2014年01月13日

「長寿ファンド」に人気?

 乙が日経新聞の電子版を読んでいて、「あれっ?」と思ったことを書きます。
 2014.1.13 7:00 発信の「「長寿ファンド」に人気、国内投信ランキング」
http://www.nikkei.com/money/fund/clip.aspx?g=DGXNASFK0600X_06012014000000
という記事があります。(有料会員限定記事ではありませんので、自由にアクセスできるようです。)
 これは、資金純流入額ランキングを紹介する記事です。資金純流入額は、設定額(投資家による購入額)から解約額(投資家による売却額)を差し引いた額です。つまり、簡単に言えば、(2013年に)よく売れた投信は何だったかを見ようというわけです。
 「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」が第1位で、以下、15本の投信が純流入額順に並んでいます。そして、「「長寿ファンド」が売れる傾向が強まっていると言える。」という結論に至っています。
 この記事を読んで、乙が疑問に思ったのは以下の2点です。

(1)15位までのランキング表に各投信の設定時期が書かれていない。
 表には、必須事項として、順位とファンド名/投信会社名、そして資金純流入額が書かれていますが、その他に、純資産総額、過去1年間の騰落率、信託報酬、R&Iリスク分類、R&Iファンド分類が載っています。
 しかし、乙は、何よりも最初の設定時期を書くべきだろうと思います。そうしないと、記事本文の主張(というか解釈?)「長寿ファンドに人気がある」を裏付けることができないではありませんか。
 こういう重要事項を省略してよしとしている新聞社の態度に大いに疑問を感じます。

(2)長寿ファンドであっても、資金純流入額が大きい。
 1位のファンド「フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド」を例にしますが、純資産総額が1兆457億円に対して、資金純流入額が4148億円です。資金純流入額は過去6ヶ月分のデータだそうです。半年で純資産総額の4割もの資金純流入があるということです。ものすごい勢いで資金が流入しています。これで「長寿ファンド」と言えるのでしょうか。
 長寿ファンドといえば、資金を入れたらずっとそのままにして5年、10年、20年と運用を続けるというイメージですが、そんなことは実態と大きく違っています。半年で4割の資金の流入です。
 他の14ファンドを見ても、それぞれ資金の流入が激しいように思います。考えてみれば、激しいからこそ、よく売れたランキングに入っているわけですが。
 このあたり、もっと掘り下げた分析を行わないと、意味がないように思えます。

 経済紙を自称する新聞でこんなレベルの記事しか書けないのかと思うと、残念です。
ラベル:投資信託 長寿
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2011年04月17日

CMAM日本株式インデックスeの第1期運用報告書

 乙の手元にCMAM日本株式インデックスeの第1期運用報告書が送られてきました。
 ネットでも公表されています。
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00886.pdf
 さて、このファンドの運用結果がどうだったのか、ざっと見てみました。
 p.2 基準価額とベンチマークの推移が掲載されています。2010年5月ころにベンチマークが下がったのに、基準価額はさほど下がらず、この影響がずっと続いたので、結果的にベンチマークよりも成績がよくなっています。ベンチマークの騰落率が△6.5% だったのに対して、ファンドの騰落率が△4.9% ということで、1.6% も上回っています。p.2 の最下行に「ベンチマークとの乖離が生じた主な要因は、キャッシュ要因によるものです。」と書いてあります。乙にはこれが理解できませんでした。ベンチマークが下がったときに、基準価額が下がらなかったということは、キャッシュとして持っている部分が多かったというのでしょうか。
 もしかして、5月ころに株式の配当が出たということかと思いましたが、p.1 に明記してあるように、ベンチマークは配当込みの TOPIX ですから、配当が影響しているわけではありません。
 p.3 では、「当ファンドの運用につきましては、中央三井日本株式マザーファンドの受益証券へほぼ100%投資しました。」と書いてあります。つまり、このファンドは手元にキャッシュはほとんど持たないのです。p.7 では、95.9% がマザーファンドに投資され、4.1% がコール・ローン等、その他となっています。
 p.3 の下の方のマザーファンドの騰落率(当該ファンドの決算期にあわせて計算)を見ると、△6.4% となっています。ベンチマークの騰落率が△6.5% ですから、ほぼそのままということになります。
 なお、マザーファンドの基準価額の推移(p.10)を見ると、ベンチマークとほぼ重なっています。インデックスファンドとしてきわめて望ましい運用をしています。
 以上のことをまとめていうと、ベビーファンドの騰落率がマザーファンドのそれを 1.6% も上回るのに、ベビーファンドの資金は全部マザーファンドに投資され、マザーファンドの騰落率はベンチマークとほぼ同じということです。このことから、乙はベビーファンドの騰落率がベンチマークを上回ったことが理解できません。どなたか、おわかりの方がいらしたら、教えてください。

 さて、このファンドのコストですが、p.5 にあるように、1万口当たりの費用を見ると、信託報酬が 28 円で、売買委託手数料や保管費用は 0 円です。実際はコストがかかっているのでしょうが、0.5 円未満ということで、四捨五入したら 0 円となるのでしょう。すばらしい話です。p.5 の最下行にあるように、売買高比率が 0.10 と低く、じっと株式を持ったまま売買をあまりしていないことがわかります。だから余計なコストがかからないというわけです。
 マザーファンドのコストは p.14 に書いてありますが、0 円です。大いにけっこうです。
 p.28 にあるように、マザーファンドはきわめて大きいもので、CMAM日本株式インデックスeなんて、ごくごく小さいベビーファンドに過ぎません。こういうマザーファンドに個人が投資できるという意味で、このファンドはとてもいいと思います。

参考記事:
http://www.lay-up.net/archives/blog-entry-911-1102172129.html
posted by 乙 at 06:03| Comment(3) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月16日

CMAM外国債券インデックスeの第1期運用報告書

 乙の手元にCMAM外国債券インデックスeの第1期運用報告書が郵送されてきました。
 先日のブログ記事
2011.4.11 http://otsu.seesaa.net/article/195249023.html
で書いたCMAM外国株式インデックスeの第1期運用報告書と同じ日でした。同じ決算日だから同じ日に送ってきて当然です。
 報告書はネットでも読めます。
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00888.pdf
 p.2 基準価額の推移がグラフで示されています。よく見ると、ベンチマークと基準価額がずれています。いつも一定の幅だけずれているのではなくて、ときによって変わってきます。ベンチマークを下回ったときはごくわずかで、たいていは上回っているので、いいのかもしれませんが、ちょっと気になります。
 p.2 下の方にはベンチマークとの乖離が 0.6% ということが書いてあります。プラスなので、文句を付ける筋合いではありませんが、しかし、けっこう大きな乖離のように思います。債券ですから、株価のように激しく上下するわけがないのに……と思いました。
 乖離の説明としては、その直後に「信託報酬」と「為替評価要因」と述べています。しかし、「信託報酬」はベンチマークよりも下がった場合にそれが影響しているわけですから、結局「為替評価要因」が 0.6% 以上のプラスを生んだということでしょう。為替評価レートは、どれを使うかで多少変わってくることは理解できるものの、こんな結果になることがよくわかりませんでした。もう少し説明があるとよかったように思いました。
 p.5 には1万口当たりの費用の明細が書いてあります。信託報酬 41 円の他は保管費用 3 円だけです。ずいぶんとコストが低いことがわかります。(驚きのレベルかもしれません。)
 p.7 では、投資信託財産は3億円強ですが、マザーファンドに 100% 投資していることがわかります。
 p.13 では、マザーファンドの1万口当たりの費用の明細が書いてありますが、保管費用等の 5 円だけです。こちらも安上がりで、大いにけっこうです。
 p.25 では、マザーファンドを投資対象としているベビーファンド一覧が載っています。適格機関投資家専用という印の付いたものが大量にあります。CMAM外国債券インデックスeの資金が、多少増えようと減ろうと、ほとんど影響しないレベルです。CMAM外国債券インデックスeが 208,139,862 円と書いてあるのに対して、中央三井VAバランスファンドだけで 99,128,647,898 円ですから、その規模の大きさの違いがわかります。こういうのがゴロゴロはいって、その全体がマザーファンドなのですから、マザーファンドがいかに大きいか、納得できます。こうして、安定した運用が期待できて、何よりです。

 ところで、p.25 では、当期末元本額が2億円強となっています。一方、p.8 では、資産あるいは純資産総額を見てみると、3億円強となっています。1億円もずれています。これは何でしょうか。
 p.7 の組入資産の明細のところを見ると、マザーファンドに回している残高が、口数で 208,139 千口、評価額で 305,778 千円と書いてあります。つまり、わかりにくいですが、p.25 の「円」というのは、1万口当たりの元本1万円ということで「円」と書いてあるのであって、実際は「口」で考えるべきものです。p.4 でマザーファンドの運用経過を見ると、基準価額が 14,691 円になっています。これでつじつまが合います。
 実は、この話、乙が自分で考えてもわからなかったので、中央三井アセットマネジメントに電話で質問して、教えてもらったことです。電話で対応してくださった係の方、ありがとうございました。

参考記事:
http://www.lay-up.net/archives/blog-entry-917-1102260952.html
posted by 乙 at 05:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月11日

CMAM外国株式インデックスeの第1期運用報告書

 乙の手元に「CMAM外国株式インデックスe」の第1期運用報告書が送られてきました。
 そういえば、乙はこれにも毎月積立をしていたのでした。
2010.5.19 http://otsu.seesaa.net/article/150348480.html
自分で投資していることを忘れています(笑)。
 この報告書はネットでも見ることができます。
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00889.pdf
 ざっと見た感じで、着実な運用をしているように思いました。いいファンドだと思います。
 p.2 10ヵ月ほど運用してみて、ベンチマークとの乖離は 0.1% しかありません。この要因が信託報酬というわけですから、ほぼベンチマークをそのままトレースしていることになります。
 p.6 1万口当たりの費用の明細を見ると、信託報酬 39 円の他は保管費用等の 4 円だけです。りっぱなものです。
 p.6 株式売買比率の欄を見ると、0.27 ということで、こんなものでいいと思います。
 p.8 投資信託財産の構成を見ると、マザーファンドが 99.8% という比率です。こういう運用でいいと思います。
 p.10 からマザーファンドの運用報告書がありますが、こちらもけっこうです。
 p.15 1万口当たりの費用の明細を見ると、有価証券取引税 1 円と保管費用等の 5 円だけです。りっぱです。
 p.49 マザーファンドの投資対象としている投資信託の一覧があります。非常に大きな割合が、「適格機関投資家専用」という注記の付いたファンド類です。個人投資家が「CMAM外国株式インデックスe」を購入しようとしまいと、こちらで大量の資金が動いていますので、低コストの運用が可能になっていると見るべきでしょう。
 いいファンドだという意味で、これからも運用を継続しようと思いました。

関連記事:
http://www.lay-up.net/archives/blog-entry-917-1102260952.html
http://longinv.blog103.fc2.com/blog-entry-431.html
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-767.html
posted by 乙 at 05:13| Comment(1) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月03日

被災地応援ファンド「復興義援金」

 世の中には、いろいろなファンドがあるものだと思いますが、今回の震災からの復興を目的としたファンドがあります。
http://www.musicsecurities.com/fukkofund/
http://www.musicsecurities.com/_common/pdf/fukkofund.pdf
 被災地には、義援金などの寄付もいいですが、こういうファンドへの出資もありかと思います。
 しかし、乙が上記の書類を読む限りでは、どうにも出資しようという気になりません。
 第1に、資金の貸し付け方法など、詳細がわからないと思います。どんな会社にいくらくらいを貸し付けるのか、その運営方針です。
 第2に、出資者から、手数料 5.5% を取るという話ですが、これが高いように思います。出資者へのリターンが不確実なことに加えて、間に立つ会社が手数料を抜くので、出資した金額が本当に被災者に回るのかどうか、心配です。
 第3に、出資した後、どのように資金が回収できるのか、わからない点があります。たとえば、何年くらいを見込むのでしょうか。
 匿名組合として出資するようですが、被災地の会社であっても、会社は会社ですからつぶれることもあるでしょう。うまく事業が軌道に乗る場合もあるでしょう。どういう場合に、どういうふうに資金を回収し、出資者に分配するのか、よくわかりません。
 第4に、名称に違和感があります。「復興義援金」は一般名称であり、個別のファンドの名前としては好ましくないと思います。

 今回の話は匿名組合ですから、詳細を書かなくてもいいのでしょうが、これでは何とも判断できません。
 やっぱり、普通の寄付金の方がよさそうに思えてきました。
 乙としては、今回の話はパスします。
 震災からの復興は重要な話ですし、それをどのように行うかも重要です。民間の力を結集することにも意義を認めます。しかし、今回のようなことでは、出資をためらう人がたくさん出てくるように思います。今後の類似のケースでも活躍できるように、広い視野で投資計画を決め、その一種として今回の東日本大震災にあてはめるというようなことにしないと、せっかくの善意を無にしてしまうような気がしています。
 中途半端な計画を提示して、結局十分な資金が集まらなければ、投資効果も上がりません。
posted by 乙 at 03:57| Comment(7) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

さわかみファンドの解約結果

 さわかみファンドの解約については以前ブログで書きました。
2011.3.3 http://otsu.seesaa.net/article/188641663.html
 乙の銀行口座にさわかみ投信から振込がありました。
 これで無事に解約手続きが済んだわけです。
 解約時の基準価額は 13,002 円で、購入時は 13,393 円でしたから、結果的に若干の損失が出たことになります。
 まあ、購入時の基準価額にこだわってもしかたがないのですが、やっぱり個人投資家としてはこういうところが気になりますね。
 さっそく、日本株の ETF を買うことにしました。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

さわかみファンドを解約します

 乙は、さわかみファンドを保有しています。購入したのが 2005.5.13 でした。6年ほど保有していたことになります。
 このブログでも、何回か、記事にしたことがありました。
2009.4.17 さわかみファンドの「運用体制強化」
http://otsu.seesaa.net/article/117596328.html
2008.11.2 さわかみファンドから特定口座の案内
http://otsu.seesaa.net/article/108939441.html
2007.4.12 さわかみファンド再論
http://otsu.seesaa.net/article/38495244.html
2006.3.2 さわかみファンドはおすすめできるファンドです
http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html
 乙は、さわかみファンドを割といいファンドとしてとらえていたのですが、最近、「吊られた男の投資ブログ (一般人の投資生活)」というブログで、「さわかみ投信は投資詐欺なのか?」という記事
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1602720.html
を見て、ショックを受けました。こういう「うそ」はいけません。話をするときに、つい間違えるということはよくあることですが、そういう発言が雑誌に掲載されるときは、校正のときなり何なりで「確認」が求められるでしょう。つまり、単に口が滑ったというのとは違うと思います。
 澤上氏の発言に関しては、乙は好意的に見ていたのですが、この話で意見を変えました。

 では、さわかみファンドを解約するべきか、ちょっと考えてみましょう。
 乙が購入したのが 2005.5.13 で、基準価額が 13,393 円のときでした。
 その後、2007.7.10 には、基準価額が 20,245 円まで伸び、なるほど、投資信託はいいものだと感じていました。上記の乙のブログ記事も、その日付を見た上でお読みください。
 さて、リーマンショック後どうなったかを見ると、2009.3.10 では、基準価額が 8,686 円まで下がりました。最高値を基準にすれば6割減という成績です。この間、アクティブファンドとしては現金比率を高めるとかして、株価の下落を耐えたのかと思いますが、「成長の記録」という実績
http://www.sawakami.co.jp/fund/growth.html
を見ると、そんなことはありません。資金の大部分を日本株に突っ込んだままで、身動きができない状態でした。なすすべもなく株価の下落をもろに食らった形です。
 では、前述の「成長の記録」という実績で、現金比率が高かった時期はどうだったか。濃い青で示されているところです。基準価額が上がっていく時期です。ここは、もっと株式の保有を増やしておくべきときでした。
 現金比率を高めるべきときというのは、これから株価が下がっていくときであり、株に突っ込んでいくべきときというのは、これから株価が上がっていくときであることは明らかです。
 澤上篤人氏の普段の言説でも、たまに株価がどんと安くなったときに買いに出動するべきで、そのために株価が高いと思ったら買わずに現金のままに保有しているのだとしています。アクティブファンドとしては、こういう方針でいいと思います。しかし、リーマンショックのとき、さわかみファンドの行動は予定していたものではありませんでした。
 ということは、さわかみファンドの過去の実績を見るに、澤上氏は、株価の上昇下落を予想しあてることはまったくできないし、それに対応したふさわしい行動が取れないということを意味しています。
 だとすると、さわかみファンドを保有している意味はなく、インデックスファンドか ETF を買うほうが(コストも安くて)いいということになります。
 そんなわけで、「吊られた男」さんの指摘と、過去の実績を振り返った上での判断として、さわかみファンドは解約しようと思いました。
 さっそく換金と特定口座の閉鎖の手続きを取りました。入金までは1週間ほどかかるようです。

参考記事
http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-1166.html
http://atsumaro.doorblog.jp/archives/51630643.html
続きを読む
posted by 乙 at 05:24| Comment(5) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月25日

分配型の投資信託に関する考え方

 yumenotabiji さんから乙のブログにコメントがありました。
http://otsu.seesaa.net/article/187318737.html#comment
コメントというよりも質問といったほうが近いでしょうか。
 簡単にいえば、毎月配当型の投資信託でもそんなに悪くないのではないかということです。
 以下、yumenotabiji さんの挙げる2点についてメモしておきます。

(1)配当されたお金に関するリスクはゼロである。
 リスクを大きく背負いたくない人にとっては毎月配当型の投資信託は適した投資だという意見ですが、これは、投資の本質とかかわる問題です。そもそも、リスクを取りたくない人は投資を一切しないのがスジでしょう。いや、実際は現金を手元に貯め込んでいる場合だってそれなりのリスク(たとえばインフレリスク)があるのですが、それはおいておくとして、しかるべき資金を投資信託に回すということは、つまりはその資金をリスクにさらしているということです。毎月分配型の投資信託で分配金という形で現金に換える必要はありません。はじめから投資信託を買わなければいいのです。

(2)蛸足自体が問題ではなく、投資信託が稼いだ利益が基準価額に対して高いか低いかを考えるべきだ。
 これは前半は間違いだと思いますが、後半はその通りです。
 現実の分配型投資信託を見ると、投資信託が稼いだ利益が基準価額に対して低い場合が多いのです。つまり、利益以上に分配しているということです。これをタコ足と呼んでいます。ですから、タコ足は投資効率を下げているだけで、ほぼ無意味です。
基準価額が6000円として、分配金が100円とすれば、税金を考慮しても7年程度で投下資本を回収しますよね?不動産投資に置き換えれば、6000万の物件で毎月100万の家賃を貰ってるのと感覚的に近いです。

 これは、不動産投資と投資信託でまったく違うと思います。不動産投資は家賃をもらい続けた上で最後には(何が最後かわかりませんが)不動産という現物が残ります。しかし、投資信託では全部分配金になってしまうと、最後には何も残りません。
さらに、土地の値段が変わらないと仮定すれば、年月が経てば建物は老朽化しますので、売る際は購入代金よりも低くなっていると考えられ、投資信託において基準価額が下がること自体は私にとっては何の問題もない。問題があるとすれば、減価分を分配金で賄えない時だけです。

 これは、投資信託の場合、基準価格の下がり方が大きすぎるという点が問題になりそうです。
 基準価額が 6000 円で分配金を毎月 100 円出すとすると、1年で 1200 円で、20% の分配金ということになります。このとき、投資信託が全然利益を出していないとすると、基準価額は 4800 円になっています。この段階で同じ金額の分配金を出すと、次年度は 25% の分配金です。さらに、33%、50%、100% となって終わります。どうがんばってもそんな利回りで運用できるはずもないのです。したがって、基準価額 6000 円で毎月 100 円の分配は分配金過多(タコ足)だと思います。
 もしもたとえるとしたら、不動産投資ではなく、現金を銀行に預金しておいて、定期的に取り崩しているようなものというのが近いでしょう。自分の金を自分で引き出して、一体何がお得なのかということです。投資信託の場合は、こういうことをするにも、信託報酬という形で毎年資金の 1% くらいは金融機関や運用会社に取られてしまいます。
ラベル:投資信託 分配
posted by 乙 at 06:41| Comment(6) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月17日

セゾン投信の月次運用レポート

 孫に投資信託のプレゼントをしたので、
2011.2.7 http://otsu.seesaa.net/article/184638233.html
毎月、孫の名前で運用レポートが送られてきます。息子が2月分のレポートを見せてくれました。
 ちょっと見た感想を書いておきましょう。

(1)セゾン投信 月次運用レポート
 A4の1枚の手紙です。これはネットでも見ることができます。
http://www.saison-am.co.jp/pdf/report1s_1102.pdf
の1ページ目です。
 この手紙の中に、社長の「中野晴啓」の署名入りの文言がありました。出だしが気に入りました。「長期投資家の皆様へ」とあります。そうなのです。こういう態度が好きで、孫にセゾン投信のファンドをプレゼントしようと思ったのです。本文の末尾のことばにも引かれました。「無論、徹底した長期投資の「セゾン号」は、決して市場マインドの好転にはしゃぐこともなく、これまでの仕込みの成果を見極めながら、相変わらずゆったりのんびり世の中を俯瞰して進んでいくのみです。」いいですねえ。さわかみ投信のメッセージと勘違いしそうでした。

(2)お客様へのメッセージ
 A4で8ページほどのパンフレットです。これもネットでも見ることができます。
http://www.saison-am.co.jp/pdf/message1102.pdf
 表紙裏の2ページ目に中野社長の「投資は成長の源泉」があります。この部分だけは
http://www.saison-am.co.jp/message/1102nakama.html
でも読むことができます。
 まずは、日本国債の格付けの引き下げに言及し、国会のねじれ状況とそれをコントロールできない日本の政治制度に対する意思表示として引き下げが行われていると述べています。まさに同感です。今の政治状況では、明るい未来は見えてきません。
 最後の部分では、「財政再建は成長で!」ということで、ゼロ金利預貯金を働くお金に換えようと主張しています。これも同感です。とはいえ、投資に回っている資金は、日本国内ではごく一部しかないようで、この点からも明るい未来が見えないのですが、……。
 毎月、こういうのを発行していくのも大変でしょうが、ぜひ続けていってほしいと思います。こういうのを読むことで、読者=投資家も啓発されることがいろいろあると思います。

(3)月次運用レポート セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
 「SAISON Vanguard Global Balanced Fund」という英語のほうが大きく書かれています。
 A4の1枚の両面に書かれています。これもネットでも見ることができます。
http://www.saison-am.co.jp/pdf/report1s_1102.pdf
の2〜3ページ目です。ネットのほうがカラーなので見やすいと思います。(もっとも、今のところ、ネットの PDF 文書は Google Chrome でアクセスすると、うまく表示できず、Firefox あるいは Internet Explorer で見るようにしないとダメですが。)
 設定来の成績は -21.59% とさえませんが、2008 年の後半の大きな下げを経験したのに、この程度ですんでいるのはマシなほうでしょう。2010.12 に購入した場合を考えれば、まあ比較的いいタイミングで投資できたように思います。
 紙で送られてきたのは、ネット
http://www.saison-am.co.jp/fund_g/report01.html
でいうところの要約版のほうです。ネットで詳細版
http://www.saison-am.co.jp/pdf/report1_1102.pdf
を見ると、さらにくわしい情報が載っていますが、まあそれを読んでも大したことはありません。
 順調に運用されていることが確認できれば、それで十分だと思います。

 ともあれ、孫宛に送られてくる郵便物を見なくても、ネットでそれと同等物が見られることが確認できました。安心できます。
 それにしても、
◆保管期間中に間接的にご負担いただく費用
信託報酬
ファンドの純資産総額に年0.4935%(税抜0.47%)の率を乗じて得た額とします。その他投資対象である投資信託証券において信託報酬がかかります。当該信託報酬も間接的に受益者の方にご負担いただく費用となりますので、実質的な信託報酬は、年0.74%±0.03%(概算)となります。

信託報酬は、若干高いですねえ。まあ承知で購入した(してもらった)のですが、……。
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2011年02月01日

「STAM グローバル REIT インデックス・オープン」の第6期運用報告書

 ちょっと前に、乙の手元に「STAM グローバル REIT インデックス・オープン」の第6期運用報告書が届きました。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140838_R.pdf
で読むことができます。
 このブログでは、ファンドの第4期の運用報告書について
2010.1.1 http://otsu.seesaa.net/article/136909141.html
で書いたことがあります。
 さて、このファンドについては、のらFPさんのブログ「のらブログ」
http://norafp.seesaa.net/article/180857023.html
で「信託報酬以外のその他の費用の占める割合が高くハイコスト」と書かれていたので、ちょっと気になりました。
 p.1 純資産総額ですが 25 億円まで伸びています。ここのところ、やや伸びています。マザーファンドの純資産総額(p.17)を見ると、比較的順調に伸びているようなので、ベビーファンドの純資産総額が小さめでも、あまり心配する必要はないように思います。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.4%、為替評価日較差要因△0.8%、キャッシュ要因△0.2%、取引コスト要因等△0.4%、合計で△1.8%となっています。これくらいのマイナスは「そんなものか」と思います。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬22円、売買委託手数料1円、それに保管費用等8円で、合計 31 円となっています。信託報酬以外のコストがそんなに高いとも思えません。
 なお、p.22 でマザーファンドのほうのコストを見ると、売買委託手数料4円、有価証券取引税2円に加えて、保管費用等が 21 円となっています。第4期の運用報告書と比べると、ここもコストが下がっており、まあ順調に運用されているように思いました。
 というようなことで、乙は、のらFPさんの指摘するようなことは、あまり気にしなくていいのではないかと思いました。
posted by 乙 at 05:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月04日

中国・香港IPOファンド

 乙は、以前から、さまざまな金融商品に少しずつ投資してきました。
 中にはうさんくさいものもあったりしたわけですが、まあ、すべては勉強のためと割り切って、いろいろ試してみたというのが実感です。
 数年間、そのような試行錯誤をやってみた結果として、なかなか投資はうまくいかないものだということがわかってきました。
 さて、ユナイテッドワールド証券から中国・香港IPOファンドの勧誘がありました。
 ネットにも情報があります。
http://www.uwg.co.jp/ad/fund/ipo/index.html
 では、こういうものに投資するでしょうか。
 以前の乙ならば、「おや、おもしろそうだ。最低金額だけ出してみよう」と思ったと思います。
 まあ、何でも「試し」が大事だと思っていました。
 最近は、忙しさにかまけて、あれこれ手を出すよりも、すでに購入したものに追加投資することが多くなってきました。新しいことに関して、情報収集し、比較検討する時間が取れなくなっているということです。
 このファンドも、今までにないタイプのものとして、おもしろそうに思います。
 しかし、乙は投資しないことに決めました。
 なぜそのような判断をするようになったか。ちょっとメモしておきましょう。

(1)1年満期である
 短期決戦型の1年満期をうたっていますが、なぜ1年なのでしょうか。
 もしも、パンフレットにあるように、IPO がうまくいって、かなりの儲けが出るようならば、運用会社としても、1年といわず、2年から3年、さらには10年でも20年でも、長期にわたって運用したほうが大きな儲けになるはずです。しかし、そう判断しませんでした。

 このファンドは申込手数料が3%かかります。
 ということは、もしかして1年後に再度募集があって、1年型の同種のファンドが設定される場合、再度3%の手数料を払わなければなりません。つまり、手数料がそれだけ多くかかるということになります。これは、顧客にとって損であり、運用会社にとって得な話です。
 まさかとは思いますが、こんなことをねらっているのでしょうか。

(2)IPO が必ず儲かるということはいえない
 投資はリスクがあります。IPO が必ず儲かるということはいえないのは当然です。
 「取得した公募株式は、基本的に上場日初日か遅くとも3日以内に売却を行います。」と書いてあり、この面でも短期決戦型ですが、これで儲けが出るとは限りません。
http://www.uwg.co.jp/ad/fund/ipo/ipo.html
には、過去の例が出ていますが、「ランキング集」はあてになりません。過去を振り返ってうまくいった例を並べただけで、ファンド会社がそれらを事前にあてることができると考えられるかというと、大いに疑問です。
 過去の例を見ると、平均的には儲かるということはいえそうです。
 「2005年初〜2009年末の5年間にIPOを行った297銘柄について、公募価格と上場日終値を比べてパフォーマンスの低い順に左から右へ並べてグラフ化したもの」が掲載されています。これを見ると、プラスが194銘柄に対してマイナスが103銘柄ですから、全体的には「あたる」可能性が高そうです。
 しかし、年度ごとのパフォーマンスが大きく違っていることに注意が必要です。
 平均のパフォーマンスで見ると、2005年 3.8%、2006年 24.5%、2007 年 22.2%、2008 年 6.7%、2009 年 16.1% となっています。2006 年から 2007 年は、世界的に景気がよかった年です。2008 年秋からのサブプライム問題、リーマンショックなどの影響で、世界経済が振るわなかった時期には、このファンドのパフォーマンスは下がっています。
 これから1年を予想するに、まあ世界経済が大きく拡大するという楽観的な見方はあまりできないでしょう。とすると、20% ものプラスにはならないのではないでしょうか。たかだか数%程度と見込んでおくべきでしょう。

(3)手数料が高い
 このファンドは、申込手数料(約定金額の3.15% 税込)が高いだけでなく、管理報酬国内及び海外管理報酬(純資産額の年率 1.6465%)も高いと思います。その他に成功報酬(15%)もかかります。「監査報酬等(事前に計算できないことから総額を表示できません。)」もかかると書いてあります。
 こんなに手数料を払って、投資家にリターンがあるでしょうか。
 数%程度の儲けは確実に手数料として吹っ飛んでしまいます。
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2010年08月11日

