4月から5月にかけては、ETF 経由でアメリカ株(VTI)とヨーロッパ株(VGK)に追加投資しました。
その考え方については、すでに4月にブログに書きました。
2008.4.11 http://otsu.seesaa.net/article/92965916.html
2008.4.27 http://otsu.seesaa.net/article/94828090.html
アメリカの金利が下がってきたので、乙は債券に投資する気分になれず、株式に投資しました。
しかし、立ち戻って考えてみると、これは正しい態度ではないと思います。
アメリカと日本で金利差があったとしても、(アメリカが高金利で日本が低金利だとしても)アメリカの債券に投資することが必ずしも有利であるとは限りません。理論的には、為替レートの調整で、その金利差は吸収されてしまいます。だから、アメリカが低金利になったからといって、債券投資をしなくていいというわけではありません。
というわけで、債券投資も適当な割合で行うようにするべきだということになります。
さて、そうすると、実は、日本国債への投資も考えなければならないということになります。乙は、日本国債への投資は控えてきたのですが、その理由は、何といっても低金利にありました。こんな雀の涙のような金利では、全然資産が増えていきません。だから日本国債は選択肢から外してしまいました。しかし、それは、正しい態度ではありません。外国の債券に投資しても、結局は日本の国債に投資したのと同様でしょう。表面的には高金利に見えても、為替レートまで考慮すれば、単純にそうとはいえません。
ということで、どうも、乙の投資方針やポートフォリオを根本的に考え直したほうがいいかもしれないと思い始めました。
まあ、即実行というわけでもありませんから、順次、考えていけばいいということになりますが。
2008.5.30 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/98496915.html
に書きました。
よろしければご参照ください。
国債は、金利が高くなると、債券価格は下落します。つまり、景気がよくて株価が高い直に時期にコツコツ買っておいて、景気が悪くなって株価が下がったら金利が下がり、債券価格があがったら、今までもっていた債券のリターンが高くなるということですね。
日本債券は、サブプライム問題で債券価格があがりました(金利はさほど動いていませんが)。
株安・債券高の動きですね。裁定取引によるものだそうですが。
株式をポートフォリオで持つ場合は、株安・債券高と、株高・債券安の動きを組み合わせてリスクを減らす手法は、ベンジャミン・グレアムの著書にも書いてあったと思います。