2006年11月04日

中国株の ETF の問題点

 中国株の ETF の問題点として、Trane37 さんが
http://okwave.jp/qa2238009.html
で次のように述べています。「ETF自体の信託報酬は高めです。多分、公表上限の1.4%ぐらい取っている気がします。というのは、私もこのETFを長期保有しているのですが、分配金が支払われたことがないのです。中国株は高配当銘柄が多いのですが、H株指数は単に指数構成銘柄の時価総額加重平均なので、配当分は含まれていません。そうすると平均配当の2%ぐらいは分配金、ETFの維持コストおよび信託報酬に充てられるはずですが、分配金としては還元されていません。」
 乙は、こんなことがあろうとは、思いませんでした。乙は、ETF として(個別株の)配当があれば、それをためて、(ETF から投資家への)分配金に充てるものとばかり思っていました。
 報酬について、ユナイテッドワールド証券で調べてみると、
http://www.uwg.co.jp/pub/pub0045.php?meigara_cd=002828
に書いてありました。
  管理報酬:純資産額の年率1%を上限とした額
  受託報酬:純資産額の年率0.15%を上限とした額
とのことですから、合算すれば 1.15% ということになります。Trane37 さんの言っていることとちょっと違います。
 それにしても、ETF として見ると、報酬が高いです。日本株の ETF なら、報酬は 0.1%〜0.2% くらいしかかかりません。それと比べると、何という高さでしょう。
 このような手数料の高さを嫌気して、さますのさんは、
http://charge.biz.yahoo.co.jp/vip/news/scn/060603/060603_mbiz001.html
で、ETF よりも、それに該当するような個別株を買うことをすすめています。自作の中国株ファンドだというわけです。
 う〜ん、中国株の場合、個別株を売却して ETF を買う決心が乙にはなかなか付きません。
posted by 乙 at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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