http://www.chuko.co.jp/koron/back/200803.html
に掲載されていた10ページほどの記事です。
張志雄・高田雄巳『中国株式市場の真実』
2008.5.15 http://otsu.seesaa.net/article/96756811.html
を読んでいる途中に見かけた記事だったので、両者の関連が気になりました。
基本的に、中国の現状を記述しています。朱文娜記者が書いた西豊県共産党委員会書記の張志国の独裁ぶりと、その後に起こったさまざまな関連事件、広西チワン自治区で起きた代理教員の大量解雇事件、福建省泉州市で起きた地方税務局の職員によるホテルでのただ食い事件とその顛末、厦門市で起きたパラキシレン製造プラントの建設計画とそれに対する住民たちの反対運動などを描きます。
日本を基準にすると、とても信じがたいような事件が次々と起こっています。それが中国なんですね。
日本も、高度成長時代にはさまざまな(今の目からは信じがたい)事件が起こったことでしょう。それでも、経済成長してきたわけです。当時の日本に投資するべきだったか。純粋に投資の面から見たら、日本への投資は正解だったはずです。しかし、諸外国から見て、日本はどのように映っていたのでしょうか。そんな「変な」国に投資しようという人がたくさんいたのでしょうか。(いや、当時は今と制度が違うから、外国からの投資などということは考えなかったのでしょうかね。)
中国株に投資することは、基本的に今の中国を「是」とする立場に立つことになりそうです。
張志雄・高田雄巳『中国株式市場の真実』を読んだときにも感じたことですが、中国株投資には、疑問点を感じます。(とはいえ、乙はまだ中国株に投入している資金がかなり多いのですが。)
あ、『中央公論』で、この記事に続く、宮家邦彦「「中国株式会社」の研究」もおもしろかったです。日本との対比の観点で中国を「株式会社」として見ています
【関連する記事】
- 香川健介(2017.3)『10万円からできる! お金の守り方教えます』二見書房
- 大江英樹、井戸美枝(2017.2)『定年男子 定年女子』日経BP社
- 天達泰章(2013.6)『日本財政が破綻するとき』日本経済新聞出版社
- 安間伸(2015.11)『ホントは教えたくない資産運用のカラクリ 投資と税金編 ..
- 橘玲(2014.9)『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 2015』幻冬舎
- 橘玲(2014.5)『臆病者のための億万長者入門』(文春新書)文藝春秋
- ピーター・D・シフ、アンドリュー・J・シフ(2011.6)『なぜ政府は信頼できな..
- 小幡績(2013.5)『ハイブリッド・バブル』ダイヤモンド社
- 吉本佳生(2013.4)『日本の景気は賃金が決める』(講談社現代新書)講談社
- 川島博之(2012.11)『データで読み解く中国経済』東洋経済新報社
- 吉本佳生(2011.10)『日本経済の奇妙な常識』(講談社現代新書)講談社
- 野口悠紀雄(2013.1)『金融緩和で日本は破綻する』ダイヤモンド社
- 吉田繁治(2012.10)『マネーの正体』ビジネス社
- 午堂登紀雄(2012.4)『日本脱出』あさ出版
- ウォルター・ブロック(2011.2)『不道徳な経済学』講談社+α文庫
- 内藤忍(2011.4)『こんな時代を生き抜くためのウラ「お金学」講義』大和書房
- 瀬川正仁(2008.8)『老いて男はアジアをめざす』バジリコ
- 増田悦佐(2012.1)『日本と世界を直撃するマネー大動乱』マガジンハウス
- 藤沢数希(2011.10)『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門..
- きたみりゅうじ(2005.10)『フリーランスを代表して申告と節税について教わっ..
おや、そんなことがありましたか。
自分で表示させたところ、特に異常がなかったので、気が付きませんでした。
さっそく訂正しましたが、これでいいでしょうか。
貴重なご意見をありがとうございました。