2023年09月09日

WALTON New Tecumseth 14 ランド・バンキング償還

 乙は、Walton International Group Inc. のランド・バンキングに投資してきました。
2006.8.7 http://otsu.seesaa.net/article/22025403.html
 先日、Walton から連絡があって、17年ほどの運用期間が終わり、償還を迎えました。
 で、結果はどうなったか。

Payment Date: 8/15/2023
Source Amount: CAD $ 2,125.46
Transfer Fee: CAD $ 19.50
FX Rate: 0.00952967
Sent Amount: JPY $ 223,036.00

 乙が 2006 年に投資したときは、カナダドルで 11,250 ドル、日本円で 116 万円ほどを送金しました。
 金利数%程度の「投資」になるものと思いましたが、結果的には投資資金が1/5になってしまい、大幅な損失になりました。
 乙は、ランド・バンキングがどういうものか、わからなかったので、とりあえず1回やってみて、償還を迎えて、資金が増えていたら、別のランド・バンキングの投資物件に振り向けてもいいと思い、過去17年の間、何回か投資の勧誘があったのですが、すべて断ってきました。とにかく、1回償還までの全プロセスを経験して、どんなことにどういう手数料がかかるか、最終的にどうなるのか、すべて経験してみたいということです。
 結果的に大きなマイナスになったので、今後、ランド・バンキングに投資する気も起こりません。
 今回の経験はいい勉強になりました。
 ランド・バンキングの問題点ですが、最終的に土地を売却してその資金を投資家全員で分配するまで、「現在価額」が不明のままであり、資金は相当長期間の間、寝かせたままになります。
 そういうランド・バンキングの不便さやリスクを背負ってまで投資に値するとは思いません。
 今回の1件の経験だけですべてのランド・バンキングが同様だということは言えませんが、個人投資家があれこれ経験するには、自分が死ぬまでの時間が短すぎるように思います。
 まあ、今だったら、不動産に投資する ETF などがあるので、ランド・バンキングよりは、そういうものを利用するほうがいいとは思いますが、何事も経験であり、勉強であると感じています。
2023.9.30 追記
 その後、追加入金がありました。その話を
http://otsu.seesaa.net/article/500937334.html
に書きました。よろしければご参照ください。
posted by 乙 at 04:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 不動産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
乙様

十数年前よりいつも楽しく読ませて頂いております。

私も15年ほど前にウォルトンに何案件か分散して投資しました。内何件かは投票が終わった後にデベロッパーとの調整が難航している・当局の許認可が難航している等の理由で数年間繰り返し償還延期中、何件かはそもそも償還期日未定。当初2〜4年の期間で実績年利10%以上との説明でしたが結果はマイナスというかそもそもゼロかもしれません。

私も償還まで1サイクル経験してみて…と考えていましたが、まさに「個人投資家があれこれ経験するには、自分が死ぬまでの時間が短すぎる」を身にしみて感じています。クリック1つで現金化できる流動性は本当に大切だなと。

(ウォルトンは償還まで15年以上かかっている状況下でもWeb説明会で責任者が「償還されたら再投資を」と平気で発言しており驚くばかりです。
Posted by 通りすがり at 2023年09月10日 17:29


>通りすがりさん

 コメント、ありがとうございます。
 乙は、投資に関連して、いろいろな経験をしてきましたが、それぞれを経験してみると、すべてがいい勉強になっているように思います。
 ランド・バンキングに関して、一通り経験してみて、今から過去をさかのぼって考えると、ランド・バンキングの枠組み自体に問題があるような気もしています。
 Walton の営業担当者と何回も会って話をしましたが、それは担当者の時間を使うことであり、つまりは人件費がかかることです。そういう担当者の給料はどこから出ているのでしょうか。
Posted by 乙 at 2023年09月11日 03:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック