2007年02月26日

海外送金のためにシティバンクに口座を開設するべきでしょうか

 海外送金は、いろいろな手段があります。その中でなるべく安く済ませるようにしなければなりません。
 中でも有名なのは、シティバンクから送金することです。
http://www.citibank.co.jp/cbol/charge/index.html
の※8にあるように、口座残高が 100 万円以上あれば、2000 円の手数料で海外に送金できます。さらに、口座残高が 1000 万円以上あれば、
http://www.citibank.co.jp/gold/outline.html
にあるように、シティゴールドプログラムといって、送金手数料が無料になるそうです。
 しかし、100 万円の口座残高を保つということは、その分の資金を寝かしておくことと同じことです。それをうまく運用すれば、(乙の目標ですが)年7万円くらいは稼げることになります。数千円の送金手数料をけちったとして、年に何回送金するかを考えると、場合にもよるでしょうが、なかなか7万円分にはならないように思います。というわけで、送金手数料の節約のためだけにシティバンクの預金口座に 100 万円を入れておくのはコストがかかりすぎる(ムダである)と思います。
 しかし、この考え方には、二つの反論が考えられます。
 一つは、シティバンクで資産運用がうまく行けばいいということです。シティバンクの投資信託などでいいものがあるでしょうか。(投資信託も「口座残高」の計算に含まれます。)そういうものがうまく見つかれば、100 万円は「寝かしておく」ものではなくなります。
 もう一つは、運用資産の全部を株や債券にする人はおらず、どうせ一部は(流動性の確保などのために)現金で保有するはずですから、そう考える人が 100 万円の現金をシティバンクに入れておくという考え方です。乙の場合は、あちこちの証券会社や銀行に、数万円から数十万円ずつ預金や MRF が置いてあります。投資信託を買うときなど、どうしても細かい差額が出てしまいますが、それをそのままにしています。合計すれば、それなりの金額になりますが、まとめるのがめんどうなのと、もしかして、何かを追加して買うかもしれないと考えて、放ってあります。生活資金が不足する事態になった場合などは、それらをかき集めて使うでしょう。そんな人間から見ると、100 万円をまとめて置いておくというだけで、もったいないような感覚になります。
 ともあれ、現在のところ、乙は海外送金のためにシティバンクを利用する予定がありません。
posted by 乙 at 00:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 海外送金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まぁそう言いたくなるのもわかりますが
海外送金の利便性とコストを考えると国内の邦銀はまったく駄目なので相対的にシティバンクの利用価値はあるのだと思いますよ。
また海外、特に米国に行くと利便性実感しますし
それにTCも無料で発行してくれ、それを香港シティに持っていけばノーチャージでドルキャッシュにできるからハンドキャリーには打ってつけです。
仮にシティの運用が駄目と言うのであれば、例えばご承知のように香港のHSBCも管理料が掛からないために10万HK$以上の残高が必要ですが、それにしては株、ファンドにしても手数料高いですし、ここに資金を貼り付けておくのははっきり言って効率わるいですよ。まぁシティにしてもHSBCにしても大銀行ですからどっちにしても大味なサービスですけど、それはそれで仕方がないと思います。
ちなみにわたしはHSBCはPVを解約してノーマル口座にして、レートの良いスタチャンに乗り換えました(笑)
Posted by Y・K at 2007年02月28日 02:29
Y・K様
 コメントありがとうございます。
 国内の邦銀よりはマシだというのはその通りです。
 HSBC 香港も、10万HK$以上の口座残高が必要で、手数料が高いというのもその通りですが、これはこれで外国にある銀行ということで、(やや高くても)利用価値があるように思っています。
 Y・Kさんがスタチャンに乗り換えた理由は、為替レートだけなのでしょうか。
 何だか、ずいぶんドライな判断だと感じましたが。
Posted by at 2007年02月28日 04:45
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