「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第2期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第2期運用報告書を見てみましょう。しばらく前に届いていたのですが、なかなか目を通す時間がありませんでした。
 第1期の報告書については、以前、ブログで書いたことがありました。
2009.12.28 http://otsu.seesaa.net/article/136741302.html
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140841_R.pdf
で第2期の運用報告書を読むことができます。
 第1期の運用報告書は
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/pdf/83/5/5447.pdf
に移されています。
 p.1 では、設定来の基準価額の推移が示されています。第1期はラッキーだったことがわかります。第2期はどうということのない成績でした。純資産総額は 47 億円となっています。第1期末の 41 億円よりは増えています。基準価額は 1.1% の下落ですから、それだけ入金(設定額)が多かったということです。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.2%、配当金要因+0.8%、銘柄要因等△0.8% となっています。第1期と比べると、信託報酬要因が小さくなっており、着実な運用がなされていることがわかります。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬75円、売買委託手数料7円、有価証券取引税2円、保管費用等17円で、合計 101 円となっています。第1期よりもコストが少なくなっています。第1期は基準価額が上昇した時期ですから、見かけ以上にコストをかけていたことになります。第2期は、それと比べるとだいぶインデックスファンドらしくなってきました。
 p.6 下段の株式売買比率を見ても、時価総額49億円に対して株式売買金額は11億円であり、売買高比率は 0.22 になっています。前期(1.41)よりもずいぶんと売買が少なくなっており、この面からもインデックスファンドらしくなってきたと思います。しかし、0.22 の売買高比率はもっと下げられるようにも思います。
 p.7 では、投資信託証券の欄に「VANGUARD EMERGING MARKET ETF(アメリカ)」と書いてあります。2億円ほどの売買をしていることになります。ファンドが ETF に投資していけないことはありません。買付金額と売付金額がほぼ同額なので、たぶん、一時的な売買なのでしょう。それにしても、ETF を売買していることに驚きます。
 p.23 では、このファンドがマザーファンドに純資産の 96.3% を投資していることがわかります。
 ところで、p.24 から始まるマザーファンドの記載ですが、こちらは若干問題がありそうです。p.30 では1万口当たりの費用明細が記されていますが、保管費用等のところ、40 円もかかっています。かなり高めです。新興国だからしかたがないのでしょうか。
 p.48 ではマザーファンドの資産等が示されています。それによると 48 億円だそうです。つまり、このマザーファンドは、ベビーファンドとして「STAM 新興国株式インデックス・オープン」しかもっていないということです。こういうしくみでありながら、マザーファンドとベビーファンドに分ける意味があるのでしょうか。運用の時期が違うというのはその通りですが、他にもいくつかベビーファンドを持たないと、マザーファンドの意味があまりないように思います。
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2010年07月04日

「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第5期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第5期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140834_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2009.12.29 http://otsu.seesaa.net/article/136826150.html
 p.1 純資産総額が 92 億円と順調に伸びています。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、為替評価日較差要因+1.8%、配当金要因+1.2%、信託報酬要因△0.4%、銘柄要因等△0.1% となっています。あまりベンチマークと乖離していないようで、インデックスファンドとしては合格点でしょう。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬25円、売買委託手数料0円、有価証券取引税0円、保管費用等1円で、合計 26 円となっています。これまた妥当です。
 p.6 下段の株式売買比率を見ても、時価総額 1141 億円に対して株式売買金額は 50 億円であり、売買高比率は 0.04 になっています。非常に低くて、インデックスファンドの典型です。
 乙が気になったのは、マザーファンドのほうですが、p.45 で、新株予約権証券というのが載っています。売付金のところですが、千円単位で 0.758 と書いてあります。つまり、たった 758 円の売付があっただけなのですが、こんなところまで書くのですね。驚きました。
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2010年07月03日

「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第5期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第5期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140833_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2009.12.30 http://otsu.seesaa.net/article/136908842.html
 p.1 純資産総額が 26 億円になっています。順調に増加しているのはけっこうです。この投信はマザーファンドに投資する形ですので、純資産総額はあまり問題ではありません。(そうは言っても、やはり増加しているほうが望ましいのは当然ですが。)
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.3%、配当金要因+1.1%、となっています。予定された信託報酬を取り、配当の分だけベンチマークに勝つというスタイルです。安心していられます。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬16円、売買委託手数料0円、保管費用等0円で、合計 16 円となっています。前期と同じですが、安くてけっこうです。
 p.7 上段の株式売買比率を見ても、0.10 と低水準で、インデックスファンドとして妥当なところでしょう。
 全体として、安定的に運用されています。
 報告書もわかりやすくてけっこうでした。
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2010年05月19日

毎月積立投信を「住信-STAM」シリーズから「中央三井-CMAM」シリーズに

 乙は、2008年4月から妻のために毎月5万円の積立投資(投資信託による)をやってきました。
2010.3.27 http://otsu.seesaa.net/article/144781301.html
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
5月で26ヵ月が経過し、130万円を積み立てたことになります。
 この段階で、住信-STAM シリーズの積立を中止し、6月からは中央三井-CMAM シリーズに乗り換えることにしました。中央三井-CMAM 日本株式インデックスe、中央三井-CMAM 外国株式インデックスe、中央三井-CMAM 外国債券インデックスeです。
 乗り換えに当たっては、いくつかのブログを参照しました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-950.html
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1356200.html
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1359012.html
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-630.html
 中央三井-CMAM シリーズは低コストでいいと思いました。
 乙が一番気になったのは、純資産額の少なさです。申し込み時点では、それぞれ、1800 万円、1億2500万円、2908 万円でした。
 普通は、こういう少額だったら検討の対象にしないのですが、CMAM シリーズは、マザーファンドに投資する形だそうですから、普通の投資信託とは違うでしょう。そう信じて乗り換えました。しかし、そうはいっても、あまりにも少額です。これでは、運用報告書の作成などの手間を考えると、運用会社が運用継続は無理と判断して、償還してしまう可能性もないわけではありません。まあ、そうなったらそうなったで、再度住信-STAM シリーズに戻ってくればいいと思いました。
 そんなわけで、今まで積み立ててきた住信-STAM シリーズは売却せずに、口座にそのまま残しておくことにしました。まだしばらくは様子見を続け、中央三井-CMAM シリーズの純資産額が順調に増えていくようであれば、過去に積み立てた住信-STAM シリーズのものなども順次乗り換えていこうと考えています。
 長い目で見れば、1年くらい乗り換えが早まっても遅れても、大した問題ではありません。
posted by 乙 at 04:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」の第3期運用報告書

 乙が保有しているファンドの運用報告書が送られて来ました。
 前回の第2期の報告書についてはブログ記事に書きました。
2009.6.11 http://otsu.seesaa.net/article/121261785.html
 最近、第3期(2008.10-2009.9)の運用報告書が送られてきました。
 このファンドがどんなことをしているかを見てみましょう。
 ちなみに、運用報告書をネット内で探してみたのですが、見つかりませんでした。(ご存じの方がいらしたら、教えてください。)
 まずは、p.1 のベトナム市場の概況です。
指数は、世界的な株式市場の暴落を背景に、期初からの5ヶ月間急降下して 46.2% の下落を記録し、【中略】しかし、その後の回復はさらに驚くべきものであり、ベトナム株価指数は2009年9月まで連続して7ヶ月間大幅な伸びを示し、2月の安値から 136.4% 上昇しました。

とあります。大変ボラティリティが大きいことがわかります。1年の間に、半額以下に下落し、2倍以上上昇するというのですから、かなり驚きます。1社の株価ではなく、株価指数の話なんですが、……。
 次に、p.3 の「ファンドの運用経過および戦略」です。
当期のファンドのリターンは米ドルベースで 25.0% を記録し、ベトナム株価指数の米ドルベースでの総リターンの 22.6% を上回りました。【中略】ファンドは株式組入比率を 2008 年9月末の 73.7% から 2009 年5月末には 94.6% まで引き上げました。【中略】運用開始以降のファンドのリターンは、米ドルベースでなおマイナス 3.46% であり、ベトナム株価指数の 4.3% のリターンを下回っています。

というわけで、1年間では好成績だったようです。「総リターン」という言い方をしているので、配当込みのリターンのことを指しているものと思います。それを上回るのはうれしい話です。このファンドでは株式の組入比率を大きく変える点に特徴があります。まあ、株価が下がったときに比率を上げるのは一般論としては首肯できます。こういうこともあって、ベンチマークを上回ったのでしょう。
 しかし、運用開始以来を考えると成績はパッとしません。
 ちなみに、p.5 のファンドの運用状況を見ると、2010年1月末日現在ですが、現金・その他の資産が 22.44% を占めています。
 p.9 では、販売および買戻しの実績が書いてありますが、第1会計年度は販売口数が多かったものの、第2会計年度、第3会計年度とも買戻しの方が販売よりも多くなっており、投資家が逃げ出しているようすがわかります。
 乙は、第2期の時点で解約してもいいと思っていたのですが、何となくずるずると1年経ってしまいました。
 いつでも解約していいと思っているのですが、……。
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2010年03月27日

積立投資がプラスになる

 乙は、2008年4月から妻のために毎月5万円の積立投資(投資信託による)をやっています。
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
この3月で約2年が経過し、120万円を積み立てたことになります。
 先日、残高をチェックしてみたら、合計金額が120万円をわずかながら越えていました。
 リーマンショックなどがあったのに、それを越えて、総額がプラスになったということで、ちょっと驚きました。今まで、ずっとマイナスだったのに、……。あ、いや、マイナスがいいといっているわけではないのですが。
 こうやって経験してみると、サラリーマンには毎月の定額積立投資が一番適しているようです。
 実際のところ、乙は身辺が忙しくて、自分の投資がうまく働いていません。いろいろやりたいことはあるのですが、時間がないのです。
 昨年11月に 85.5 円でドル買いを申し込んだのですが、4月1日には、その注文がキャンセルされてしまいます。結果的にその水準までの円高にはならなかったということです。4ヵ月なんてあっという間にすぎてしまいます。4ヶ月間、何も投資行動をしなかったわけではないのですが、予定通りにはできませんでした。

参考記事:
2009.8.14 積立投資の一部がプラスに
  http://otsu.seesaa.net/article/125661249.html
posted by 乙 at 05:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月23日

孫の出生祝として投資信託を(3)

 前回の記事
2010.3.22 http://otsu.seesaa.net/article/144208127.html
に書いたように、孫の出生祝として、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを購入するとします。誕生日の時点で 100 万円をプレゼントしたとして、成人する20年後、還暦を迎える60年後は、一体いくらくらいになっているでしょうか。
 以前の記事では、
2007.10.2 http://otsu.seesaa.net/article/58324626.html
7%くらいのリターンが期待できると考えて、20歳の時に 400 万円、60歳の時に 6400 万円にもなると書いています。これは計算が雑で、ちゃんと計算すると、20歳の時に 387 万円、60歳の時に 5795 万円です。
 それはともかく、今から考えると、とてもそんな高いリターンは望めないと思います。
 では、いくらくらいのリターンを考えればいいでしょうか。
 まず、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの資産配分状況を見てみましょう。
http://www.saison-am.co.jp/pdf/report1_1003.pdf
の8ページに表とグラフがあります。2010.2.26 現在の資産配分状況です。
 これによると、次のようになっています。
配分比率投資先マザーファンド等
21.7%
U.S.500・ストック・インデックス・ファンド
13.8%
ヨーロピアン・ストック・インデックス・ファンド
4.7%
ジャパン・ストック・インデックス・ファンド
2.5%
パシフィック・エックスジャパン・ストック・インデックス・ファンド
6.5%
エマージング・マーケット・ストック・インデックス・ファンド
20.3%
U.S.ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
19.3%
ユーロ・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
10.1%
ジャパン・ガバメント・ボンド・インデックス・ファンド
1.0%
短期金融資産等
100.0%
合計


 これを4種類にまとめてみると、次のようになります。
配分比率投資先クラス
4.7%
日本株
10.1%
日本債券
49.6%
外国債券
44.5%
外国株
1.0%
短期金融資産等
100.0%
合計

 それぞれのカテゴリーの期待リターンとして、田村正之(2009.2)『世界金融危機でわかった! しぶとい分散投資術』
2009.6.8 http://otsu.seesaa.net/article/121053721.html
に出ていた、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)がまとめた2007年まで35年間の実績の数字に基づいた表を利用しましょう。
 すると、期待リターンは
日本株式=7%、日本債券=2%、外国株式=8%、外国債券=3%
のようになります。短期金融資産等は期待リターンが0とします。
 この二つのデータを組み合わせて計算すると、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドのアセットアロケーションによる期待リターンは、5.579% となります。
 ここから、信託報酬 0.74% を引きます。結果は、4.779% となります。
 この利回りならば、100 万円の20年後は 254 万円、60年後は 1646 万円となります。
 このくらいになると、孫の老後の資金としてそれなりの金額になるというべきでしょう。(それまで保有し続けてくれるかというと、わかりませんが。)
 長期投資というのは、なるほど、60年くらいを視野に入れて投資するということですかね。
 ところで、7% と 4.779% というと、ちょっとの違いのように見えますが、60年後を考えると、約 3.5 倍の差になるのですね。乙は複利効果の大きさを実感しました。
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posted by 乙 at 06:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

孫の出生祝として投資信託を(2)

 前回の記事
2010.3.21 http://otsu.seesaa.net/article/144206797.html
に書いたように、孫の出生祝として、未成年者名義で口座を開設して、バランス型ファンドを購入するという方針を考えます。
 証券会社とファンドの組み合わせで探してみました。
 すると、いくつか候補が挙がってきます。
[1] セゾン投信……セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
 運用報告書
http://www.saison-am.co.jp/pdf/annual_report1_0912.pdf
 純資産額255億円 信託報酬 0.74%±0.03%(概算)
http://www.saison-am.co.jp/question/question_a10.html
のように、未成年者の口座が作れます。両親が電話で申し込む形で売買します。
[2] マネックス証券……マネックス資産設計ファンド<育成型>
 運用報告書
http://www.diam.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2010/02/25/313851_monex_assets_design_ikusei_unho.pdf
 純資産額74億円 信託報酬 0.9975%
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/srv09_02.htm
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G905/acc/caution_m.htm
のように、親が代理人として管理する形で未成年者の口座が作れます。
[3] SBI証券……SBI資産設計オープン(スゴ6)<資産成長型>
 運用報告書
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140831_R.pdf
 純資産額17億円 信託報酬 0.714%
http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/help/account_06_01.html
https://trading1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_home&cat1=home&cat2=service&dir=service&file=home_sogoaccount_underage.html
にあるように、親が口座を持っていれば未成年者も口座が持てます。
[4] 野村證券……ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド『愛称:投資生活』
 運用報告書
http://www.cmam.co.jp/fund/report/report00702.pdf
 純資産額15億円 信託報酬 0.63%
 未成年者は口座開設ができるようですが、野村證券の支店に聞いてみないとわかりません。
[5] 楽天証券……楽天資産形成ファンド(愛称:楽天525)
 未成年者は口座開設ができないようです。

 これらを比較しているものとして、モンチさんの記事がありました。
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/467/
 乙なりに考えてみると、次のようなことかなと思います。
 まず、純資産総額が大きいほうが安定感があり、長期的に運用されるだろうと思えます。純資産総額が小さいと、何らかの事情で資金流出が起きたりすると、運用が困難になり、償還されてしまうことがありそうです。
 投資信託の純資産額がいくら以上が望ましいかについては、いろいろな考え方があるでしょうが、乙は、以前、20億円以上と書いたことがあります。
2006.2.3 http://otsu.seesaa.net/article/12678037.html
 次に、信託報酬ですが、これは安いほうがいいに決まっています。
 この二つの基準で考えると、現状では「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」が一番好都合のように思います。
 いろいろ調べた結果、最初の考え方
2007.10.2 http://otsu.seesaa.net/article/58324626.html
に戻ってしまったようです。
 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」は、新興国が含まれているのもおもしろいでしょうし、リートは組み込まないというのもプリンシプルとしてわかります。外国への投資割合が高いのも、孫に対する長期的な投資教育を考えると、意義があります。
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2010年03月01日

五つの投信の解約

 乙は、楽天証券で、妻の資金を運用していた五つの投資信託を解約しました。

MUAM チャイナオープン
ピクテ・ヨーロピアンオープン
HSBC インド・オープン
MHAM 株式オープン
SSGA 外国株式インデックス・オープン

 このうち初めの四つはいずれもアクティブファンドで、投資先としてはよろしくないとは思いつつ、国内での投資信託としてはこんなものかなという感じで購入したものでした。しかし、現在までのところ、結果は振るいませんでした。
 「SSGA 外国株式インデックス・オープン」は、インデックスファンドなのですが、最近は、インデックスファンドの中でも低コストのものが増えてきたので、乗り換えることにしました。
 また、このようなことで、現金化した資金を全額出金し、楽天証券の口座を事実上解約しました。
 楽天証券には特に問題点などを感じていないのですが、あちこちに資金が分散していると、現在高のチェック一つとっても、めんどうなのです。
 実際に口座の閉鎖をしてもいいのですが、今後、もしかして利用することもあるかもしれないので、当面は休眠口座にしておこうかなと思っています。(楽天証券にはいい迷惑かもしれませんが。)
 こうして、少しだけ口座数がスリムになりました。
 マネックス証券も事実上の解約をしましたし、……。少しずつすっきりさせています。
posted by 乙 at 04:52| Comment(3) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月22日

投資信託の信託報酬に個人ごとに差を付けるとすると

 乙は、自分自身でも投資信託を通じて投資をしていますし、また妻の資金を預かって投信を購入していたりもしますので、縁が深いものだと思っています。
 投信を保有していると、信託報酬がかかります。高いものでは2%くらいかかる場合もあります。1%くらいのものもありますし、インデックスファンドなどでは 0.5% などという安いものもあります。安ければ安いほど(投資家にとって)いいことは間違いありません。
 さて、ここで問題にしたいことは、投信の購入金額と信託報酬の高さの問題です。
 販売側(証券会社・銀行・郵便局など)は、投信の購入金額がいくらであろうと似たような手間がかかります。最近のように、1,000 円から投信が買えるようになると、いよいよ売買件数が増えそうです。でも、1,000 円の購入でも、10 万円の購入でも、1,000 万円の購入でも、さらには10億円でも(いや、10億円でポンと投信を買う人はいないですかね)、販売の手間が大きく異なるとは思えません。
 とすると、販売側の手間をコストとして考えると、高額購入者には信託報酬を下げてもよさそうです。たとえば、10億円以上は 0.4%、1,000 万円以上は 0.6%、10 万円以上は 0.8%、それ以下は 1.2% などという制度です。
 この場合、30 万円の購入の場合、10 万円については 1.2% で、残りの 20 万円が 0.8% としてもよさそうですが、全体について 0.8% としたほうが購入金額を大きくしようというインセンティブが働きます。
 結果的に、高額購入のほうが信託報酬が安いとなれば、その分、販売額が大きくなりそうです。
 なお、5万円で購入した投信が値上がりして10万円以上になったとしても、信託報酬が下がることはないものとします。信託報酬の比率を現在価格を基準にして決めるとすると、基準線付近で日々上下するようなことがあったりして、信託報酬の計算がややこしくなります。
 投信の積立購入の場合は、積立の合計額が一定額に達すると、新しい区分が適用されるようにする手もありますし、1回あたりの金額で決めてしまってもいいでしょう。
 一方、このような形態で問題になるのは、信託報酬の計算がややこしくなる点です。でも、販売側が、販売額の合計だけを知らせるのでなく、個人ごとの金額を知らせるようにすればいいだけで、あとはコンピュータで計算すれば、そんなにむずかしいことにはならないように思います。
 投信の運用側は、まあ、個人単位の運用資金の大小によるコストの差はさほど大きくないでしょうが、運用資金全体の合計金額によってコストは違ってくるでしょう。この点からも、多額の購入者については信託報酬を下げることは可能だと思います。
 もしも、一つの投信でこれを実現することがむずかしいならば、信託報酬および最低購入金額が異なる複数のベビーファンドを用意し、運用はすべてマザーファンドで一括して行うということにすれば、今までの枠組み内でも容易に実現できます。
 こんな投信はもうどこかに存在するのでしょうか。乙が知らないだけでしょうか。
 存在しないとしたら、それはなぜなんでしょうか。この仕組みには、乙が気がついていない問題点があるのでしょうか。
posted by 乙 at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月21日

ひふみ投信は、今は買わないでおくことにします

 乙は、ひょんなことから「ひふみ投信」
http://www.rheos.jp/hifumi/
に興味を持ちました。
 独立系・直販系の投信会社ということで、販売会社に余計な手数料を払うことがないということや、信託報酬が(アクティブ・ファンドとしては)安めの 1.029% ということがあります。しかも、この信託報酬が、5年以上保有で年率 0.2%、10年以上で年率 0.4% が還元されるというのです。これもユニークな仕組みです。
 さっそく運用状況をチェックしてみました。
 12月分の運用状況が1月12日付で公開されています。
http://www.rheos.jp/hifumi/information/monthly-report/hihumi_ayumi_2009Dec_v.pdf
2008.10.1 の設定で、設定来2割の上昇となっています。この間の TOPIX は -16.54% ということですから、大変な好成績です。
 どうせなら、日本株の運用先として、こういう投信を考えたいところです。
 しかし、乙としては、気になるところがないわけでもありません。
 第1に、純資産総額が 4.52 億円ということで小ぶりであることです。こんな金額では、運用が大変でしょう。この数倍以上集めなければ、長期的な運用はむずかしいはずです。まだ設定されてから日が浅いので、十分知られていないのかもしれません。早く資産総額が増えることを期待したいものです。
 第2に、純資産総額のうち、67.38% が株式に投資されていますが、預金その他が 32.62% を占めているということです。もちろん、ファンドマネージャーの判断で、今は全力で株に投資するべきときではなく、今後二番底があると踏んで、そのときに買いに出動するために今は資金を貯め込んでいるのでしょうが、その資金が3割というのは相当にアクティブです。まあ、小ぶりだからできることなのかもしれません。
 第3に、株式の投資先の問題です。目論見書を見る限りでは、海外株式や債券など、幅広く投資できるようになっているのですが、現在のところ、日本株式だけです。しかも、組入銘柄の業種比率を見ると、小売業が 36.84%、サービス業が 19.98% と、かなり偏った運用をしています。これまた相当にアクティブです。
 これらのことを考慮すると、この投信はかなりリスクが大きいものと思われます。(だから過去に好成績を上げたとも言えます。)個人投資家としては、多額の資金をこの投信に突っ込むのは危険です。あくまで一部にとどめるべきでしょう。
 さて、では、乙としては、この投信を購入するべきかどうか。
 迷いますが、今の段階では、止めておきましょう。
 インデックス投資を中心に考え、コアサテライト戦略の一部としてアクティブ・ファンドを採用することもありうると思いますが、上記3点を見ていると、「ひふみ投信」の今後の運用に不安を覚えます。もう少し(2〜3年?)ようすを見て、どんな運用をするか、確かめてから投資しても遅くはないように思いました。
 この投信の性格をよりよく知るには、モーニングスターのサイト
http://www.morningstar.co.jp/new_fund/sr_detail_snap.asp?fnc=9C31108A
や Quick Money Life のサイト
http://money.quick.co.jp/fund/overview/9C31108A.html
あるいは Yahoo! ファイナンスのサイト
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=9C31108A
などがいいでしょう。
 それらの中には、純資産総額のグラフがありますが、設定以来、順調に資産が増えているようですので、あと数年もすれば、純資産総額という観点からは安心して投資できるものになりそうです。

参考になりそうな記事:
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4329977.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20081016/174156/
http://www.hf-klug.jp/npreview/npreview003536.html
http://www.hf-klug.jp/npreview/npreview003573.html
http://noload.558110.info/HifumiTosin2.html
http://www.cooltatujin.com/toushin/123.htm
http://money.jp.msn.com/investor/funds/columns/oh_mylife/19.aspx
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/toshin/ranking/20091203-OYT8T00578.htm

関連するブログ記事:
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-382.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-372.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-362.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-361.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-360.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-358.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-289.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-283.html
http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-712.html
http://blog.goo.ne.jp/m-takekawa/e/62bab8832240e24ae33cb9744ae48839
http://ch01173.kitaguni.tv/e1322332.html
http://kaeru.orio.jp/blog/2009/06/post_725.html
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2010年01月10日

ドイチェ・インド株式ファンド

 乙は、ドイチェ・インド株式ファンドにも投資しています。
 このファンドの概要は、
http://www.toshin-sc.com/rsrc/pdf/manage/catalog/028_4782.pdf
をご覧ください。
 目論見書は
http://efantasia.ebank.co.jp/docs/090901-p3431104C.pdf
にあります。また、第5期の運用報告書は
http://efantasia.ebank.co.jp/docs/091230-e3431104C.pdf
にあります。乙のところに郵送されてきたものもこれと同一です。
 この運用報告書を見てみましょう。
 p.1 では、設定以来の5年間(5期分)の基準価額が示されています。第3期末(2007.11.30)の 16,704 円が、第4期末(2008.12.1)には 5,234 円になり、今期の 2009.1 では 5,070 円まで下がったのですから、リーマン・ショックの直撃は大きかったわけですね。第5期末の 8,505 円は、前期末に比べれば、+62.5% ですが、それ以前から保有している身としては、こたえます。
 p.6 の1万口当たりの費用明細を見ると、信託報酬 91 円の他には保管費用等が 2 円しかかかっておらず、割安な感じを受けます。しかし、それは見せかけだけです。p.7 の「組入資産の明細」を見ればわかるように、このファンドは資金の 97.4% を「ドイチェ・インディア・エクイティ・ファンド」(マザーファンド)に投資しています。そして、「ドイチェ・インディア・エクイティ・ファンド」のほうで、p.9 にあるように、信託報酬等として年率 0.60% 以内がかかるのです。
 実際の金額を見てみると、p.11 で上場株式の評価額合計は 3億6709万シンガポールドルであり、p.10 の費用として(委託者報酬が一番大きいわけですが、それを含み、全体で)700万シンガポールドルがかかっています。評価額の合計を基準にすると、1.9% 程度になります。
 うん? 1.9%? これは 0.60% 以内のはずです。
 乙はこの点がわからなかったので、ドイチェ・アセット・マネジメントに電話して聞いてみました。すると、概略、次のような説明でした。
p.10 の損益計算書は、2008.1.1-2008.12.31 の1年間の計算結果である。2008.1.1 時点では、ファンド全体の評価額が大きかったのに、2008.12.31 では、1/3 程度にまで下がってしまった。信託報酬は、毎日の評価額に基づいて、年率 0.60% で差し引かれている。結果的に、p.11 の 2008.12.31 現在の評価額を基準にすると 1.9% 程度になってしまうが、毎日の計算に基づけば、これで間違いではない。

 なるほど。乙はこの説明を聞いて納得しました。1.9% は、信託報酬だけでなく、それ以外のコストも含んでいます。そう考えれば、こんなものでしょう。
 まあ、インド株ファンドは、みんな信託報酬が高いですが、しかたがないですかね。多額の資金を運用するのでなければ、(乙の場合、保有は1万口だけで、基準価額=現在価値で、わかりやすいものです)高めの信託報酬もありだと考えておきましょう。
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2010年01月03日

ムーンライト・エイドスファンド(愛称:アマテラス)には投資しません

 乙の手元に「ムーンライト・エイドスファンド(愛称:アマテラス)」
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK035936020091214
http://www.stockcafe.jp/?m=stock&a=page_news_item&nid=301594
の申し込み資料一式が送られてきました。
 運用会社は、ムーンライトキャピタル
http://www.moonlightcap.co.jp/index1.html
という会社です。
 ここは、金融庁から行政処分を受けるような会社ですから
http://www.fsa.go.jp/news/19/syouken/20071122-5.html
やや心配な面があります。
 ネットで探すと、このファンドの概要が掲載されています。
http://www.moonlightcap.co.jp/doc/20091224.pdf
これだけを見ても、投資する気が起こらないファンドだという気がします。

(1)信託報酬が高い
 申込手数料や信託財産留保額がかからないのはいいのですが、毎日かかってくる信託報酬が高いのは大いに問題です。
 基本報酬として 1.2075% がかかるほかに、実績報酬として、ハイ・ウォーター・マークの 31.5% がかかるというのです。多くのヘッジファンドなどでも、成功報酬は 20% くらいが普通なのに、3割というのは高すぎます。
 そもそも、基本報酬の 1.2075% だって高すぎます。
 このファンドはいろいろな投資先に投資するようですが、短期公社債に運用資産の 50% 以上を配分するとのことです。公社債の利回りは、短期的には 1% を下回る程度ではないでしょうか。(たとえば MMF 並みとすれば、0.15% ないし 0.3% 程度)それで報酬を 1.2% もむしり取られてしまっては、投資家の取り分がなくなってしまいそうです。いや、投資家のリターンはマイナスになってしまいます。
 仮に、がんばって年に 2% のリターンがあったとしましょう。基本報酬として 1.2% 取られ、実績報酬として (2%-1.2%)×0.315=0.25% 取られますから、2-1.2-0.25=0.55% しか投資家には回りません。
 あ、いや、「その他の費用」として年 0.105% がかかりますから、0.45% が正味リターンです。

(2)初期投資額が高い
 このファンドは 1,000 万円以上で買付が可能です。
 一つのファンドにこの金額の資金を任せたら、ポートフォリオの構成が大きく変わってしまいます。運用資産が相当にある人でないと、ちょっと手が出せないでしょうね。

 というわけで、いろいろ考えるより前に、資料一式はゴミ箱行きになりました。
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2010年01月01日

