ブローカーについては、なかなかいい情報がないようです。
そもそも、ブローカーという言葉自体、悪徳商人のような響きを感じる人もいるかもしれません。しかし、ブローカー=仲介者・仲買人・代理店ということですから、それ自体に悪い意味はありません。
海外ファンドは、受け付け方でいくつかに分かれます。ファンド会社が直接受け付けるようになっているところもあります。また、直接申し込みでも、ブローカー経由の間接申し込みでもいいというところもあります。ただし、その場合でも、申込手数料などは変わらないと思います。
ブローカーに対して投資家が手数料を払う必要はありません。全部無料です。ファンドの購入が決まれば、ファンド会社がブローカーに対して一定の手数料を払うことになっているからです。ですから、海外ファンドの購入を勧めながら、投資家から「会費」などの名目でお金を取っているところには、乙は連絡しないようにしています。余計なコストがかかるからというだけの理由ですが、乙には重要な理由です。
ファンド会社への直接申し込みは、ファンド会社と投資家の間で細かい連絡が必要になり、ファンド会社がめんどうに思うのでしょうか、両方とも可能な場合は、一般には、ブローカーを通して申し込むようにいわれることが多いと思います。
乙は、複数のブローカーと連絡を取っています。乙は、アセット・アロケーションを含め、投資先の判断は自分でするようにしていますが、ブローカーは、投資家といわば独占契約をしたいのか、資産全体の運用計画を含めて相談に乗りたいというようなことをいってくる例があります。中には、収入や資産の状況を細かく伝えないと相手にしてくれないようなところもあります。乙は、当初、このあたりの状況をよく知らなかったので、聞かれたら、素直に答えていましたが、そんなことを知らせなくても海外ファンドの仲介をしてくれる業者がたくさんあることがわかりましたから、最近は、自分の購入したいファンドを先に決め、それを扱っているブローカーをあとからネットで探すようにしています。
一度何かの海外ファンドをブローカー経由で申し込むと、別のファンドを購入するように勧めてくる例が多いのですが、乙の場合、そういう個別の商品情報は、単に無視せずに、ネットで調べてみたりします。
http://otsu.seesaa.net/article/22356510.html
結果的に購入しないと判断する場合もありますが、その例はブログ中に書きました。
海外ファンドでは、詐欺に遭う可能性もあるということで、心配する人も多いと思います。悪徳ブローカーの場合、○○ファンドを購入するように勧め、投資家から資金を預かり、そのまま消えてしまう例もあると聞きます。しかし、これは、投資家のほうにも問題があります。乙の経験では、すべての海外ファンドにおいて、送金先はブローカーではなく、ファンド(会社)の名前の入った銀行口座でした。ですから、ブローカーに資金をだまし取られる可能性はきわめて少ないと思います。(銀行口座を設置するときは、会社の登記簿などが必要になるので、詐欺師がもっともらしい名前で銀行口座を作ることはむずかしいと思います。)
また、ブローカーと連絡がとれなくなることを心配する向きもあるかもしれませんが、申し込み時にはブローカーのお世話になるとしても、その後はファンド会社から定期的に運用レポートが送られてくるのであり、解約するときもファンド会社に直接連絡すれば大丈夫なので、ブローカーが倒産したり夜逃げしたりして、連絡がとれなくなったりしても、心配は不要です。
どんなブローカーがあるかという情報については、
http://www.kaigaigyousha.com/gyousya.htm
が詳しいと思います。乙が取引している業者も、このリストの中に入っています。
日本語のメールで連絡できるところは、たとえその業者の所在地が海外だったとしても、とても身近に感じます。特に、メールで返事がすぐ来るところは信頼感が高まります。
乙が取引しているブローカーが一般的に「いい」業者だとは限りませんし、乙がブローカーに期待するのは、単なる連絡だけですから、その意味では「いい」も「悪い」もありません。そんなわけで、具体的な名前をここに出すことはしないことにします。お菓子を買うとき、メーカー名にこだわる人はいても、どの店で買うかにこだわる人はいないと思います。どこで買っても同じことです。海外ファンドのブローカーもそれと同じにすぎません。
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