2007年08月30日

HSBC の運用するアクティブ・ファンドは成績優秀か(2)

 昨日に続いて、HSBC が運用するアクティブ・ファンドの成績を見てみましょう。
 今回は、数カ国の株式に投資するアクティブ・ファンドについて調べてみましょう。
 Regional Equities というところを見てみます。
 出てきたファンドのすべての Factsheet を見てみました。

△ HSBC Asia Ex Japan Equity Fund (Class AD)
 3年で +110.2% ベンチマークと同様
? HSBC Asia ex Japan Equity Smaller Companies Funds (Class AD)
 3年で +138.1% ベンチマークなし
? HSBC Asia FreeStyle Fund
 3年で +97.8% ベンチマークなし
? HSBC Asia Pacific ex Japan Equity High Dividend Fund
 運用開始から2年7ヵ月で +54.2% ベンチマークなし
? HSBC Asia Pacific ex Japan Equity High Dividend Fund(Cash)
 運用開始から2年7ヵ月で +62.2% ベンチマークなし
× HSBC Europe Ex UK Equity Fund (Class AD)
 3年で +66.9% ベンチマークは +85.2%
× HSBC GIF Euroland Equity
 3年で +88.7% ベンチマークは +92.9%
? HSBC GIF Pan-European Equity High Dividend Fund
 運用開始から2年9ヵ月で +73.7% ベンチマークなし
× HSBC Pan-European Equity Fund (Class PD)
 3年で +66.3% ベンチマークは +81.7%
× HSBC US Equity Fund (Class PD)
 3年で +31.4% ベンチマークは +39.3%

 欧米では軒並みベンチマークに負けています。
 アジア関係は、ベンチマークがないので、よくわかりません。しかし、なかなかの好成績のように思いますが、どうなんでしょう。アジア株全体が過去3年間調子よかったですから、単にその影響でしょうか。

 さて、昨日と今日の結果、さらに乙の購入したファンド
2007.8.18 http://otsu.seesaa.net/article/51767669.html
も合わせて考えると、HSBC のアクティブ・ファンドの特徴が見えてきます。新興国関連のアクティブ・ファンドは好成績だけれども、先進国ではインデックスに負けている(それが当然かも)ということです。
 このことから、アクティブ・ファンドを活用するなら新興国の株式で(逆に、先進国の株式投資はインデックス・ファンドか ETF を活用する)ということがいえるように思います。
posted by 乙 at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンドの運用 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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