なぜそのような結論に至ったか、それを順次書いておきましょう。すべて乙が直接経験したことを書いておきます。今後、海外ファンドに投資する人がいるかもしれません。そういう人に対して、ある意味で警告するような内容になります。
世間では、海外ファンドがいかに有利かということで投資をあおるようなことがあるように思います。
乙の経験では、必ずしもそうではありません。いろいろな側面があります。これから投資しようとする人のお役に立てば幸いです。
そのために、ファンドの具体例を出す必要があります。ここで取り上げるのは「Thames River High Income Fund」と「Thames River Global Emerging Markets Fund」です。そういう海外ファンドに投資してきたことについては、このブログで何回か記事にしたことがあります。
「Thames River High Income Fund」については、以下のような記事を書いてきました。
2010.10.3 http://otsu.seesaa.net/article/164488780.html
2008.10.22 http://otsu.seesaa.net/article/108429304.html
2006.7.22 http://otsu.seesaa.net/article/21181688.html
また、「Thames River Global Emerging Markets Fund」については、以下のような記事を書いてきました。
2010.10.5 http://otsu.seesaa.net/article/164713604.html
2007.10.18 http://otsu.seesaa.net/article/61200405.html
2006.7.24 http://otsu.seesaa.net/article/21300522.html
乙の場合、いずれも13年ほどの運用経験があることになります。このたび、両方のファンドを解約し、乙の銀行口座にしかるべき金額が振り込まれました。最終的には両方ともプラスの運用になりました。その経験に基づいて、何回かに分けてブログ記事にします。
海外ファンドに投資するべきでない第1の理由は、手数料(運用報酬)が高いことです。それについては、二つの記事ですでに書いています。
2006.7.22 http://otsu.seesaa.net/article/21181688.html
2006.7.24 http://otsu.seesaa.net/article/21300522.html
申込手数料が5%ということで、最初に送金した額から5%引かれて運用が始まります。その後も、実に高い手数料(信託報酬 1.5% 1.75%、それに加えて成功報酬 20%)がかかります。しかし、最終的には投資家側から見てプラスの運用になっているのですから、そのこと自体はすごいことだと思います。乙の場合でも、最終的にプラスの運用になりました。
しかし、こんな高い手数料がかからなければ、最終的な投資家の利益がもっと高いものだったかもしれません。乙は、投資を開始するときに、この手数料がそんなに高いものだとは思わなかったのですが、その後、いろいろな投資を経験するにつれて、とんでもなく高いものだと思うようになりました。
今日はここまでにしておきましょう。
ラベル:手数料
【関連する記事】
- 海外ファンドには投資するべきでない(7)
- 海外ファンドには投資するべきでない(6)
- 海外ファンドには投資するべきでない(5)
- 海外ファンドには投資するべきでない(4)
- 海外ファンドには投資するべきでない(3)
- 海外ファンドには投資するべきでない(2)
- パスポートの認証
- メイヤー社について(4)
- メイヤー社について(3)
- インパクトゴールドファンドの運用停止
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- Thames River High Income Fund
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(2)
- HSBC 香港で米ドル建てでファンドを選ぼうとすると(1)
- Ashmore の自分の資金総額が食い違う?
- メイヤー社について(2)
- メイヤー社について
- Nevsky Global Emerging Markets Fund
- スーパーファンドを見直してみると
- 書類を読む英語力