http://otsu.seesaa.net/article/13903047.html
しかし、最近、成績がパッとしません。
基準価額のグラフ
http://www.gs.com/japan/gsitm/nav/nav_gsgl130410.html
を見ると、いかにも成績が悪いようすがわかります。ピーク時を基準にすると17%ほどの下落です。
渋澤健(2006.3)『これがオルタナティブ投資だ!』実業之日本社
http://otsu.seesaa.net/article/28009306.html
が説くように、ヘッジファンドの類は、マーケット全体の上昇・下降とは無関係の絶対収益が目標なのですから、基準価額がピーク時から15% も下落したら、それだけを理由にファンドを解約してもいいのではないかと思います。絶対収益を目指しながら基準価額を15%も下落させるとは、はっきりいえば、運用が下手だということです。
一方、乙は、解約を躊躇する気持ちもあります。申込手数料が 3.15% でしたから、乙の基準では3年間は我慢するというのが一つの理由です。乙の場合、2004年10月の購入ですから、今2年ほど経過した段階です。もう1年はようすを見てもいいかもしれません。
もう一つ理由があります。このファンドは成功報酬制で、High Water Mark 超過額の21%を成功報酬として取ることになっています。(手数料が高いといえば高いと思いますが。)ということは、基準価額がピークから下がってしまった現在、元の水準に上がるまでは成功報酬はゼロということになります。これを考慮すると、(基本報酬の 1.89% も安くはないのですが)まあ、基準価額が元に戻ることもあるかもしれないと期待します。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3531104a&d=c&k=c3&z=m&h=on
を見ると、純資産総額は大幅に減っているわけではありません。つまり、まだ解約が増えたわけではなく、投資を継続する投資家が多いような感じです。
一応、絶対値としては当初の基準価額1万円を割っているわけではなく、かろうじてプラスですから、しばらくようすをみるということにしたいと思います。
2006.12.6 追記
http://otsu.seesaa.net/article/29030261.html
に関連する記事を書きました。
2007.8.22 追記
このファンドを売却しました。
http://otsu.seesaa.net/article/52266643.html
をご覧下さい。
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