2006年09月21日

外貨預金と外貨 MMF

 国内での外貨での運用について考えてみました。
 銀行の外貨定期預金は、不都合が多すぎます。それに比べれば、証券会社で扱っている外貨 MMF のほうが「絶対に」(投資家にとって)いい商品です。手数料一つ見ても雲泥の差です。外貨預金は1ドルを往復させると為替手数料が2円もかかります。外貨MMFなら50銭から1円くらいです。外貨預金は銀行が倒産すると資金が戻ってきませんが、外貨MMFは分別保管制度があるので保持されます。税金面では、外貨MMFなら売却益(為替差益)は非課税なのに、外貨預金は雑所得として総合課税されます。外貨MMFはいつでも換金できるのに、外貨定期預金は満期まで拘束されます。普通預金は金利が安くて話になりません。外貨定期預金のほうが金利が高いのは当然ですが、それと比べても外貨MMFのほうが金利が高いようです。ただし、外貨MMFは変動金利ですから、固定金利が長期間続く外貨預金とは性質が異なります。
 ちなみに、米ドルの外貨預金の金利を調べてみましょう。新生銀行の場合、
http://sre.shinseibank.com/InterestRateB/rate_jy.aspx#FCYTD
1年ものでわずか 0.3% です。これは、預金者に相当不利な設定です。日本円じゃないんですから、0.3% なんてことはありえません。HSBC 香港の米ドルの利率を見ると、
http://www.hsbc.com.hk/script/hk/personal/invest/deposit/currency.asp?currency=USD
1年もので 2.55%(ただし、2000-49999ドルの場合)です。新生銀行は何か計算違いをしているとしか考えられません。
 一方、野村證券で米ドルのMMFを見ると、
http://www.nomura.co.jp/retail/fund/ffund/gaikammf/rate/usmmf.html
4.63% です。
 このような両者の違いを考えると、外貨預金などをする人がいることが、乙には信じられません。乙は、今後とも、外貨預金は一切考慮しません。
 外貨 MMF は、まあ銀行の普通預金のようなもので、かなり少額から出し入れ自由で、しかも、年率で数%の利回りですから、とてもお得です。
 乙は、今後、外貨での運用を増やすつもりです。外貨は、海外で運用するのもいいのですが、国内でもそれなりに運用先がありますので、今後は、国内での外貨の運用も考慮したいと思っています。
 さて、乙は、債券の購入を考えましたが、
http://otsu.seesaa.net/article/12496477.html
http://otsu.seesaa.net/article/23106205.html
これはこれでなかなか難しいものだと思います。将来的には有力な選択肢の一つだと見ています。金利が今以上に上がることになれば、債券投資を考えるべきでしょう。
 それはともかく、現段階では、外貨 MMF を利用して、外貨建て資産を保有するというのもなかなかいいということになります。外貨 MMF から外国の国債を買うようなこともできますから、円転しないですみ、余計な手数料がかからないのもおおいにけっこうです。外貨 MMF で運用しながら、金利の上昇を待って、外国の国債を買うというのがいいかもしれません。
 結論として、外貨MMFは債券投資の一種としてかなり優秀だといえます。円高のときを見計らって外貨MMFをはじめるといいと思います。
 外貨MMFは、証券会社によって取り扱い通貨も、為替手数料もかなり違います。
http://www.forex-traders.net/mmf2.html
 円転せずに運用する場合は、外貨MMFで購入できる商品の幅も問題になるでしょう。この辺を踏まえて、どこの証券会社を利用するといいか、考える必要がありそうです。
【2006.10.12 追記 新生銀行の預金金利 0.3% というのは、米ドル普通預金の金利でした。定期預金ではないので、低いのは当然です。定期預金の金利は WWW には掲載されていないようです。】
posted by 乙 at 04:05| Comment(0) | TrackBack(0) | MMF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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