「STAM グローバル REIT インデックス・オープン」の第4期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM グローバル REIT インデックス・オープン」の第4期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140838_R.pdf
で読むことができます。

 p.1 純資産総額ですが 18 億円しかありません。設定日で 14 億円あったわけですが、この2年ほどでほとんど増加しておらず、かなり心配レベルです。信託報酬は、税抜きで年率 0.82% ですから、純資産が 20 億円とすれば、1年間で 1640 万円しかありません。この中から、運用会社の他に、販売会社や委託会社にも回るわけですから、運用会社としてはちょっとやっていけそうにありません。交付目論見書
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140838_K.pdf
の概要を見ると、運用会社の取り分は 0.38% です。20 億円に対して 760 万円でしかありません。一人の社員の人件費にもならないような金額です。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.4%、為替評価日較差要因△0.4%、キャッシュ要因△0.3%、その他要因△1.4%、合計で△2.5%となっています。「その他」がこんなに大きいのはかなり気になります。p.4 の下段の脚注を見ると、「その他要因は、主としてマザーファンドにおける売買コストです。」とあります。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬24円、売買委託手数料6円、有価証券取引税1円、それに保管費用等24円で、合計 55 円となっています。保管費用の 24 円というのは、かなり高いように思います。
 なお、p.22 でマザーファンドのほうのコストを見ると、売買委託手数料9円、有価証券取引税3円に加えて、保管費用等が 46 円となっています。ここも保管費用が高いです。なぜ REIT の保管費用が高いのか、乙には理解できませんでした。もしかして、資産総額が少な目だということが影響しているのでしょうか。
 p.4 の下段には、投資対象国・通貨の状況がありますが、米ドル 53.1%、オーストラリアドル 15.5%、ユーロ 13.2%などということです。REIT の投資先としては、こんなものでしょう。
 この投資信託は、なかなか資金が集まらず、苦戦している状態だと思います。あまり将来性はないかもしれません。
続きを読む
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月31日

「STAM グローバル債券インデックス・オープン」の第4期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM グローバル債券インデックス・オープン」の第4期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140836_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2008.7.6 「STAM グローバル債券インデックス・オープン」の第1期運用報告書
http://otsu.seesaa.net/article/102244333.html

 p.1 純資産総額が 25 億円になっています。期を追うごとに増加していますが、いまだに少額すぎて、少々心配レベルです。ただし、(純資産総額は増えているので)時間が経てば、それなりの金額になっていくものと思われます。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、為替の評価日較差△0.20%、信託報酬分△0.34%、その他+0.04%、となっています。あまりベンチマークと乖離しておらず、インデックスファンドとしては合格点でしょう。
 p.4 の下段には、投資対象国・通貨の状況がありますが、ユーロ 52.0%、米ドル 31.0% ということです。乙はてっきり米ドルのほうが多いものと思っていましたが、そうではないのですね。
 p.5 では、直接利回りが約 4.0% と書いてあり、さすがに外国債券ということになると、これくらいの利回りがあるわけですね。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬30円、保管費用等1円で、合計 31 円となっています。安くてけっこうです。なお、p.22 にあるように、マザーファンドのほうのコストを見ても、保管費用等が 6 円になっています。このくらいのコストだといいですね。
 着実な運用がされているように思いました。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月30日

「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第4期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第4期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140833_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2008.7.5 「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第1期運用報告書
http://otsu.seesaa.net/article/102180205.html

 p.1 純資産総額が 22 億円になっています。期を追うごとに増加しているのはけっこうですが、いまだに 22 億円というのは、少額すぎて、少々心配レベルです。ただし、(純資産総額は増えているので)時間が経てば、それなりの金額になっていくものと思われます。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.2%、配当金要因+0.7%、となっています。あまりベンチマークと乖離していないようです。インデックスファンドとしては合格点でしょう。さすがに日本株だけあって、外国株よりは信託報酬が安くて済みます。しかし、一方では配当金も少なく、日本株の特徴が現れています。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬16円、売買委託手数料0円、保管費用等0円で、合計 16 円となっています。安くてけっこうです。なお、p.28 にあるように、マザーファンドのほうのコストを見ても、0円になっています。日本の運用会社が日本株に投資するといかに安くなるかがわかります。「STAM グローバル株式インデックス・オープン」
2009.12.29 http://otsu.seesaa.net/article/136826150.html
よりも、さらに安くなるわけです。
 これに比べたら、「STAM 新興国株式インデックス・オープン」
2009.12.28 http://otsu.seesaa.net/article/136741302.html
のコストがいかに高いか、よくわかります。
 p.7 上段の株式売買比率を見ても、時価総額 1280 億円に対して株式売買金額は 118 億円であり、売買高比率は 0.09 にもなっています。これまた低くて、インデックスファンドとして妥当なところでしょう。
 ただし、マザーファンドのほうを見ると、p.28 ですが、時価総額 1208 億円に対して 386 億円を売買し、売買高比率は 0.31 になっています。ベビーファンドのほうは半年決算、マザーファンドのほうは1年決算という違いはあるでしょうが、かなりの差があることが気になりました。
posted by 乙 at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月29日

「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第4期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第4期運用報告書を見てみましょう。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140843_R.pdf
で読むことができます。
 乙は、過去にもこの投資信託についてブログに書いたことがあります。
2009.6.22 「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第3期運用報告書
http://otsu.seesaa.net/article/121975380.html
2008.7.4 「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書
http://otsu.seesaa.net/article/102112009.html

 p.1 純資産総額が 83 億円と順調に伸びています。安心していていいレベルです。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、為替評価日較差要因+0.03%、配当金要因+1.27%、信託報酬要因△0.44%、銘柄要因等+0.28% となっています。あまりベンチマークと乖離していないようです。インデックスファンドとしては合格点でしょう。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬24円、売買委託手数料0円、有価証券取引税0円、保管費用等1円で、合計 25 円となっています。これまた妥当です。なお、p.42 にあるように、マザーファンドのほうで、さらに1万口当たりで、売買委託手数料2円、有価証券取引税2円、保管費用等5円の合計9円がかかっています。しかし、大した金額ではないと思います。
 これに比べたら、「STAM 新興国株式インデックス・オープン」
2009.12.28 http://otsu.seesaa.net/article/136741302.html
のコストがいかに高いか、よくわかります。
 p.6 下段の株式売買比率を見ても、時価総額 1109 億円に対して株式売買金額は 150 億円であり、売買高比率は 0.13 になっています。これまた低くて、インデックスファンドとして妥当なところでしょう。
 ただし、マザーファンドのほうを見ると、p.44 ですが、時価総額 942 億円に対して 519 億円を売買し、売買高比率は 0.55 になっています。ベビーファンドのほうは半年決算、マザーファンドのほうは1年決算という違いはあるでしょうが、かなりの差があることが気になりました。
posted by 乙 at 04:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月28日

「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書

 乙の手元に届いた「STAM 新興国株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書を見てみましょう。運用開始後の初めての運用報告書になりました。
 ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140841_R.pdf
で読むことができます。
 p.1 純資産総額が 41 億円となっています。まあこれくらいあれば安心していていいでしょう。
 p.4 国別投資状況のグラフが書いてあります。その中には「アメリカ」とあり、12.2% を占めています。あれ? アメリカが新興国に含まれる? つい間違えてしまいそうです。p.4 の※3を見てください。「「アメリカ」には、先物及び ETF を含みます。」と書いてあります。このファンドは、一部、ETF などで運用しているのですね。
 それと、ちょっと先走りますが、p.19 には、マザーファンドが保有する資産の明細が書いてあります。その「アメリカ」のところを見ると、各種 ADR がずらりと並んでいます。こういうのは「アメリカ」でなくて、各国に分類しているようです。
 p.4 には、ベンチマークとの差異が書いてありますが、信託報酬要因△0.9%、配当金要因+3.1%、銘柄要因△3.8% となっています。配当金が多いのはけっこうなことですが、銘柄要因が大きくマイナスに影響している点が気になりました。こんなにインデックスと乖離していては、インデックスファンドらしくなくなってしまいます。
 p.6 では、1万口当たりの費用明細が書いてあります。信託報酬104円、売買委託手数料33円、有価証券取引税5円、保管費用等37円で、合計 179 円となっています。これはコストをかけすぎています。インデックスファンドのよさが失われています。
 p.6 下段の株式売買比率を見ても、時価総額22億円に対して株式売買金額は32億円であり、売買高比率は 1.41 にもなっています。こんなに激しく売買しているのでは、まるでアクティブファンドみたいです。
 マザーファンドも設立されたばかりで第1期ですから、どんな運用がなされるかは、もう少しようすを見て判断したほうがいいと思いますが、それにしてもちょっと注意が必要な投資信託だと思いました。
 この運用報告書については、Nightwalker さんが「衝撃」と呼んでいます。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2009/12/stam1-abc1.html
さもありなんです。
続きを読む
posted by 乙 at 05:10| Comment(0) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

SBI 証券から STAM 各種投資信託の運用報告書

 乙の手元にSBI証券から何通も手紙が来ました。開封すると、STAM の各種投資信託の運用報告書が入っていました。
 SBI 証券で何種類か投信を購入しているので、それぞれに運用報告書が来ています。
 それはいいのですが、中には、同じものが別便で2通来ているのもあります。これは、口数で購入している分(1回だけの購入)と、一定金額による毎月購入分があるからでしょう。しかし、同じ投信ですから、2通もらってもムダでしかありません。
 資源節約ということで、1通にしたらいかがでしょうか>SBI証券様
 こんなのはちょっとしたプログラムの変更で簡単に可能でしょう。
 他の証券会社でも事情は同じなんでしょうかね。
 ともあれ、運用報告書の類も、投資先の金融商品の種類が増えれば、それぞれに送ってくることになり、大変な分量になります。

 ま、それはともかく、あれこれ順次運用報告書を眺めていくことにしましょう。
posted by 乙 at 05:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月12日

SGロシア東欧株ファンド

 乙は、ごく少額ですが、SGロシア東欧株ファンドにも投資しています。
2008.5.19 http://otsu.seesaa.net/article/97210446.html
 しかし、この投資はよくないと思います。
 最近、第5期の運用報告書が送られてきました。
 ネットでは
http://www.sgam.co.jp/fund_info/137002_russia/pdf/137002_5%E6%9C%9F_20091020.pdf
で読むことができます。
 p.5 で、このファンドの投資信託財産の構成を見てみましょう。投資証券 97.1% とコール・ローン等 2.9% ということです。この投資証券の中身を見てみると、同じく p.5 ですが、Ocean Fund Equities Eastern Europe に 97.7% それと SGAM Fund マネー マーケット(ユーロ)に 0.2% です。つまり、このファンドは、投資家から預かった資金を単に右から左に回しているだけです。
 一方、Ocean Fund Equities Eastern Europe については、p.7 から説明がありますが、0.75% 以内の報酬を取っています。
 ですから、このファンドの信託報酬 0.92925% は、この右から左への送金の手間賃のようなものです。いやはや高いものです。厳密に言えば、送金だけでなく、日本語での説明文書の作成とか、もろもろの仕事はありますが、それにしても 0.93% という手数料はおいしい商売です。運用はほぼ丸投げなんですからねえ。乙が自分で運用会社を作りたいところです。
 ところで、このファンド(あるいはマザーファンドとしての Ocean Fund Equities Eastern Europe)は、運用がうまく行っているのでしょうか。
 p.1 でわかるように、2007年10月の基準価額 16,434 円が、2009年の2月には 3,557 円まで下がってしまったのですから、いくら世界の金融危機のためだとはいえ、8割減というのはキツイですよね。
 今は 7,365 円まで回復してきたので、少しは痛みが和らぎます。
 運用報告書の p.2 には、こうあります。「当ファンドの基準価額は前期末比40.0%の上昇となりました。44.8%上昇した参考指数を下回りましたが、これは基本的に当ファンドの投資方針がもたらした結果といえます。当ファンドは、今回の反発局面では当初ディフェンシブなポジションを取っていました。すなわちフリー・キャッシュフローを生まないビジネスモデルや、ほとんど破綻しているように見える銘柄への投資を極力避けました。しかし、その後金融環境に関する懸念が緩和していく中で最も恩恵を受けたのは、こうした銘柄群となりました。」
 参考指数よりも下がっているということは、言い換えれば、運用は下手だということです。
 手数料が高く、運用が下手なのでは、見るべきところは何もありません。
 国内の投資信託では、ロシア東欧株に投資するもので乗り換えられるものがありますかね。乙はうまく見つけられなかったので、こんなのに投資したのですが、……。
posted by 乙 at 04:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

三菱UFJ投信の「eMAXIS」ブロガーミーティング

 乙は、11月5日の夜に開催された「eMAXIS」
http://maxis.muam.jp/e/
をテーマにしたブロガーミーティング
http://www.fund-no-umi.com/blog/2009/10/ufjemaxis-671f.html
に参加しました。19:30-21:30 に行われましたが、2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 初めに、三菱UFJ投信商品企画部の代田秀雄部長(話し方、話の内容から判断して、非常に頭が切れる人です)から、今回の eMAXIS シリーズのねらいなどの説明がありました。ネット専用で低コストの(ノーロードで信託報酬が安い)インデックス・ファンドという明解なポリシーでした。
 代田氏によれば、特に、ブランドにこだわったという話でした。普通ならば「三菱UFJ 」あるいは「MUAM」を投信名の先頭に付けるところですが、「eMAXIS」では、あえてそれをせずに、新しいブランドを立ち上げるという覚悟で臨んだのだそうです。
 すでに、三菱UFJ投信には MAXIS という ETF があり、乙も、購入しましたが
2009.6.9 http://otsu.seesaa.net/article/121124301.html
それとの共通性を意識した命名です。MAX(最大の)+ AXIS(中心軸)で MAXIS だそうです。「e」は economy あるいは economical の頭文字でしょう。
 現状の投信業界では、大口投資家である退職者が窓販で買うのが主流で、だからこそ毎月分配型の投信が売れたりするわけですが、eMAXIS は、ターゲットが違います。小口投資をする資産形成層、年齢でいえば30代から50代のサラリーマンをターゲットにするという発想です。
 その裏には、現在、窓販の販売量は伸び悩んでいるものの、ネット経由の販売はどんどん増えているという事情があります。だいたい3ヵ月で 1000 億円程度の販売量だそうです。そこで、そのような有望なターゲットにねらいを定めたのが eMAXIS だというわけです。
 乙は、運用総額の想定を質問してみましたが、代田氏によれば、中長期的に 500 億円だそうです。これくらい資金が集まれば安定的に運用していけるとのことでした。確かにそうでしょう。問題は、この投信が多くの人(比較的若い人?)に理解され、資金が集まるかというところです。ネット専用(ネット証券経由でないと買えない)ですから、退職者にはハードルが高そうです。若い人ならばネット経由の申し込みはどうということもないでしょう。
 乙は、若い人=投資初心者にインデックス・ファンドに目を向けさせること自体が難問のように思いました。投資家教育が重要なのですが、三菱UFJ投信がそこまでやるのはそれはそれでコストのかかることでもあるので、なかなか実現はむずかしいでしょう。
 eMAXIS は、10月30日スタートで、3日間で 1.5 億円の資金が集まったということでした。代田氏からは2〜3年で運用を止めることは考えておらず、10年くらいは育てていきたいという発言がありましたが、さて、それが実現するかどうかが問題です。日本の投信事情を考慮すると、投資家の多数を占める大口高齢層はこういう投信に見向きをせず、若い人は知らないままになる可能性もあると思われます。投資家としても、数年くらいようすを見てもいいのかもしれません。(みんながそうすると、この投信に資金が集まらないということになってしまうのですが。)
 三菱UFJ投信は、直販の免許がないので、投資家に直接販売することはできないし、証券会社に顧客を紹介することもできないのだそうです。したがって、ネット販売の証券会社と連携して、売り出すしかなく、どうやって顧客にアプローチするかが問題のように思います。しかし、ブロガーミーティングのようなことを行っていれば、しだいに浸透するようにも思います。ブログを書く人は少数でも、読む人は多数でしょうから。

 余談ですが、三菱UFJ投信では、200 本くらいのベビーファンドを4人で管理しているなどという話も聞きました。インデックス・ファンドは、資金が入ってきたら、ほぼ全額をマザーファンドに渡すだけですから、管理の手間はあまりかかりません。だからこそ、こんな体制になっているのですね。
 また、商品企画部では、6ヵ月で20本ほどの新しい投信を作っていると聞きました。それは大変なことです。乙の感覚では、次々と新しい商品を出す必要はなく、今回の8種類くらいの投信で十分なので、それらを長期的に成長させるほうが望ましいと思うのですが、新しい投信を作らないと、お客にアピールしにくいのでしょう。しかし、これは、投資家教育が行き渡っていないせいだと思います。特にインデックスファンドは新しいファンドを作ることは不要で、基本的な数本があればそれで十分だと思います。
 そんな貴重な内部事情なども聞くことができて、大変有益なミーティングでした。
 また、こんな機会を作ってもらいたいものです。

 ミーティングの途中で、トンカツサンドイッチとコーヒーが出ました。初めからペットボトル入りのミネラルウォーターもありました。ボールペンももらいました。だから言うわけではありませんが、この eMAXIS シリーズは、確かに若い人におすすめできそうな投資信託だと思います。
 では、乙はこれを買うか。残念ながら買いません。
 現在、乙は ETF を中心に投資しているので、低コストだという信託報酬(税込み 0.42% から 0.63%)でも、まだ高いと感じます。しかし、若い方や小口投資家には eMAXIS がかなり適しているように思います。
 日本でも、こういう投資信託が受け入れられることを願っています。それは、投資家がきちんと勉強しているということを意味しています。そうありたいものです。

 イーノさん、直接的に、間接的に、いろいろとお世話様でした。
posted by 乙 at 05:18| Comment(2) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月09日

毎日投資の考え方

 乙のブログへのコメント欄で、毎日投資の考え方が示され、驚きました。
2009.10.7 http://otsu.seesaa.net/article/129680323.html
 いや、最初は毎「日」投資ではなく毎「月」投資と読み間違えたほどです。(漢字が似ているし、乙は、最近視力が落ちて文字が読みにくくなっていますから。)
 「驚く」といっていいほどの斬新なアイディアでした。
 もしも、投信の最低購入金額が 1,000 円であれば、毎日 1,000 円ずつ購入するという投資方法が可能になります。毎月3万円の購入よりもドルコスト平均法の考え方が強く働きます。
 毎月1万円を積み立てる場合、3日に1回購入するような設定にしておけばいいということになります。
 では、毎日投資の考え方のメリット・デメリットについてどう考えるといいでしょうか。
 メリットは、ドルコスト平均法の考え方がよりよく当てはまるということでしょう。しかし、ドルコスト平均法は、毎月1回の投資と比べて特に有利な投資法ではなく、どちらも同じです。積立で手間が要らない点もメリットですが、これは毎月投資と同じです。
 他にもメリットがあるのかもしれませんが、乙には思い当たりません。
 一方、デメリットは、報告書の類がわんさかくることでしょう。毎日1件ずつ来ます。全部読めれば(いや読まなくても目を通すだけでも)いいですが、けっこう大変です。「読まなくていい」という考え方もありますが、毎日投資の他にスポット的に投信の購入をしていれば、そういう投資行動の記録も毎日投資と一緒に記載されて送られてきますから、確認しておかないといけません。数日程度の旅行に行った場合でも、かえってくると数通の(日数分の)報告書が届いていることになります。長期の不在はおおごとになります。電子的に確認できる場合でも事情は同じです。乙は、現在でも、電子的に送られてくる(WWW にアクセスして pdf ファイルを読む)報告書さえ処理しきれない感じなのに、それがぐっと増えたら、時間的に破綻しそうです。
 投信は、購入の注文から、約定(代金の引き落とし)まで、数日間のずれがあることもけっこうめんどうで、証券会社の MRF 口座の残金などをきちんと確認しておかないといけません。
 また、証券会社の休みの日、何らかの事情で証券会社のシステムがダウンしたとき、さらには投信運用会社や証券会社が潰れたときなど、毎日投資をしていると、まさにその日にぶつかる可能性が高くなり、トラブルに巻き込まれそうです。
 というようなことを考えてみると、いろいろなデメリットがあり、毎日投資ができるようになったとしても、乙ならば申し込まないと思います。
 なお、1,000 円投資ができるようになっても、それは積立投資限定というわけには行かないでしょうから、スポット購入にも対応しなければならないでしょう。
 1件 1,000 円の投信の販売が証券会社側のコストに見合うのかどうか、乙にはわかりませんが、かなり疑問です。仮に申込手数料が(高めの)3% だったとしても、1,000 円では 30 円です。ハガキを出すだけで(郵送料だけで)50 円かかる現状では、1,000 円投資で証券会社側のコストがまかなえるとは思えません。
posted by 乙 at 04:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月07日

1,000 円からの投信積立

 とよぴ〜さんが 1,000 円からの投信積立ができるようにマネックス証券に要望を出したとのことです。
http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-809.html
 乙は、ちょっとちがうかなあと思いました。
 乙も、妻のために毎月積立をしていますが、
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
2008.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/92156333.html
2008.4.3 http://otsu.seesaa.net/article/92055448.html
5万円を三つの投信に分けて積み立てしています。
 5万円くらいはどうという金額ではないし、また、これで1年間に60万円、10年間で600万円くらいを投資すると、結果として、それなりの金額を手にすることができると思います。
 一方、毎月 1,000 円だと、桁が一つ違いますから、毎月 5,000 円を積み立てたとして、10年間で60万円にしかなりません。この金額では、あまりに中途半端すぎて、生活にも何にも使えません。
 20歳から60歳まで40年間積み立てたとしても240万円です。
 投資の目的にもよりますが、老後の生活に備えるのであれば、少なくとも数千万円は確保したいものですし、できたら1億円から2億円くらいあればと思います。
 そのような目標を考えると、1,000 円からの積立投資が可能になったとしても、利用者にはあまりメリットがないし、証券会社側でも、手間(コスト)ばかりかかって、実入りはないしということで、双方にとって不要なのではないかと思います。
 自分の収入から考えて、毎月5万円は用意できないけれど、5,000 円なら用意できるので、1,000 円からの選択肢がある投信がほしいという声があるのですか。乙だったら、そういう人には「そんな投資は止めておきなさい」といいます。5万円が積み立てられ、場合によってはそれを捨ててもいいと思えるようでなければ、リスクのある投資には踏み出せないはずです。5,000 円は、預貯金に回して積み立てるほうがよほど現実的です。
 乙の感覚では、投信の最低購入金額は1万円でも十分だろうと思います。
続きを読む
ラベル:投信積立
posted by 乙 at 04:16| Comment(9) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

住信-STAM新興国株式インデックス・オープンの購入

 最近、二つの投資信託を解約しました。
2009.9.19 HSBCブラジルオープンの解約
  http://otsu.seesaa.net/article/128313146.html
2009.9.18 「損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープン」の解約
  http://otsu.seesaa.net/article/128298525.html
これらは、妻から預かった資金の運用先でしたが、
2009.8.8 http://otsu.seesaa.net/article/125247422.html
それぞれに問題があると考えて、解約しました。
 それぞれの資金は、「住信-STAM新興国株式インデックス・オープン」
http://www.sumishinam.co.jp/stam_index/stam_em_stock.html
の購入に充てました。
 住信-STAM 新興国株式インデックス・オープンは、信託報酬が 0.8715% ということで、それまでに購入していた上記の投資信託よりだいぶ安くなります。SBI 証券で購入しましたので、買付手数料はゼロでした。いわゆるノーロードファンドということになります。

関連記事:
2009.8.19 株式ファンドの購入
  http://otsu.seesaa.net/article/126000276.html
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月19日

HSBCブラジルオープンの解約

 乙は、HSBCブラジルオープンも解約しました。
 このファンドについては、何回かブログに記事を書いたことがありますが、

2009.5.11 HSBCブラジルオープンの第3期運用報告書
  http://otsu.seesaa.net/article/119099168.html
2008.9.12 HSBCブラジルオープン
  http://otsu.seesaa.net/article/106426492.html
2008.5.11 HSBC ブラジルオープン
  http://otsu.seesaa.net/article/96318368.html

乙の当面の結論は、これは大したファンドはなく、信託報酬が高いだけだと思います。
 損失確定はいやな気分になりますが、しかたがありません。変なファンドをいつまでも持っていてもそれこそ悔やまれるだけです。気分一新で、別の投資先を考えたいと思います。
 なお、この解約によって、乙が新生銀行で保有している投資信託は大同の MMF だけになりました。これは、無料振込回数の確保のために解約することはありません。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月18日

「損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープン」の解約

 乙がジョインベスト証券で保有してきた「損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープン」ですが、解約しました。
 結局、26,940 円になりました。それでも購入時5万円(取得価額は 47,455 円で、この間の事情は
2009.8.25 http://otsu.seesaa.net/article/126421814.html
を参照のこと)だったことを考えると、大幅な損失です。
 気を取り直して、別の投資信託に資金を回します。

 投資信託は、実際に現金化されるまでにずいぶんと日数がかかるのですね。乙はしばらく待たされる気分でした。
posted by 乙 at 07:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

ジョインベスト証券で保有する投資信託の移管

 乙は、ジョインベスト証券の口座を閉鎖するために、株式移管
2009.9.13 http://otsu.seesaa.net/article/127914182.html
に加えて、投資信託も移管しようと思いました。
 こちらも、ジョインベスト証券側で手続きをするのだそうです。しかし、
https://trading.joinvest.jp/oms/ComMulGetControl?cat1=home&cat2=comission&burl=offv&dir=home/fee&file=others.html
によると、1銘柄で 1,050 円の手数料がかかります。
 保有している投信は、大した金額でもありません。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
購入時で5万円でした。現在は 26,000 円ほどです。
 これで 1,050 円を払うことはあり得ません。
 つまり、移管するよりも、解約してしまったほうがよいということです。
posted by 乙 at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月28日

「アクシア」(アクティブバリューオープン)の解約

 乙は「アクシア」(アクティブバリューオープン)にも投資しています。
2009.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/116709369.html
 どうせ、ごくわずかの金額を振り向けているだけですので、保有しても解約しても、まったく影響はありません。しかし、ポートフォリオの計算など、保有していると計算に含めなければならないので、ちょっとだけめんどうです。その意味で解約してもいいように思いました。
 さて、モーニングスターのサイトでアクシアの基準価額と純資産総額を見てみると、
http://www.morningstar.co.jp/webasp/yahoo/basic/yh_bas_10311962.html
だいたい、両者は同じような上下のパターンをしています。つまり、資金の流入も流出もなく、だいたい一定の口数を運用しているといえます。ところが、ここ数ヶ月のところを見ると、基準価額はやや上向きなのに、純資産額がかなり落ち込んでいます。つまり、次々と解約されているということです。
 時系列データ
http://www.morningstar.co.jp/webasp/yahoo/nav_history/yh_his_10311962.html
で見てみると、ここ数ヶ月では、純資産総額のピークは 2009.6.1 で、24,003 百万円です。このときの基準価額は 9,554 円でした。最近のデータを見ると、8月25日時点で、純資産総額 12,739 百万円、基準価額 10,017 円です。ざっと運用資産の半分くらいが解約されたということです。
 前の記事
2009.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/116709369.html
でも述べましたが、運用報告書の記載によれば、アクシアは、最近、TOPIX に大きく負けているので、「このファンドは優秀かもしれない」と思って保有していた投資家たちが逃げ出しているのではないでしょうか。
 他の原因は考えられません。
 ともあれ、乙も逃げ出していいように思いました。
 ということで、「アクシア」(アクティブバリューオープン)を解約しました。
posted by 乙 at 06:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月25日

投資信託の取得価額

 最近、乙が気がついたことで、おやおやと思ったことがあります。
 乙は、ジョインベスト証券で損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープンを購入したのですが、2007.8 の購入で、自分で記録しているパソコンの中のファイルでは、32,850 口を、1万口あたり 15,446 円で、総額 50,740 円買ったことになっています。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
 最近、ジョインベスト証券の口座のアクセスしたところ、購入時の基準価額が1万口当たり 14,446 円で、取得価額は 47,455 円と表示されているのです。
 もしかして、乙が記録を間違えたのかと思いました。
 しかし、取引の結果は書類で確認して打ち込んでいるので、50,740 円に違いありません。
 ジョインベスト証券のサイトで古い取引の結果を確認しようと思いましたが、うまくいきませんでした。あまり古い記録はジョインベスト証券のサイト内に残っていないようです。
 新旧の金額のズレを計算すると、3,285 円です。そこで、乙ははたと気がつきました。
 2008.1.31 に、この投資信託では 3,285 円の分配金が出ています。この処理のようです。
 実際のところ、投資信託の分配金が出た場合、どのように処理されるのでしょうか。
 取得価額が安く表示されるようになるのでしょうか。
 乙は、ここは変わらずに、入金があったのだから、その金額で MRF の買付が行われるものと思っていました。
 これは分配金の性格によるのですね。投資信託を購入したときよりも、基準価額が値上がりしていれば、分配金には課税されるので、課税された残額が口座に入金され、MRF の買付となるはずですが、基準価額が値下がりしていれば、元本の取り崩しとみなされ、分配金には課税されないので、取得価額が安くなる計算をするほうが自然です。いわゆる特別分配金というヤツです。
 分配金が多くなると、あとあと、解約するときに、税金の計算がややこしくなりますが、それを避けるために、こういう処理をしているのだろうと思いました。
 わかってみれば、納得できるのですが、最初に見たときはとても驚きました。
 でも、ということは、投資信託の取得価額がゼロ円やマイナスになるということもあるのでしょうか。いや、考えてみると、理屈の上ではありえないですね。
 乙は今までこんなことに気がついていませんでした。
posted by 乙 at 05:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

株式ファンドの購入

 乙は、妻の運用資金で購入した投資信託を二つ解約しました。
2009.8.18 http://otsu.seesaa.net/article/125927791.html
2009.8.17 http://otsu.seesaa.net/article/125855732.html
2009.8.16 http://otsu.seesaa.net/article/125728684.html
 それによって入手した現金が15万円ほどありました。これを何に投資しようかと考えてみると、やっぱり株式ファンドがよさそうです。
 しばらく放っておくことを考慮し、乙が SBI 証券で積立投資
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
をしているものの中から選んで、
住信-STAM TOPIXインデックス・オープン 14万口
住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン 8万口
を購入することにしました。
 これらは金額指定で購入してもよかったのですが、そうすると、毎月積立分と完全に混じってしまいます。
 それはそれ、これはこれ、と考えたので、口数購入にしました。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

