http://ginzafp.jugem.jp/?eid=142
ですが、毎月分配型の投信と分配をしない投信の10年後の成績を計算した結果を示しています。
その結果は、リターンの低い債券型の場合、毎月分配型のほうが 1.66% ほど成績が悪いというものです。両者の違い、意外に小さいとは思いませんか。10年後の成績が全体として5割増の運用結果になっているのですから、1.66% なんて無視してもいい数字です。
リターンが多い株式型では、かなりの差が出ることも示されていますので、一概に言ってはいけませんが、この記事は大変おもしろかったです。乙は一時グロソブを保有していましたが、当時、口座残高がそれなりに増えていくので、なぜこれがあしざまに言われるのか、不思議な気がしました。
その後、いろいろ考えてグロソブは解約してしまいました。
2006.8.17 http://otsu.seesaa.net/article/22441509.html
それはそれでいいのですが、こんな計算のことを知っていれば、「毎月分配型」というだけで頭から否定的になる必要はないのかもしれません。
それ以外の問題点もいろいろあるので、グロソブを「いいファンドだ」と主張するものではありませんが。
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毎月分配型のほうが有利だということはないと思います。
「分配金」は投資信託の持っている資産の一部ですから、分配しようとしなかろうと、大差はありません。分配することでそれに対して税金がかかってきますから、明らかにその分が不利になります。
しかし、思ったほど不利ではないというのが元記事の趣旨で、乙はこの点に賛成します。
分配金を使ってしまっても、追加投資しても、話は変わらないはずです。