https://diamond.jp/articles/-/178457
(2018.8.29)
数千万円の運用資産をお持ちの80代夫婦にアドバイスということで、具体的に記述されています。
リスクを取らない方針というのは、まさに山崎氏が述べているとおりです。
こういう形の相談というのは、あまり表に出てこないことが多いと思いますが、実はとても切望されているものではないでしょうか。こういうアドバイスがどこにもないからです。だから、高齢者が銀行にカモにされてしまうようなことが起こるわけです。
山崎氏が書かれていることは至極まっとうです。とてもいいアドバイスです。
ただし、乙は、このような方策は採りません。高齢になっても、もう少し、ハイリスク・ハイリターンをねらいたいと考えているためです。乙が80代になったころの金融資産が一体いくらになっているか、何とも予想が付きませんが、まあ、記事中のこの夫婦くらいはありそうです。でも、個人向け国債よりは株式 ETF で運用している比率が高いでしょうねえ。いざとなったら、資産の8割が吹っ飛んでも、何とか生きていけるのではないかと考えているほうなので、ハイリスク・ハイリターンでいいということです。
このような判断ができるためには、80代になるよりもずっと前に、何冊か何十冊か、可能ならば何百冊かの投資関連本を読み、自分の資産を考慮し、投資方針を考え、自分で投資のことをあれこれ経験しておく必要がありそうです。乙は、そのようなことを何十年かしてきたので、(たとえば、このブログの投資関連本は438冊を数えます)自分なりに考えて金融機関とも付き合っています。だから、乙は金融機関のカモになっていないつもりです。
山崎氏の記事は、そういうことをあまりしてこなかった(考えてこなかった)人向けのアドバイスということだと理解しています。
こんにちは。
拙文を取り上げて頂き、
どうもありがとうございます。
ご指摘のように、
高齢でもリスクを取った運用ができるはずです。
むしろ将来に必要なお金の目処が立ちやすいので、
若者よりも大きなリスクを取って大丈夫なケースが多いのではないか。
もちろん、
お金が増えて困る事などない。
ただ、
現実問題として、
リスクを取るのは嫌だという高齢者は少なくないし、
(1)幾らかリスクを取ってもいい
(2)自分に「ほどよい」商品があると思っている
(3)金融マンに教えて貰いたいと思っている
というマインドセットを持っていると、
カモになる確率が非常に高まるのが問題です。
本当は、
自分で投資金額を決めて、
ETFお含む内外株式のインデックスファンドで運用する以外に、
「上手い方法」があるわけではないのですが、
自己責任による運用決定を回避したがる人が多いのが残念です。
山崎 元
残りのお金を100歳まで生きたとしても足りるように配分して、減るリスクは最小限にするかと思います。お金は使うために有りますからね。
私の年代はまだ働いているので、多少リスクテイク出来るとは思ってますけど。
乙はまだ70代になっていないので、わかりません。
しかし、本文中に書いたような考え方を継続している可能性が高いように思います。
お金は使うためにあるというのも一方の事実ですが、子孫に残すためのものでもあるという一面もあると思います。