まずは、Man Investments 社の AP 2XL USD-Class C Shares というファンドです。乙は、2005年9月に申し込みました。
USD-Class C Shares は、米ドル建ての投資で、申込手数料がかからない代わりに、解約すると解約手数料がかかります。乙は、長期投資を考えていますから、当然これを選びました。解約手数料は、2年以内:4%、4年以内:3%、6年以内:1% となっています。
その他の手数料として、マネージメント・フィーが毎月0.25%、つまり3%/年かかります。また、パフォーマンス・フィーとして、過去の収益を越えた部分について最大20%(月次)が取られます。それに、アドミニストレーション・フィーが 年率0.375%かかりますから、全体として手数料は高いです。
https://www.maninvestments.com/multimedia/pdf/products/apx_pis.pdf
にあるように、このファンドは年18-20% のリターンを目指します。ボラティリティは 12-14% ということですから、この通りに運用できれば、手数料が高くても、いうことなしです。
このファンドは、ヘッジファンドの五つのスタイル(アービトラージ、ディレクショナル、イクイティヘッジ、ロング/ショート、マネージド・フューチャーズ)を採用するということです。これらがどういうものであるかは、別途ヘッジファンドに関する本を読まなければなりません。
このファンドはレバレッジを2倍効かせてあり、各スタイルの採用率は、マネージド・フューチャーズ 90%、ディレクショナル 45%、イクイティヘッジ 30%、アービトラージ 20%、ロング/ショート 15%となっているようです。
純資産額は、米ドルで 24,459,474 ドルですから、約30億円です。意外と小ぶりです。
このファンドがスタートしてからまだ1年弱ですが、
https://www.maninvestments.com/products/funds/apx3fund/performance/performance.jhtml
によれば、8% ほどのリターンということです。
乙は、なぜこのファンドを選んだか。WWW で調べると、マンインベストメンツ社は、この世界では何といっても超有名企業で、長い伝統とすばらしい実績があります。現在、12ヵ国で1100人もの社員を抱えて運営しているということですから、相当な規模です。まずは、「寄らば大樹の陰」ではないでしょうか。乙の安易な考え方がわかってしまいますが。
2007.10.4 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/58734981.html
に書きました。
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こういう海外のファンドは日本にいながら購入することが可能です。ブローカーを利用することになります。
しかし、特定業者を推薦することは日本の法律に反する可能性があるので、乙は行いません。
http://otsu.seesaa.net/article/22609613.html
をご覧下さい。
マン社のADP(MAN AP 2XL or Man AHL Diversified plc)を購入しようと考えております。
香港の証券会社に確認したところ、2XLは最低投資60,000USD以上、また香港では、Man AHL Diversified plcの扱いはなくMan AHL Diversified Futures Ltdというファンドになるという回答でした。乙 様がご利用した業者さんでも、2XLは60,000USD以上でないとダメだったのでしょうか?私には30,000USDが限界なものでして。。
恐縮ですが、教えて下さい。
私の場合は、30,000 USD で購入できました。
早速のご回答ありがとうございます。
2XLは30,000USDから購入可能なのですね。
もし乙様は香港or日本のどちらの業者から購入されましたでしょうか?
私は香港の証券会社から香港では2XLの販売は、60,000USD以上と言われたものですから。
アドバイスよろしくお願いします。
個々のブローカーごとに取引条件が変わることはよくあることです。
いろいろなところにお尋ねになり、一番よさそうなところと取引するというのでいかがでしょうか。
乙が取引している業者名はお知らせしません。
上の 2006.10.20 のコメントをご覧下さい。
先日、三菱UFJ証券よりマン社のマン・グローバル・マルチ・ストラテジー償還時元本確保型ファンド3の案内が届いたのですが、ここ最近のマン社の(日本で買える商品)実績を見てみますと世界株式インデックスより劣っているようです。これは元本確保のために資金の一部でゼロクーポン債を購入するためでしょうか?この元本確保型の商品については、いかが思われますか?手数料も相当に高いです・・・。世界株式下落時のヘッジになったりはしないのでしょうか?ヘッジになりそうなので、ちょっと購入を考えています・・・。
最近、楽天でETFが豊富に出ていますので、そちらで世界中の株式と債券をPRU海外債券マーケットパフォーマーで揃えつつある現状です。
先日、三菱UFJ証券よりマン社のマン・グローバル・マルチ・ストラテジー償還時元本確保型ファンド3の案内が来ていました。元本確保型は最近のパフォーマンスを見ますと世界株価指数より悪いようです。元本確保のためにゼロクーポン債を資金の一部で買うためにパフォーマンスが悪いように思います。手数料も高いのですが、このファンドについては、いかが思われますか?株価下落時のヘッジにはならないでしょうか??ヘッジになるかも・・・という一点で購入検討中です。
一方で、このファンドを買うなら楽天証券でETFを買ったほうが良いのでは??という気持ちも大きく有ります。
ETFはいくつかは購入してはいますが、ドル下落を待ってもう少し追加購入を考えています。マンか追加か・・・
目標リターンなどによって回答が変わるのかな〜とも思いつつ・・・
まあ、元本確保型は、リスクが低い分、リターンも低くなるのが当然でしょう。自分では、元本確保型は購入しないことにしています。
私もヘッジファンドの投資検討しています。マン社以外にも投資されていますか。
また、乙さんは海外の銀行口座はどの様に(どこに開設)していますか。(調べればわかるのかもしれないですが、目が痛くなってきたので、さぼってすいません)
マン社以外にも投資しています。もっとも、どこまでが「ヘッジファンド」なのか、明確に区切れないようにも思いますが。
海外の銀行口座は、HSBC 香港だけです。将来的には UBOC にも口座を開設しようかなと考えていますが、あまり必要性がないように思えてきました。
海外の証券会社は複数取引していますが、「銀行」ではありませんよね。