2008年02月08日

エンディングノート(2)

 乙のエンディングノートの実例を少し書いておきましょう。
 毎年(あるいは隔年)のお正月に、エンディングノートを書いて、封筒に入れて、密封し、「乙が死亡時に開封のこと」と書いて、妻と長男に渡しています。そして以前のものを回収します。いつも最新版を渡しておきたいところですが、なかなかそれもむずかしいので、まあ更新は1〜2年に1回でもいいかなと思います。
 こうして以前のものを回収するのは、勝手に中身を読まれると、その時点で乙の全財産を奪取することが可能になるからです。乙は普段から家族とは仲良く暮らしていますから、そんな心配は不要なのですが、しかし、今後しばらく先に家族とどんなトラブルがあるかもしれません。したがって、死亡前にエンディングノートの中身がわかってしまうことは良くないことだと思います。
 実際、紙製のノートのようなものに書いている人は、死亡前に読まれてしまっても大丈夫なのでしょうか。乙の感覚では、そういうのは恥ずかしいし、いやなこと、避けるべきことだと思います。
 乙は、現在の方式をもう20年くらい続けてきています。最初は妻だけに渡していましたが、長男が大きくなった(大学を卒業して就職した)ので、現在は2人に渡しています。お正月の恒例行事になりました。
 2人に渡しているのは、家族(特に妻)とは何かと一緒に行動することが多く、いざというときに同時に死亡することが考えられるからです。2人にそれぞれ渡しておけば、3人が同時に死なない限り、残された人間が対応できます。
 いざ、乙が死亡したとき、妻か長男がこのエンディングノートを開封して、乙が運用中の全資産を現金化して手元に回収できるか。こればかりは、実は、起こってみないとわかりません。
 海外のファンドのうち、特に独立系のものは、解約の手続きが大変なように思います。
2007.11.2 http://otsu.seesaa.net/article/64025193.html
 家族の代行はけっこう厳しいでしょう。そんなこともあって、乙は、15年したら(しないうちに?)、そういうファンドの運用を止めて、いくつかの証券会社に資産を集中するようにしようかと考えています。また、そのころには、できたら日本の証券会社(あるいは銀行?)を中心にしようかと考えています。日本の会社なら、家族でも手軽に問い合わせ・解約ができる(と思う)からです。
posted by 乙 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | エンディングノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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