2006.1.29 http://otsu.seesaa.net/article/12436639.html
それはそんなにむずかしいことではないと思いました。なぜならば、世界中を見渡すと毎年 10% くらいのリターンがある金融商品がゴロゴロあるからです。そういうものに投資していけば、7%くらいのリターンは簡単に実現できるものと考えてしまいました。
しかし、現在は、そういう考え方はしていません。日本の低金利とアメリカの高金利が継続すれば、円とドルの為替レートの変動で円高・ドル安になり、ドル建てで 10% のリターンがあっても、日本で生活する限り(円ベースで考えれば)、大したリターンではないということなのです。
最近の円高で、このような為替レートの動きが実感できました。1ドルが95円台までなってしまったのは行き過ぎかもしれませんが、長期的な円高はこんな形でやってくると思われます。
そういえば、数年前でしたか、日本の国債を海外の投資家に買ってもらおうと、政府が外国に働きかけたといったことがありました。乙は、ごくわずかの利率の国債の購入を働きかけるなんて、ばからしいと思いましたし、海外の投資家が日本の国債に投資するはずはないと思いましたが、それもまた間違った考え方で、円高になることが予想されるならば、表面的には雀の涙のリターンだとしても、実はけっこう儲かるといえます。
最近は、アメリカの金利が下がってきましたので、日本との金利差が小さくなりました。ということは円高傾向もややゆるむでしょうか。為替レートは金利だけで決まるわけではありませんが、それにしてもこういう点にも注意したいものです。
2008.6.5 追記
この話の続きを
http://otsu.seesaa.net/article/99419388.html
に書きました。
よろしければご参照ください。
国際分散投資でよくいわれる年率6〜7%の利回りって、円建て換算じゃなかったでしたっけ?
もちろん、実際は、年により、マイナスだったり、プラスだったりでしょうが。
確か、20年くらいの平均は6〜7%だった気がします。
はい、円建てで6〜7%くらいだろうと思います。
しかし、それは日本の異常な低金利だけでなく、フツーの金利だった時期も含むものだと思います。
最近の低金利がこれからもずっと続くとすると、円建てで6〜7%の利回りがむずかしくなるものと思います。
まあ、そのうちこの低金利も終わってほしいものですが。
もちろん2006や2007のような市場環境だといいんですけど、平均して7%って結構大変かなぁって。
子供がいるので、フルインベストメントができないから仕方が無いってのが大きいです(^^♪