内容は、章目次でだいたいわかります。
第1章 マネーは踊り続ける
第2章 小一時間でわかる経済学の基礎知識
第3章 マクロ経済政策はなぜ死んだのか?
第4章 グローバリゼーションで貧乏人は得をする
第5章 もう代案はありません
一読して、納得する内容でした。図表なども適当に含まれていてわかりやすかったと思います。
この本が「経済学」の本かどうか、わかりませんが、少なくとも、日本を中心に世界を見る「見方」が述べられており、しかも、その見方は妥当であると思えました。
日本の現状をどう見るか、あれこれを関連付けてきれいに解釈してくれています。一読して、すっきりした気分になりました。
日本の閉塞状況を打ち破るためにも、著者の指摘する現状の問題点などを知ることはとてもいいことだと思います。日本の今後を考える必要のある政治家など、本書を読むといいのではないでしょうかね。
しかし、既得権の圧倒的に強い日本社会を見ていると、現状の問題点を知ったとしても、それを改善することなんてできるんだろうかという気持ちにもなります。
それはそれでまた別の話なのかもしれませんが……。
ラベル:藤沢数希
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