しかし、ここで抜け落ちているのが新興諸国の株式です。
MSCI Emerging Markets Index(MSCI EM)というインデックスを使えば、これもカバーできます。
ETF では、25ヵ国に分散投資する iShares MSCI Emerging Markets Index Fund (EEM) というのを購入すればいいことになります。つまり、SPY, EFA, EEM という3種を適当な比率で保有するのが一番いいということです。
このやり方は、複数の人が推薦しています。
http://okwave.jp/qa2542647.html
http://okwave.jp/qa2122313.html
では Trane37 さんが EFA, IVV, EEM の3種の ETF を保有することを勧めています。
一方、
http://foreigninvestment.blog85.fc2.com/blog-entry-34.html
では、
ずばり、以下のようなポートフォリオバランスが世界分散としては、簡単でそれなりに楽しいのではないかと思います。
アメリカ市場のインデックスETF ・SPY
欧州市場のインデックスETF ・EZU
新興国のインデックスETF ・ADRE or ・EEM
を世界のGDP比に合わせて、アメリカ5:欧州3:新興国2の比率で分散するのが、世界分散の基本バランスかと思います。
ということで、似たような発想を書いていますが、新興諸国の株として ADRE を考えている点が興味深いところです。
Expense ratio を比べてみると、ADRE は 0.3%、EEM は 0.75% ですから、ADRE のほうが安くていいということになります。
さらに、Vanguard の ETF を見てみると、Vanguard Emerging Markets ETF (VWO) などというのもあります。こちらも Expense Ratio は 0.3% です。ただし、
https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsProspectusReports?FundId=0964&FundIntExt=INT
によると、米国以外の居住者には販売しないようですが。
乙は、別途 BRICs 関連の投資をしているので、今は新興諸国の株式 ETF を買わなくてもいいように思いますが、そのうち順次こちらにシフトしていきたいと思います。何といっても手数料が激安ですから。
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