http://otsu.seesaa.net/article/23982185.html
その理由の一つは、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドが買えるからでした。
口座開設後にさっそく購入の手続きをしました。
このファンドは、米国株のインデックス・ファンドです。
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0001230000
乙は、今まで米国株には投資していなかったので、そろそろ投資してもいいかなあと思っていたのでした。株に投資するならインデックス・ファンドですから、ちょうどぴったりです。買ってそのまま15年も放っておくにはいいファンドだと思いました。
バンガード社は、インデックス・ファンドの分野の老舗で有名な会社です。目論見書を受け取ってびっくりです。何百ページもあります。PDF ファイルだったので、とりあえずプリンタに出しましたが、今まで乙が見た中で一番詳しい目論見書でした。もっとも、後半は、具体的な会社名とその投資割合がずらずらと続いているだけですが。
このファンドは、日本円で購入しますが、そのときの為替レートで米ドルに両替され、その後は米ドル建てで運用されます。したがって、為替リスクがあります。しかし、米ドル投資をしていると思えば、まったく不満はありません。解約するのはずっと先になりますが、解約するときというのは、どうしてもお金を使いたいときでしょうから、円に両替されても特に為替手数料が高いとは思わないでしょう。ちなみに、為替手数料は、仲値より25銭(往復で50銭)となります。これは良心的です。
ただし、マネックス証券のサイトで見てみると、現在価額は単価と称して円で表示され、米ドルで投資している実感はありません。実際は、米ドル建ての基準価額にそのときの為替レートをかけて計算しているはずなのですが。
気になるファンドのコストですが、申込手数料なし、信託財産留保額なし、エクスペンス・レシオ 0.19%、口座管理手数料 0.63%ということになります。エクスペンス・レシオとはファンドの運用管理費用及びその他費用をファンドの平均純資産総額で割ったもので、まあバンガード社の取り分と考えてもいいと思います。で、口座管理料は、マネックス証券の取り分ということになりますが、これが 0.63% というのは高いと思います。もとのファンドがせっかく 0.19% で運用してくれるのに、それに取り次ぐだけで 0.63% ですからねえ。合わせると、信託報酬分が 0.82% にもなってしまいます。せっかくのローコスト商品なんですから、マネックス証券がもう少し努力して(手数料を低くして)もいいのではないでしょうか。
一般的な(アクティブ運用の)株式ファンドでは、信託報酬は 1.5% くらいが多いわけですが、だいたいその4割が販売会社の取り分と聞いています。つまり運用額を基準とすれば 0.6% というわけです。これを考慮して口座管理料を決めた(同水準にした)ということなのかもしれません。
もしかして、日本流の投資信託にすると、目論見書などの翻訳コストもかかりますから、そういうのを合わせるとこんなに高くなるのでしょうか。それにしても心外な感じです。
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バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドをメインファンドとして投資している者です。
このファンドは日本の外国株式インデックスファンドの中では低コストなので、投資しています。
でも、口座管理手数料は高いと感じますよね。
「口座管理」のための手数料なら、資産額×0.63%のような料金体系ではなく、大手証券各社のように「年間3150円」みたいに、一律料金にしてほしいとマネックスに要望しました。
乙川様もマネックスに要望してみませんか。
(古い記事で恐縮ですが関連記事をトラックバックさせていただきました)
投資金額が50万円を越えると、年間3150円のほうが安くなるわけですね。インデックス・ファンドは、そこにかなり集中投資する方針の人も多いはずですから、50万円を越える方がむしろ普通でしょう。3150円のほうが合理的なように思います。
マネックス証券に要望することで実現するものでしょうかね。証券会社の方針ですから、こう決める前に相当討議したはずですが。