2006年11月05日

中国株の個別銘柄を ETF にするべきか

 乙は、中国株の個別銘柄を購入して、2年弱で運用資金が5割増になっています。この期間のハンセンH株指数を見てみると、48くらいだったのが、最近は75になっていますから、ま、指数と同じくらいの比率だということになります。
 もしも、乙が今から中国株投資をはじめるということなら、当然、ETF を選んだでしょう。
 しかし、乙はすでに個別銘柄を買ってしまっているわけで、今の段階としてどう考えるべきか、迷います。
 個別銘柄を全部売ってしまうと、それだけで手数料が数万円かかってしまいます。
 でも、ユナイテッドワールド証券は、今や大口優先の料金体系です
http://otsu.seesaa.net/article/26554245.html
から、乙のような小口分散投資には向きません。ここで ETF に乗り換える手は十分ありそうです。
 とはいいながら、さらに考えてみると、今まで継続してきた個別銘柄を全部売却し、その資金を ETF に集中させるなら、何もユナイテッドワールド証券に義理立てする必要はありません。全部現金化してしまって、香港に送金し、そこで中国株の ETF (2828)を買うという手もあります。
 乙が持っているのは HSBC 香港の口座ですが、ここでは、
http://www.hsbc.com.hk/hk/personal/invest/sec/local.htm
に示されるように、売買手数料 0.25%(最低 100 HKD=1500円)がかかり、その他に、口座管理料として、半年で 100 HKD=1500円かかるとのことです。年間3000円の口座管理料ということになります。少額の投資では引き合いませんが、300万円投資すれば口座管理料は年間 0.1% で済みますから、これくらい(以上)が取引金額として妥当だということになります。300万円分の株を買えば、売買手数料は、0.25% で計算して 7500 円かかることになります。
 もしも60万円ずつ5回に分けて購入すれば、ユナイテッドワールド証券では、2300×5=11500 円かかり、HSBC 香港では 7500 円ですから、ユナイテッドワールド証券が購入金額にかかわらず一定の(高い)手数料を取ることによって投資家にこのような時間的な分散投資もさせないようにしていることがわかります。
 HSBC 香港は、ユナイテッドワールド証券と方針が違いますが、ここでH株指数の ETF に投資する手があるかもしれません。
2007.1.13 追記
 この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/31320494.html
に書きました。

2009.10.28 追記
 HSBC 香港の口座管理料(の値上げ)については、
http://otsu.seesaa.net/article/131376215.html
に書きました。
posted by 乙 at 03:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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