「エマージング・ソブリン・オープン」の解約

 乙は、「エマージング・ソブリン・オープン」にも投資していました。
2009.3.19 http://otsu.seesaa.net/article/115882026.html
 これについても、妻の運用資金の一部で購入したものなのですが、最近、解約しました。
 これは、大きなマイナスになりました。2007年8月に購入したときは 50,000 円でしたが、解約したら 44,167 円しか戻ってきませんでした。
posted by 乙 at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の解約(2)

 「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」を解約する決心をした話は、すでに書きました。
2009.8.16 http://otsu.seesaa.net/article/125728684.html
 いざ、解約した後、取引報告書を見ると、ちょっと不思議な気がしました。
 元々、2005年10月に10万円で購入したのですが、解約した時点で、105,293 円が約定金額=譲渡収入として計算されていきました。4年ほど運用して、ちょっぴりプラスになったというわけです。
 しかし、損益としては、-9,385 円なのです。
 これはどういうことかというと、このファンドは毎月分配があり、そのときに税金が引かれ、残った分配金が自動的に再投資されます。つまり、少しずつ元本が増えていく計算になります。
 口数でいうと、乙が購入したときは、93,068 口(「10万円−手数料」をそのときの基準価額で割って求めた値)でしたが、解約するときには、120,321 口に増えていたのです。
 考えてみれば、これで正しいのですが、直観的には不思議な感じです。
posted by 乙 at 04:51| Comment(5) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月16日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の解約

 乙は、LM・オーストラリア毎月分配型ファンドの解約を決意しました。
 このファンドについては、運用報告書
2009.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/123589693.html
を見ても、手数料が高いし、いいことはあまりありません。
 これからずっとこのファンドへの投資を継続するかと考えると、そんなことはあるまいと思いました。
 妻から預かった資金を投入していたのですが、全体のバランスも悪いので、債券投資を止めようと思いました。
2009.8.8 http://otsu.seesaa.net/article/125247422.html
 というわけで、スッパリあきらめることにしました。
 売却資金で海外の株に投資するファンドを買おうと思います。
続きを読む
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

積立投資の一部がプラスに

 乙は、積立投資もしています。
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
1年半ほど継続していますが、昨年の後半の金融危機の影響で、運用成績はずっとマイナスのままで、いやはや、どうしようもないなあなどと思っていました。
 最近、SBI 証券にアクセスしてみたところ、「住信−STAM グローバル債券インデックス・オープン」の評価損益がプラスになっていることを「発見」しました。1年半も継続して、やっとプラスです。
 とはいえ、もちろん、これは円安の影響であり、一時的な傾向にすぎません。
 積立投資による長期投資というのも、「がまん」の連続であり、けっこう大変なものなんですね。
 ずっとマイナスだと、ちょっと解約したくなる誘惑に駆られます。でも、解約しても、その資金をどうするかと考えれば、やっぱり元のままにするしかないわけで、その点で、継続するしかないのです。
 ま、そのままずっと積み立てるつもりです。
 長期投資を考えている人間にとって、1年や2年で方針を変えるなんて、おかしいと思います。
ラベル:積立投資
posted by 乙 at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

JFアジア株・アクティブ・オープンの第21期運用報告書

 乙は、「JFアジア株・アクティブ・オープン」にも投資しています。
 以前の運用報告書については、2回ほどブログで取り上げたことがあります。
 第19期の運用報告書
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
 第20期の運用報告書
2009.4.19 http://otsu.seesaa.net/article/117740530.html
 半年ごとの運用報告書ですので、今回第21期を取り上げても、実は発行されてからずいぶん時間が経ってしまったということになります。
 乙の身辺が忙しくなり、こんな書類に目を通すこともしにくくなっているというわけです。
 さて、第21期ですが、ネット内にもあります。
http://www.jpmorganasset.co.jp/fund/info/832000/pdf/report_090515.pdf
 p.1 にもあるとおり、今期は +38.3% の大幅上昇でした。基準価額は 13,517 円になりました。前期は -57.4% というひどい成績でしたが、今期は大幅上昇ということです。このようなボラティリティの大きさがアジア株の魅力なのかもしれません。
 乙が購入した 2005.10 には、1万口当たりの基準価額が 16,144 円でした。それが18期末(2007.11.15)では 29,260 円にもなったわけです。ところが、20期末(2008.11.17)では 9,993 円まで下がってしまい、大きな損失を出しました。今、やっと元に戻ってきたことになります。
 ちなみに、このファンドのホームページで最新版の基準価額を見てみると、
http://www.jpmorganasset.co.jp/fund/info/832000/index.html
7月31日現在で、16,361 円ということで、ほぼ最初の段階に戻ったことになります。
 ずいぶんと大きな変動があったと実感しています。
 自分の財産の大半をこんなファンドに投資していたら、毎日気が気でないことでしょう。
 ごく一部を投資しているだけなので、ボラティリティの大きさも楽しんでしまえる感覚です。
 p.2 のベンチマークへの要因分析で、中国の投資比率がやや高めのために、ベンチマークを上回ることができたとしています。p.2 によれば約半分が中国株なんですね。これをいいものと見るかどうかが鍵でしょう。
 まあ、中国はそれなりに発展していますから、今のまま中国株に投資する方針でいいと思います。
posted by 乙 at 05:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月16日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書

 乙のところに「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書が送られてきました。
 このファンドの運用報告書については、1年前にも記事にしたことがあります。
2008.7.16 http://otsu.seesaa.net/article/102975170.html
 ネットでは、
http://leggmason.co.jp/ja/pdf/Disclosure/530011/530011_20090610.pdf
でみることができます。
 p.2 によると、過去6ヶ月間では、騰落率がプラス 25.69% ということになっています。
 なぜこんなに成績がいい(ように見える)かというと、それは p.2 にあるように、為替による利益です。つまり、豪ドル高・円安が進んだということです。
 外国債券ファンドは、このように、為替の影響がかなり極端な形で出てくることになります。
 p.3 にあるように、オーストラリア国債は利回りが 4.0-5.5% 程度でした。p.4 では、オーストラリア社債市場の対国債スプレッドは 2.5-4.2% 程度です。つまりもともと年数%程度しか利益は出ないわけで、それを考慮すると、為替レートの変動はきわめて大きな影響を与えていることになります。
 なお、いうまでもありませんが、信託報酬 1.3125% というのは、年数%の利益を基準に考えると、高いと思います。
posted by 乙 at 05:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月27日

大同の MMF 運用報告書

 乙は「大同の MMF」にも若干の資金を回しています。
2008.11.30 http://otsu.seesaa.net/article/110424867.html
 これは「投資」というよりも、新生銀行での無料振込回数の確保のためです。
 しかし、MMF も投資信託であることには変わりがありません。乙の手元に「運用報告書」が届いたので、その事実を思い出しました。ネットでは
http://www.tdasset.co.jp/fund/Operation_report/MMF.pdf
にあります。
 一通り読んでみましたが、なんの変哲もないものです。いや、MMF は「なんの変哲もない」のがいいのです。独自の運用などをしてもらっては困ります。
 資産としては、公社債が 89.6%(うち、国債、政府保証債、地方債が 58.9%)、短期金融資産(格付け A-1)が 10.3%、その他資産(指定金銭信託、未収金、未払い金など) 0.1% という比率になっています。
 公社債は、すべて残存期間が1年未満のものばかりです。短期運用ということはこういうことなんですね。
 ということは、1年後に受け取る運用報告書では、保有銘柄は今回とまったく違っているはずです。
 まあ、運用方針が一貫していれば、具体的銘柄がどうなっても、あまり問題にはならないように思います。
 ということは、そもそもこういう運用報告書を読む価値はあるのでしょうか。ファンドが運用方針に基づいて運用されているかどうかを見るだけで、実質的にはほとんど意味はなさそうです。
 おもしろくない運用報告書でした。ま、それがいいわけなんですが。
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2009年06月22日

「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第3期運用報告書

 乙は、毎月の積立投資として、STAM グローバル株式インデックス・オープンを購入しています。
 第1期運用報告書については、以前、記事にしたことがあります。
2008.7.4 http://otsu.seesaa.net/article/102112009.html
 最近、第3期運用報告書が送られてきました。ネットでは
http://www.sumishinam.co.jp/new_report/140834_R.pdf
で読むことができます。
 半年ごとの決算だと、次々と運用報告書が届く感じです。しかし、現物が手元に届くので、読むのを忘れることは少なくなりそうです。(とはいえ、机の上に溜まった書類の山に紛れてしまう可能性もありますが。)
 p.1 の純資産総額を見ると、第1期末の8億円が第3期末では47億円になっており、投資信託として順調に成長しているようすがわかります。このくらいあれば、安定的な運用が可能でしょう。
 p.4 のパフォーマンスのところを見てみると、ベンチマークよりも 0.21% ほどマイナスになっています。そして、この理由として、配当金要因 +1.39% があるものの、為替評価日格差要因 -1.26% が大きかったことがわかります。為替評価レートの時間差によるものだと説明されていますし、それはそれで理解できるのですが、-1.26% というのは意外にも大きなものだと思いました。まあ、これはプラスのときもあればマイナスのときもあるという性質のものですので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
 p.6 の「1万口当たりの費用明細」を見てみると、信託報酬は19円で、有価証券取引税1円と保管費用1円を加えても、全体で21円しかかかっていません。相変わらず安いものです。とはいえ、基準価額がかなり下がっていますから、第1期の信託報酬26円と比べて安くなったなどと勘違いしてはいけません。
 p.6 の株式売買比率のところを見ると、0.26 です。これまた低いです。いかにもインデックスファンドです。
 全体として、一貫した方針で継続的に運用されていることがわかります。こういうファンドであれば、投資を続けていてもいいと思います。
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2009年06月11日

「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」の第2期運用報告書

 乙は、「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」にも投資しています。
 第1期運用報告書についてはブログでも書いたことがあります。
2008.7.1 http://otsu.seesaa.net/article/101911656.html
最近、第2期の運用報告書(2007.10-2008.9)が送られてきたので、ちょっと見てみました。
 もっとも、こんな古い報告書を読んでもしかたがないと思う人もいるでしょう。アイザワ証券のサイトには、4月末日現在のマンスリー・レポート
http://www.aizawa.co.jp/beginner/info/pdf/113-3.pdf
がありますから、そちらのほうが最新です。
 なお、実際の運用報告書は、2009.1 までの純資産の推移などが掲載されていますので、2008.9 までの報告というだけではありません。では、なぜ、2008.9 までの運用が終わってからすぐに運用報告書を出さないのでしょうか。乙にはわかりません。
 p.1 では、当期のベトナム VN 指数が現地通貨ベースで -56.4% もの下落を示したことが書いてあります。208.10 以降、さらに下落が続くのですから、投資家としてはたまったものではありません。
 ベトナムはインフレ率もすごいようで、2008年8月には前年比ベース 28.3% に達したということですから、まともな経済的コントロールがなされているとは思えません。基準金利は 14% にも達したというのです。
 p.2 では、オフショア・マーケットや非合法市場では、ベトナム・ドンは公式の固定レートより低い価格で取引されているという話です。スタンダード・アンド・プアーズはベトナムの信用格付けを安定的からネガティブに引き下げたということですから、ベトナム経済の今後の見通しは暗いということになります。
 p.3 の「ファンドの運用経過および戦略」には、当期のファンドのリターンは、米ドルベースで -34.54%(実績報酬控除前)だったことが示されます。こんなにも下げているときに「実績報酬」をとるのでしょうか。まさか、取れるはずはありません。だとしたら、こんな書き方は変です。
 ベトナム VN 指数が下落するに従って、ファンドのベトナム上場株組入比率を増やしたとのことで、その判断は正しいと思います。それでも、73.70% ですから、依然として、かなり低い比率だと思います。乙は、現金・預金の比率が高すぎるように思います。
 また、当面の間、株式市場の冷え込みは続く可能性があると述べています。だとしたら、ベトナム株の比率を上げてはいけないのではありませんか。もう少し現金のままで置いておき、さらに冷え込んだ時点で資金を投入すればいいと思います。言っていることがちぐはぐな感じを受けます。
 さらに、p.3 には「長期におけるベンチマークの絶対リターンを、持続的にアウトパフォームする自信があります。」と述べていますが、こんな「自信」を述べられてもどうしようもありません。上記のマンスリー・レポートを見てみると、トップのところに「ベンチマークは定めず、絶対リターンを目指した運用を行います。」とあります。となると、この p.3 の記述は実に変なことになります。
 p.10 では、当期の販売および買い戻しの実績が書いてありますが、販売口数 120,229 に対して、買い戻し口数は 207,697 ですから、投資家は「解約」の方向に走っていることが見てとれます。この点からも、このファンドの将来性は悲観的にならざるを得ません。
 運用報告書の末尾(p.40)の署名の問題(会社名を「署名」している)は相変わらずです。こんな署名を平気でする会社は信用できません。
 というようなわけで、このファンドは解約してもいいと思います。
 もっとも、現在解約すると、乙の場合、購入したときの金額と比べて時価は円換算で約半額になっていますから、正直なところ、損切りはしにくいです。まあ、購入時の価格まで戻るには何年もかかるでしょうから、それまで塩漬けにするのがせいぜいでしょうか。あるいは、損を承知で、こんな変なファンドからは逃げ出すべきでしょうか。
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2009年05月11日

HSBCブラジルオープンの第3期運用報告書

 乙は、HSBCブラジルオープンにも投資しています。
2008.9.12 http://otsu.seesaa.net/article/106426492.html
2008.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/96318368.html
 最近、第3期運用報告書が送られてきました。
 ネットでは、
http://treasurenet.a-force.jp/images/trust/pdf1216.pdf
で読むことができます。
 今期は、2008.3.31 から 2009.3.30 ということで、大暴落が記録されました。マイナス 56.1% ということですから、まったくイヤになってしまう成績です。2008年9月および10月に大暴落していることがわかります。
 この理由ですが、p.2 では、3点をあげています。
1 世界的な金融危機の深刻化と拡大
2 投資家のリスク回避志向の急激な高まり、ブラジルを含む新興国市場からの投資資金流出
3 原油・資源価格の下落
 ここにあげられていることは、当たり前のことばかりです。いわば、自分たちの責任だというよりは、回りが勝手に動いてそうなったかのように読めます。
 p.2 では、基準価額の推移(-56.1%)がベンチマーク(-46.7%)を下回っていることがわかります。その理由については、p.3 で、中小型株に重点をおいた投資をしていたが、それが裏目に出たためだとしています。
 それはそうかもしれません。
 しかし、p.10 の「株式売買金額の平均組入株式時価総額に対する割合」を見ると、1.75 とあり、時価総額の1.75 倍の売買をしていることがわかります。アクティブ・ファンドだけあって、積極的に売買しているわけですが、それでも、ベンチマークに負けるわけですから、素直に運用が下手だったと認めるべきところではないでしょうか。
 こうしてみると、高い手数料を払ってアクティブ・ファンドに投資するのはよくないことがよくわかります。乙の投資先の選択が失敗だったように思います。

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posted by 乙 at 04:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月19日

JFアジア株・アクティブ・オープンの第20期運用報告書

 乙は、JFアジア株・アクティブ・オープンという投資信託にも投資しています。
 以前、第19期の運用報告書についてブログに書いたことがありました。
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
 今日は、第20期の運用報告書について、見てみましょう。ネットでは
http://www.jpmorganasset.co.jp/fund/info/832000/pdf/report_081117.pdf
においてあります。
 p.1 にあるように、第20期は -57.4% という期中騰落率です。ちょうど一番悪いときだったとはいえ、半年で6割減というのは急落というより暴落といったほうがいいでしょう。
 純資産総額も、第19期末で 30億円あったのが、今期末では 12 億円になっています。6割減です。ということは、基準価額の下落とほぼ同じということになりますから、このファンドの解約はあまり多くなかったということです。まあ、保有者の皆さんは、全員同じく「やられてしまった」わけです。
 p.4 の1万口当たりの費用明細を見ると、信託報酬 148 円、売買委託手数料 20 円、有価証券取引税 17 円、保管費用 9 円で、合計 194 円のコストがかかっています。やはり、アクティブファンドはコスト高です。
 ずっと信託報酬なり何なりのコストを負担しながら、半年で資産が6割も減ってしまうなんて、割に合わない気がします。アクティブ・ファンドを選んでしまった乙が悪かったのかもしれません。
 もっとも、数万円から投資できるアジア株のインデックス・ファンドがあるのかどうか、知りませんが。

posted by 乙 at 05:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月18日

SBI未公開株組入ファンドVの第4期中半期報告書

 乙は、SBI未公開株組入ファンドVにも投資しています。
 このファンドについては、今までにも3回ほどブログに書きました。
2006.5.5 http://otsu.seesaa.net/article/17401418.html
2006.10.23 http://otsu.seesaa.net/article/25983122.html
2008.1.10 http://otsu.seesaa.net/article/77511231.html
 最近、第4期中(平成20年7月1日〜平成20年12月31日)の半期報告書が郵送されてきました。
 2008.1.10 段階では「たぶん、乙は2008年7月時点で解約すると思います。こちらから解約しなくても早期に償還となるでしょう。」などと書いたのですが、乙は、何と、まだ保有していたのですね。
 2008年7月はクローズド明けでした。ここから解約できるようになったわけです。
 さて、では、この期間の運用成績はどうだったか。▲26.82% でした。運用資産別で見ると、米国債券運用部分が ▲14.41% とのことです。主な下落要因は円/ドルの為替レートが 2008.12 現在で 89円20銭と前期末から 16% 以上も下落していることです。それに比べれば、現在は若干の円安になっています(というわけで成績も少しはいいでしょう)。
 こんなひどい成績では、ファンドの解約が増えるのは当然です。では、実際、どうだったのでしょうか。
 元本成長型のほうで、1,663,466 口が 1,147,534 口に減っているのですから、3割以上解約されてしまったことがわかります。つまり、投資家がこのファンドを見限っているのです。
 2008.12.31 の段階で、資産配分は、米国債券 48.7%、未公開株 25.5%、現金 12.6% などとなっており、相変わらず、米国債券が中心です。現金が多いのは、解約に備えてのことでしょう。
 今や、資金が流出して、未公開株への新規投資はしないということですから、このファンドは、もう長くは持たないでしょう。純資産総額は、元本成長型で 83 億円、分配型で 18 億円ですから、まだ規模としてはそれなりではありますが、今後が見込めない状態では、もうどうしようもないでしょう。
 今さら、信託報酬 2.1% も払って米国債券を保有しようという人がいるでしょうか。もったいないだけです。
 最新版の月次運用報告書は、
https://search.etrade.ne.jp/fsearch/fmrep/fr_X0738000_02.pdf
で読むことができます。
 乙は、そろそろ解約しようと思います。「夢、破れたり」です。

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2009年04月17日

さわかみファンドの「運用体制強化」

 4月15日付けのさわかみレポートを見ると、「運用体制強化のお知らせ」
http://www.sawakami.co.jp/report/latest/news090415.pdf
がありました。
 「運用体制強化」とは何でしょうか。常識的には、ファンドの運用体制を強化すると、ファンドの運用が改善され、基準価額があがっていくかのように思われますが、そんなことがあるのでしょうか。
 そんなことがあるなら、こういうことを仰々しく述べる前に、さっさと運用を改善してほしいものです。
 上記の文書を見ると、基本方針に変更がないと書いてありますし、澤上篤人氏が最高運用責任者(CIO)であることも変わらないとのこと。変わるのは、運用の担当者をひとり増やすことくらいです。これが「運用体制強化」なのでしょうか。
 似たような別の話ですが、世の中で「改革」というほどおかしなことばはなく、「改革」と称して「改悪」をすることもよくありますし、一面では「改革」であっても、別の面で副作用が生じるなどということもよくあります。
 さわかみファンドの「運用体制強化」も、同様の話でしょう。単なる「運用体制の変更」にすぎません。それが吉と出るか凶と出るか、わからないと思います。
 こんなことを「強化」と呼んでいるということ自体、さわかみファンドの信頼を失わせることかもしれません。
 乙は、さわかみファンドの将来性に、少しだけ疑問を感じました。

参考ブログ:
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-326.html

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2009年04月04日

「アクシア」(アクティブバリューオープン)の第13期運用報告書

 乙は、「アクシア」(アクティブバリューオープン)にも興味があって、少しだけ買ってみました。
2008.5.16 http://otsu.seesaa.net/article/96869587.html
日本株のアクティブ・ファンドです。
 最近、その運用報告書が送られてきました。ネットでも読めます。
http://www.tdasset.co.jp/fund/Operation_report/AVO.pdf
 2009.2.27 までの第13期はどうなっているかというと、……残念ながらはずれです。TOPIX をベンチマークにしていますが、そちらが期中騰落率 -44.5% のところ、アクシアは -53.0% です。この原因については、p.4 で説明されていますが、業種配分や個別銘柄など、要するに見通しが甘かったということです。
 p.5 の運用概況を見ても、2008年10月までに、景気敏感銘柄をベンチマークよりもオーバーウェイトして、ベンチマークよりも 6% も悪い成績になり、2008年11月からセクターウェイトをベンチマークに近づけたり、個別銘柄を入れ替えたりしていますが、それでも、最終的には 9% も悪い結果になっていて、運用は失敗だったことを素直に述べています。
 なるほど、ファンドの選択というのはむずかしいものです。
 第12期まではベンチマークに対して好成績を上げていたファンドでも、それが継続するとは限らないことを実例で示してくれました。まあ、一般に、アクティブ・ファンドは、株価の上昇時期にはベンチマークよりもよくて、下落時期にはベンチマークよりも悪いことが多いのでしょうが、それがそのまま現れています。
 このようなことから、乙は、アクティブ・ファンドによる運用は、うまくいかないと悟りました。(1期だけの成績でこういう結論を出すのは早計ですが、予想通りとも言えるでしょう。)
 どうせ大した金額をつぎ込んだわけでもないので、このまま放っておこうと思います。投資した金額は、年1回運用報告書をもらうためのコストのようなものです。

 なお、p.6 にあるように、このファンドの信託報酬は1万口当たり 141 円で高めですが、売買委託手数料は 10 円しかかかっていません。監査費用は 1 円です。p.6 の下の方にあるように、売買高比率が 0.79 でかなり激しい売買を行っている割には、思ったほどコストはかからないもののようです。ま、これが高いかどうかは、他のファンドと同一基準で比べなければならないわけですが。

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2009年03月19日

エマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)の運用報告書

 乙は、国際投信投資顧問が運用するエマージング・ソブリン・オープン(毎月決算型)にも投資しています。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
 これは、新興国の債券で運用する投資信託です。
 最近、第65期の運用報告書が出されました。
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/unyou/143104.pdf
ちょっとそれを見てみましょう。
 p.1 で、過去6ヵ月の基準価額とベンチマークの推移のグラフがあります。課税前分配金込み基準価額と「JP Morgan EMBI Global Diversified(円換算)」のグラフを見ると、ほぼ重なっています。この投資信託は、アクティブファンドで、信託報酬は 1.6485% と高めなのですが、実際の運用成績はインデックス並みということです。こんなことをしていて 1.6485% の報酬は高いと思います。
 p.3 では、過去6ヶ月間の基準価額の主な変動要因について述べています。債券要因はマイナス 11.1%、為替要因はマイナス 15.0% といずれも大幅なマイナスでした。
 p.5 では、「JP Morgan EMBI Global Diversified(米ドルベース)」の6ヶ月間の推移のグラフがあり、変化率が △11.9% とあります。ベンチマークの -11.9% と比べれば、この投資信託は -11.1% だから、ちょっとだけマシだといえます。(両方とも、債券の利息を含めて計算しているはずです。)
 p.6 では、過去6ヵ月の米ドル対円レートの推移のグラフがあり、変化率が △17.4% とあります。ベンチマークの -17.4% と比べれば、この投資信託は -15.0% だから、これまたちょっとだけマシだといえます。これは、p.2 にあるように、債券組入比率が約93%くらいで、7% ほどの差があるためでしょう。
 p.22 では、投資信託財産の構成が書いてありますが、マザーファンドが 98.7%、コール・ローン等、その他が 1.3% となっています。また、マザーファンドを見ると、p.35 ですが、公社債が 92.9%、コール・ローン等、その他が 7.1% となっています。というわけで、全部を米ドルで運用しているわけではないので、為替レートの影響も少しだけ限定的だということになります。
 p.4 では、ファンドの期間騰落率がベンチマークよりも 0.5% よかったことを述べ、その差異の要因としていくつか指摘していますが、どんな国の債券に投資していたか(オーバーウエイト、アンダーウエイト)ということだとしています。このあたりがアクティブ・ファンドのアクティブ・ファンドらしいところです。
 p.4 を見ると、円ベースのリターンで、エクアドル -73.7%、ウクライナ -55.7%、アルゼンチン -53.7%、ベリーズ -51.2% などと、半額以下になってしまった国が4つもありますし、-40% から -50% の成績のところも6ヵ国ありますから、今期はひどい成績になったといえると思います。そういう国を避けることができていれば、運用成績はプラスになる(正確にはマイナスにはならない)といえるでしょう。
 pp.7-8 では、マザーファンドのほうですが、国別資産配分が示されています。いろいろ考えてオーバーウエイト・アンダーウエイトしていることがわかります。
 しかし、そんなふうにがんばった結果としてベンチマーク比で 0.5% のプラスだとしても、信託報酬 1.6485% を考えたら、とうてい信託報酬ほどの成績は上げていないと見ることができます。大きく見れば、このファンドはインデックス並みの成績しか上げていません。債券のアクティブ・ファンドと言っても、インデックスに対して、若干国別配分を変える程度なんですね。なかなかアクティブな行動は取りにくいということがわかります。
 p.10 では、過去6ヶ月間の1万口当たりの損益と繰越分配可能額の推移を示しています。これによると、配当等収益(経費控除後=信託報酬を引いたあと)は、毎月 34-44 円程度になっています。一方、分配金は 60-80 円になっており、何としても分配金を出そうとしている方針であることがわかります。次期繰越分配可能額がだんだん減っていますが、今までの蓄積があるので、分配金を出し続けることも可能だというわけです。ま、このあたりはファンドの方針ということですが、乙のように、最近になってこのファンドを購入した人間から見ると、(過去の値上がりを享受しているわけではないので)分配金を出さないようにしてほしいと思います。自分の資産を取り崩しているだけですから。
 p.15 には、1万口当たりの費用の明細が書いてあります。信託報酬 63 円以外には、保管費用等 0 円、監査費用 0 円と安いものです。0 円といっても、タダというわけではなく、0.5 円未満の費用しかかからなかったということでしょう。マザーファンドのほうでも、p.34 にあるように、費用は、保管費用等が1円ということだけですから、債券の投資信託は、あまりコストがかからないものなのでしょう。p.34 でマザーファンドが行っている売買状況が示されますが、資産総額に比べれば大した金額ではありません。株式の投資信託ほどには頻繁な売買をするわけではないということがわかります。(結果的にコストがかからないということにもなります。)債券の投資信託としては当然のことかと思います。
 こんなことで、この投資信託は、信託報酬が高いので、あまりいいものではありません。乙としては、乗り換えたくなってきました。

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2009年03月12日

損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープンの第3期運用報告書

 乙は、ジョインベスト証券で「損保ジャパン−フォルティス・トルコ株式オープン」などというマイナーな投資信託を購入していたのでした。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
 さて、最近、その第3期の運用報告書(決算日 平成21年1月26日)が出ました。
http://www.sjam.co.jp/dat/uh/uh0899.pdf
 p.1 によれば、第1期 +27.2%、第2期 +9.1% といい成績でしたが、第3期は -65.5% とさんざんな成績でした。
 乙は、妻の資金を運用するために、2007年8月(第2期の真ん中ころ)にこの投資信託を購入したのですが、結果的には高値づかみをしてしまったようです。
 p.2 によれば、2008年9月〜10月くらいに大きく値下がりしています。2ヵ月で一気に半額になってしまったのですから、その変動の大きさにはあきれるばかりです。
 p.3 で運用環境について説明していますが、イスタンブール・ナショナル100種指数の推移を見ると、期首を 100 としたとき、期末では約 60 になっていますし、トルコ・リラ/円のレートの推移を見ても、期首を 100 としたとき、期末では約 60 になっているということで、株安と円高のダブルパンチが襲ったことがわかります。0.6×0.6=0.36 ですから、-65.5% ということと符合します。
 p.6 では、運用経過が説明されています。この投資信託は銀行株の占める割合が 38.8% と高いことがわかります。新興国の産業を見てみると、銀行業は比較的手堅い商売のように思えるので、ここの投資割合を高めることは悪いことではないと思います。p.7 では「トルコの銀行は米国サブプライムローン問題の直接的な影響は受けていません。」とあります。乙の想像ですが、トルコの銀行は、日本と同様に(あるいはそれ以上に)海外への進出が遅れているのでしょう。
 なお、p.6 の「主な購入銘柄」で BIM BIRLESIK MAGAZALAR(食品・生活必需品)があがっており、「主な売却銘柄」で MIGROS TURK(食品・生活必需品)があがっています。株式の売買は、セクター別程度の区分でなく、個別企業の業績を見ているのでしょう(たぶん)。やみくもな売買ではないと信じたいです。
 p.8 では、期中の株式売買高比率が出てきます。株式の売買金額を組入株式の総額で割ったものですが、これが 0.91 です。1年間の間に、保有銘柄のほぼすべてを入れ替えていることになります。けっこう売買が激しいのですね。アクティブ・ファンドの一面が見てとれます。
 しかし、それにしても、p.5 によれば、この投資信託(厳密にはマザーファンドのものですが)の運用成績はMSCI Turkey 10/40 Index とあまり変わりません。激しい売買をしても、まあこんなものなのですね。信託報酬 1.995% を払うのはもったいないです、はい。
 乙が自分の資金でトルコ株の投資先を選ぶなら、ETF を利用するでしょう。iShares MSCI Turkey Investable Market Index Fund (TUR)
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=185114
がいいですかね。Expense Ratios 0.68% ですから、コストも安いです。
 でも、国内でトルコ株に投資しようとすると、まあこんなヘボな(失礼!)投資信託くらいしかないのではないでしょうか。
 少額資金を運用するのは、なかなかむずかしいことだと実感しています。
 いやまあそもそもトルコ株に投資しようなどと思ったこと自体が問題ですかね。

