同様の考え方は
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-108.html
でも示されています。
しかし、REIT 自体は、一銘柄が結構高いので、分散投資にはあまり向きません。REIT をいくつも買える人は、それはそれで大いに結構な話です。乙には無理です。
したがって、REIT のインデックス・ファンドあるいは ETF がよさそうだということになります。
調べてみると、REIT にも ETF があるんですね。
アメリカの REIT に投資するものとしては、DJ Wilshire REIT ETF (RWR) があります。Expense Ratio は、0.25% です。コストは非常に安く、リターンはかなりあります。
http://finance.yahoo.com/q?s=rwr&x=58&y=15
でリターンを見ることができますが、3年平均で 27.0%、5年平均で 24.31% だそうです。すばらしい成績です。
あるいは、アメリカの REIT として、Vanguard の REIT ETF (VNQ) という選択肢もあります。
https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsSnapshot?FundId=0986&FundIntExt=INT
こちらの Expense Ratio は、0.12% です。
アメリカ以外の REIT に投資する場合は、SPDR DJ Wilshire International Real Estate ETF (RWX) があります。Expense Ratio は、0.60% です。こちらもコストは安いのですが、設定されたのが 2006年12月18日と新しく、リターンはよくわかりません。2月末日現在で、次のような国に投資しています。オーストラリア 19.70%、日本 19.20%、イギリス 17.60%、香港 7.70%、カナダ 7.34%、フランス 6.06%、オランダ 5.33%、シンガポール 5.02%、その他 12.05%。
つまり、この二つの ETF で世界中の REIT に投資することができます。世界の不動産に対する徹底的な分散投資が実行できてしまうのです。
アメリカの ETF というのは、何とすばらしいのでしょうか。
こんな目で日本を見ると、がっかりします。
http://yoga.itigo.jp/reit.html
には、日本で買うことのできる世界の REIT のファンドが示されています。なかなかくわしくてけっこうです。しかし、
http://yoga.itigo.jp/reit7.html
にある信託報酬一覧を見ると、郵政公社が扱う DIAM 世界リートインデックスファンドが一番安く、それでも 0.8925% ということです。さらに、別途、(購入時に1回こっきりではありますが)販売手数料が 2.625% もかかるのですから、このコストではアメリカの ETF には絶対勝てません。
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-109.html
でも、世界の REIT に投資するファンドを取り上げていますが、どれもこれも信託報酬が高めです。
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個人的には、ETFという語よりも「上場投信」という語の方が、素人にもイメージしやすいなぁ、とか思ったりもします。
(当サイトのような弱小サイトを、記事で取り上げていただき大変ありがとうございました。)