トラックバックは、コメントと同様に、ブログを有益なものにするしくみだと思っていますが、現在では、スパムが多くなっているようです。単純なスパムなのか、有意義なトラックバックなのか、境界線はしばしばあいまいです。
スパムでなくても、乙がトラックバックを削除する典型例として、次のようなものがあります。
乙の書いた記事(の一部)を引用して、同じようなテーマで他の人の書いた記事も引用して、自分のブログに10〜20本くらい並べているのです。他者からの引用は(出典=URLを明示していれば)許せるけれど、しばしばそういう記事は出典さえも明示していないのです。それだけで著作権法に抵触しますよ。
また、他者のブログ記事を何本も並べるだけというのは、いかにも能がありません。そんなことは検索エンジンですぐにでもできてしまうことです。たぶん、実際に検索エンジンで検索して、引っかかったものを適当に切り貼りしただけなのでしょう。集めたブログ記事の総体(あるいは個々のブログ記事)に対して、自分がどう思うのか、ひとこと、考えを述べなければ、ブログは無意味なものになってしまいます。
そういう記事を書いている人は、単に他人の書いた記事を利用して自分のサイトに閲覧者を引き寄せようとしているだけです。誘導したその先に何があるのか、乙は知りませんが、アフィリエイトなどで儲けようとしているのでしょうか。さらに変な(実はそれこそが目的の)有害サイトに誘導しようとしているのでしょうか。
逆にいえば、そういう記事を書いている人からのトラックバックは、真の意味のトラックバックではなく、単に、自分のブログへの来訪者を増やすためのきっかけに過ぎません。
乙がそういうトラックバックを「承認」するということは、乙のブログを訪問してくださった方を、そういう変な(失礼!)ブログに誘導することの片棒を担ぐことになります。したがって、乙は、そういうところから来たトラックバックは基本的に削除しています。
というわけで、最近は、せっせせっせとトラックバックを削除している毎日です。
乙の書いた記事に直接関連する内容を含むトラックバックだけを「承認」していることにご留意下さい。
こういうところに書いてもムダかもしれませんが、最近、あまりに多いので、ひとこと不満を述べました。
このようなのは、スクリプトを使って自動作成されているブログなので、文句を言っても無駄です。
スクリプトでは、検索エンジンに検索要求を出して、その上位20本のそれぞれの記事から先頭の適当な長さを切り出し、自分に記事として生成し、同時に、それぞれの記事に対してトラックバックを出すということでしょうね。
人間が読んでいない以上、乙が記事を書いてもムダなのでしょう。
しかし、こういうことを書かないと、乙の中でさらに不満がたまってくるような気がしましたので、記事にしてしまいました。