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2008年12月26日

投信運用 40% マイナス

 12月24日の日経新聞朝刊5面に出ていた記事です。
 投資信託の 2008 年の運用成績が、平均で 40.7% 下落したとのことです。記事の一部はネットでも読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081224AT2C2202K23122008.html
 新聞には下落率が大きい投信のリストが出ていました。
 ロシア株が7割以上の下落、インド株も7割前後の下落で、このあたりがもっともひどい成績でした。ブラジル株や中国株もやられてしまい、新興国投資をしていた人はさんざんな目にあったことでしょう。
 乙も、大きな損失を抱えてしまいました。
 2008年は、記憶に残る大変な年になったということです。
 今年の新興国の株価の下落が事前にわからなかったわけではありません。しかし、どこまで下がるかはまったくわからず、もう下落が終わるのではないかと思っていても、それからさらにどんどん下がっていってしまいました。
 こういう急落の前に手じまえた人は偉いと思います。実際は、なかなか切れないものです。個別株をやっているひとが損切りできないのと同じ理屈でしょう。
 ところで、7割も下がってしまったら、元に戻るために株価が3倍にならなければなりません。そんなことはこれからあり得るのでしょうか。乙は、あり得ると考えています。
 新興国投資は、長い目で見ることが必要であると思います。3倍になるのに、10年かかってもいいのです。しかし、数年で3倍になるかもしれません。そして、その後はまた7割減ということもあるかもしれません。そんな乱暴な動きはしてほしくないのですが、将来は何があるか、まったくわかりませんからねえ。
ラベル:投資信託 新興国
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2008年11月02日

さわかみファンドから特定口座の案内

 乙はさわかみファンドを購入しています。
2007.4.12 http://otsu.seesaa.net/article/38495244.html
先日、さわかみファンドから、特定口座の取り扱いを始めるから、一般口座からそちらに移行するようにという案内が来ました。
 2008 年から税制が変わったため、ファンドの解約益および償還差益の所得区分が配当所得から譲渡所得に変わり、申告分離課税になるのだそうです。
 確定申告時の税金の計算はかなりめんどうなので、特定口座としてファンド会社のほうで計算してくれるのは助かります。税金の源泉徴収もしてくれるということですから、投資家はほとんど何もしなくていいことになります。
 今回の案内は、わかりやすかったと思います。完全版のお知らせは、約款・規定の新旧対照表を含むA4で37ページもの冊子で、ちょっと読むのが大変ですが、一方では、要点だけを記した6ページほどのパンフレットも同時に送ってきてくれました。
 それにしても、税制が変わるだけで、大量の郵便の往復が発生するわけで、ファンド会社には大きな負担です。いや、正確にいえば、実はこういう費用も最終的にはファンドのコストということで個人投資家が負担しているのですよね。
 せめて、ネコの目税制として毎年のように税制が変わることのないようにしてもらいたいものです。あれもこれも投資家の負担になるのでは大変ですから。
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2008年09月12日

HSBCブラジルオープン

 乙は「HSBC ブラジルオープン」を保有しています。
2008.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/96318368.html
 このファンド、7月31日の時点では、基準価額が 15,087 円だったのです
http://www.banking.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/brazil_m.pdf
が、9月10日現在では、10,730 円になっています。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=51311063&d=t
この価格は52週の最安値です。7月31日に比べて3割近くも下落しています。
 基準価額の変動を見ると、
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=51311063&d=c&k=c3&z=m&h=on
9月に入ってから大きく下げています。
 なぜ、こんなにも下がっているのでしょうか。乙にはよくわかりませんが、世界株安の影響というだけでは説明できません。
 新興国はボラティリティが大きいといいますが、確かに実感しています。
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2008年08月12日

住信-STAM グローバル REIT インデックス・オープン

 乙が最近購入した投資信託です。
 とはいえ、実は、妻からあずかった資金を運用している分です。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
 最近、解約した DIAM ワールド・リート・インカム・オープン
2008.8.7 http://otsu.seesaa.net/article/104325553.html
の資金で、こちらを購入しました。投資信託を乗り換えたことになります。
 乗り換えにあたっては、妻の意向を確認しました。当初の話のように、3年程度で投資をやめるならば、乗り換えなどせずに、そのまま数ヶ月程度待っているほうがいいでしょう。しかし、妻はさらに長期にわたって投資を継続したいという意向だったので、それならば、ここら辺で乗り換えてもいいのではないかと思いました。
 妻は、海外の銀行・証券会社を使うことに否定的ですから、国内の銀行・証券会社の中で、世界の REIT に投資するものを探しました。(といっても、ベストワンを徹底的に探したわけではありません(笑)。どうせ大した金額ではありませんから。)
 乙は、SBI 証券で、住信-STAM グローバル REIT インデックス・オープン
http://www.sumishinam.co.jp/fund/lineup/detail/index.php?fund_id=73
を購入することにしました。
 これは、ノーロードで、信託報酬は 0.861% です。DIAM ワールド・リート・インカム・オープンに比べると、コストは圧倒的に安いです。2008年1月9日に設定された比較的新しい投資信託ですが、今の純資産が20億円になっており、これからさらに増えるものと予想されます。このくらいあれば、早期償還にはならないでしょう。
 国内では、世界の REIT に投資する ETF は購入できないと思います。海外 ETF を国内の証券会社で買うと、為替手数料、買付手数料とも高すぎて、10万円くらいの投資ではペイしません。
 ということで、選択肢としては REIT のインデックスファンドが優れていると思いました。
 乙は、住信-STAM シリーズには好感を持っており、毎月積立にもこれを利用しています。
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
今回の購入の判断には、これも影響していると思います。
ラベル:住信 stam REIT
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2008年08月07日

DIAM ワールド・リート・インカム・オープンの解約

 乙は、DIAM ワールド・リート・インカム・オープンの運用報告書を読み、
2008.7.26 http://otsu.seesaa.net/article/103606107.html
この投資信託が信託報酬だけでなく、他の面でも高コストであることを知りました。そこで、これを解約することにしました。
 先日、取引報告書が来ました。
 2005年10月に投資した 10 万円は、結果的に、93,567 円になってしまいました。一時は 15 万円以上にもなっていたのに、ずいぶんと下がったものです。
 後から考えれば、15万円から、たとえば2割下がったところで売ってしまうというようなことも可能だったでしょう。しかし、こういうのは、「言うは易く行うは難し」です。乙は、資金のある部分はリートにも投資しようと思っていましたから、下がったからといって売るというのは、本当に正しい選択かどうか、何ともいえません。
 さて、手元に現金が戻ってきました。
 で、考えてみると、やっぱり世界のリートに投資しようと思います。まだまだ基準価額は下がるかもしれませんが、そのうち下げ止まるでしょうし……。
 自分で最適な投資タイミングを見つけるなんて、不可能に近いと思っています。
ラベル:DIAM リート
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2008年07月26日

DIAM ワールド・リート・インカム・オープンの運用報告書

 乙は「DIAM ワールド・リート・インカム・オープン」にも投資しています。
2006.3.12 http://otsu.seesaa.net/article/14666447.html
 2005年10月購入ですから、約3年ほど経ったことになります。
 このファンドは、2007年2月ころをピークにして、その後、基準価額が下がり続けています。
 乙の場合も、すでに元本を割り込むところまで来ました。アメリカでサブプライムローン問題が起こった後では、こういう投資信託は解約するべきだったかもしれません。アメリカの住宅価格が下落しているわけですから、リートにも悪影響が出るに決まっています。それを見越してさっさと売ってしまうのが投資家の取るべき行動のように思います。
 最近、この投資信託の運用報告書が乙のところに送られてきました。第43期(決算日 2008 年1月9日)から第48期(決算日 2008 年6月9日)までの半年間の運用報告書です。
 Web では、
http://www.diam.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2008/01/31/313902_DIAM_world_reit_unho.pdf
に掲載されています。(と思ったら、これは前期の分ですね。最新版を早くアップロードしましょう>DIAM アセットマネジメント御中)
 ネット内を探していたら、
http://treasurenet.a-force.jp/images/trust/pdf177.pdf
に最新版の運用報告書(乙が紙で見たのと同じもの)があることがわかりました。
 p.3 によれば、この半年で、ファンドの基準価額は(分配金を加えて)14.91% 下落しています。いやはや大変な下落です。
 このファンドは、二つのマザーファンドに投資します。「DIAM US・リート・オープン・マザーファンド」(以下、US と略称)と「DIAM インターナショナル・リート・インカム・オープン・マザーファンド」(以下、in と略称)の二つです。US はアメリカのリートに投資し、in はアメリカと日本以外のリートに投資します。
 さて、今年の前半は、サブプライムローン問題で大揺れでした。では、二つのマザーファンドの基準価額の下落はどうだったのでしょうか。p.4 を見ると、半年間で US が 7.24% 下落し、in が 19.63% 下落しています。何と、アメリカ以外のリートのほうが低調だったのですね。これは知りませんでした。乙はてっきりアメリカで大きくやられているとばかり思っていました。
 ちなみに、その前の半年間では、US が 17.8% 下落し、in は 12.7% の下落で、アメリカのほうが大きい下落でした。
 p.3 の記述によれば、2008年3月より、US:in の比率を 45%:55% から 40%:60% に変更したとのことです。大きな比率を占める in で大きく下落すれば、全体としても成績が大きく下がるわけです。
 p.7 では、US の第8作成期末の口数 1106 億口が、第9作成期末に 856 億口に減少しています。US の比率の変更は、45% から 40% になっただけですが、口数は 23% も減っています。これはなぜでしょうか。in のほうは、第8作成期末の口数 1071 億口が、第9作成期末に 1112 億口に増加しています。投資比率の変更だけでは説明できません。
 p.12 の一番下の期中追加設定元本額と、期中一部解約元本額を比べるとわかります。このファンドはこの半年で解約が増えているのです。そのため、投資比率が増えた in の口数は、ごくわずかの増加、投資比率が減った US の口数は大幅な減少になったのではないかと思います。
 p.6 では、US のセクター別組入比率が載っています。前作成期末の「レジデンシャル」は、当作成期末の「住居施設」に該当するのでしょうが、このあたり、安易に訳語を変えないでほしいものです。乙はとまどいました。
 p.7 には、1万口当たりの費用の明細が書いてあります。合計で 71 円の費用がかかっていますが、そのうち、信託報酬が 62 円と大部分を占めます。信託報酬が高いファンドだと思います。
 運用報告書の後半は US と in のそれぞれのマザーファンドの報告になっています。これを見ていくと、p.22 で in の1万口当たりの費用の明細が書いてあります。保管費用が 41 円もかかっているのです。それに、売買委託手数料 42 円と有価証券取引税 18 円が加算されて、合計で 101 円もかかるのです。in は世界中のリートに投資するものですが、それにしても高いものです。in の基準価額をだいたい 24,000 円くらいと見ると、101 円は 0.42% に該当します。これは1年間当たりの費用ですが、それにしても、信託報酬以外でこんなにもコストがかかっているんですね。

 乙はこのファンドから逃げ出したくなりました。まじめに探して、コストが安いものに乗り換えるか、いっそのこと(投資信託では)リートから手を引く手もありそうです。
 それにしても、運用報告書というのは、投資信託の動きが手に取るようにわかるものなんですね。今さらながらおもしろいものです。
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posted by 乙 at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月16日

「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書

 最近、「LM・オーストラリア毎月分配型ファンド」の運用報告書が送られてきました。
 これはネットでも見ることができます。
http://leggmason.co.jp/ja/pdf/Disclosure/530011/530011_20080610.pdf
 前回の運用報告書についても、ブログに書いたことがあります。
2008.1.16 http://otsu.seesaa.net/article/78789442.html
(実は、自分でも、書いたことを忘れていたんですが。)
 p.1 のパフォーマンスを見ると、過去6期(半年)は 4.15% ということで、まあまあだったことになります。1年では 0.53% というのは、今回の半年分の前の半年分のマイナスがそれだけ大きかったことを意味しています。
 p.1 には、分配金も記載されていますが、毎月ほぼ 60 円の分配になっています。しっかり分配しているわけですが、高齢投資家でもない限り、別にありがたくも何ともありません。
 p.2 の運用経過を見てみると、公社債の利金収入が 334 円、為替は豪ドル高・円安が進んだことで、 411 円とかなりのプラスになっています。なるほど、このファンドはパフォーマンスが為替に大きく左右されるのだということがわかります。
 さて、今回、乙はちょっとした疑問を感じました。p.11 の「損益の状況」のところです。たとえば、第54期のところには、次のように書いてあります。(百万円単位で以下を切り捨てて簡略に書きます。)

(A)有価証券売買損益  △372
(B)信託報酬等     △121
(C)当期損益金(A+B)   △493
(D)前期繰越損益金   13,418
(E)追加信託差損益金 △1,928
(F)計(C+D+E)     10,995
(G)収益分配金     △568
 次期繰越損益金(F+G) 10,426

同じく、第55期のところには、次のように書いてあります。

(A)有価証券売買損益  △590
(B)信託報酬等     △126
(C)当期損益金(A+B)   △717
(D)前期繰越損益金   12,286
(E)追加信託差損益金 △1,878
(F)計(C+D+E)      9,690
(G)収益分配金     △562
 次期繰越損益金(F+G) 9,127

 ここで乙がわからなかったのは、第54期の次期繰越損益金(F+G) 10,426 と、第55期の(D)前期繰越損益金 12,286 の金額がかなり違っていることでした。普通は、次期への繰越金がそのまま前期からの繰越金になり、両者が同じ金額になるのではないでしょうか。
 そこで、また運用会社「レッグ・メイソン・アセット・マネジメント株式会社」に直接電話して、この違いは何かと質問しました。電話に出た男性社員の方も即答できずに、回答には翌日までかかりました。こんな質問をしてくる人はいないのでしょうね。
 結論は、次期の(前期からの)金額には、ファンドの解約や追加設定などの金額も含むので、前期の金額と一致しないとのことでした。他のファンドも同様だとのことですので、これが一般的な報告書の記載のしかたなのでしょう。投資信託協会とかいう組織でもこれを標準としているとのことです。
 しかし、乙の感覚では、この書き方は不完全です。解約や追加設定は、それはそれで別途記載して、あとで合計するような書き方が望ましいと思います。投資家にファンドの現状を知らせるにはそのほうがいいでしょう。
 前回、運用報告書を見たときには、このことに気が付かなかったのですが、今回は気が付きました。他のファンドの運用報告書も同様なのか、調べてみようと思いました。

 ところで、このファンドは、マザーファンド形式を採用しています。したがって、運用報告書の後半(p.13-)はマザーファンドの話です。
 ここで、p.1 のパフォーマンスと、p.14 に掲載されているマザーファンドのパフォーマンスを比べてみると、マザーファンドのほうがはっきり高いパフォーマンスを示しているのです。3年の成績では、マザーファンドが 36.11% であるのに対して、ベビーファンドは 31.75% しかありません。その差は 4.36% に及びます。
 なぜこうなるかといえば、もちろん、ベビーファンドのほうには信託報酬があるからです。信託報酬は1年あたり 1.3125% ですから、その3年分とすると(単純に3倍として)、3.9375% です。4.36%-3.94%=0.42% ほどの誤差があります。これが分配金を出すことのマイナスの影響(税金分だけパフォーマンスが下がる)でしょうか。
 分配金は、毎月 60 円ほど出ましたから、半年で 360 円(厳密には 361 円)ですが、基準価額 11,000 円から考えると、3.28% に該当します。基準価額が下がっているときも分配していますが、そのときは税金がかからないはずですから、税金分がいくらなのかを計算するのはなかなかむずかしいことです。
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posted by 乙 at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月06日

「STAM グローバル債券インデックス・オープン」の第1期運用報告書

 乙は、STAM グローバル債券インデックス・オープンも毎月積立をしています。これも第1期運用報告書が届きました。
 ネット内では
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/pdf/71/5/1954.pdf
で読むことができます。
 こちらも4ヵ月だけの運用です。
 この投信は、「住信 外国債券インデックス マザーファンド」を親投信として運用しています。したがって、運用報告書も後半には親投信の運用報告書が掲載されています。こちらは1年単位での決算です。
 パフォーマンスは、p.1 にありますが、ほぼベンチマークと同じです(+0.2% といわれても実感がないレベルです)。親投信(p.15)でも同様のパフォーマンスで、親投信のほうのパフォーマンス(p.18)を見ると、ベンチマークとの差は +0.11% しかありません。債券ファンドは株式に投資しているわけではありませんから、「配当」というものはないのですが、p.4 にあるように、直接利回りが 4.4% となっており、受取利息がかなりあることがわかります。債券の投信では、利息を含めてインデックスを計算しているようです。マザーファンドの損益の状況(p.27)を見ると、受取利息の金額が書いてあります。ほぼ 4% くらいを受け取っているようです。
 p.4 の1万口当たりの費用明細を見ると、信託報酬 23 円、保管費用等 1 円しかかかっていません。1年分ということで3倍しても 72 円です。信託報酬 0.7% 程度ということになるわけです。
 親投信のほうでも、p.19 によれば、保管費用等の 5 円しかかかっていませんから、全体に低コストに徹しているようすがわかります。
 ここでも、インデックス・ファンドの特徴がよくわかります。こんな調子で何年も運用を継続してもらいたいものです。
posted by 乙 at 05:19| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月05日

「STAM TOPIXインデックス・オープン」の第1期運用報告書

 乙は、STAM グローバル株式インデックス・オープン
2008.7.4 http://otsu.seesaa.net/article/102112009.html
とともに、STAM TOPIXインデックス・オープンも毎月積立をしています。こちらも第1期運用報告書が送られてきました。ネット内では
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/pdf/68/5/1951.pdf
で読むことができます。
 こちらも4ヵ月だけの運用です。
 この投信は、「住信 国内株式インデックス マザーファンド」を親投信として運用しています。したがって、運用報告書も後半には親投信の運用報告書が掲載されています。こちらは1年単位での決算です。
 p.1 運用実績は、ベンチマークよりも若干(0.8%)よく、おもわずにんまりしますが、p.3 にあるように、これは配当金要因(+1.0%)です。親投信(p.24)では、パフォーマンスが1年で +1.37% となっており、ベビーファンドも1年で +1.37% のはずですが、ベビーファンドのほうは4ヵ月で +1.0% ということで、かなりずれています。おそらく決算期のずれなどの影響もあるのでしょう。
 p.5 の1万口当たりの費用明細を見ると、信託報酬15円だけです。安くて、多いにけっこうです。1年に換算するために3倍したとしても、たった45円です。STAM グローバル株式インデックス・オープンよりも、さらに信託報酬が安くなっているのは当然でしょう。外国の株で運用するほうがコストがかかるのは当然です。
 親投信のコスト(p.26)を見ると、0円です。すばらしい話です。
 売買高比率(いわゆる回転率)を見ると、p.6 に 0.13 とあり、これまた低いです。4ヵ月分とはいえ、じっと保有しているようすがうかがえます。ちなみに、親投信のほうは(1年分で)0.40 (p.26 参照)ということで、ちょうど3倍にあたります。
 運用報告書を見ていると、まさにファンドの性格がわかります。コストの安いインデックス・ファンドがどんなものか、見事に物語っています。
posted by 乙 at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月04日

「STAM グローバル株式インデックス・オープン」の第1期運用報告書

 乙は、毎月の積立投資として、STAM グローバル株式インデックス・オープンを購入しています。
2008.4.5 http://otsu.seesaa.net/article/92292888.html
2008.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/92156333.html
2008.4.3 http://otsu.seesaa.net/article/92055448.html
 最近、第1期運用報告書が送られてきました。ネット内では、
http://www.sumishinam.co.jp/common/cms/pdf/69/5/1953.pdf
で読むことができます。
 4月に購入し始めたばかりで、もう第1期の運用報告書の時期なんですね。2008年1月9日設定で、5月12日までですから、4ヵ月の決算ということです。(普通は半年ごとの決算です。)
 さて、p.3 パフォーマンスのところを見てみると、ベンチマークよりも 0.96% ほどプラスになっています。そして、この理由として、配当金要因 +1.00% とあります。ベンチマークには配当金が含まれておらず、投信には配当金が含まれるので、見かけ上、1% ほど成績がよくなるというわけです。
 この投信は、「住信 外国株式インデックス マザーファンド」を親投信として運用しています。したがって、運用報告書も後半には親投信の運用報告書が掲載されています。こちらは1年単位での決算です。p.38 には親投信のパフォーマンスが載っていますが、ベンチマークとの差異は +3.02% で、その中に配当金要因 +2.18% が含まれています。なるほど。1年で 2% ほどの配当があるわけで、投信としては4ヵ月で 1% をもらったということですから、まあ、こんなものでしょう。
 p.5 の「1万口当たりの費用明細」を見てみると、信託報酬は24円で、有価証券取引税1円と保管費用1円を加えても、全体で26円しかかかっていません。安いものです。4ヵ月の実績ですから、1年間に直せば3倍になるわけですが、それでも78円です。(ただし、親投信のほうで、p.39 によれば、売買委託手数料2円と有価証券取引税3円、保管費用等6円が(1年分ですが)かかっています。)
 JFアジア株・アクティブ・オープンの第19期運用報告書
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
では、半年間で信託報酬 196 円、売買委託手数料 35 円、有価証券取引税 23 円、保管費用 11 円で、合計 265 円のコストがかかっていました。1年では 530 円になります。約 25,000 円の基準価額ですから、1万円あたり1年あたりで計算してみると、212 円になります。STAM グローバル株式インデックス・オープンでは、78円しかかかりませんから、かなりの差です。アクティブ・ファンドがインデックスを上回ってくれるなら、そういうコストを払う意味がありますが、そうでもないとしたら、やはり、低コストのインデックス・ファンドが望ましいということがわかります。
 同じく p.5 の株式売買比率のところを見ると、0.22 です。これまた低いです。親投信のほうを見てみると(p.41)、0.41 です。1年間で 0.41 しか売買しないわけで、じっとホールドしているのがわかります。
 JFアジア株・アクティブ・オープンの第19期運用報告書
2008.6.29 http://otsu.seesaa.net/article/101773200.html
では、半年で 0.94、マザーファンドは1年間で 1.99 でしたから、激しい売買をしているわけで、それに比べると、インデックス・ファンドはじっとしている傾向が強いわけです。
 こんなところを見ていると、乙はやっぱりインデックス投資のほうがよさそうに思えてきました。
 この報告書については、いくつかブログにも記載があります。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2008/06/post_e056.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-288.html
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2008年07月01日

「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」の第1期運用報告書

 乙は、「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」にも投資しています。
2007.1.19 http://otsu.seesaa.net/article/31672913.html
2007.1.18 http://otsu.seesaa.net/article/31611297.html
2007.1.17 http://otsu.seesaa.net/article/31546571.html
 乙が購入したのは 2007 年1月でした。
 最近、このファンドの第1期運用報告書(2006.10〜2007.9)を読む機会がありました。
 ネット内では、
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/use_up/115/200.pdf
に掲載されています。
 p.1 「2006年10月の運用開始以降2007年9月までの期間におけるベトナムVN指数は、現地通貨ベースで95.8%上昇し、」とあります。そうです。この期間のベトナム株は、暴騰を続けたのでした。期待が高まります。
 p.2 の「ファンドの運用経過および戦略」のところには、次のようにあります。「ファンドのリターンは、運用開始日(2006年10月5日)以来、米ドルベースで17.96%(成功報酬控除前)でした。ベンチマークの絶対リターンが5%だったので、適正のリスク水準の範囲内でこれを13%近く上回ったことになります。」
 さて、VN 指数が2倍に暴騰する中で、ベンチマークの絶対リターンが 5% だったといっていますが、ベンチマークは一体何なのでしょうか。目論見書
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/plan_up/115/532.pdf
を一通り見ても「ベンチマーク」は何も記載されていません。この点は、納得できません。
 p.4 のファンドの運用状況(2008年1月末日現在)を見てみると、ベトナム株への投資割合は 32.09% となっています。ベトナムファンドといいながら、たった3割しかベトナムに投資していないのです。そして、台湾やマレーシアなど、ベトナムと貿易を行っていたりする関連企業にほぼ同額を投資し、合計で 60.17% が株式などの有価証券に投資されています。39.83% は現金・その他の資金です。純資産総額は約84億円ですが、もしかして、投資資金が集まりすぎたのでしょうか。4割もが投資されずに現金のままというのも変です。今後、ベトナム株が下落するという見通しがあって、そのときに買い出動するために現金を保有しているのでしょうか。それにしては4割は多すぎるように思うのですが、……。
 p.7 には、1ヵ月ごとの純資産総額の推移が書いてあります。2006年10月の設定以来、急激に純資産総額を増やし、2007年1月には12月末の純資産総額が2倍近くに増えており、投資資金がぐんと増えていることがわかります。乙がこのファンドを購入したのもこの時期でした。9月末には、純資産総額が 94,684,368.13 米ドルに達しています。
 p.11 には、2007年9月30日現在の貸借対照表が載っています。ここでの資産合計は 96,401,762 米ドルです。負債が 2,019,970 ドルあるので、それを引き算すると、純資産は 94,381,792 米ドルとなります。最終取引市場価格の純資産は 94,674,700 米ドルと書いてあります。これらの数字は、p.7 にあった純資産総額の 94,684,368.13 ドルと一致しません。なぜ一致しないのか、乙にはわかりませんでした。
 p.22 このファンドがどんな通貨で投資されているか、その割合が書いてあります。2007年9月30日現在です。ただし、全部米ドル相当額で記載されています。
米ドル    37,417,487
ベトナムドン 22,576,619
タイバーツ  8,279,595
その他    28,128,061
合計は 96,401,762 ドルです。ということで、ベトナムドンでの運用は、22,577/96,402×100=23.4% ということになります。ここで、p.4 のベトナム株への投資割合 32.09% という数字が気になります。p.22 は2007年9月30日現在であり、p.4 は2008年1月末日現在ですから、矛盾はしていないのですが、この数字は、このファンド内で4ヵ月の間に 8.7% もの資金がベトナム投資に向かっているということを意味しています。けっこう激しく資金を移動しているようです。アクティブ・ファンドはこんなことをするのでしょうね。
 ともあれ、運用報告書を見る限りでは、15% もの成功報酬を取るような立派な成果を上げているとはいいがたいものがあります。
 p.12 には損益計算書がありますが、営業費用の合計 3,514,777 米ドルの中で目立って多いのは、成功報酬 1,924,311 ドルです。営業費用の約半分を占めています。成功報酬は、ハイ・ウォータ・マークの 15% ということですが、それにしても、運用会社はここで儲けていることが明示されています。(その分、投資家としては、あまり儲かっていないというべきでしょう。)
 p.7 によれば、2007年9月末の純資産総額 94,684,368 ドルは、2008年1月末日には 78,916,774 ドルに急減しています。運用が悪化しているということです。1ヵ月ごとの基準価額が明示されていないので、どれくらい下落しているのか(逆にいえばどれくらいが解約されているのか)がわかりませんが、最近の傾向を見ると、憂鬱にならざるを得ません。
 ところで、この運用報告書、会計監査を受けており、ケイマン島にある PricewaterhouseCoopers という会社が監査を行っているようで、p.31 に監査報告書が掲載されています。p.32 が英語版で、こちらが原本なんでしょう。p.31 はこの日本語訳ということです。英語版の監査報告書の最後の署名のところを見て、乙は思わず笑ってしまいました。会社名が手書きで書かれています。これでは署名になりません。署名は個人名でするものです。社長でもいいし、直接の監査担当者(あるいはその上司)でもいいですから、ぜひ、個人名を出してほしいと思いました。
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2008年06月29日

