2007年11月10日

今の段階でアメリカ株に投資していいのか

 11月9日の日経新聞朝刊によれば、FRBのバーナンキ議長が「米国の経済成長は10―12月期にかなり減速し、来年春まで停滞する」と延べたそうです。この記事は、その大部分が NIKKEI NET でも読めるようになっています。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071108AT2M0803W08112007.html
 アメリカ経済の見通しといえば、今後の減速は驚くに値しません。サブプライムローン問題は、まだ決着していないし、したがってアメリカの金融不安も完全に解消されていないわけです。
 NBonline の記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071105/139687/
によれば、「米金融界、空前の大量解雇」だそうです。今年10月までに解雇者が13万人もいて、過去最悪の記録だそうです。これからさらに解雇が続きそうです。
 アメリカ経済が停滞するとすれば、アメリカ企業の株価が上がるとは思えません。むしろ、普通には、株価は下がるだろうと予測できます。ということは、一般に、今はアメリカ株投資を控えておき、来年春ころに再開するのがよさそうだということになります。
 一方、インデックス投資の考え方では、株価の上昇・下降のタイミングで儲けることはできないとされています。つまり、これから来年春までアメリカ株の株価が下がるとは断定できないことになります。
 上述の金融業界の大量解雇にしたって、そのようなリストラがあるからこそ企業が復活するのだという見方もあるでしょう。そのような企業の株価は、意外にも、下がらないのかもしれません。
 投資家の立場で考えてみると、こんなにもはっきりとアメリカ経済の停滞が予言されているのに、(そして、それは妥当だと思えるのに)今の段階でアメリカ株を買っていいのでしょうか。
 乙は、どういう立場で株式投資をするか、少しは意識したほうがよさそうな気がしてきました。
 一応、インデックス投資を中心と考えつつも、やはり、ある程度はタイミングを考えておきたいように思います。今は、現金のまま寝かせておいてもいいし、アメリカ以外の株に投資してもいいでしょう。来年の春ころになって、アメリカ経済が復活するような感じになってきたら、その時点で株を買えばいいということになります。
 同様に、REIT(特にアメリカのもの)への投資も、今の段階では気が進みません。
 乙は、今保有しているアメリカ株およびアメリカ REIT の ETF を売るつもりはありませんので、単純にタイミング投資万歳と言っているわけではありません。
 今のところ、煮え切らない態度で臨みます。


posted by 乙 at 04:25| Comment(1) | TrackBack(1) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ。マナティといいます。
98年にコカコーラに初めて投資してからどの銘柄も買った後ずっと持ち続けています。アマゾン、ヤフー、アップル、グーグルなど。この手法だと成長企業さえ選べば確実に含み益が出るので。今後、米国株が下がっても、買い増しのチャンスと考えたいですね。金融のe*tradeがPERが5倍以下になっているのでバーゲンセール状態ですし。
Posted by マナティ at 2007年11月18日 13:50
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米国の金融業会で解雇の嵐―メリル・リンチやモルガン・スタンレーなど
Excerpt: NBOnlineの記事米金融界、空前の大量解雇によると、サブプライム・ローン問題に端を発する金融トラブルで、米国の金融業会で過去最大の大量解雇の嵐が吹き荒れているとのこと。
Weblog: 経済や投資に関するなぐり書きメモ
Tracked: 2007-11-11 15:06
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