この記事で示された各証券会社(銀行)の「ネットで売買できる投資信託の取り扱い」は以下の通りです。
証券会社(銀行)名 取扱本数
カブドットコム証券 208(64)
マネックス証券 130(19)
SBIイー・トレード証券 250(41)
楽天証券 47(25)
日興コーディアル 約500(30)
野村證券 239(0)
イーバンク銀行 16(2)
(注)取扱本数のカッコ内はノーロード
この数字は、なかなかおもしろいと思いました。
ノーロード投信が取扱本数に占める割合を計算してみると、以下のようになります。(ノーロード比率順に並べ替えておきます。)
証券会社(銀行)名 ノーロード比率
楽天証券 53.2%
カブドットコム証券 30.7%
SBIイー・トレード証券 16.4%
マネックス証券 14.6%
イーバンク銀行 12.5%
日興コーディアル 約6%
野村證券 0%
これで明らかなように、楽天証券のノーロード比率が一番高くなります。ノーロードのほうが手数料がかからない分、購入者を優遇していると見られますから、楽天証券が一番顧客重視であるといえそうです。スーパーでいえば激安販売している店といったところでしょう。野村證券が0%というのは、野村證券の販売姿勢を象徴しています。顧客には資産家が多く、たかだか数%の販売手数料のことを気にする人はいないし、そういう人は当社を使ってくれなくてけっこうだといっているようなものです。
一方では、販売している投信にたくさんの種類があるほうが、客の選択の幅が広がって便利だという見方もできるでしょう。そうすると、日興コーディアルグループが最多です。スーパーでいえば、品揃えで勝負している店です。
乙は、複数の証券会社に口座を開き、いろいろ調べて最適な投信を選択し、その販売手数料を各社で比べて買うというようなことをすればいいのではないかと思います。家電製品を買うとき、たとえば kakaku.com で値段を調べながら機種を絞り込み、それが決まったら、近所の店も合わせて価格を調べて購入する店を決めます。これとおなじことを投信についてもやればいいのです。
乙は、国内での運用は、当面増やす予定はないので、投信の比較すら行う気はないのですが、もし購入を考えるなら、こんな手順を経るかと思います。
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