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乙も基本的に同じように考えます。
しかし、それで完全に割り切れるかというと、そうでもないような気がしている面もあります。
上昇分の2割というのが手数料として高いかと考えたとき、通常のバイ・アンド・ホールド方式では、「高い」といえるのですが、そうでないもの(特殊な運用をするもの)は、どうなんでしょうか。ヘッジファンドなどでは投資家がそのようなことを期待して資金の一部を投入しているわけですが、それなりに資金が増えていってくれれば、上昇分の2割は手数料として決して多いとは思いません。
上昇分の2割ということは、5%の利益がある場合にファンドの取り分は総額の1%、10%ならば2%であり、アクティブファンドの信託報酬と比べてみれば、そんなものでしょう。15%の利回りならば手数料は3%になりますが、投資家としては、年率12%であがってくれれば特に不満はないように思います。基準価額が上がっても下がっても固定的な信託報酬を徴収する一般のファンドよりもむしろ手数料がすっきりしているように感じます。
実際、乙が投資しているものの中には、HWM式の手数料を取るところがいくつかありますが、それぞれがよい成績を上げているようで、こういうのは解約しにくいように感じています。
きちんとベンチマークと比べるようなことをしないといけませんが、主観的には、HWM式の手数料は必ずしも高いとはいえない場合があるように感じています。
ただし、HWM式の手数料を取るところは、同時に固定の比率の報酬も取るところが多いので、それを考慮すると「やはり高い」ということになると思います。
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