今回は、数カ国の株式に投資するアクティブ・ファンドについて調べてみましょう。
Regional Equities というところを見てみます。
出てきたファンドのすべての Factsheet を見てみました。
△ HSBC Asia Ex Japan Equity Fund (Class AD)
3年で +110.2% ベンチマークと同様
? HSBC Asia ex Japan Equity Smaller Companies Funds (Class AD)
3年で +138.1% ベンチマークなし
? HSBC Asia FreeStyle Fund
3年で +97.8% ベンチマークなし
? HSBC Asia Pacific ex Japan Equity High Dividend Fund
運用開始から2年7ヵ月で +54.2% ベンチマークなし
? HSBC Asia Pacific ex Japan Equity High Dividend Fund(Cash)
運用開始から2年7ヵ月で +62.2% ベンチマークなし
× HSBC Europe Ex UK Equity Fund (Class AD)
3年で +66.9% ベンチマークは +85.2%
× HSBC GIF Euroland Equity
3年で +88.7% ベンチマークは +92.9%
? HSBC GIF Pan-European Equity High Dividend Fund
運用開始から2年9ヵ月で +73.7% ベンチマークなし
× HSBC Pan-European Equity Fund (Class PD)
3年で +66.3% ベンチマークは +81.7%
× HSBC US Equity Fund (Class PD)
3年で +31.4% ベンチマークは +39.3%
欧米では軒並みベンチマークに負けています。
アジア関係は、ベンチマークがないので、よくわかりません。しかし、なかなかの好成績のように思いますが、どうなんでしょう。アジア株全体が過去3年間調子よかったですから、単にその影響でしょうか。
さて、昨日と今日の結果、さらに乙の購入したファンド
2007.8.18 http://otsu.seesaa.net/article/51767669.html
も合わせて考えると、HSBC のアクティブ・ファンドの特徴が見えてきます。新興国関連のアクティブ・ファンドは好成績だけれども、先進国ではインデックスに負けている(それが当然かも)ということです。
このことから、アクティブ・ファンドを活用するなら新興国の株式で(逆に、先進国の株式投資はインデックス・ファンドか ETF を活用する)ということがいえるように思います。
ラベル:HSBC アクティブ・ファンド
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