2007年07月26日

新生銀行の「新生プラチナサービス」

 乙は、新生銀行からのダイレクトメールで知りましたが、WWWにも資料が載せてあります。
http://www.shinseibank.com/platinum/index.html
http://www.shinseibank.com/news/news070611_platinum.html
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=162266&lindID=3
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下記の新生銀行所定の条件のいずれかを満たされたお客さまに、多彩なサービスをご用意いたしました。
(1)投資信託、外貨預金、仕組預金など、新生銀行所定の前月末総残高が300万円以上
(2)新生銀行所定の前月末総残高が2,000万円以上
(3)住宅ローンの前月末残高が1円以上
[ご利用いただける期間]
本サービスは原則として、前月末時点で上記条件を満たされたお客さまが、翌月の10日以降より2008年4月末日までご利用いただけます(期間限定プランは除きます)。
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 ということで、(住宅ローンの残高がある人は別にして)基本的には富裕層向けのサービスです。
 では、どんなメリットがあるかといいますと、
・円定期預金の金利を0.3―0.4%ほど恒常的に優遇
・海外送金手数料0円(月1回まで)
・駐車場無料サービス
・銀座(東京)/梅田(大阪)の会員専用サロン「プラチナセンター」
・会員限定プラチナカード(どんな特典があるのか不明です)
といったところで、乙にはほとんど無用のものばかりです。海外送金にしても、数千円分を0円にするだけですから、大したことはありません。なんだかずいぶんチマチマとしたサービスです。こんなことのために投資信託などを 300 万円も買う人がいるのでしょうか。投資信託の販売手数料が 3.15% だとすると、300万×3.15%=94,500 円が銀行に取られているわけですから、全然割に合わない話です。
 海外送金にしたって、新生銀行ではネットで処理できないので、メリットはあまりないと思います。
 なお、新生銀行で外貨に両替すると、両替手数料が高いので、いけません。新生銀行から海外送金する場合は、FX会社で格安に両替して、新生銀行に出金し、そこから海外送金するのがいいです。
 乙は Interactive Brokers を利用しているので、新生銀行から海外送金することはないと思います。
 というわけで、乙はこういうサービスには申し込みません。
 検索エンジンで検索してみると、ブログでもこのサービスに言及しているものがありますが、
http://blog.linux-soho.net/2007/06/post_100.html
http://blogs.dion.ne.jp/tolkine9999/archives/5916095.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-186.html
多くの方が否定的な発言をしています。
posted by 乙 at 03:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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