2007年12月11日

株式投資の収益率

 日経新聞の12月9日の朝刊「日本人とおカネ」におもしろい話が載っていました。
 「興味深いデータがある。仮に東証一部の全銘柄を1989年のバブル経済絶頂期に買い、昨年まで17年保有したうえで売却したとする。この間の日経平均株価の下落率は5割。ところが驚くべきことに最初に株を買ったおカネは約16%増えた計算になる(日本証券経済研究所の試算)。」
 1989年に買った株を2006年に売ったとして、まさか収益がプラスになるとは思えません。
 さっそくネットで調べてみました。
 「Yahoo! 知恵袋」に説明が書いてありました。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1213780642
 東証の株式利回りが5%くらいあれば試算としては成り立つし、実際、それくらいあるのではないかという回答が寄せられています。
 数字を確認するために、日本証券経済研究所のホームページ
http://www.jsri.or.jp/
を見てみました。
 その中の「株式投資収益率」を選んで、その中の「株式投資収益率2006年」を選ぶと(本来は、8400円で買わなければならない本のようですが)概要を見ることができます。
http://www.jsri.or.jp/web/publish/returns/2006/index2.html
 その中に、以下のような部分があります。
(2)長期投資の収益率(第一部、加重平均)
 バブル経済が崩壊した90年代以降、92年の−24.8%など、9つの年で単年の投資収益率がマイナスとなっている。しかしながら、2004年以降の好調な株式市場を反映して、2006年までの保有を前提とすると、52年からのどの時点で東証第一部ポートフォリオへ投資を開始しても平均年間収益率はプラスとなっている。バブル経済のピークである89年に購入し2006年に売却した場合でも、年間収益率は平均で0.9%を確保した。

 これが日経新聞の記事の元ネタです。0.9% で17年ですから、通算すると約16%になるというわけです。
 この記事の先頭には「株式投資収益率とは、株式投資から得られる収益の投資額に対する比率である。収益には配当や値上がり益(値下がり損)の他に、株主割当増資によって得られる利益などが含まれる。株主優待などの利益は含まれていない。また、税金、手数料などのコストは考慮されていない。」とあります。
 いろいろな年度に購入した場合の計算結果も表2として載っています。
http://www.jsri.or.jp/web/publish/returns/2006/hyo2.pdf
 株式投資収益率の計算は、具体的にどのようにするのでしょうか。配当込みの株価指数でも -32.1% になるというのに、プラスになるんですね。
 8400 円を出して、この本を買ってみるべきでしょうか。いや、ちと高いですね。
 この話が本当だとすると、指数以上に株式投資は儲かるという結論になるわけです。

 なお、ブログでも、この話を扱っている例があります。
 乙が気づいたものでは、VMax さんの記事があり、
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_e4bb.html
(これにはコメントもいろいろ付いています)
それに、単なる紹介ですが、以下にも言及があります。
http://hirod.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_d5b6.html
2007.12.30 追記
 この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/75409084.html
に書きました。ご覧ください。


ラベル:株式投資 収益率
posted by 乙 at 04:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 株式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。