乙が見かけたニュースです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0411&f=national_0411_019.shtml
北京の近くで、バスの運行が妨害されていたが、6日ぶりに運転が再開されたとのことです。
運行妨害の理由ですが、1社が利用者に大幅な割引を行ったため、他社のバスの利用者が激減し、そこで、運転手などが格安バスの運行を妨害したということです。
何と乱暴な話でしょう。価格やサービスで競争するのが市場主義経済というものであって、実力行使に出るのは許されません。他社のバスも、価格を下げるなり、サービスを充実させるなりして、競争するべきで、格安バスの運行を実力で妨害するというのはとんでもない話です。これはストライキではありません。単なる犯罪行為です。格安バスの乗客にとっては、これによって目的地まで行けないということになり、大きな迷惑です。
こんな話を聞くと、中国では、まだまだ自由な競争が確立されていない(人々はそういう意識を持っていない)のだなあと感じます。
これを敷衍して考えると、現在、中国に投資することは危険なことなのかもしれません。
たまたま乙はインターネットでこのニュースを見かけただけで、現地の詳しい事情はまったくわかりませんので、もしかしたら、別の考え方ができるのかもしれませんが、とりあえず、このニュースを知って感じたことを書きました。
2008年04月13日
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日本でもそんなことがあったのですか。
しかし、バスのほうがタクシーよりも公共交通としての性格がずっと強いと思います。
まあ、お客を乗せたタクシーを取り囲むようでは決定的にまずいと思いますけれど、……。