2007年02月06日

週刊東洋経済 2007.2.10 特集:危険な資産運用

 乙が読んだ雑誌です。2月5日に買いました。
 いろいろおもしろい分析が書いてあります。
 pp.38-43 では、外国債券や外国株式に投資する投資信託の残高が28兆円もあり、これからますます増えることが予想されていますが、それが円安の原因だというのです。まあ、確かに、外国への投資は円を売って外貨を買ってそれで投資するわけですから、巨大な円売り圧力が存在するというのはうなずけます。
 さらに、外国為替証拠金取引(FX)も、大きな影響力があり、年間売買額が約130兆円だということです。証拠金だけで考えると大した金額ではないと思いますが、レバレッジを効かせた投資なので、実際に動くお金の数十倍の影響力を持つというのはいえるでしょう。FX 投資家は、ドル円レートが110-115円くらいまで円高になると円を売ってドルを買う行動に出るので、ここから円安方向にレートが変わっていくというのです。
 乙は、なぜこんなにも円安が進むのだろうという不思議な感覚がありましたが、投資信託と FX が原因だという見方はおもしろいと思いました。これら二つは、今後とも大きな流れになると思いますので、円安はけっこう継続するのかもしれません。
 p.43 の記事では、100円を割る円高もあり得るということで危機感をあおっていますが、そんな単純な話ではないでしょう。
 p.46 から、グロソブの資金流出の話が書いてありますが、そこから流れ出た資金が同種のファンドに移動しているだけのようです。であれば、どうということはないですね。
 pp.54-55 は、変額年金保険をやり玉に挙げています。手数料が高いので、ダメ商品だと思います。
 p.56 では、シクリカル株に投資するのがリスクを回避してよい方法だと説きます。そうかもしれません。しかし、シクリカル株が何であるかを調べるのも大変だし、「毎日の原材料の値動きを丹念にノートに取る」ことを推薦していますが、個人としてはやってられないと思います。
 p.56 のグラフで、過去3年程度を見てみると、さわかみファンドもフィデリティ日本成長株ファンドも、TOPIX の動きとほとんど変わらないということがわかります。乙は、むしろ、これが興味深かったです。
 さわかみファンドはなかなかがんばっていると思っています
http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html
が、それでも、比べてみれば TOPIX 程度なんですね。たくさんの銘柄に分散投資していますから、どうしてもこういう結果になってしまうのでしょう。これなら、インデックス・ファンドあるいは ETF のほうが(手数料が安い分だけ)いいということになりそうです。
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posted by 乙 at 14:10| Comment(0) | TrackBack(1) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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