2006年10月15日

ディープリサーチ・チャイナ・ファンド 愛称「翡翠探訪」

 最近、乙は、「ディープリサーチ・チャイナ・ファンド」というファンドがあることを知りました。「翡翠探訪」という愛称が付いています。
http://www.unitedinv.co.jp/unitedinv/html/hisui/index.html
に商品の説明があります。10月から募集開始で、ユナイテッド投信投資顧問が設定・運用するファンドです。
 この商品の説明を読んで、乙は驚きました。「主に大中華経済圏の株式に投資する「SAM Greater China Equity Fund J unit(ケイマン籍、円建て、為替ヘッジなし)」とわが国の公社債に投資する「ユナイテッド日本債券ベビーファンド(適格機関投資家向け)」の受益証券を主要投資対象とします。「SAM Greater China Equity Fund J unit」の組入比率は、原則として純資産総額の90%以上を保つこととします。」とあります。
 このファンドはファンド・オブ・ファンズというわけですが、それにしても、単一のファンドに 90% 以上投資するということは、ほとんどそのファンドへの丸投げに近いということではありませんか。日本の公社債への投資が申し訳程度に付いていますが、どうせ、低金利の今では、こんなものはほとんど運用益ゼロでしょう。つまり、このファンドは丸投げファンドなのです。
 丸投げファンドでありながら、このファンドは、1.3125% の信託報酬を取るのです。「SAM Greater China Equity Fund」でも1%の管理報酬(それに加えて成功報酬として増加分の15%)を取ります。ま、SAM 側としては当然でしょうね。
 こういうファンドだったら、投資家としては「SAM Greater China Equity Fund」を直接購入したほうがいいに決まっています。乙はさっそくWWW で検索してみましたが、今は見つかりません。もしかすると、日本側のこのファンドが設定されてから運用を開始するのかもしれません。あるいは、個人投資家ははじめから買えないようになっていて、だからWWWでは一切の説明をしていないのかもしれません。
 ちなみに、上記のファンドの説明書によれば「SAM Greater China Equity Fund J unit」は、大中華経済圏の株式へのバリュー投資を専門とするバリュー・パートナーズ・グループ(拠点:香港)が運用します。バリュー・パートナーズ・リミテッドの投資助言に基づき、同社の完全子会社でありますセンシブル・アセット・マネジメント・リミテッドが運用を行います。」とあり、バリュー・パートナーズがいかに優れているかが述べられています。だったら、投資家としては、「SAM Greater China Equity Fund J unit」を購入しなくても、バリュー・パートナーズのファンドを直接購入すればいいのではないでしょうか。
 「ディープリサーチ・チャイナ・ファンド」の存在価値はどこにあるのでしょうか。1.3125% の手数料を払う価値があるのでしょうか。ファンドの説明書の中に、このあたりをきちんと書いてほしいものです。
 当然、乙は、こういうのを購入する気は起こりませんでした。こういうファンドを購入する人の気持ちも理解できません。
 乙は、また、こういうファンドを売り出す会社の考え方も理解できません。いや、会社としては、単純に「儲かればいい」と考えているだけなのでしょうか。だとすれば、乙は理解できます。でも、そういう会社の方針は単に「えげつない」だけではないですか。そういう会社で働く社員の方々がかわいそうに思えます。こういう言い方は言い過ぎでしょうか。
posted by 乙 at 04:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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