http://www.hsbc.com.hk/data/hk/personal/invest/unit/pdf/ut_fs_61163_en.pdf
何がすごいか。運用実績のグラフを見てみてください。
2000年10月13日開始で、2年ほどで、何と基準価額を 1/10 にまで減らしてしまったファンドがあるんですね。アメリカではこのころITバブルの崩壊がありましたからね。
はっきりいって恐いです。
過去3年のパフォーマンスを見ると、+88.3% で、すごくいいように受け止める人もいるかもしれませんが、開始時から見ると、いまだに -82.3% ですからねえ。いやはや、はじめからこのファンドを買った人の気持ちはどんなものなんでしょうか。
過去の実績がこうだとすると、これから買う場合も同様で、こんな暴落もあり得ると思うと、それなりの覚悟が必要ですね。
なお、償還せずに、今でもこのファンドを販売していることは、かえって良心的で、信頼感があるように思います。日本だったら、こんな成績の悪いファンドは、さっさと償還してしまって、顧客に見えないように隠してしまうのが普通ではないかと思います。
できたら、純資産額の推移もグラフ化してあったらよかったのにと思いました。
【関連する記事】
- 海外ファンドには投資するべきでない(7)
- 海外ファンドには投資するべきでない(6)
- 海外ファンドには投資するべきでない(5)
- 海外ファンドには投資するべきでない(4)
- 海外ファンドには投資するべきでない(3)
- 海外ファンドには投資するべきでない(2)
- 海外ファンドには投資するべきでない(1)
- パスポートの認証
- メイヤー社について(4)
- メイヤー社について(3)
- インパクトゴールドファンドの運用停止
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- Thames River High Income Fund
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(2)
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(1)
- Ashmore の自分の資金総額が食い違う?
- メイヤー社について(2)
- メイヤー社について
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- スーパーファンドを見直してみると