http://www.banking.hsbc.com.hk/hk/personal/invest/bond/default.htm
そこから、償還日(Maturity Date)と利率(Coupon)を抜き出し、それをアメリカの E*TRADE 証券の米国債と比べてみました。すると、以下のようになります。
償還日 HSBC 香港 E*TRADE
2031/02/15 5.375% 5.375%
2013/05/15 3.625% 3.625%
2012/02/15 4.875% 4.875%
2010/04/15 4.000% 4.000%
2009/02/15 4.500% 4.500%
2008/05/15 2.625% 2.625% 3.750% 5.625%(3種類ある)
2008/02/15 3.375% 3.375% 3.000%(2種類ある)
2007/05/15 4.375% 4.375% 3.125%(2種類ある)
2007/04/30 3.625% 3.625%
というわけで、HSBC 香港と E*TRADE では同じものが並んでいます。両方で同じものが買えるというわけです。
ところで、上の結果では利率がさまざまなものがあり、利率は必ずしも償還日ごとに並んでいません。
HSBC 香港のサイトでは、これ以上の情報がなくて、なぜなんだろうということになってしまいます。(この点に関しては、下の方の乙のコメントを参照してください。)
しかし、E*TRADE のほうは、上記の Coupon に加えて、Price が明示してあり、たとえば、2007/04/30 の場合だと、99.47828516 となっています。100 のものを、やや安く売っていることになります。というわけで、Yield(利回り)が 4.94% となります。Yield で比べれば、ほぼ償還日で高低が決まってきます。
HSBC 香港での米国債投資は、
http://otsu.seesaa.net/article/12496477.html
でも述べましたが、最低が3万ドルと敷居が高く、しかも、口座管理料が半年ごとに 150 香港ドル(約2250円)かかります。E*TRADE では、口座開設後1年以内は口座管理料はかからず、その後も、1万ドル以上の口座残高があれば、口座管理料はかかりません。
やっぱり、アメリカでの債券投資は E*TRADE 証券がおトクです。ただし、あくまで、E*TRADE 証券を日本の証券会社や HSBC 香港と比べた場合の話です。アメリカ国内では、もっと有利な証券会社があるのかもしれませんが、そういうのを調べるのってけっこうめんどうですよね。ま、乙は E*TRADE 証券で満足です。
2007.1.21 追記
PALCOM さんからのコメントによって、この記載が間違いであることがわかりました。
本文を訂正します。
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債券の一覧画面にはcoupon鹿記載されておりませんが、HSBC香港でも、個別の債券をクリックすれば、priceとindicative yieldを見ることができると思います。
コメント、ありがとうございました。
乙がうっかりしました。
http://www.banking.hsbc.com.hk/hk/personal/invest/bond/default.htm
からは、coupon だけしか見えないのですが、HSBC 香港に log on して、Investments→Buy→Bonds/CDs をたどり、details をクリックすると、見ることができます。今日の本文は要訂正ということになります。
>いつも楽しく読ませてもらっています。
>少し古い記事ですが少し気になったので質問させてください。
>2007年1月21日のブログなのですが
>>E*TRADE では、口座開設後1年以内は口
>>座管理料はかからず、その後も、1万ド
>>ル以上の口座残高があれば、口座管理料
>>はかかりません。
>とありますが、E*TRADEで債権を購入するときは口座管理料がかからないように、例えば証券会社に2万$振込み、1万$はそのまま残りの1万$で債権購入という流れなのでしょうか?
>ソレでしたら国内の口座管理料のかからない証券会社で2万$分購入したほうが利率は低くても結果的には収益が高い気がしましたが。
>もし債券を購入してもその購入した分の債権も残高に入るのであればごめんなさい。
アメリカの E*TRADE 証券は、債券や株などすべての証券類の時価の合計が口座残高であると理解しています。
したがって、2万ドルで債券を三つ買ってしまえば、現金残高が数百ドルだったとしても、口座管理料はかからないとということになります。