今日は、昨日に引き続き、海外の金融機関を通じて外国債券に投資する場合を検討してみましょう。
この場合も、(2−1)債券を直接買う方法と、(2−2)ファンドを経由して買う方法があります。
2−1では、乙が経験したものとして、アメリカでのゼロクーポン債券がありました。
一連の関連記事は、以下のようになっています。
2006.12.21 E*TRADE 口座開設
http://otsu.seesaa.net/article/29970176.html
2007.1.9 アメリカの債券を買うとき
http://otsu.seesaa.net/article/31106871.html
2007.1.12 米国債よりもエージェンシー債
http://otsu.seesaa.net/article/31260499.html
2007.1.21 HSBC 香港の米国債と E*TRADE の米国債
http://otsu.seesaa.net/article/31798393.html
2007.1.22 E*TRADE で債券を買う場合のコスト
http://otsu.seesaa.net/article/31873777.html
2007.1.25 E*TRADE で購入するエージェンシー債を選ぶ
http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
2007.2.1 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル
http://otsu.seesaa.net/article/32539081.html
2007.2.2 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続)
http://otsu.seesaa.net/article/32620299.html
2007.2.16 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(続々)
http://otsu.seesaa.net/article/33776372.html
2007.2.17 アメリカ E*TRADE 証券での債券購入のトラブル(補足)
http://otsu.seesaa.net/article/33851389.html
2007.2.21 アメリカの E*TRADE 証券の手数料
http://otsu.seesaa.net/article/34276751.html
他に、乙が利用している金融機関では Firstrade があります。こちらでも何種類かの債券が購入できます。
2007.4.24 http://otsu.seesaa.net/article/39841930.html
なお、ヨーロッパ債券のうち、バンガード・ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンドを直接購入することを考えてみたのですが、最低投資金額が大きすぎて、乙には買えないという結論になりました。
2007.6.6 http://otsu.seesaa.net/article/43994867.html
したがって、ユーロ建ての債券を直接買う方法はわからないままという状態です。
2007.1.23 http://otsu.seesaa.net/article/31935728.html
2−2では、ファンドの種類によって、(2−2−1)(狭義の)ファンド、(2−2−2)ETF があります。
2−2−1のファンドでは、乙が保有しているアクティブ・ファンドとして、Thames River High Income Fund
2006.7.22 http://otsu.seesaa.net/article/21181688.html
と Ashmore Emerging Markets Liquid Investment Portfolio
2006.7.30 http://otsu.seesaa.net/article/21633614.html
があります。
いずれもアクティブ・ファンドなので、手数料が高く、数年後には売却しようと思っています。(しばらくは様子見です。)結果的に長期投資になるかもしれませんが、たえずチェックしていく必要があると思います。
どうせなら、バンガードのインデックス・ファンドを考えたいところです。手数料が、アクティブ・ファンドよりは安いと思います。
2−2−2の ETF では、乙はすでに株式の ETF を何回か購入しているので、それと同様の手続きで買えるとすると、有力な手段です。
2007.6.9 http://otsu.seesaa.net/article/44276100.html
2007.6.11 http://otsu.seesaa.net/article/44484085.html
Interactive Brokers 経由でヨーロッパ債券にも投資できそうです。
ETF は、保有コストが低いので、ほったらかしのバイ・アンド・ホールドに向いています。つまり長期投資向けだということです。ETF を利用すれば、長期・短期のさまざまな債券に分散投資できますから、いわば変動金利の債券に投資しているようなものになります。つまりは、MMF や BST の代わりになる面もあると思います。
ヨーロッパの債券の ETF であれば、いろいろな国の債券への分散投資もできてしまいます。
というようなわけで、今のところ、IB を通じた ETF で海外の債券に投資するのがいいのではないかという結論になります。
なお、国内の金融機関と比べるとわかるのですが、海外の金融機関では、MMF や BST にあたる金融商品は、存在しないようです。これは、たまたま乙が利用している金融機関だけにないのか、一般的にないのか、わかりません。あって当然だと思うのですが、……。
今から思うと、外国債券への投資については、乙のブログの書き始めのときにも、迷っていたんですね。
2006.1.30 http://otsu.seesaa.net/article/12496477.html
今回の整理・考察で、何とか自分なりの方向性が固まってきたように思います。
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