2007.8.10 http://otsu.seesaa.net/article/50885666.html
ふと気が付くと、為替レートが考慮されていません。
乙は、HSBC Korean Equity Fund には米ドルで投資していますので、ウォン建てで計算されている韓国株価指数と、米ドル建てで計算されるファンドの基準価額を比べるのでは不十分です。
さっそく、2006年3月と2007年7月のウォンとドルの為替レートについて調べてみました。
http://www.aceconsulting.co.jp/kawasekinri2.html
で見てみると、2006年3月は 100KRW が12.05 円、2007年7月は 12.92 円です。
http://www.aceconsulting.co.jp/kawasekinri.html
では、2006年3月は1米ドルが117.47円、2007年7月は 118.94円です。
ということは、2006年3月の1000米ドルは 117,470 円に相当し、974,855 ウォンだったということです。
同じく、2007年7月の1000米ドルは 118,940 円に相当し、920,588 ウォンだったということです。
つまり、ドル−ウォンで見ると、この期間に 5.6% ほどウォン高=ドル安になっているということです。
乙の記録によれば、HSBC Korean Equity Fund は 2006年3月に 950 ドルから出発して、2007年7月に 1560 ドルになったのですから、64% 増ですが、このうち 5.6% ほどは為替レートの影響だということになります。
それを考慮すると、実質 55% 増(1.64÷1.056=1.553)ということになりますが、それでも、韓国株価指数の 40-45% 増と比べて大幅にアウトパフォームしています。
HSBC Korean Equity Fund は、インデックスを上回る好成績のファンドだといっていいのではないでしょうか。
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取引コストだけで無くファンドの上昇率を重視(当然ですね^^)されていることをストレートに書かれているのは、他の多くのブログには滅多にないことと感じながら日々閲覧させていただいています。
ところで、8月末に大和證券からシュローダーの中東・北アフリカ株式へ投資するMENAファンドが出るようです。
手数料3.15%、信託報酬他年率2.5525%、トルコに18%、エジプト15%、イスラエル14%、UAE12%、クウェート12%、サウジ10%、カタール9%、オマーン3%、モロッコ3%、バーレーン2%、ヨルダン2%、計100%の投資比率のようです。楽天証券のEEM等から比較すると大変な高手数料ですが新興国にはアクティブファンドも有りかな・・・と思っていまして少額(30万円程度)を購入したい誘惑に駆られています。
原油産出国としての中東関連に関して、またこのファンドに対してはいかが思われますか?
私もMENAに興味を持ってみています。
2007.2.28 http://otsu.seesaa.net/article/34876778.html
しかし、私の場合、新興国の株式へのアロケーションが高い
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
ことで、当面購入する予定はありません。
まあ、少額を投資するなら「あり」だと思います。
私のアロケーションも新興国への比率が高いので、取りあえず最小購入単位(10万円)の購入で様子を見てみようか・・・と思いました。
いつも参考になるサイトをお教えいただき有難うございます。