なぜか。
二つの理由があります。
一つは、乙が分散投資を心がけたからです。同じ商品を2回購入するくらいなら、別の商品を探すようにしてきました。その結果、必然的にこうなったというわけです。
もう一つは、乙が、すべての金融商品をそれぞれ分けて、自分の購入した金融商品の騰落率をきちんと把握したいと思ったからです。同じ金融商品を2回以上購入すると、購入単価・購入時期とも把握しにくくなります。そういうのはきらいなのです。
なお、乙が妻の50万円の運用を請け負っている
http://otsu.seesaa.net/article/17248232.html
という事情もこの投資スタイルに影響を与えています。
騰落率の把握は、投資信託の場合の手数料の明確化とも関連します。投資信託では、手数料の高低によって運用成績がかなり変わってきます。したがって、手数料には敏感にならなければなりません。たった 1% の信託報酬でも、10年も続ければ 10% が運用資産から引き算されるのですから、影響が大きいのです。同じ商品を何回も購入していては、手数料がどれくらいかかっているか、意識しにくくなってしまい、よくないと考えます。
同じ金融商品を2回買う場合は、買う金融機関を変えるようにしています。HSBC インドオープンは、その例です。
http://otsu.seesaa.net/article/15832140.html
乙のスタイルでは、したがって、保有する金融商品の種類が多くなり、管理が大変になるわけですが、まあこれはしかたがありません。今のところ、月1回のペースで、全部の投資先の運用状況(時価)を確認して記録しています。
ただし、今後は、同じ金融商品を2度購入することがあると思います。追加投資ということになるわけです。ある程度経験を積むことで、それまでの運用成績がわかりますし、独立系のファンドでは、どんな報告書をどれくらいの頻度で送ってくるかなどを通して、顧客対応のようすなどもわかりますので、「いい」ところに追加資金を回すようにするのがいいと(単純ですが)思います。