安易に起業する人がたくさんいて、そういう人たちの多くが失敗(倒産)しているという本です。
著者自身も、そういう起業の失敗を経験しているのだそうです。
乙が一番おもしろく読んだのは、フランチャイズのコンビニチェーンの話でした。pp.162-164 あたりです。コンビニのオーナーの手足をしばり、おもしろいアイディアや自主的な努力など何もさせないでおいて、かつ「オーナー」だから経営上の責任を押しつけてくるという話です。とんでもない話です。コンビニは、お店のスクラップアンドビルドが多いわけですが、それは、現実に適応して最適な店舗配置を行うという面もありますが、スクラップされたお店だってオーナーがいるわけで、そういう人は、多額の借金を抱えてしまうわけなのです。スクラップされるのはオーナーの人生だというのは記憶しておくべきことでしょう。
近々起業を考えている人たちは、是非、こういう本を読んでおくといいでしょう。
特に、中高年の脱サラを考えてる人たちには向いていますが、若い人でも話はほぼ同じです。
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