JFアジア株・アクティブ・オープンの第19期運用報告書

 乙は、JFアジア株・アクティブ・オープンという投資信託にも投資しています。
2006.4.29 http://otsu.seesaa.net/article/17180574.html
 乙は、2005年10月に購入したのですが、今のところ、基準価額は4割ほど上昇していますし、それ以外に分配金が 14% ほど出ているというわけで、大変な好成績です。
 最近、第19期(決算日:2008年5月15日)の運用報告書を送ってきましたので、読んでみました。こういうのを読むのもなかなかおもしろいものです。
 ネット内では
http://www.jpmorganasset.co.jp/fund/info/832000/pdf/report_080515.pdf
においてあります。
 PDF ファイルを読むのもいいですが、紙で送られてきたものを読むのもいいものです。電車の中などでも読めますし、ボールペンで書き込みながら読めます。
 さて、p.1 には、最近5期の運用実績が出てきます。基準価額の推移を見ると、ベンチマークの MSCI オール・カントリー・ファーイースト・インデックスを数%上回る成績が続いてきたのですが、19期は -19.7% ということで大きくマイナスになっています。ベンチマークが -16.4% ですから、ベンチマークに負けています。しかし、まあ、過去にずっと好成績を続けてきたのだから、許してあげようという気になります。
 なぜ、今期は成績がベンチマークよりも低迷したのでしょうか。答えは p.2 に書いてあります。「国別配分効果では、主として中国のオーバーウェイトがマイナス寄与となりました。」ということです。中国株に多めに割り当てていたから、中国株の値下がりで大きな損失を出したというわけです。これはこれで理解できますが、これが「要因分析」のところに書いてあることに違和感がありました。実に表面的分析です。投資家の立場からは、こんなことを知りたいのではありません。なぜ中国株に多めに投資したのかが知りたいのです。目論見が外れたことは、まあ、しかたがないでしょう。誰も株価の上下はあてられませんからね。しかし、中国株をオーバーウェイトしたのは、運用会社の判断ですから、そこのところをもっと書いてもらいたかったです。
 ところで、19期は成績が振るわなかったわけですが、15期から18期は、ずっとベンチマークを数%ずつ上回っていました。アクティブ・ファンドというのは、そんなに簡単にベンチマークを上回ることができるものなのでしょうか。
 p.6 の配当等収益のところを見ると、受取利息がわずかに計上してあるだけで、かなりあるはずの配当がまったく書かれていません。「おや?」と思って探してみると、秘密がわかりました。運用報告書の後半(p.7 以降)のマザーファンドのところです。p.15 には、受取配当金が 788,414,178 円と書いてあります。純資産総額は同じページにあるように、49,240,480,493 円ですから、受取配当金は 1.6% ほどにあたるわけで、まあ、こんなものでしょう。配当金はマザーファンドのほうで受け取っていたのです。
 マザーファンドの成績がどうなっているかを見てみると、p.7 に書いてあります。過去5年間の成績は、ほぼベンチマーク並みです。ベンチマーク並みだからいいなどと考えてはいけません。これは、株式ファンドですから、毎年 1.6% ほどの配当金があるのです。しかし、信託報酬が 1.6% かかるので、相殺されて、成績はベンチマーク並みになっているということになります。つまり、アクティブに売買していても、成績はいっこうによくないのです。むしろ、信託報酬分だけベンチマークを下回っているというべきでしょう。
 なぜ、ベンチマークを上回れないかを見てみましょう。
 p.4 には、1万口当りの費用明細が書いてあります。信託報酬 196 円、売買委託手数料 35 円、有価証券取引税 23 円、保管費用 11 円で、合計 265 円のコストがかかっています。やはり、信託報酬が大きいのです。1万口当たりで、だいたい基準価額が 25,000 円くらいですから、0.784% ほどかかります。しかも、このファンドでは1期は半年ですから、1年ではこの2倍で、1.6% ほどかかるわけです。目論見書で信託報酬が 1.6% と書いてありましたので、間違ってはいないわけですが、やはり、信託報酬というのはコストの中で大きいものなんですね。
 さらに、売買手数料 35 円と有価証券取引税 23 円がかかっています。これもバカにできません。
 p.4 の「親投資信託の株式売買金額の平均組入株式時価総額に対する割合」を見てみると、0.94 とあります。これは、半年間でほぼすべての保有株が入れ替わってしまうということです。けっこう激しい売買です。マザーファンドについては、p.11 に記載がありますが、この値が 1.99 です。マザーファンドは年1回の決算ですから、半年決算のベビーファンドの2倍の売買をしていることになります。
 こうして、このファンドは、いかにもアクティブ・ファンドらしい激しい売買をしていることはわかりましたが、結果的にどうだったかを見てみると、ベンチマーク並みということですから、はっきり言ってファンドとしても売買は奏効していないというべきです。
 p.4 では、親投資信託受益証券の設定、解約状況が書かれていますが、この半年間で設定よりも解約のほうが多くなっています。つまり、資金が流出しているわけで、投資家の皆さんは、けっこう細かくファンドの成績をチェックしているのでしょうかね。
 将来的にやや不安を感じさせる決算内容でした。
 ベンチマークをやや上回っている場合でも、それが配当金のためだとすると、決して運用会社の運用がうまいわけではありません。この点は、当然ですが、改めて認識しました。
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posted by 乙 at 05:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

アクティブ運用の投資信託は上昇相場に強く、下落相場に弱い

 VMax さんのブログにあった記事です。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_4176.html
アクティブ運用の投資信託は上昇相場に強く、下落相場に弱いのだそうです。「月光!マネー学」という本の記述だそうです。これは注目です。そのうちぜひこの本を読んでみたいものです。
 乙は、なぜ、新興国のアクティブ・ファンドは成績がよいかを考えたときに、VMax さんの指摘を読み、この説明に感心しました。
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
 自分で投資していても、個人的な経験だけではなかなか現実がわからないものなんですね。
 近い将来、乙の投資方針を大きく変更するかもしれません。再度、自分の保有する新興国のアクティブファンドの成績を調べて、納得できなかったら、売却するというようなことです。ETF を売却することはありえないので、結果的にインデックス投資の割合をさらに高めることになりそうに思います。
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posted by 乙 at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

SGロシア東欧株ファンド

 乙は、SGロシア東欧株ファンドでおいしい思いをしましたが、自分自身では売却してしまって、今は保有していません。
2007.5.30 http://otsu.seesaa.net/article/43310925.html
 しかし、妻の出資分の資金でごくわずかだけ購入しました
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
ので、形式上は乙が保有していることになっています。
 さて、先日、このファンドに関して、手紙が来ました。何だろうと思って開封すると、まもなく約款が変更されるということでした。
 SGロシア東欧株ファンドの主投資対象ファンドを、現行の「SGAM Fund エクイティーズ イースタン ヨーロッパ」から「OCEAN Fund エクイティーズ イースタン ヨーロッパ(仮称)」に変更するということです。
 この変更によって、信託報酬が 0.05% 低くなるようです。
 現行ファンドも変更後のファンドも運用者は同一だそうで、移管後の運用の基本方針、内容については移管前とは一切変更がないということですから、違いは、信託報酬だけということになります。
 乙は、もちろん、このまま継続しようと思います。
 それにしても、この「ちょっとした変更」にも、かなりの手間がかかるのですね。
 @法定公告 平成20年5月8日 日本経済新聞の朝刊に掲載
 A異議申立期間 平成20年5月8日〜平成20年6月13日
 B買取請求期間 平成20年6月20日〜平成20年7月9日
 C約款変更予定日 平成20年7月18日
というわけで、2ヵ月以上の日数がかかります。
 手紙による連絡も、保有者が多いと大変な手間です。乙のように、ほんの数万円だけ保有している人にも郵便を送るということですから、コストもバカになりません。
 5万円に対して、80 円(郵便代)をかけるとすると、0.16% になります。他にも、手紙の印刷費、封入費用、宛名書きの費用などがかかります。0.2% くらいになってしまいそうです。ファンドの乗り換えで 0.05% 節約できるとしても、その4年分かかるということです。
 まあ、乙のように少額の保有者は少ないのでしょう。数十万円とか買っている人が多いのではないかと思いますが、ならば、この種のコストも気にならないかもしれません。
 あ、こういうコストもファンド内から(つまりは自分のお金から)支出されるんですよね。全体でどれくらいコストがかかるものなんでしょうか。急に気になってきました。次の運用報告書を見れば書いてあるはずですね。
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posted by 乙 at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月16日

「アクシア」(アクティブバリューオープン)がファンド大賞

 日本株の投資信託として、乙は「アクシア」(アクティブバリューオープン)に注目してきました。
2008.3.4 http://otsu.seesaa.net/article/88183895.html
2008.3.6 http://otsu.seesaa.net/article/88450759.html
 T&Dアセットマネジメント株式会社の「運用レポート」
http://www.tdasset.co.jp/fund/monthly/AVO.pdf
を見ると、「Morningstar Award “Fund of the Year 2007”国内株式型 部門 優秀ファンド賞」および「Morningstar Award “Fund of the Year 2006”国内株式型 部門 最優秀ファンド賞」を得ています。また、「投信評価機関三菱アセット・ブレインズ株式会社による2007年総合レイティング評価で最高位のAaaを取得いたしました。(2004年より4年連続)」とあります。
 最近の例でも、R&I ファンド大賞 2008 の国内株式部門で、優秀賞に選ばれています。
http://www.r-i.co.jp/jpn/investment_eval/investment/fund2008.html
 まあ、こういった「賞」も、いわば仲間同士で相談して決めているようなもので、過去の成績の反映でしかないし、たくさんあるファンドの中から、どれかは確実に選ばれるわけで、賞をもらったからといって、今後すばらしい成績をあげることも期待できません。
 理論的には、アクティブファンドに投資しても、インデックス投資に勝つことは期待できません。しかし、そうはわかっていても、やはり気になります。
 ということで、「気になるものは買ってしまえ」です。
 乙は最低限の1万口だけ買ってみて、ようすをみようと思いました。
 しばらくすれば運用報告書などが送られてくるでしょうから、それを見ながら、今後、この投資信託に追加投資するかどうかを考えたいと思います。
 乙の場合、インデックス投資の考え方で運用している金額のほうがはるかに大きいのですが、やはり、アクティブ投資もおもしろそうに見えてしまうんですね。
 このあたり、肝が据わっていないというべきでしょう。(これは、乙が単に会社の宣伝に踊らされているのでしょうか。)
 ま、投資には「趣味」的な面もあるということで、……。
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posted by 乙 at 05:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

HSBC ブラジルオープン

 乙が、妻から資金を預かって運用している投資信託です。
2007.8.23 http://otsu.seesaa.net/article/52391498.html
 ブラジルは、BRICs の一角を占める有望投資先だということで、購入しました。
 最近、乙の手元に第2期の運用報告書が送られてきました。3月31日の決算の内容ということです。
 基準価額は、2007 年 10 月ころをピークにして、下落基調にあります。乙が投資したのが 2007 年8月でしたから、現在は損失を抱えていることになります。
 ところで、この報告書を読むと、ベンチマーク(MSCI ブラジル 10/40 指数(円ベース))との比較が書いてあります。2007 年9月ころまでは、投資信託の基準価額はベンチマークとほぼ似たような動きをしていましたが、その後はベンチマークを大きく下回っています。2007 年3月 31 日を基準にして、2008 年3月31日現在では、ベンチマークの騰落率 25.1% に対して、投資信託の騰落率 3.1% という結果です。アクティブファンドなので、銘柄選びに失敗したということでしょう。
 このことについては、運用報告書 p.4 に理由が書いてあります。
 当ファンドでは、中長期的観点から、大型株に比べ中小型株により割安感があることに着目し、運用を行ってきました。しかしながら、特に 2007 年夏以降、米サブプライムローン問題に端を発した金融市場の混乱を背景に世界的にリスク回避志向が強まり、投資家はファンダメンタルズ(基礎的諸条件)やバリュエーション(株価評価)よりも流動性の高い大型株に焦点を当てて投資するようになり、その結果、中小型株のアンダーパフォーマンスが続きました。これが当ファンドのパフォーマンスがベンチマークを下回った大きな要因となりました。

 なるほど。
 単純にいえば、ファンドマネージャーの読みが外れたということですね。
 乙の場合、5万円を投資するのにどうしたらいいかを考えたので、インデックスファンドを購入することができず、アクティブファンドにしたのですが、結果的に、うまく行きませんでした。
 1年くらいで結果が出るものではありませんから、もっと長い目で見るつもりですが、それにしても、ベンチマークとの乖離はかなりの大きさです。たった半年でこんなにも差がついてしまうんですね。
 気をつけなければなりませんね。
 5万円で投資できるブラジル株のインデックスファンドがありますかね。探すのはむずかしそうです。
 インデックスファンドは、(販売手数料が稼げないために)販売会社も積極的に売らないから、投資家にとって、情報が集めにくいように思います。
posted by 乙 at 04:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月05日

投資信託の毎月積立(3)

 昨日書いたようなことで、
2008.4.4 http://otsu.seesaa.net/article/92156333.html
毎月5万円を以下の三つの投資信託に投資することに決めました。
(1) 三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(年1回決算型)2万円(楽天証券)
(2) 住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン 1万円(SBI イートレード証券)
(3) 住信-STAM TOPIX インデックス・オープン 2万円(SBI イートレード証券)
 さっそく、実際に購入手続きをしてみました。(2) と (3) は、積立購入が簡単にできました。しかし、(1) はうまく行きませんでした。
 三菱 UFJ 投信のサイトではその存在を確認できるのですが、
http://www.am.mufg.jp/fund/top/260294.html
「販売会社情報」欄には何も書いてないのです。
 ちなみに 三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(毎月分配型)のほうは
http://www.am.mufg.jp/fund/top/260223.html
楽天証券で購入できると書いてあります。しかし、信託報酬が高いし、毎月の分配は避けたいものと考えると、これでは不満です。
 また、楽天証券のサイト
http://fund-station.rakuten-sec.co.jp/index.html
で検索しても、「毎月分配型」は見つかるのですが、「年1回決算型」のほうは見つかりません。もしかして、まだこの投資信託の取り扱いの体制が整っていないのでしょうか。
 ちなみに、カブドットコム証券で検索してみても、今購入できるのは毎月分配型
http://kabu.com/item/fund/03311074.asp
だけです。
 というわけで、「三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(年1回決算型)」をやめて、「住信-STAM グローバル債券インデックス・オープン」にすることにしました。これなら、3本とも同じ証券会社で購入できますから、管理の手間がかかりません。コストの違いも、前者が「信託報酬 0.630%、信託財産留保額 なし」というのに対して、後者は「信託報酬 0.672%、信託財産留保額 0.05%」ということで、ごくわずかの違いしかありません。信託報酬の 0.042% の違いというのは、投資信託の見えないコストを考えると、誤差の中に埋もれてしまうくらいの小さな差のように思えます。
 結果的に、SBI イートレード証券で、3種類の投資信託を毎月積み立てることになりました。
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ラベル:積立 投資信託
posted by 乙 at 04:55| Comment(9) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

投資信託の毎月積立(2)

 昨日書いたような経緯
2008.4.3 http://otsu.seesaa.net/article/92055448.html
があり、乙は「妻が将来的に使う分」と考えて、5万円を毎月投資信託で積み立てることにしました。
 では、具体的に、投資信託をどう選び、いくらずつ購入したらいいか。それを考えてみると、藤田郁雄(2006.4)『みんなの投資----投資信託でゆっくり確実に資産をつくろう』
2006.11.24 http://otsu.seesaa.net/article/28149986.html
がピンときました。この本では、毎月5万円の資金を日本株2万円、外国株1万円、外国債券2万円に割り当てるということが書いてあります。乙もこれは正しいと思います。
 藤田氏の本は2年前に書かれたものですから、現在では、もっといろいろな投資信託が出ており、この本に出てくる投信を選べばいいということではないと思います。そこで、改めて何に投資するか、乙なりに現時点で考えてみました。
 まずは、外国債券です。
 藤田氏は、「中央三井外国債券インデックス」を推薦しているわけですが、今は、もう少し違ったものが出ています。これについては、NightWalker さんのブログが詳しいと思います。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2008/03/post_17f0.html
5種類の投資信託を比較しています。その結果、信託報酬が一番安いものを選ぶということで、三菱UFJ 世界国債インデックスファンド(年1回決算型)に決まります。乙の場合は、楽天証券で購入すればいいということになります。
 次に、外国株です。藤田氏は、「ステート・ストリート外国株式インデックス」(信託報酬 0.9975%)を推薦していますが、こちらも、ずいぶんと状況が変わってきています。
http://shinkansen-19641001.cocolog-nifty.com/kodama/2007/11/stam_f9d3.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/11/stam_7e3d.html
などの記事にあるように、「住信-STAM グローバル株式インデックス・オープン」にすれば、信託報酬は 0.777% と、さらに下がります。
 最後に、日本株ですが、藤田氏は「TOPIX オープン」(三菱UFJ投信 信託報酬 0.651%)をすすめているわけですが、「住信-STAM TOPIX インデックス・オープン」にすれば、信託報酬は 0.483%で済んでしまいます。
 というわけで、4月からこの3種を積み立てることにしました。
 なお、
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-219.html
によれば、SBIイー・トレード証券を使うことで、後者の二つは自動積立が可能になったとのことです。これで、手間が少なくて済みます。
ラベル:投資信託 積立
posted by 乙 at 00:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月03日

投資信託の毎月積立(1)

 ちょっと前に、妻が「毎月お金をちょうだい」と言ってきました。乙のところは結婚以来ずっと夫婦別会計なので、こんなことを妻が言い出すのは不思議だと思って妻に尋ねてみると、数年先ないし10年先にまとまった出費を考えているので、そのために毎月貯金していきたいというのです。金額は毎月5万円だとのことです。
 毎月の積立ならば、負担感なく順次積み立てられるから、大いに結構なのですが、乙のようにいろいろ投資している立場からいうと、積立の手段が貯金というのはどうにもばからしいように思えます。この低利率の時代です。貯金していてもほとんどお金が増えることはないでしょう。投資は不確実なもので(つまりリスクがあるということで)、大きく増えることもありますが、減らしてしまうこともあるわけで、支出予定が決まっている場合にはあまりおすすめできるものではないのですが、支出予定といっても時期がはっきり決まっているわけではなく、しかもそれまでの期間がけっこう長いように思えます。そこで、乙は、積立貯金ではなく、積立投資にしたらどうかという提案をしました。
 妻もそれでよいということだったので、積立の条件を考えました。次の3点です。
[1] 毎月5万円を積み立てる。
[2] 積立期間は、目安として5年ないし10年とする。
[3] 国内の金融機関で運用する。

 [3] については、説明が必要かもしれません。妻の言い分によれば、外国の証券会社では、いざというとき(典型的には乙が死んだとき)お金が取り戻せるか心配だし、将来的にこの金は日本で使うことがわかっているので、海外での投資はしないということです。
 乙の感覚では、妻の言い分は変で、一番有利な証券会社を(国内、海外の区別なく)選ぶべきだと思いますが、まあ、ここは妻が言い出した積立ですから、妻の主張を受け入れることにしました。それに、海外(の ETF)で投資するとなると、やや問題がありそうに思いました。
(1) 乙の名義で海外で運用すると、購入する金融商品を区別することがむずかしく、乙の本来の資金との区別が付けにくい。
 たとえ計算上のことだとしても、実際上めんどうなことになりそうです。
(2) 毎月5万円だけだと、海外で運用すると、端数が出たりして、やりにくい。
 両替する場合でも、たった5万円ではやりにくいですし、乙の資金と一緒にして両替したりすると、妻の分と乙の分とを計算上区別するのがかなりややこしくなります。
 また、その資金で ETF を買うというのも、(少額過ぎて)けっこうやりにくいと思います。分配金が出た場合に、それを乙の分と区分して扱うとなると、これまた計算がめんどうです。

 このような条件で考えてみると、毎月5万円の積立というのは、国内で販売している投資信託を利用するのがいいだろうと思いました。少額ですから、他の手段はとりにくいのです。
 というわけで、4月から投資信託を毎月5万円ずつ積立することにしました。
posted by 乙 at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

アクティブバリューオープン『愛称:アクシア』

 アクティブバリューオープン『愛称:アクシア』は、日本株のアクティブファンドです。
http://www.tdasset.co.jp/fund/0859.html
 日本経済新聞3月2日朝刊17面の「資産運用」欄に記事が掲載されたので、気になりました。
 この記事によると、2000年3月から2008年1月までを取り上げると、国内株アクティブ型のトップの成績なのです。
 このファンドは、バリュー株に投資するもので、TOPIX が下落するときは TOPIX 以上に下落するようですが、上昇するときは、TOPIX をはるかに越えるリターンを出しています。日本株はインデックスファンドや ETF もいいですが、こういうファンドへの投資もいいかもしれないと思いました。
 過去の成績は、未来に当てはまるものではないとはいえ、それなりの成績を残してきたことは素直に評価するべきです。日本株は、現在お先真っ暗の状態ですが、そのうち薄日が差すこともあるでしょう。そんなときに、このファンドは再び好成績を残すような気がします。
 ブログを見てみると、
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-69.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-70.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-79.html
http://takaamahara.blog85.fc2.com/blog-entry-97.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/11/post_718e.html
などで紹介されています。
 乙としては、将来的に、買ってみたいファンドです。ETF とどちらがいいか、どちらにどれくらい配分するかは「賭け」ですが。
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posted by 乙 at 05:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月26日

野村アフリカ株投資には投資しません

 乙が見かけたニュースで、「野村アフリカ株投資」という投資信託があります。
http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK006902320080213
当面は主に南アフリカ、エジプト、モロッコの企業の株式に投資するようです。
 「アフリカ株」という投資対象は、けっこう珍しく、乙は興味を持ちました。
 しかし、販売手数料 3.65% 以内で販売会社が決める、信託報酬:2.10%、信託財産留保額:0.5% というのは、手数料が高すぎると思いました。
 上記のロイターの記事では、信託報酬について「委託 0.84%、販売 0.84%、受託 0.084%」と書いてありますが、これを合計すると、1.764% なんですね。2.1% とはだいぶ差があります。
 野村アセットマネージメントを見ると、さらにくわしい説明があります。
http://www.nomura-am.co.jp/lineup/theme/140422_n1.html
また、
http://retire2020.up.seesaa.net/image/CCEEC2BCA5A2A5D5A5EAA5AB.PDF
には 19 ページに及ぶパンフレットが掲載されています。これらによると、販売手数料は 3.675% となっています。いよいよ高くなっています。
 乙はこのファンドには投資しません。その理由は二つあります。

(1)このファンドの国別投資比率がおかしいと思います。
 パンフットの 17 ページによれば、当ファンドの主要投資対象である「野村アフリカ株投資マザーファンド」の国別比率が書いてあります。当ファンドはほぼこの比率で運用されるでしょう。すると、南アフリカ 86.5%、エジプト 11.6%、モロッコ 1.9% となります。実質的に南アフリカ中心のファンドなのです。
 同じパンフレットの 6 ページには、株式市場のあるアフリカ諸国全体の中での3ヵ国の経済規模(GDP)を示し、南アフリカ 36%、エジプト 17%、モロッコ 9% としています。パンフレットでは、随所で3ヵ国を同列において記述しています。
 経済規模を基準に考えると、このファンドは南アフリカに過度に集中していることがよくわかります。であれば、このファンドはなぜ南アフリカを重視する(重点的に投資する)のか、もう少し説明がなければならないように思います。

(2)GAF という ETF のほうがはるかに有利です。
 アフリカ株に投資するなら、ETF で GAF (SPDR S&P Emerging Middle East & Africa)を買う手があります。アフリカだけでなく、中東アジア(イスラエル)も入ってしまいますが、まあ似たようなものでしょう。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=170028
これなら、Expense Ratio は 0.60% です。国別の投資割合は、南アフリカ 63.50%、イスラエル 20.36%、エジプト 6.60%、モロッコ 6.11%、他 3.43% となっています。これを買えば、野村アフリカ株投資よりも手数料がはるかに安く、かつ南アフリカ中心であることで、成績は似たようなものになるのではないかと思います。(イスラエルが含まれる分だけ違いますが。)
 というわけで、GAF という ETF の存在を知っている者から見ると、野村アフリカ株投資は手数料だけ高く、投資家にはあまりメリットがないもののように見えます。あえていえば、日本円で投資できること、国内の証券会社で購入できることがメリットでしょうか。

 野村アセットマネジメントには、もう少し工夫を加えた投資信託を提案してもらいたいものです。
 なお、このファンドについては、為替王さんもコメントしています。
http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51223240.html
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2008年01月16日

LM・オーストラリア毎月分配型ファンド

 乙は、LM・オーストラリア毎月分配型ファンドにも投資しています。外国債券に投資する投資信託です。
 前回の記事
2006.4.22 http://otsu.seesaa.net/article/16876491.html
では、このファンドの一般的な説明に終始しています。
 最近、第48期から第53期までの運用報告書が送られてきました。
 いろいろ眺めていると、おもしろいなあと思いました。(それにしても、運用報告書をおもしろがって読む人は、どれくらいいるのでしょうかね。)
 毎月決算型ですので、半年分をまとめて6期分の報告書としています。過去6期のパフォーマンスを見ると、-3.47% ということで、あまりかんばしくありません。なぜこういう結果になったのでしょうか。
 半年の運用経過を見てみると、p.2 に次のように書いてありました。

  公社債損益 -139 円
  公社債利金 349 円
  短期利金 10 円
  為替 -560 円
  信託報酬等 -67 円
  ─────────
  収益合計 -407 円

 前期末(半年前)の基準価格は 11,928 円でしたから、それを基準にすると 407/11,928×100=3.41% の下落ということになります。3.47% とは差がありますが、算出期間のずれとか、分配金の繰り込みとか、ま、いろいろあったのでしょう。
 公社債損益というのは、債券の価格の上下のことです。損失が出たということは、債券の利率がこの半年間で上がり、それによって債券価格が下がったということです。p.3 には、オーストラリア準備銀行が、この間 0.5% の利上げを実施したとのことですから、つじつまが合います。(損益への影響はそれだけではありません。社債などは個別の企業の事情などの影響があったはずです。)
 公社債利金というのは、債券の利息のようなものです。利回りを計算してみると、349/11,928×100=2.93% になります。半年でこの結果ですから、年利回りは2倍の 5.85% になります。p.3 にあるオーストラリア10年国債の利回りによれば、だいたい 5.8% から 6.3% の間で上下しています。まあこんなものでしょう。
 短期利金というのは、現金部分を普通預金にしておいたら利息が付いたというようなものでしょう。
 為替が 560 円ものマイナスになったということは豪ドル安・円高が進んだためということで説明できます。p.5 の豪ドル/円レートの説明では、前期末 102円64銭だったのが、97円70銭になったということですから、(102.64-97.70)/102.64=4.81% ほど円高になったわけです。11,928×0.0481=574円ということで、560円とは差がありますが、ま、こういう細かいことには目をつぶります。
 信託報酬等は 67円かかっています。これが半年分ですから、1年では(単純に2倍して)134円に相当しますので、1年あたり 134/11,928×100=1.123% となります。あるいは今期末の基準価格 11,175 円から考えれば、134/11,175×100=1.199% です。このファンドの信託報酬は 1.3125% ということでしたが、実績との差はちょっとした誤差でしょう。
 さて、こうやってみてくると、このファンドの場合、為替の損益がかなり大きいことがわかります。為替は、債券投資で得られる利息の金額を大幅に越えて全体の成績をマイナスにしてしまうくらい、運用を左右するということです。外債ファンドは為替が重要だということが実感されます。
 ところで、乙は、この半年の純資産総額の変化にも注意しました。前期末 124,445 百万円が、当期末 109,806 百万円になっています。(109,806-124,445)/124,445×100 で計算してみると、11.76% の減少です。3.47% が運用結果のマイナス分ですから、11.76-3.47=8.29% も純資産総額が減っています。このことは、この半年間にけっこう解約者がいたということを示しています。ちょっと心配です。ただし、まだまだ純資産総額は十分に大きいので、ファンドの将来を心配するほどのことはないと思います。
 運用報告書を読むと、ファンドの実際の動きなどが手に取るようにわかるものなんですね。その意味で、運用報告書はたいへんおもしろいと思いました。
 信託報酬 67 円を公社債利金 349 円と比べると、約2割ということになります。債券の儲けの2割が手数料として取られてしまうということで、けっこう高いですね。今だったら、こういうファンドは買わないだろうと思いますが、2年半ほど前にはそんなふうには思わず、買っていたのです。一度買ってしまったら、すぐに売却するのももったいない(購入手数料分の 2.1% がムダになる)ので、もう少し保有したままにしますが、ホンネは早く売却したいというところです。
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2008年01月10日

SBI未公開株組入ファンドVはひどい成績です。

 乙は、SBI未公開株組入ファンドVにも投資しています。
 このファンドについては、今までにも2回ほどブログに書きました。
2006.5.5 http://otsu.seesaa.net/article/17401418.html
が第1回目で、概要を述べ、第2回目が
2006.10.23 http://otsu.seesaa.net/article/25983122.html
で、パッとしない成績を嘆いています。
 最近、第2期(平成18年7月1日〜平成19年6月30日)の運用報告書が郵送されてきました。
 運用報告書って、期が終わってから半年以上もかかって送られてくるのですね。ちと遅いのではないでしょうか。ファンドの運用状況は10月末のものが掲載されていましたけれど……。
 第2期末では、以下のような資産配分になっています。
米国債券等 58.0%、上場株 16.6%、未公開株等 12.4%、円金利商品 4.6%、現金等 8.4%。
 相変わらず、未公開株への配分率が低く、いくら愛称でも「未公開株組入」を名乗るには、ちと物足りないと思います。正式名は「SBI グローバル・セレクション・ファンド/SBI ボンド&プライベート・エクイティ・ファンドV」です。
 今回の第2期の運用の推移を見ると、米国債券部分は +11.81% の成績でした(円安が効きました)が、株式で運用している未公開株および上場株式の合計では -12.56% と振るいません。
 日本円金利部分 +0.05% という成績は当たり前ですが、こんなところに投資しているなんて、乙には信じられません。現金と同じようなものです。現金と合わせて資金の 13% を占めるわけで、この部分に対しても、信託報酬 2.1% がかかるのですから、投資家にとっては目もあてられません。運用会社さん、何をやっているんですかあ?
 上場株式部分については、運用報告書に明記されているように、主として新興株式市場に投資しているということで、今期は -29.7% という惨憺たる成績でした。
 このファンドには未来がありません。今から投資するかと聞かれれば、誰だって投資しないというでしょう。いやはや、どうしようもない状態です。でも、クローズド型ですから、今から投資はできません。今すぐ解約もできません。
 では、第3期は期待できるでしょうか。今後の投資戦略のところには、次のような記載があります。(p.7)「2008年7月からのクローズド明けに備えて、6月には現金比率を増加させる予定です。」また、肝心の未公開株については、次のようになっています。(p.8)「クローズド明けまで1年となり組入れ可能な銘柄に相当制約が出てきています。」これを言い換えると、このファンドの命脈は尽きており、2008年7月には解約が相次ぎ、まともな運用ができなくなることを予測させます。
 最近の成績を見ると、投資金額 10315円に対して、8590円になっており、投資成績は -17% と、いやはやさんざんな損失です。一方では、証券会社と運用会社は、(申込手数料 3.15%)+(信託報酬 2.1%×3年)+(成功報酬 0.7%)+(解約手数料 1%)=約11% を受け取るわけで、販売側は大儲けです。ざっと 170 億円集めたとなれば、3年で17億円ほど儲かったのですから、おいしい商売だといえます。
 たぶん、乙は2008年7月時点で解約すると思います。こちらから解約しなくても早期に償還となるでしょう。両者の違いは、解約手数料1%を払うか払わないかということです。
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2007年11月11日

