりいって恐いです。
 過去3年のパフォーマンスを見ると、+88.3% で、すごくいいように受け止める人もいるかもしれませんが、開始時から見ると、いまだに -82.3% ですからねえ。いやはや、はじめからこのファンドを買った人の気持ちはどんなものなんでしょうか。
 過去の実績がこうだとすると、これから買う場合も同様で、こんな暴落もあり得ると思うと、それなりの覚悟が必要ですね。
 なお、償還せずに、今でもこのファンドを販売していることは、かえって良心的で、信頼感があるように思います。日本だったら、こんな成績の悪いファンドは、さっさと償還してしまって、顧客に見えないように隠してしまうのが普通ではないかと思います。
 できたら、純資産額の推移もグラフ化してあったらよかったのにと思いました。
posted by 乙 at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外ファンド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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