http://blog.linux-soho.net/2007/03/hsbc_powervantage_5.html
で知りました。
HSBC香港の PowerVantage 口座で、口座維持手数料を無料にするためには、20万香港ドル(約300万円)以上の残高がないといけなくなりました。今までは10万香港ドルだったので、ハードルが低かったのですが、これからは2倍のハードルになりました。
口座残高が不足すると、月額 120 香港ドル(約 1800 円)の口座維持手数料がかかるということですから、どう考えても、これを払うのはばからしいです。つまり、20万香港ドル以上を口座に入れておくことになるわけです。
PowerVantage の最低口座残高が高くなった代わりに、口座残高が1万香港ドル以上あれば口座維持手数料無料という SmartVantage 口座というのが新設されました。
HSBC 香港のホームページを見ると、PowerVantage と SmartVantage は、少しだけ違いがあります。
PowerVantage では、電話バンキングで人間が対応しますが、SmartVantage ではネットでセルフサービスしなければなりません。乙は、電話で(つまり英語で!)売買するのはかえって苦手ですから、不要なサービスです。
PowerVantage では、HSBC の支店で他の人より優先してカウンターでサービスが受けられるようです。乙は、香港に行くわけでもないので、意味なしです。
PowerVantage では、ファイナンシャルプラニングが年1回無料で受けられるとのことですが、乙は不要です。
PowerVantage では、レバレッジを効かせた先物取引ができるとのことですが、これも乙はやりませんので、無意味です。
こうしてみてくると、PowerVantage は不要で、むしろ、SmartVantage で十分ではないでしょうか。
とりあえず、乙の口座残高は、PowerVantage を手数料無料で維持するには十分ですので、このままにしますが、HSBC 香港で新しく口座開設する人は、SmartVantage でもいいのではないでしょうか。(もしかして、乙が気が付いていない決定的な違いがあったらまずいですが。)1万香港ドルの残高で口座が無料で維持できるとすれば、むしろサービスの向上といえるかもしれません。
それにしても、HSBC 香港は、利用者に周知もせずに、こういう改訂をいきなり行うのですね。銀行のやりかたとしては、まずいのではないでしょうか。10万香港ドルから20万香港ドルの間の口座残高の人は、非常に大きな影響を受けます。もしかして、そういう人には別途連絡が行ったのでしょうか。しかし、20万香港ドル以上の残高がある人だって、いろいろとお金の出し入れをすることがあるわけですから、やはり個々に通知は必要で、通知した上で、ある程度の猶予期間をおいて、それから実施するようにしないといけません。
今回の変更は、利用者にHSBC 香港への不信感を抱かせるものだと思います。(少なくとも、乙は不信感を抱きました。)2007.4.15 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/38748206.html
に書きました。
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