投資信託は少額の運用に適しています。

 乙は、個別日本株から投資を経験し、その後、投資信託を多用するようになりましたが、さらに、海外のファンドや ETF をメインにするようになって、国内の投資信託はだいぶ解約してしまいました。
 投資信託の解約理由はいろいろありますが、一番の理由は値下がりしてしまったこと(損切り)でしょう。もうこの投資信託には未来がないと思えることがあるものです。
 次に、未来があるとしても、気になったのは、手数料(信託報酬)の高さです。このまま継続して、手数料を取られ続けていいのかと思いました。
 しかし、その後、考えてみると、投資信託にはそれなりに意味があるように思います。一番の利点は少額から買えることです。
 乙の感覚では、1000万円以上を運用する場合は、投資信託よりも有利な運用先がいろいろあるように感じていますが、100 万円とか、50 万円とかの金額を運用する場合には、投資信託はけっこういいと思います。そんな金額で「投資」なんて言うなとしかられそうですが、誰だって、最初は 50 万円から(あるいはもっと少額から)始めるものです。国内の投資信託(の多く)は1万円から投資できるようになっています。投資を始めようとしている人には、投資信託は敷居が低くて大変よろしいと思います。
 若い人は、比較的所得が低い場合が多いでしょうから、その中で投資を心がけるには、投資信託が好都合です。
 50 万円もあれば、数万円ずつあちこちに分散投資することができます。あるいは、毎月5万円を積み立てるというようなこともいいでしょう。分散投資は、本で理屈を学ぶこともいいですが、実際、自分で投資してみないと、その意味や効果は実感できないと思います。
 また、投資を行っている間には、ぜひ値下がりも経験するべきです。リスクとは何かも(頭で理解するのでなく)実感しなければなりません。投資信託を通じて、そのような投資のさまざまなことを経験することができるのがいいのです。
 若いうちから投資を始めることは、時間を味方につけることですから、大変望ましいと思います。少額でも、投資信託を買って、じっくり待っているといいでしょう。
 そうして、しばらくいろいろ経験しているうちに、だんだん投資のコツ(ものの見方など)がわかってきますし、運用金額もだんだん大きくなってきますから、投資信託から他のものに乗り換えるようにしたらいかがでしょう。
 今になって思えば、乙もこうしてくればよかったのでした。
 そんなことも知らなかったので、乙はエイヤッと個別株に手を出したし(15年前ですが)、いろいろな試行錯誤を経験したのです。
 乙が若かりしころに戻ることができたら、きっと投資のしかたが違っていたでしょう。
 ま、そんなことはありえないし、今を真剣に生きるしかないのですけれどもね。
 今回は、どちらかというと、若い人に対するメッセージになってしまいました。
ラベル:投資信託 若い人
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2007年10月03日

「長寿投信」販売が低迷

 日経新聞10月2日夕刊の1面に出ていた記事です。
 ごく一部が NIKKEI NET でも読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071002AT2C3000202102007.html
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071002AT2C3000202102007.html
http://markets.nikkei.co.jp/fund/news.cfm?id=d2c3000202&date=20071002
 ファイナンシャル・プランナー長峰氏も
http://plaza.rakuten.co.jp/tokaifp/diary/200710020000/
でコメントしています。
 夕刊では、日米の投資信託の運用期間別のグラフが示されていて、印象的でした。
 ちょっと数値を読み取って表にしておきましょう。
運用期間日本米国
1年未満
13.5%
0.6%
1〜3年
34.1%
4.9%
3〜5年
23.2%
4.6%
5〜10年
24.4%
24.5%
10年以上
4.8%
65.4%

 日米はこんなにも違っています。
 この表から、見事に日本が短期志向、米国が長期志向であることが見てとれます。アメリカに比べたら、日本は赤ん坊みたいなものです。
 最近の日本の投信は手数料も高いものが多く、古い投信のほうが相対的によかったりすることも考慮するべきでしょう。
 問題は、投資家の多くが古い投信を買うという行動を取れるかどうかです。一部の人がそういう行動しても不十分であり、多くの投資家が一斉に動くことで、さらに多くの人(および金融機関やファンド会社)にアピールしていかなければなりません。
 アメリカのように、投資家の全体的態度として、長期投資を志向しているのはうらやましいです。これは、第1に、ファンド運用会社が、長期投資を心がけていることの反映です。第2に、投資家も長期投資を重視しているということです。投資家とファンド運用会社の間にそのような「暗黙の合意」があるのでしょう。たぶん、この長期投資はインデックス投資とかなり重なっているのではないかと思います。
 記事中で、前川貢氏が次のようなコメントを述べています。「米国では少なくとも3年運用し、実績を残した投信に資金が集まる傾向が強い。日本では投資家が過去の運用成績を重視していないのではないか。」
 まさにその通りです。日米の投資家の違いなのです。各国の投資家の需要に応じてファンド会社が投信を供給するのです。
 乙も、自分の投信購入歴を見ると、日本の投資家としての行動をしてしまった例がたくさんあります。今から思えば、短期投資をしようと思っていたわけではなかったけれど、結果的にそうなっていたのですね。投信の選び方を間違えたというべきでしょう。
 各国の投信のあり方は、その国の投資家がどんな考え方をしているかを反映しているといえるでしょう。日本は、「長寿投信」の販売が低迷する国なのです。そういう中で自分なりに長期投資していくというのは大変です。むしろ、アメリカで投信を購入したほうが、アメリカ式の考え方が反映していて、望ましいのではないかと思います。
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2007年09月28日

高齢投資家の保護徹底

 乙が日経新聞9月26日夕刊1面で読んだ記事です。
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2C2200T%2026092007&g=E3&d=20070926
でも一部読めます。その一部を引用します。
 大手銀行は元本割れリスクのある投資信託などの金融商品を販売する際、高齢者の投資家保護を強化する。販売時には価格変動のリスク説明を詳細にするとともに、販売後は個別訪問などで運用状況の説明を徹底する。消費者保護を目指す金融商品取引法が30日に完全施行されるのに合わせ、自主規制で説明不足によるトラブルを防ぐのが狙いだ。ただ、80歳以上の高齢者に販売を自粛するなど過剰気味の反応もみられる。

 本紙の記事は、この NIKKEI NET の記事に加えて、さらにくわしく(具体的に)大手銀行各行の取り組みを書いています。たとえば、みずほ信託銀行では、90歳以上の顧客に対して、損失が出ていなくても3ヵ月に一度、個別訪問するのだそうです。
 さて、この記事を読んで、乙はいくつか疑問点を感じました。
 第1に、なぜ高齢投資家に対して一般投資家とは別の扱い方をするのかということです。80歳以上の人には投信の販売自粛などというのも変な話で、自分が長生きすると思っている人や、子供に財産を残そうとする人にとっては、高齢であってもリスクのあるものに投資することはある話であり、販売を自粛するなんて、おかしいと思います。
 インデックス投資の本の典型的な1冊ですが、チャールズ・エリス(2003.12)『敗者のゲーム(新版)』日本経済新聞社
2007.6.2 http://otsu.seesaa.net/article/43613290.html
を読むと、「10年以上運用する資産はすべて株式に投資するのが正しい」とあります。たとえ高齢者でも、家族や子孫のことを考えよということで、高齢になったから債券などの安定的な金融商品にシフトする必要はないと述べています。
 80歳以上の人に株式に投資する投資信託を販売しないとしたら、それは販売する側(大手銀行)の怠慢ではないでしょうか。
 さらにいうと、高齢者だけ特別扱いをするというのは、年齢による差別かもしれません。もっとも、若年層を差別しているのか、高齢層を差別しているのか、判断がむずかしいところですが。
 第2に、「販売後は個別訪問などで運用状況の説明を徹底する」なんて、まったく余計なことです。現在でも、各種投資信託では、決算ごとに運用報告書を送ってきますが、それをきちんと読めばたいていのことはわかります。それで十分です。大手銀行の行員による説明が運用報告書に書かれていないことだとしたら、その説明が正しいものかどうか大いに疑問ですし、そういう説明を聞かない投資家との不公平という問題が発生します。運用報告書に書かれていることを説明するならば、何も行員が自宅にわざわざ訪問してくる必要はありません。乙だったら、他人が自宅にくるだけでもうっとうしいし、まして、すでに書類に書いてあることをグダグダ説明されても時間のムダでしかありません。こんなのは拒否したいですね。(乙はまだ「高齢者」ではないですけれど。)
 あ、ただし、目が見えにくくなってきたら、こういう個別訪問による説明があってもいいですね。行員に運用報告書を全部読み上げてもらいましょう。1万円だけ購入した投信でこんなサービスがあったら大喜びです。
 第3に、このような「投資家保護」によって投資信託のコストが上がることが問題です。今だって投資信託の信託報酬は相当に高いと思いますが、銀行員の個別訪問があれば、その人件費の分は確実にコストとして跳ね返ってくるでしょう。ますます投資信託はコスト割れしてしまうし、それによって投信が売れなくなってしまい、若中年層の投資家としては踏んだり蹴ったりの状態になります。
 こんな「保護」を考えるよりは、運用報告書を(高齢者に配慮して)もう少し大きな文字で書くとか、細かい数字を並べる前に、運用状況全体としてどうだったのかをわかりやすく書く工夫をするべきです。その上で、投資家に「きちんと運用報告書を読んでくださいね」と伝えるべきです。それでも投資家が運用報告書を読まないならば、それは投資家の責任です。

 今回の記事を読むと、何だか違う方向に努力が傾けられているように思います。
 海外で投資すると、こんな人間が自宅に訪問してくるなんてことはありえませんから、とても気楽です。
 高いコストを払って、めんどうな応対をさせられる。これでは、ますます日本の大手銀行が見限られるのではないでしょうか。日本の投資環境はいっこうに改善されません。
 乙の心配は余計なことでしょうかね。

 水瀬ケンイチさんの意見も参考になります。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-566.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-567.html
posted by 乙 at 05:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

GSグローバル・マーケット・ストラテジーを売却しました。

 乙は、GSグローバル・マーケット・ストラテジーという投資信託を購入していました。
2006.11.23 http://otsu.seesaa.net/article/28065163.html
2006.2.28 http://otsu.seesaa.net/article/13903047.html
 しかし、最近の成績の低迷ぶりにあきれ果て、売却しました。
 乙は結果的に損失を被りました。
http://biz.yahoo.co.jp/funds/p/3531104A.html
から月次データを取得し、以下に貼り付けます。一番右側の「購入/売却」欄は、基準価格の前月からの変動を考慮して、当該月にどれくらいの購入/売却があったのかを示します。マイナスは売却で、プラスは購入です。純資産額と購入/売却の単位は百万円です。各月末の値ですが、2007年8月のところは、乙が売却した8月15日の値を入れてあります。
年月基準価格純資産額購入/売却
2004年10月
10011
37621
2004年11月
10254
51035
12501
2004年12月
10150
58428
7911
2005年 1月
10340
62574
3052
2005年 2月
10205
63275
1518
2005年 3月
10320
64196
208
2005年 4月
10383
62134
-2454
2005年 5月
10906
54876
-10388
2005年 6月
11173
48405
-7814
2005年 7月
11427
48780
-725
2005年 8月
10961
45809
-982
2005年 9月
11407
47399
-274
2005年10月
11403
47278
-104
2005年11月
11424
44149
-3216
2005年12月
11591
43723
-1071
2006年 1月
11456
40891
-2323
2006年 2月
11758
40223
-1746
2006年 3月
12398
41907
-505
2006年 4月
12377
54307
12471
2006年 5月
11905
59497
7261
2006年 6月
12182
63618
2737
2006年 7月
12273
63083
-1010
2006年 8月
11443
58699
-118
2006年 9月
11068
56168
-607
2006年10月
10740
54717
214
2006年11月
10209
49575
-2437
2006年12月
10267
47505
-2352
2007年 1月
10411
46536
-1635
2007年 2月
10059
43273
-1690
2007年 3月
9855
40565
-1830
2007年 4月
9728
36687
-3355
2007年 5月
9570
32615
-3476
2007年 6月
9856
30840
-2750
2007年 7月
9779
28895
-1704
2007年 8月
9101
26439
-452

 早い人は、2005年5月〜6月に売却していたんですね。このころ売却額が大きくなっています。たった半年しか保有していないのです。3.15% もの手数料を払って、たった半年ですか。そんなものなのでしょうか。
 さらに、2006年3月まで、購入よりも売却が多く、このファンドはこのころ資産を減らしています。
 2006年4月から6月までは購入額が大きく、基準価格は発売当初の2割増ですから、このファンドを狙って買いが入ったということでしょう。しかし、そのころが基準価格のピークで、その後は基準価格が下がるとともに、解約が購入を上回っています。運用をあきらめた人が多かったといえます。
 このパターンからすると、高値づかみをして損失を出した人がかなりいたように思われます。
 乙の場合、最初に 100 万円を投資して(厳密にいえば手数料込みで 1,031,500 を投資したわけですが)、解約時には 882,794 円になってしまったのですから、かなりの損失(148,706 円)です。8月20日に乙の口座に振り込まれた金額で確認しました。
 では、この間、野村證券および運用会社のゴールドマン・サックスは乙からどれくらい手数料を稼いだのでしょうか。ざっと概算してみましょう。
 申込手数料 31,500 円、信託報酬 1.89%×約3年分=56,700 円、成功報酬(超過額の21%)は、(303,544×0.79=239,800 がハイウォーターマークと考えて)303,544×0.21=63,744 円で、合計 151,944 円です。乙が被った損失額を越える金額が証券会社と運用会社(それに一部には委託会社)に流れたわけです。
 これで投資信託の仕組みが理解できました。高い手数料によって、金融機関は投資家からなにがしかを奪い取ってしまうのです。乙が損失を被っているのに、その分を金融機関がもうけているというのは、正直、頭に来ます。
 では、結果論として嘆くのではなく、どうすればよかったのでしょうか。
 GSグローバル・マーケット・ストラテジーは、ロング・ショート戦略のファンドです。株式や為替のいろいろなものに投資します。したがって、相場の上下にかかわらず、少しずつ儲けを積み重ねるはずです。絶対リターン追求型なのです。そういう目で見ると、基準価格が下がりはじめたときに、売るべきでした。たとえば、2ヵ月連続で前月を下回ったら売るということにしておけば、2006年5月の段階で売ることができました。3ヵ月連続という条件ならば、2006年10月で売るべきでした。ここで売れなかったことが乙の甘さです。(申込手数料 3.15% だから、3年は保持しようと思っていました。これが安易でした。)
 よさそうに思えるファンドでも、購入前に3年くらいは実績を見るべきだということも、身にしみて感じました。乙が 2004年10月に申し込んだときは、ファンドが新規に設定され、募集が始まったときなのです。こういうのに手を出すべきではありませんでした。

 ちなみに、このファンドは、その後、さらに基準価格を下げており、8月20日の時点で、8756円です。基準価格のピーク時から考えると3割減です。絶対リターンどころか、絶対ロスですね。
 こんなアホな運用会社を信じた乙が一番のアホでした。

 いい勉強になりました。
posted by 乙 at 04:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月25日

投資信託の移管

 日経新聞の7月24日朝刊7面に書いてあった記事です。
 投資信託の場合でも、投信口座を移管することができるという話です。つまり、購入先とは別の銀行や証券会社に口座を移し替えることができるというわけです。大手証券や銀行は無料で実施していますし、手続きも今年(2007年)から簡単になっているとのことです。
 もちろん、移管ができるのは、移管先が同じ投信を扱っているところに限定されます。
 さて、乙は、投資信託をだいぶ解約してしまい、自分の運用先として残っているものはごくわずかなのですが、実は、妻の50万円を運用しているのが投資信託なのです。
2007.4.26 http://otsu.seesaa.net/article/40055206.html
 その一つに、DIAMワールド・リート・インカム・オープン
2006.3.12 http://otsu.seesaa.net/article/14666447.html
があります。
 乙は、みずほ銀行で購入したのですが、みずほ銀行では、投資信託はこれ一つだけしか保有していません。毎月、妻に運用報告をするためだけに、口座にアクセスして現在価額をチェックしていますが、かなりめんどうです。そこで、これを楽天証券に移管したいと考えました。楽天証券は、複数の投資信託を保有していますから、現在価額のチェックも一括してできることになり、便利です。
 さっそくネットで調べると、楽天証券でもこの投信を販売しています。
 まず、みずほ銀行に電話して聞いてみると、移管先がOKといえばいいという話です。
 これは見込みがあると思って、次に楽天証券に電話して事情を話すと、オペレータが調べてくれて、「うちでは投信の移管の受け入れをやっていません」とのことです。せっかく期待したのに、この一言で計画が頓挫してしまいました。少し期待した乙としてはがっかりです。
 株券は証券会社間の移管が簡単にできるのに、投信はまだまだなんですねえ。
 その後、ネットを検索してみると、
http://www.blwisdom.com/blog/nakamura/archives/2007/04/post_366.html
には、次のようにあります。
 投資信託は、個別の株式と同じようには口座間の移管はできなさそうなのです。
 金融庁の相談窓口に聞いてみたり、(株)証券保管振替機構に確認したり、証券会社に確認してみましたが、
・分配金を自動的に再投資するタイプは移管できない。
・そうでないタイプ(一般型)でも移管できるものとできないものがある。
 結局のところ「投資信託の銘柄個別に、移管元と移管先に、事前に移管が可能かを確認して、OKであれば、移管できる」という、私たち一般投資家からみて、さっぱりわからない不透明なルールのようなのです。

 日本のさまざまな仕組みは、ホントに投資家のことを考えていないんですね。
 また、fundstory さんは、
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-115.html
で、この制度を利用して、各社が信託報酬を下げて、顧客の振替を勧誘するようなことを期待していますが、それはさすがに無理なように思います。運用会社にしてみれば、販売会社ごとに信託報酬が違ってきたら、それぞれに対して運用報告書を作ることになりますが、それは大変でしょう。
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2007年06月01日

DKA-株式オープンを売却しました。

 乙が持っている日本株の投資信託では、DKA-株式オープン
2006.4.13 http://otsu.seesaa.net/article/16481240.html
を売却しようと思いました。
 乙のポートフォリオの見直し
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
で日本株は若干保有比率を下げたいと思いました。
 このファンドは、ノーロードであり、かつ信託報酬が 0.7665-0.8085% と比較的良心的です。その意味で、まあまあのファンドだと思いますが、いかんせん、ETF の魅力を知ってしまうと、こういうアクティブ・ファンドが色あせて見えてしまいます。
 乙は、2006年5月に購入した分を売却しましたので、1年ほどの保有期間でしたが、この間に、株価が下落し、13% ほどの損失を出しました。しばらく待てば、ある程度は回復するだろうとは思いましたが、今考えてみてもアクティブ・ファンドを保有する意味がわからないし、乙のポートフォリオを考えると日本株の保有比率を下げたいので、売却することにしました。
 最終的には残念な結果に終わりましたが、投資なんて、全部が全部うまく行くはずもないわけで、まあ、中には儲かった話もあれば損をした話もあるわけです。全体としてうまく行っていればいいのです。
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2007年05月31日

BAM-アジア製造業ファンドを売却しました。

 乙がBAM-アジア製造業ファンドを購入したのは2005年4月でした。
2006.4.29 http://otsu.seesaa.net/article/17180574.html
 この投資信託も、信託報酬が 1.68% とこれまた高いと思います。
 この投資信託も順調に値上がりしました。2年ほどの保有期間でしたが、購入時の資金は 2.1倍になっていました。これまたすばらしい成績です。ここまでのところ、やはりアジアの成長力はかなりのものだったということでしょう。
 乙のポートフォリオを見直したところ、
2007.5.12 http://otsu.seesaa.net/article/41570473.html
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
アジア株は保有比率が高すぎるので、その保有比率を下げたいと思いました。そんなことを考えて、この投資信託を売却しました。
 これまたごちそうさまでした。
posted by 乙 at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月30日

SGロシア東欧株ファンドを売却しました。

 乙がSGロシア東欧株ファンド
2006.4.25 http://otsu.seesaa.net/article/17013479.html
を購入したのは2005年3月のことでした。
 その後、乙のブログ
2006.12.4 http://otsu.seesaa.net/article/28849052.html
で書いたように、このファンドはファンド・オブ・ファンズであり、総合的に見て手数料がかなり高いし、もういつ売却してもいいと思っていました。
 最近の乙のポートフォリオの計算
2007.5.12 http://otsu.seesaa.net/article/41570473.html
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
の結果、ロシア東欧の株は保有比率が高すぎるように思いますので、何かを売ろうと思って自分の保有資産をチェックすると、この投資信託になったというわけです。
 2年2ヶ月ほど保有してきましたが、2005.10 と 2006.10 にそれぞれ資産の 15% に相当する分配金を出しており、しかも、売却時の運用益が 70% ほどありましたから、2年ちょっとで資金が2倍になったと考えられます。すばらしい成績です。
 乙は、他にもロシア東欧に投資していますので、この投資信託はもういいと判断しました。
 ごちそうさまでした。
posted by 乙 at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

DIAM中国関連株オープンを売却しました。

 乙が DIAM中国関連株オープン を購入したのは、2006年12月のことでした。
2006.12.27 http://otsu.seesaa.net/article/30358512.html
そのときは、それからわずかに5ヶ月で売却するとは思いませんでした。
 しかし、最近、計算してみると、
2007.5.12 http://otsu.seesaa.net/article/41570473.html
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
乙のポートフォリオの中で中国株は多すぎると考えられます。
 そこで、中国株関連の資産の中で、一番売りたいものは何かと思って探すと、この投資信託になったというわけです。この投資信託は、他のいくつかの中国株の投資信託と比べても、まあまあのものだと思います。ノーロードという点でも評価できます。しかし、信託報酬が 1.68% もかかるのです。毎年かかってくる手数料がこんなにもあるとなると、やはり単純に「手数料が高い」と思えます。中国株の ETF なら、
2006.12.12 http://otsu.seesaa.net/article/29466140.html
で述べたように 0.6% の手数料で済みます。
 そんなわけで、売却に至りました。
 運用期間は半年でしたが、13%ほどの運用益がありました。お小遣いをもらった程度でした。

 なお、大沼恵美子氏の解説
http://allabout.co.jp/finance/savemoney/closeup/CU20040125A/
によると、利益の出ている投資信託を売却する場合、「解約」よりも「買取請求」がいいようです。他の株式や投資信託の売却での損失と損益が通算できるとのことです。
ラベル:投資信託 中国株
posted by 乙 at 04:55| Comment(0) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月12日

さわかみファンド再論

 乙は、さわかみファンドにも投資しています。
2006.3.2 http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html
 さわかみファンドは、日本のファンド界の中でも良心的なファンドといえると思います。ファンもまた多く、何と、さわかみファンドだけでブログを書いている人
http://sawakami.seesaa.net/
もいます。
 さわかみファンドの運用責任者澤上篤人氏は、考え方をいろいろなところで述べています。著書も多いですが、ネットでもかなりがわかります。
http://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/in05_report_sawakami.html
が便利でしょう。
 また、
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/04/post_602a.html
によれば、さわかみファンドの運用は、きちんとその方向に沿っている(ちゃんと安いところで買いに入っている)とのことで、安心できるファンドだと思います。
 さて、このように高く評価されるさわかみファンドですが、必ずしもメリットばかりではありません。
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-19.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-18.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-15.html
の三つの記事で、さわかみファンドから下船することになった理由が書いてあります。

(1)さわかみファンドがインデックス・ファンドになっている
(2)さわかみファンドはインデックス・ファンドに負けている
(3)さわかみファンドはインデックス・ファンドよりもコスト高である
(4)2006年3月30日付けで法律にしたがって業務改善命令を受けている

という4個の理由です。乙はいずれも納得できます。
 別のブログですが、
http://startfroma.blog57.fc2.com/blog-entry-42.html
には、「私がさわかみファンドをやめたワケ」が掲載されています。次の二つの疑問があったとのことです。
1.さわかみファンドは澤上篤人氏の投資哲学どおりに運用されているのか。
2.さわかみファンドはインデックス投信より有利なのか。

 このうち1.については、銘柄の選択の問題で、長期に成長する株を組み込んでいるというよりは単なる割安株投資ではないかという疑問です。乙は、さわかみファンドが組み込んでいる 300 銘柄の株を個々に分析するつもりはありません。時間がないし、そもそもそのような能力もないと思うからです。したがって、この疑問は肯定も否定もできません。しかし、こういう疑問を投げかける人がいるということは興味深いことです。
 ちなみに、この記事に付いているたくさんのコメントもおもしろいので、一度読んでみることをおすすめします。
 ブログではなくて、質問サイトですが、
 http://okwave.jp/qa2807274.html
にもさわかみファンドのメリット・デメリットが書いてあります。
 また、
http://www.fund-no-umi.com/blog/2007/03/post_bdee.html
では、さわかみファンドをやめた二人へのコメントがあり、参考になります。

 というわけで、ネット内をいろいろ見てくると、さわかみファンドを継続していく理由がないように思われてきました。まあ、特に不利な投信でもない(それどころか、アクティブ・ファンドの中では比較的おすすめできるものです)ので、そのままにしておく手もありますが、解約してもいいように思います。
 乙は、15年放っておくつもりでさわかみファンドを購入したのですが、購入後2年ほどで、乙の考え方が変わってきてしまいました。この意味では、「ぶれのない長期投資」はむずかしいものだと思います。
posted by 乙 at 05:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

HSBCロシアオープンには投資しません。

 乙がマネックス証券開催の説明会
2007.3.31 http://otsu.seesaa.net/article/37310634.html
に参加した投資信託は、HSBC ロシアオープン
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news703n.htm
でした。
 ロシアへの投資というのもおもしろそうですが、このファンドに限らず、新興諸国に投資するものは、比較的手数料が高くなるようです。
 HSBC チャイナオープン、HSBC インドオープンとも、乙は買ったことがありますが、すでに解約してしまいました。
2007.3.20 http://otsu.seesaa.net/article/36390263.html
2007.3.19 http://otsu.seesaa.net/article/36316582.html
解約したのは、いずれも手数料が高いためでした。
 HSBCロシアオープンも手数料が高いです。申込手数料が 3.675%、信託報酬は 2.0475% もかかります。
 ロシアが魅力的な投資国だとしても、この手数料が半分近くならないと、投資意欲がわきません。
 ロシア企業への投資とはいえ、ADR(アメリカ預託証書)とGDR(グローバル預託証書)が多いという話で、説明会では、それぞれが 40 銘柄ずつあり、両者の重なりが 10 銘柄あるから、全体で 70 銘柄あるという話でした。こちらで資金の8割を運用し、モスクワ証券市場での直接投資は2割だけだそうです。ということは、少し資金がある人は、ADR, GDR 経由で自分でロシア株に投資すればいいわけです。そこまでの資金がない人がこの投資信託を選ぶのでしょう。
 乙の場合は、SGロシア東欧株ファンドを購入しているので、
2006.12.4 http://otsu.seesaa.net/article/28849052.html
ロシアへの投資はこれだけで十分なように思います。
 というわけで、HSBC ロシアオープンには投資しません。
 それよりも、ロシア株の ETF を待っていることにしましょう。(アメリカ市場なら、そういうのも登場しそうに思います。)
posted by 乙 at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月23日

フィデリティ・USリート・ファンドBを解約しました。

 乙は、フィデリティ・USリート・ファンドBというファンドを買っていました。
 この話は、
2006.3.24 http://otsu.seesaa.net/article/15367321.html
に書きました。
 アメリカの証券会社では、アメリカの REIT、およびアメリカ以外の REIT の ETF が買えます。
2007.3.22 http://otsu.seesaa.net/article/36543331.html
それと比べると、このファンドはアメリカの REIT の ETF に相当するわけです。ETF ならば、毎年の手数料は0.25% で済むわけですから、このファンドの信託報酬 1.47% はべらぼうに高いということになります。
 というわけで、このファンドを解約しました。
 2004.10 購入、2006.3 売却ですから、2年5ヶ月保有したことになります。
 当初の資金は、約1.7倍になっていました。2年5ヶ月でこの結果ですから、乙は大いに満足しています。
 これを売った資金で、アメリカの REIT の ETF (RWR) を買いました。手数料の 1.47% を 0.25% に節約した気分です。
posted by 乙 at 00:20| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月20日

HSBC インドオープンを解約しました。

 このファンドについては、乙のブログ中でも2回ほど取り上げたことがあります。
2006.3.31 http://otsu.seesaa.net/article/15832140.html
2006.11.25 http://otsu.seesaa.net/article/28220260.html
 その後、乙はインド株で運用するファンドの成績を調べ、
2007.1.4 http://otsu.seesaa.net/article/30789538.html
どれも大した差はないことを知りました。
 また、インド株の ETF についても調べました。
2007.2.7 http://otsu.seesaa.net/article/33063617.html
 さらに、ファンドの手数料を調べ、
2007.2.11 http://otsu.seesaa.net/article/33387707.html
ETF がダントツに安いことを知りました。
 その後、この ETF を実際に購入しました。
 そのような経緯の中で、HSBC インドオープンは、手数料(1年あたり2.1%)が高いと感じるようになってきました。一方では、確実に手数料が安いものがあるのですから、手数料が高いものを解約し、安いものにシフトするのは理にかなっています。
 そんなわけで、HSBC インドオープンを解約しました。
 2004年12月に購入して、2007年3月に解約ですから、2年3ヶ月の保有ということになります。乙の目安では、申込手数料が 3.15% であれば、3年以上保有するはずでしたが、それよりも短くなりました。
 当初の資金は、(2月の世界同時株安の後なので、若干下がりましたが)約2倍になっていました。2年3ヶ月で2倍ですから、この結果には大いに満足しています。
 このファンドを継続すれば、もっと資産が増やせるように思いますが、2.1% の信託報酬も継続的にかかってくるのがしゃくにさわるので、それならばいっそ解約をと思った次第です。
 解約して得た資金でインド株の ETF を(追加して)買うと考えているわけではありません。
posted by 乙 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月19日

