その後、冷静になってよくよく考えてみると、このトラブルには補足が必要なように思います。
昨日の記事
http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
と比較しながらお読みください。
まず、その後考えた一番重要なことを書いておきましょう。もしかして E*TRADE 証券側で売却の操作をするときには、乙の口座に a,b,c,c とあったのかもしれないと思います。債券の場合でも、売却の指示の操作と、実際の売却とは時間がずれます。ですから、乙の売却指示と E*TRADE 証券側の売却操作がほぼ同時に行われた可能性があります。
E*TRADE の担当者は、乙のメールを見て、乙の口座を見て、本当に a,b,c,c とあることを確認してから c を売却したのでしょう。(今は、E*TRADE に好意的にものを見ています。)その操作の直後に、乙が自分で c を売却したのです。(たぶん。)
ここで、いくつか問題があります。
一つは、乙が売却の指示をするとき、c の2万ドルの保有債券のうち1万ドル分はすでに売却の指示が出ていることがわからなかったということです。ここは、E*TRADE 証券の画面の表示(顧客に対する情報の提供)に問題があると思います。
もう一つは、乙の連絡ミスです。電話で担当者と話したときに、「メールで売りたいと連絡したが、自分で売る操作をするので、そちらでの売却はしなくていい」と言うべきでした。あるいは「メールで連絡した件はどうなっているか」と尋ねるべきでした。あるいは、サイトにアクセスして、自分で売却の操作をする前に、メールで「直前のメールで売りたいと連絡したがそれはどうなったか。まだならば自分で売却の操作をする」と伝えるべきでした。
乙は、まさか、メール1本で債券の売却が可能だとは思ってもみませんでしたので、そんなことは思いつかなかったのですが、今から考えてみれば、ここを確認しておくべきでした。
この種のトラブルは、どちらかが一方的に悪いわけではないと思います。お互いの行き違いが原因になることが多いのです。トラブルは、実は、コミュニケーション問題なんですね。
余談ですが、ブログはいいものです。自分の考えていることをブログに書くことによって(またそれを読み返すことによって)自分自身が冷静になれます。自分なりに反省もできます。
失敗もまたいい経験です。
2007.2.21 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/34276751.html
に書きました。
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乙川さんにならって、いろいろやっているんですが、こういう話は勉強になりますねえ。
すばらしい、チャレンジングな生き方です。
感心します。
これからもさらにあたらしいものにトライして、ぼくらにも教えてください。
それで、さっそく、ひとつ。
UWGにマカオのファンドというのがありますが、乙川さんの評価が知りたいところです。
マカオのファンドについては、
http://otsu.seesaa.net/article/16584471.html
に書きましたので、ご覧下さい。