会社のホームページは次のところです。
http://www.forsythpartners.com/
ファンドのホームページは次のところです。
http://www.forsythpartners.com/funds/alternative_funds/commodity_fund.php
ファクトシートを見れば、ファンドの概要がわかります。
http://www.forsythpartners.com/view.php?path=/Public/Monthly_Factsheets/International_Factsheets/Global_Commodity_Japanese.pdf
日本語版が用意されているということは、それだけ日本人のアクセスが多いということでしょう。
運用開始は、米ドルクラスが 2004年12月、ユーロクラスが 2005年3月ということであまり歴史がありません。乙の運用資産全体の中ではユーロの比率が少な目なので、ユーロクラスを選びました。
手数料ですが、申込手数料はゼロです。信託報酬が年率2%かかります。解約する場合は手数料がかかり、購入後1年未満の場合 3%、購入後2年未満の場合 2%、購入後3年未満の場合 1%、3年以上保有した場合はありません。乙の基準では2年以上保有するべきファンドだということになります。
運用資産は、US$ 34.9 m で、比較的小粒です。
このファンドは各種の commodity(商品)に投資するファンドに再投資を行うファンド・オブ・ファンズです。2006年7月現在の組み入れ銘柄は以下の通りです。
1.JPMF natural Resources Fund 19.3%
2.First State Global Resources Fund 17.8%
3.Merill Lynch IIF World Mining Fund 15.3%
4.Investec GSF Global Energy Fund 15.2%
5.Clariden Energy Equity Fund 14.8%
6.Craton Capital Precious Metals Fund 8.0%
7.Merril Lynch Natural Resources Hedge fund 7.6%
8.First State Global Resources Long Short Fund 2.0%
投資先は、資源 62%、エネルギー 30%、金(ゴールド)8% という比率です。
過去のパフォーマンスですが、米ドル建ての2005年1年間のパフォーマンスは33.20%、ユーロ建ての運用開始以来1年5ヶ月のリターンは 38.3% となっています。
統計値をみると、年平均リターンが 32.64%、標準偏差 21.18%、最大下落(月単位)-6.68%、ベータ 0.84、シャープレシオ 1.28 となっています。ハイリスク・ハイリターンの典型です。しかも、歴史が浅いのですから、こんなところに集中投資するものではありません。場合によっては大幅な損失が出る可能性もあります。
手数料が安いように見えても、ファンド・オブ・ファンズでは、二重の手数料がかかる(親ファンドの手数料と、見えないけれども子ファンドの手数料がかかる)ので、手数料がどうしても高くなります。
調べてみると、8個の子ファンドの過去の成績はすばらしいものです。だったら、子ファンドのそれぞれに申し込むという手もあるかもしれません。でも、それはそれで面倒くさいですね。
2007.10.29 追記
この話の続き(解約した話)を
http://otsu.seesaa.net/article/63129141.html
に書きました。
【関連する記事】
- 海外ファンドには投資するべきでない(7)
- 海外ファンドには投資するべきでない(6)
- 海外ファンドには投資するべきでない(5)
- 海外ファンドには投資するべきでない(4)
- 海外ファンドには投資するべきでない(3)
- 海外ファンドには投資するべきでない(2)
- 海外ファンドには投資するべきでない(1)
- パスポートの認証
- メイヤー社について(4)
- メイヤー社について(3)
- インパクトゴールドファンドの運用停止
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- Thames River High Income Fund
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(2)
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(1)
- Ashmore の自分の資金総額が食い違う?
- メイヤー社について(2)
- メイヤー社について
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- スーパーファンドを見直してみると