2007年03月15日

週刊ダイヤモンド 2007.3.17 特集「チャンスとリスクを総点検! 新興国投資」

 乙が読んだ雑誌です。
 なかなか読み応えがあります。たかだか30ページ程度の特集の中で、いろいろな新興国の例を出し、それぞれの投資環境などを説明しています。
 もちろん、乙は自分が投資しているところに興味を持って読みました。
 特集のはじめが中国で、10ページも割いていろいろ論じています。本屋さんで売っている中国株の本よりもずっと有益です。それにしても、中国株はいよいよバブルのようで、ここに描かれた上海の状況を見ると、そろそろ引き際かなどと思ってしまいます。
 p.34 には「06年までに9割の非流通株が流動化された」とあり、乙は「ふ〜ん」と思いました。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070125/117652/?P=2
によると、「来年(2008年)、中国は保有する上場企業の株の多くを売却することになっており、大量の株が市場に溢れる可能性がある。」とあります。乙はこれを知って、2008年初めころに中国株を売却すればいいのかなどと単純に考えていました。しかし、週刊ダイヤモンドによれば、もうその心配はなくなってしまったとのことです。本当でしょうか。
 インドについては、4ページです。識字率がわずかに 57% しかないことや、インフラ不足が深刻だそうです。しかし、前者は、一部の優秀な人々ががんばることで国や企業としては発展・成長が見込めるでしょう。貧困層が多いということに関しては、国としてどのような政策をとるかにかかっています。いくらでも対処できそうに思います。インフラについても、乙はあまり心配していません。これから経済が発展すればどんどん整備されていくでしょう。経済で大事なのは人ですから。インドは、かなり明るい未来が待っているようです。
 ベトナムも4ページ割いています。現地の証券会社に口座を開設する例もあるという話ですが、わざわざそこまでやるでしょうか。結局、ファンドを通じて投資するのが手軽だということになります。それにしても、日本のファンドがお金を集めすぎて大金の運用がままならないなどという話を聞くと、やはりベトナムはリスクが高そうです。
 ブラジルやロシア・トルコは各2ページです。それぞれの性質がわかります。
 その他の国々についても、半ページずつの言及があり、全体として、新興国の投資環境をよく描き出していると思います。
追記
ブログでこの雑誌を取り上げている人がいますので、以下に URL を示しておきます。
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10027797209.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-114.html
【関連する記事】
posted by 乙 at 05:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 投資関連本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして

突然のコメント失礼します。

私は「株情報の宝庫」と言うサイトを運営しています。

そこでこちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

該当記事
http://blog.livedoor.jp/idoool21/archives/53163140.html
Posted by 株侍 at 2007年03月15日 06:51
乙川様

はじめまして。「幸せなお金持ち的日記」のエッジです。

ブログのご紹介をいただき、ありがとうございました。

私もできるだけ最短距離でハッピーリタイヤを目指しています。(ブログのURLを参照してください!)ちょくちょく遊びに来たいと思います。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by エッジ at 2007年03月15日 22:21
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック