2007年07月07日

毎月分配型の投信は本当に不利か

 ブログ中にちょっと気になる記事を見つけました。
http://ginzafp.jugem.jp/?eid=142
ですが、毎月分配型の投信と分配をしない投信の10年後の成績を計算した結果を示しています。
 その結果は、リターンの低い債券型の場合、毎月分配型のほうが 1.66% ほど成績が悪いというものです。両者の違い、意外に小さいとは思いませんか。10年後の成績が全体として5割増の運用結果になっているのですから、1.66% なんて無視してもいい数字です。
 リターンが多い株式型では、かなりの差が出ることも示されていますので、一概に言ってはいけませんが、この記事は大変おもしろかったです。乙は一時グロソブを保有していましたが、当時、口座残高がそれなりに増えていくので、なぜこれがあしざまに言われるのか、不思議な気がしました。
 その後、いろいろ考えてグロソブは解約してしまいました。
2006.8.17 http://otsu.seesaa.net/article/22441509.html
それはそれでいいのですが、こんな計算のことを知っていれば、「毎月分配型」というだけで頭から否定的になる必要はないのかもしれません。
 それ以外の問題点もいろいろあるので、グロソブを「いいファンドだ」と主張するものではありませんが。
posted by 乙 at 04:20| Comment(3) | TrackBack(0) | ファンドの運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
元記事を読みました。ハイリターンの株式投信ならやはり毎月分配の方が不利だという結果だったので、これまでの通説を覆すというほどの印象は受けませんでした。
Posted by えんどう at 2007年07月07日 16:50
僕は毎月分配型のほうが有利だと思います。毎月分配型は分配金が年4−20%UP位です。又、手数料も取られてしまいます。ファンド自体の値も長期保有型では無いので上がりにくいところがあると思います。毎月、分配金を使ってしまうのであれば長期保有よりも不利です。ですが、毎月入る分配金プラス自己資金で投資信託を買い足せば有利になります。お金が無いうちはコチラの毎月分配金の方が有利だと思います。
Posted by 小野ちゃん at 2007年07月11日 04:00
小野ちゃん様
 毎月分配型のほうが有利だということはないと思います。
 「分配金」は投資信託の持っている資産の一部ですから、分配しようとしなかろうと、大差はありません。分配することでそれに対して税金がかかってきますから、明らかにその分が不利になります。
 しかし、思ったほど不利ではないというのが元記事の趣旨で、乙はこの点に賛成します。
 分配金を使ってしまっても、追加投資しても、話は変わらないはずです。
Posted by at 2007年07月11日 04:55
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