2006.8.9 http://otsu.seesaa.net/article/22115815.html
非常に手数料が高いファンドですので、一般にはおすすめできません。
高い手数料を払うということは、投資家の取り分を運用サイドが奪ってしまうということです。
では、運用成績はいかほどなのでしょうか。
最近、9月6日時点の運用報告書がメールで(PDF の添付ファイルで)送られてきました。代理店 BMI のサイトで確認することもできますが、それよりも、メールで届くものが最新情報です。
乙が申し込んだのが2005年6月ですから、2年強経過したことになります。現在のポートフォリオでは、当初の投資金額の 43% 増となっており、乙としては満足しています。
乙が保有している個別のファンド群ごとの成績を見てみると、以下のようになります。
個別ファンド名 | 現在価額 | 初期投資額 |
ABN AMRO Euro Bond A EUR | 2,363.03 | 2,250 |
Fid European Aggressive A EUR | 2,158.18 | 1,500 |
Aberdeen GBL-India Oppor A2 U$ | 2,476.57 | 1,500 |
PIMCO High Yield Bond H R Acc | 2,309.15 | 2,250 |
IGSF Global Equity A Inc USD | 2,084.21 | 1,500 |
Man AHL Diversified Futures U$ | 1,737.79 | 1,500 |
SISF Latin America A1 Acc USD | 3,264.60 | 1,500 |
Value Partners Classic B USD | 2,714.57 | 1,500 |
Aberdeen GBL-AsiaPacific A2 U$ | 2,277.34 | 1,500 |
合計 | 21,385.44 | 15,000 |
これによれば、個別ファンドがすべてプラスです。本来は、インデックスと比べなければならないはずですが、めんどうなので、やめておきます。たぶん、手数料負けしていて、インデックスよりも成績は悪いだろうと思っています。
Man の AHL も組み込んでいますが、意外と大したことない成績です。ヘッジファンドというと、大儲けできそうなイメージがありますが、実は大したことがないというのが実態でしょう。
8月のサブプライムローン問題に起因する世界同時株安で、成績はちょっと落ちましたが、下落率はさほど大きくなく、まあそれなりに運用されていると思いました。
2年前に購入したときは、手数料について、こんなものかと思っていましたが、今の乙の感覚では、高すぎると思っています。もっとずっと安い手数料のファンドがたくさんあることがわかったからです。
このファンドに関しては、とにかく手数料が高いので、早めに解約したいということです。ただし、このファンドは解約手数料もかかるようになっている(1年以内 7.5%、2年以内 5%、3年以内 2.5%、4年以内 2%、5年以内 1%)ので、それが安くなる時期を見計らおうと思います。あと2年すれば、合計で4年を越えますから、解約手数料は 1% になり、その時点で解約してもよさそうです。
過去2年のように、高い手数料を払っても、毎年2割ほど上昇してくれるならば、解約しなくてもいいのですが、今後はどうなるでしょうか。
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