2008.4.14 http://otsu.seesaa.net/article/93290465.html
どうしても中国株関連の情報に目がいってしまいます。
先日、大前研一氏が「未体験の経済に向かう中国」という記事
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/127/index.html
を書いていることに気が付きました。
そこでは、上海株式市場の下落について、四つのマイナス材料を指摘しています。
(1)米国経済の衰退
(2)人民元の高さ
(3)チベット問題
(4)北京オリンピック
それぞれ、もっともに響きますが、問題は、その影響の程度です。
(1)今後の米国経済の行方はよくわかりません。かなり落ち込むという見方もありますが、そろそろ一段落という見方もあるかもしれません。
(2)人民元がドルに対して上昇しているのは事実ですが、まだまだそんなに大きな上昇ではないとも見られます。大前氏は1ドル2元も考えられるとしていますが、乙の中国での生活実感価格の経験で言えば、
2006.11.9 http://otsu.seesaa.net/article/27070982.html
2006.12.10 http://otsu.seesaa.net/article/29321451.html
1元は 70 円くらいかと思いました。これを単純に引き当てて計算すれば、1ドルは 1.5 元です。このことから、まだまだ今後とも人民元高がすすむものと思います。
(3)乙は 1950 年代のチベット問題はまったく意識していませんでした。今の中国政府の対応は、世界を失望させるものだと思います。しかし、チベットに対して、今の段階で高度な自治を認めるとなれば、中国各地の少数民族が黙っていないでしょう。きっと自分たちも「高度な自治」がほしいと言い始めるはずです。なぜチベットだけ認めるのだと言い出したら、それを説得できる論拠はないと思います。このため、中国政府は今の政策を続けざるを得ないでしょう。ということは、中国経済にはマイナスになってしまうということです。
(4)北京オリンピックは、もう株式市場に盛り込まれていると思います。景気刺激効果は現在のところ一段落でしょう。しかし、次は 2010 年の上海万博が待っています。そんなに大きなマイナスとも思えません。
2008.4.25
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/94609221.html
に書きました。
よろしければご参照ください。
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という、有名なブログに、中国の長期投資については、このように書かれていました。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55
このような理由で、長期投資には向いていないようです。
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/cbd4ab10ddda508a18269dd1e15ee1c3
4月17日の記事のことでしょうかね。
2020 年までには、乙は中国株から手を引いていると思います。
たぶん、数年くらいでやめようかというくらいに感じています。
問題は、今、どうするべきかで、今ひとつどうしたらいいか、わからないというところです。
ぐっちーさんのブログで「中国株」を入れて記事を検索すると、中国株に否定的な記事がいくつか見つかります。
それはそうなのですけれど、……。