2008年04月30日

なぜ海外で口座を開設したか

 もう何年も前の話ですが、乙が海外の金融機関で口座を開設しようと思ったのは、浅井隆氏の著書を読んだためでした。
 浅井氏の著書については、このブログでも何回か取り上げています。
 2006.7.21 浅井隆(2006.7)『小泉首相が死んでも本当のことを言わない理由(下)』第二海援隊
http://otsu.seesaa.net/article/21122508.html
 2006.3.7 浅井隆(1992.5)『日本発、世界大恐慌!----あなたは財産を守れるか----』徳間書店
http://otsu.seesaa.net/article/14343281.html
2006.2.21 国会図書館で調べた浅井隆氏の著書
http://otsu.seesaa.net/article/13541062.html
2006.2.18 浅井隆氏の国家破綻本3冊
http://otsu.seesaa.net/article/13415661.html
2006.2.17 浅井隆(2005.3)『次にくる波---2007年から、いよいよ経済大変動がやってくる』PHP研究所
http://otsu.seesaa.net/article/13374740.html
2006.2.6 浅井隆(2005.12)『小泉首相が死んでも本当の事を言わない理由(上)』第二海援隊
http://otsu.seesaa.net/article/12849175.html

 最初に浅井氏の著書を読んだときは、インパクトがありました。これから日本はどうなってしまうのか、真剣に心配しました。そこで、自分の資産の一部を海外に移そうと思いました。
 まずは、HSBC 香港に行って口座を開設しました。窓口で、口座開設の理由を聞かれ、いくつかの理由の一つに「もしかすると日本が破産するかもしれないから」などと答えたら、担当者がにこっと笑いました。(今はその理由がよくわかります。)
 その後、日本の国家破産については、さほど心配する問題ではないという考え方になってきました。まったく安心していられるとまではいいませんが、わざわざ手間をかけて海外で資産運用するほどのことでもなさそうに思いました。
 また、HSBC 香港を利用し始めて感じたことですが、けっこう手数料が高いように思いました。中国株しかり、ファンド(Unit Trust)しかりです。あまり有利な運用先にも思えませんでした。しかし、まあ、一度開設したものを閉鎖して日本に戻すのはめんどうですし、海外に拠点を一つ持っておくこと自体は、悪くないことだと考え、そのまま運用を継続しています。
 その後、アメリカへの投資を考えるようになり、各種証券会社に口座を開設しましたが、現在は、もっぱら Interactive Brokers を利用するようになりました。利用してみると、手数料が安く、国内の証券会社よりもいろいろと有利な面があるように思っています。
 今から振り返って考えてみると、海外口座を開設してよかったと思っています。
 まず、ものごとを考える際に、日本国内に限定して考えることがなくなりました。世界中を見渡して考えるようなくせがつきました。それとともに乙の視野が広がったような気分になりました。
 海外の金融機関でトラブルも経験しましたが、それらを通じて、金融機関とのつきあい方も学んできたように思います。
 今の乙は、浅井氏の言動を単純に信じるわけではありませんが、現在の乙の考え方を形作るに当たって、浅井氏の著書がきっかけになっていますし、その影響は否定できません。
ラベル:海外口座 浅井隆
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融機関 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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