HSBC チャイナオープンを解約しました。

 乙は、HSBC チャイナオープンというファンドを買っていました。
 この話は、最初に
2006.4.18 http://otsu.seesaa.net/article/16709943.html
に書きました。
 また、
2006.12.18 http://otsu.seesaa.net/article/29844891.html
で再度取り上げ、2年で2倍になったことを喜んでいます。
 その後、
2006.12.25 http://otsu.seesaa.net/article/30233860.html
でこのファンドの成績を他のファンドと比べ、成績が平均的だったことを知りました。
 このファンドはアクティブ・ファンドなのですが、成績は、平均的だったというわけです。まあよくある話です。
 現在、中国株の ETF があり、すぐにでも買える状態になっています。
2006.12.12 http://otsu.seesaa.net/article/29466140.html
こちらのほうは、手数料が 0.6% しかかかりません。
 HSBC チャイナオープンの 1.05% の手数料は、そんなに高くないとは思いますが、しかし、ETF との差 0.4% を考えると、意外と大きいです。50 万円を運用していれば、毎年 2000 円違ってきます。これが解約までずうっと続くと思うと、ここは乗り換えるほうがいいと思います。
 乙は、別途中国株を買っているので、今回は、HSBC チャイナオープンを解約した資金で中国株の ETF を購入するというわけではありません。
 考え方からすれば、中国株が上昇して、保有資産中の割合が高まったから一部売却したと考えればいいと思います。
 乙の場合、2004年10月購入、2006年3月売却ですから、2年5ヶ月保有したことになります。
 当初の資金は、(2月の世界同時株安の後なので、若干下がりましたが)約2倍になっていました。2年5ヶ月で2倍ですから、この結果には大いに満足しています。
 ただし、ここから税金が引かれます。税金の重さを実感します。
posted by 乙 at 00:02| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月12日

アイザワ証券のファンドの口座残高がわかりにくいです

 乙は、アイザワ証券で「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」を買いました。
http://otsu.seesaa.net/article/31672913.html
 その後、このファンドの基準価額を調べようとしましたが、アイザワ証券のサイトではかなりわかりにくいと思います。
http://www.aizawabtc.com/03shohin/tousisintaku.html
には現在の純資産価格が書いてあります。また、
http://www.aizawabtc.com/toushin_details/115.html
にも現在の純資産価格が書いてあります。さらに
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/115/5872.pdf
のような月報には、基準価額の推移が書いてあります。
 ですから、一応はわかるようになっているといえばなっているのですが、乙の感覚では、わかりにくいのです。
 月報では、今までの資産残高や基準価額の変化などを見ることができません。複数の月報を対照させればわかりますが、それはめんどうです。それに、1ヶ月に一度の更新ですし、月末で締めきっても、それが読めるまでに2週間かかりますから、現状を知るにはちょっと時間がかかりすぎます。
 もう少し機動的に口座残高が任意の時点でわかるようになってほしいと思います。
 なお、この点は、アイザワ証券にメールで要望を伝えたところ、
*株式・投信(日本・アジア)取引画面にて残高が確認出来ますように現在、準備しておりますので今しばらくお待ち下さいます様お願いいたします。
*日々の純資産価格の推移につきましても、今後検討させていただきます。

という返事をもらいましたので、そのうち改善されるのでしょう。
 毎日基準価額をチェックする必要はないのですが、たとえば、ベトナム方面で何かの事件があったときなどに、ファンドの現状を知ったり、売却するべきかどうかを考えるときに、必要になると思います。
 なお、乙は、「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」に関して
http://blue.adam.ne.jp/viet/viet.html
にある情報を見るようにしています。
posted by 乙 at 05:45| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月04日

妻の証券口座で投資信託購入

 妻の名義の口座で、10万円を振り込んで、83,450 円でカッパ・クリエイトの株を買った
http://otsu.seesaa.net/article/35022213.html
ので、残りが 16,550 円あります。これを遊ばせておくのはもったいないということで、投資信託を購入することにしました。さすがに、たったこれだけしかないのでは、他に選べるものはありません。
 インド株にすることにし、ドイチェ−インド株式ファンドを最低金額(1万口)だけ買いました。14,594 円でした。
 買った後で、乙はしみじみ思いました。「これでは証券会社は儲からないだろうなあ」ということです。
 今ではオンラインで処理できますから、昔のような手作業とはまったく違っており、こんなに少額でも、証券会社としてはペイするのでしょう。それにしても、こんな少額投資の顧客のために毎期ごとの運用報告書などを郵送することを考えると、手間がかかりすぎます。投資信託の最低投資金額はもう少し上げたほうがいいのではないかと思います。今は1万円からですが、たとえば10万円からにするとかいうことです。
 世の中の動きは、これとは逆で、フィデリティ・ダイレクトなどは、
http://www.fidelity.co.jp/fbsj/news/news_content/news_20070126.html
のように、それまで最低購入金額が20万円以上だった投資信託を最低購入金額1万円以上に小口化しています。
 毎月の積立などをしている人の場合はこういう金額で投資することもあるかもしれません。しかし、実際は、1万円程度の投資信託の購入というケースは少ないのではないかと思います。それにしても乙は心配になります。余計な心配ですかね。
 ところで、この10万円分の妻の名義の株と投資信託ですが、もちろん、このまま15年ずっと寝かしておくつもりです。妻が自分で株式投資をやりたいなどと言い出したら問題ですが、まあ、そんなことはないでしょう。
posted by 乙 at 04:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月11日

インド株ファンドの手数料

 インド株ファンドの手数料について、Yahoo! ファイナンス
http://quote.yahoo.co.jp/
で調べてみました。
 手数料は、(1)=申込手数料、(2)=信託報酬、(3)=解約時信託財産留保額 です。以下の表では、小数点以下2桁まで表示し、その下は四捨五入しています。申込手数料は、販売会社によって違いますが、ここでは、Yahoo! ファイナンスで出てきたもの(たぶん上限値)をそのまま書いています。
(1) (2) (3) コード 名称
3.15% 2.10% 0.5% 01312056 野村インド株投資
3.15% 1.94% 0.3% 0331204C 三菱UFJ/ドイチェインド株式ファンド
3.15% 2.01% 0.3% 06311065 新光ピュア・インド株式ファンド
3.68% 1.91% 0.5% 1731105C JFインド株アクティブ・オープン
3.15% 2.05% 0.3% 3431104C ドイチェ・インド株式ファンド
3.15% 2.21% 0.0% 4331105C BR・インド株ファンド
3.68% 2.31% 0.0% 5131104B HSBCインドオープン
3.68% 2.01% 0.0% 57311061 CAりそなインドファンド
3.15% 1.96% 0.3% 79312064 三井住友・インド・中国株オープン
3.68% 1.88% 0.3% 83311049 PCAインド株式オープン
3.15% 1.98% 0.3% 8331106B PCAインド・インフラ株式ファンド

 こうしてみると、国内で買えるインド株ファンドは、どれも似たり寄ったりで大差なしです。
 ちなみに、HSBC 香港で購入できる HSBC Indian Equity Fund (Class AD)
http://otsu.seesaa.net/article/20082261.html
について、同じように並べると、
5.25% 1.50% 0.0% HSBC Indian Equity Fund (Class AD)
となります。こちらは、申込手数料が高めですが、1回こっきりの話ですから(長期保有によって)これを我慢するとすれば、信託報酬は国内のファンドよりも安くなります。毎年かかる信託報酬が 0.5% 違うとすれば、4年で 2% の違いになりますから、申込手数料の差に相当します。つまり、HSBC Indian Equity Fund (Class AD) を4年以上の長期にわたって保有するとすれば、手数料の合計額は国内のファンドよりも安上がりです。
 ところで、iShares BSE SENSEX India Tracker
http://otsu.seesaa.net/article/33063617.html
ですが、これは ETF なので、厳密には上に並べたファンドとは違うのですが、HSBC 香港で購入するとして、上の形式に当てはめると次のようになります。
0.25% 1.39% 0.25% iShares BSE SENSEX India Tracker
 こちらは、ETF としては報酬が高いのですが、さすがにアクティブ・ファンドよりは安くなっています。
 というわけで、やっぱり、これを購入しようかと思います。
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2007年02月08日

iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker

 上海A株に投資するETFです。銘柄コード 2823 です。管理報酬が 0.99% かかります。これまたコストが高いです。
 以前、乙は、shiai さんからコメントをいただき、
http://otsu.seesaa.net/article/31372057.html
この ETF のことを気にしていました。
 ユナイテッドワールド証券では、
 http://www2.uwg.co.jp/pub/pub0045_v1001.php?meigara_cd=002823&com=m1
に紹介されています。また、楽天証券では、
http://www.rakuten-sec.co.jp/ChinaCompanyInfo/2823.pdf
に説明があります。
http://etf001.seesaa.net/article/28717188.html
http://tousin.seesaa.net/article/28816996.html
などにも簡単な紹介記事があります。
 香港市場の ETF は、数種類が上場されていますが、中国株としては、次の3種類があります。
ハンセンH株指数ETF(銘柄コード:2828)
iShares MSCI/チャイナ・トラッカー(銘柄コード:2801)
iShares FTSE/新華A50チャイナ・トラッカー(銘柄コード:2823)
 このうち、ハンセンH株指数 ETF については、乙のブログ
http://otsu.seesaa.net/article/29466140.html
ですでに述べたことがありますが、将来的に、乙の保有する中国株の個別株を売って、こちらの ETF に乗り換える可能性があります。
 とすると、今回は、H株とは性格の違うものに投資したほうがよかろうということになります。
 そんなことを考えると、上海A株に連動する iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker がよさそうです。
 ところで、1月30日の日経新聞夕刊に「点検 アジア・新興国株」という記事があり、上海株が最高値圏になったことが書いてありました。これに関して、バブルを警戒する声もありますし、一方では「黄金の10年」ということで中国株の楽観論もあるようです。記事には「上場企業の投資価値が一気に向上したわけではない。」とあります。それにもかかわらず、一般市民が大量に新規口座を開設していると聞くと、いよいよバブルかもと思います。
 また、2月5日の日経新聞の14面「景気指標」では、次のように指摘されていました。(一部引用します。)
 「中国全国人民代表大会常務委員会の成思危副委員長は1月30日、中国株の「バブルが続いている」と警告した。上海の株式市場では、西欧の基準に照らし投資適格は30%にすぎず、残り70%は投資家が損失を被るであろう株式だという。上海株は昨年、2倍強になった後、今年に入っても2割値上がりしていたが、バブルと明言した成副委員長の発言をきっかけに急落した。」
 この話は、
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070131AT2M3101X31012007.html
でも読むことができます。
 ネットの中では、
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619820#2619820
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/gaishin/36059/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20070118/117219/?P=1
のように、A株をバブルだと見ている記事が多いです。
 上海A株に投資するということは、今の上海市場の状態をどう見るかということと深く関わります。
 こういう急激な上昇を見せる銘柄はハイリスク・ハイリターンの典型です。
 今投資すると大儲けするかもしれないし、大損するかもしれません。そういうものには手を出さないようにしたいと思います。乙の場合、毎年 7% も上昇すれば十分なんですから。
 この ETF は、乙も買うことを真剣に考え、実は、買い注文も出したことがあるのですが、どんどん値上がりして買い逃してしまいました。それで悔しがってこんなことを言っているだけかもしれません。
 現金を口座に置いておいて、株価が下がったときに買い出動できれば最高なんですけれど、個人投資家は、そういうタイミングを見計らうのもむずかしいのですよね。
 昨年からの急激な上昇がなかったら、乙はたぶんこれを買っていたと思います。しかし、今は買わない方向で考えています。
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=0&code=SSEA
によれば、最近、上海A株は急落していますね。どこまで下がるかわかりませんから、いよいよ恐くなってきました。
posted by 乙 at 05:18| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

アイザワ証券「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」その3

 乙は、アイザワ証券「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」を購入する決心をしました。
 まずは、昨日のブログで書いた問題点ですが、結局、メールでの返事がなかったので、電話で聞き、乙の解釈でいいということがわかりました。
 アイザワ証券の電話での応対は親切でした。でも、メールで聞いて返事がなく、電話だとすぐに親切に教えてくれるというのは、アイザワ証券が、実はネット対応型の証券会社ではなくて、旧来型(伝統型)の証券会社だということを物語っています。
 さて、実際の購入手続きに、どれくらいの時間がかかったでしょうか。実は、けっこう長かったのです。
 途中に正月休みが入ったこともあるのでしょうが、それにしても、こんなにも大変なのでしょうか。
12月22日:WWW で口座開設を申し込みました。
12月28日:申込書類が届きました。記入して即日発送しました。
 1月 9日:口座が開設できたという手紙が来ました。
 1月12日:口座番号などが書かれた手紙が来ました。さっそく目論見書を請求しました。
 1月16日:目論見書が届きました。
 1月17日:購入を申し込みました。
 1月19日:約定予定です。
 乙は記録魔ですから、それぞれの日付を記録しておいたのです。
 う〜む。たった一つのファンドを購入するのに、(口座開設からだと)1ヶ月かかるんです。あまりに長すぎて、今どこまで進んだか、忘れてしまいそうです。投資話はこれだけではなく、あっちへ送金、こっちで口座開設とやっているのですからね。
 アイザワ証券では、目論見書を読んだかどうかのチェックも厳密でした。目論見書そのものは WWW 上で全部読めるのですが、それでは不十分で、紙の目論見書の表紙に貼ってあるシールの番号を伝えないと、ファンドの購入ができないのです。
 まあ、規則なので、やむを得ませんが、もう少し手続きが簡略化されるとありがたいと思います。
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2007年01月18日

アイザワ証券「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」その2

 このファンドについてネットで情報を収集してみると、ちょっと気になることがありました。
 このファンドの目論見書
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/plan_up/115/393.pdf
を読むと、成功報酬(HWM)が上昇分の 15% かかると書いてあります(正確には「投資運用会社は、各暦四半期末に計算され、後払いで支払われる成功報酬を受領する権利を有します。」という文面です)が、販売用HPや販売用資料には「運用会社には成功報酬が支払われることがあります。」という書き方がされているだけで、パーセンテージすら書かれていません。これは不親切です。この文面では、成功報酬を支払うこともあるし、支払わないこともあると読めます。こういうところははっきりさせるべきでしょう。
 たとえば、目論見書には、0.8% の投資運用報酬についても「投資運用会社は、(中略)純資産価額の0.8%に相当する報酬を、毎月後払いで受領する権利を有します。」となっています。まさか、この報酬について運用会社が「権利はあるけれど、受け取らないことにしよう」などと言うことはないでしょう。だとすれば、成功報酬も同じです。同じような書き方がされている以上、確実に成功報酬もかかると読むべきです。
 また、販売用資料
http://www.aizawabtc.com/toushin_details/115.html
には、「外国籍投信(当該ファンドは外国口座の設定が必要になります。)」と書いてあります。この記載は、アイザワ証券が販売している他のいくつかの外国株のファンドにも共通に書かれています。「外国口座の設定」とは、どういうことなんでしょうか。乙には意味不明です。
 乙は、Google で「外国口座 site:www.aizawabtc.com」とやって、アイザワ証券のサイトの中で「外国口座」に関してどんな説明がされているのか、検索してみましたが、わかりませんでした。
 そもそも、Google で「"外国口座の設定"」というフレーズ検索を指定すると、出てくるのはアイザワ証券が扱っているファンドだけです。つまり、それくらい特殊な用語だということです。
 もしかして、外国口座を設定するということは外国株式口座を開設するということと同じことなのでしょうか。
 約款
http://www.aizawabtc.com/31yakkan/pdf/02yakkan_doc.pdf
によれば、外国証券取引口座を開設すると、口座管理料がかかると書いてあります。しかし、これがいくらかかるのか、書いてありません。これも不親切です。
 http://www.aizawabtc.com/12goriyo/051.html
では、ブルーコールで外国株式取引口座の口座管理料は無料と書いてあります。
 http://www.aizawabtc.com/02goriyo/051.html
では、ブルートレードで外国株式取引口座の口座管理料は無料と書いてあります。
 約款では口座管理料がかかるように書いておき、運用上は口座管理料をゼロ円としておくというわけです。アイザワ証券としては、約款の改定をせずに、口座管理料が必要だと思ったらすぐに徴収できるようにすることを考えているのでしょう。約款の書き方はこうなるものでしょうかね。それにしてもわかりにくいものです。
 ファンドを購入したら口座管理料がかかるというのは、乙は寡聞にして耳にしたことがありません。何とも不思議な記載でした。
 ところで、こういう問題点は、乙はすぐにメールで聞くようにしています。
 1月12日にメールでアイザワ証券に尋ねたのですが、(17日には再度尋ねたのですが)18日朝の時点では回答がありません。このあたり、個人投資家としてはちょっと(というかかなり、いや大変)心配になります。たくさんの問い合わせメールがあって、回答できないくらいならば、そもそもホームページにアドレスを載せるべきではありません。アドレスを載せるならば、それに対する問い合わせにはきちんとメールで回答してもらいたいものです。
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2007年01月17日

アイザワ証券「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」

 乙は、ベトナム投資を考えています。
 その中で、アイザワ証券の「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」に注目しています。
 このファンドの月報(マンスリー・レポート)が WWW に掲載されています。
 10月分は、
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/115/5614.pdf
です。2006.10.31 のものが、2006.11.6 付けで 2006.11.15 に掲載です。
 11月分は、
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/115/5707.pdf
に掲載されています。2006.11.30 のものが 2006.12.6 付けで 2006.12.15 に掲載です。
 12月分は、
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/115/5782.pdf
です。2006.12.29 のものが 2007.1.4 付けで 2007.1.13 に掲載です。
 マンスリーレポートを読むことで、ファンドの現状がかなりよくわかります。目論見書は、今後のことを予想して書いているだけですが、マンスリーレポートは、ファンドの現実を反映します。
 以下、マンスリーレポートの記述を利用しながら、ベトナム株投資について乙の考え方を述べます。
 ベトナム証券市場では、上場株式銘柄数が約60、時価総額が約53億ドルと小さいですから、「フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド」の純資産総額 3868万ドルは 0.7% を占めるということになります。ベトナム証券市場が小さいとは聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。単純に考えて、世界中から投資マネーが集まりつつあるけれど、市場が小さすぎてこなしきれないといったところでしょう。
 ちなみに、純資産総額ですが、10月は 1947万ドル、11月は 2803万ドルでしたから、このファンドにジャンジャンお金が集まってくる状態です。毎月1000万ドル(12億円)を集めているのですから、大変なものです。
 このファンドの資産構成を見ると、12月段階で、株式が 32.6%、現金が 67.4%です。11月段階では、株式が 30%、現金が 70% でしたから、実は株式ファンドとしてはあまり機能していないとも言えます。現金を持てあましている感じでしょうか。信託報酬は、現金を預けている分にもかかってくるわけですから、個人投資家の側から見れば複雑な心境です。ちなみに、10月段階では、株式は 10% しかなく、現金が 90% もあったんですね。ファンドを立ち上げたばかりだったので、こんな状況でも理解できます。
 もっとも、このような方針(現金比率が高いこと)が悪いわけではありません。小規模市場で金余り状態が発生すれば、株は異常な値上がりをします。今がそれかもしれません。ということは、逆にいえば、これから大暴落があり得ます。そのときこそファンドの出番です。70% 近くもの現金を貯め込んでいれば、「それっ」とばかりに買い出動できます。このあたりの運用力に期待したいところです。個人投資家の場合は、買いのタイミングの読みがむずかしいですが、プロならば、ある程度は期待できるでしょう。
 株式の国別資産配分を見ると、12月段階でベトナム 21.14%、タイ 3.58%、マレーシア 3.30%、フィリピン 2.93%、シンガポール 1.63%(合計で32.6%)となっています。ベトナム株に投資するといっても、ベトナム以外の ASEAN 各国(のベトナム関連企業)にも投資していることがわかります。一応、ベトナム中心ですから、問題はないと思います。
 ネット内を探すと、このファンドを買ったという話が2件ほど出てきます。
http://plaza.rakuten.co.jp/sekifumi/diary/200610090000/
http://plaza.rakuten.co.jp/yakkomama/diary/200610060000/
 乙も、そろそろ投資してもいいような気がしてきました。もっとも、ベトナムは、多くの人が注目していますから、数ヶ月〜1年くらい待つと、さらに有利な投資信託が登場するかもしれません。これが悩ましいところです。
 また、前述のように、もしかして数年以内にベトナム株の過熱から大暴落があるかもしれません。そんなときに投資すれば、安値で買えて最高のパフォーマンスが得られるように思います。しかし、それをねらっていけるかどうかも悩ましいところです。どんなタイミングでどれくらい下落するのか、事前にはわかりませんからねえ。
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2007年01月16日

ベトナム株のファンド

 2006年11月のベトナムの WTO 加盟決定とともに、最近は、ポスト BRICs の一角としてベトナムへの投資が盛んになりつつあります。
 ベトナムの証券会社に口座を開いて、直接ベトナム株に投資することも考えられないわけではありませんが、乙は、そんなに多額の資金があるわけでもありませんから、とりあえずは投資信託を買うことを考えるのが自然でしょう。
 ちょっと気になって、ベトナム株のファンドについて調べてみました。
http://www.online-sp.com/vietnam.htm
の中の「ベトナムファンド情報」には、2006.12.9現在で、いろいろなベトナムファンドがあると書いてあって、参考になります。
 これに従って、WWW を順次見ていきましょう。

(1)アイザワ証券[フェイム−アイザワ トラスト ベトナムファンド]
 日本初のオープンエンド型ファンドというふれこみです。
http://www.aizawabtc.com/TopMenu/vietnam_fund.html
http://www.aizawabtc.com/zinvest_detail.html?serial=115&category1=26&a=0
http://www.aizawabtc.com/toushin_details/115.html
が販売用HPです。
http://www.aizawabtc.com/upfiles/press_up/146/attach1.pdf
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/115/5403.pdf
に販売用資料があります。2点とも同内容です。これを見ると、ベトナム株はとてもボラティリティが大きいようで、2001から2003にかけて 1/4 ほどに下落していることがわかります。
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/plan_up/115/393.pdf
に目論見書があります。
 申込手数料は 3.15%です。それに、毎年かかるものとして、管理報酬 0.09%、運用会社報酬 0.80%、代行協会員報酬 0.20%、販売会社報酬 0.50%、受託報酬 0.06%、保管および管理事務代行 0.11%、ということで、合計 1.76% がかかります。

(2)東洋証券[ベトナムファンド 2006-11](募集終了)
http://www.toyo-sec.co.jp/contents/fund/html/vietnam0611.html
に資料があります。運用会社は、三井住友アセットマネジメントとのことです。
 申込手数料 3.15%、信託報酬は 1.68%、その他に成功報酬(HWM)が上昇分の 10.5% かかります。

(3)ユナイテッドワールド証券[ベトナム民営化ファンド]
 これについては、乙はすでにブログで述べたことがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/12631047.html
信託報酬が 5% を越えており、それ以外に成功報酬(HWM)が上昇分の 20% かかって、乙としてはコストが高すぎるという判断です。

(4)グローバルリンクインベストメント[ベトナム株ノーロードファンド]
http://www.gladv.co.jp/gli/noload/index.html
を見てみると、途中売却ができないことに加えて、信託報酬 1.75%と、成功報酬(HWM)15%がかかります。ノーロードとはいえ、手数料が高めです。

(5)キャピタル・パートナーズ証券[ベトナム・ドラゴン・ファンド(VDF)]
 クローズド・エンド(会社型)のファンドです。
http://capital.jp/invest/vietnam.html
がベトナム投資情報で、いくつかのファンドなどの紹介があります。
http://capital.jp/invest/vdf-pros.pdf
が目論見書(の一部)です。しかし、詳しい内容がわかりません。特に、各種手数料が明記されていないのでは、情報開示として明らかに不十分です。
 ネット内を検索してみると、
http://www.ace-sec.co.jp/products/toshin/os_vdfl.html
に各種手数料が書いてありました。これによると、運用報酬 2.5% と成功報酬(5%を超える額の20%)がかかるとのことです。

(6)岡三証券[(仮)ベトナムファンド]
http://asia-web.jp/
を見てみましたが、現在は扱っていないようで、情報がありませんでした。

(7)エフエーキャピタル
http://www.fadvisers.com/con1_3.html
には、ベトナムファンドがあるようですが、ホントにファンドがあるのかどうか、よくわかりません。ベトナムについては何も書かれていません。

(8)Vina Capital[Vietnam Opportunity Fund (VOF)]
 海外ですが、
http://www.vinacapital.com/?nav1=services&nav2=vof
を見てみました。
 信託報酬 2%、成功報酬 (8%を越える額の20%)がかかるということです。

(9)他の海外のファンド
いろいろ見てみましたが、以下のものについては、ベトナムファンドを扱っていないのか、情報がありませんでした。
*JF Asset [Vietnam fund]
http://www.jfam.com/cgi-bin/jffundhk/JFAsset/web/t1_whereyoulive.jsp
*PRUDENTIAL Asset Management [Prudential's Vietnam Fund]
http://www.prudential.co.uk/prudential-plc/
*DWS [DWS Vietnam fund]
http://info.dws.de/dws/int/nav_info.nsf/frameset/GGRF-5VCMMW?OpenDocument

 こうしてみると、ベトナム株のファンドはどれもこれも手数料が高めです。ユナイテッドワールド証券のものは、その中でも特に高くなっています。
 東洋証券のベトナムファンドが大変な人気を集めて短期間で募集終了になったのは、コストが安かったからでしょうかね。
 それぞれのファンドを見てみると、アイザワ証券のファンドが、手数料が安そうでよさそうです。
posted by 乙 at 05:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月04日

インド株ファンド

 乙は、HSBC インドオープンというファンドを購入しています。
http://otsu.seesaa.net/article/28220260.html
 これが、他の類似のファンドと比べてどれくらいの成績か、見てみることにしましょう。
http://quote.yahoo.co.jp/
にアクセスして、検索窓に「インド」と入れて出てきた投信一覧を利用しました。
 この一覧に1年の騰落率を加えて示すと、以下のようになります。3年以上運用しているものはなかったので、3年騰落率は「なし」です。

1年 コード  名称
46.03 01312056 野村インド株投資
43.82 0331204C 三菱UFJ/ドイチェインド株式ファンド
----- 06311065 新光ピュア・インド株式ファンド
----- 1731105C JFインド株アクティブ・オープン
43.06 3431104C ドイチェ・インド株式ファンド
----- 4331105C BR・インド株ファンド
45.74 5131104B HSBCインドオープン
----- 57311061 CAりそなインドファンド
----- 79312064 三井住友・インド・中国株オープン
43.83 83311049 PCAインド株式オープン
----- 8331106B PCAインド・インフラ株式ファンド

 どれもこれもあまり差がつきません。たぶんこれらのファンドはインデックス・ファンドみたいな投資方針なのでしょう。
 そんなことを考えていたら、HSBC インドオープンの第2期運用報告書(決算日2006年11月29日)が乙の手元に届きました。どうにも郵便では情報が遅いです。これに比べると、当然ですが、ネット内を見たほうが最新のデータが入手できます。週報は
http://www.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/india_w.pdf
にあります。今は、2006年12月22日現在のものが見られます。
 見てみると、ベンチマーク(S&P/IFC Investable India)とほぼ同じ動きをしていることがわかります。
 他のファンドも同様なのでしょう。だから、どのファンドを買っても同じような成績になるのだろうと思います。ならば、むしろ、インド株の ETF を買うことを考えたほうが(手数料が安くて)いいように思います。
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posted by 乙 at 05:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

DIAM中国関連株オープン

 乙は、中国株のファンドを調べてみました。
http://otsu.seesaa.net/article/30233860.html
 その結果、個人として買える範囲で過去1年間の成績が最も良かったのはDIAM中国関連株オープンであることがわかりました。
 このファンドの販売会社はいろいろありますが、調べてみると、イー・トレード証券だけがノーロードであることがわかりました。そこで、ここで購入することにしました。
 信託報酬は 1.68% とやや高めです。信託財産留保額は 0.3% です。
 2013年で償還されますが、それまで十分な投資期間があります。
 目論見書は
http://www.diam.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2006/07/27/313518_chinese_angel_moku.pdf
にあります。
 2006.12.26 現在の週報が
http://www.diam.co.jp/pdf/w/313518_chinese_angel_w.pdf
にあります。
 中国株として、H株(香港に上場)、S株(シンガポールに上場)、N株(ニューヨークに上場)等が 47.14%、深センB株、上海B株が 6.73%、レッドチップ株が 25.69% を占めますが、その他に、中国関連株として、アジア株にも 19.72% の資金が振り向けられています。組入上位10銘柄を見ると、中国株に混じって、香港企業の名前が見えます。
 単なる中国株ファンドではなく、中国<関連>株ファンドなんですね。納得しました。

 過去の成績がよかったからといって、そのファンドがそれから先もいい成績を挙げ続けるとは言えないことは(何冊かの本に書かれていたことなので)理解しています。しかし、過去1年間でこういう結果だったと知ると、将来についても、過去の傾向の延長上にあるように考えたくなるのも自然な話です。
 1年くらい先に、再度いくつかの中国株ファンドを比較してようすを見てみたいと思います。こうすれば、本で読んだ知識と自分の直接の体験とが突き合わされて、頭だけでなく、いわば身体で覚えることができるでしょう。
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posted by 乙 at 04:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月25日

中国株ファンドの成績

 乙は、HSBC チャイナオープン を購入しています。
http://otsu.seesaa.net/article/29844891.html
 また、三菱UFJチャイナオープン というのも購入しています。
http://otsu.seesaa.net/article/16709943.html
 これらが、他の類似のファンドと比べてどれくらいの成績か、見てみることにしましょう。
http://quote.yahoo.co.jp/
にアクセスして、検索窓に「チャイナ」および「中国」と入れて出てきた投信一覧を利用しました。
 この一覧に1年と3年の騰落率を加えて示すと、以下のようになります。

1年 3年 コード  名称
52.04 22.20 0131194A チャイナオープン
55.21 28.57 0331196A 三菱UFJチャイナオープン
45.92 28.04 0431201C ダイワ・チャイナ・ファンド
58.96 30.72 06311975 レッドチップ・パッケージ
47.23 21.65 0631294C 新光チャイナ・オープン
----- ----- 08312068 マネックス・フルトン・チャイナ・フォーカス
62.08 ----- 09311041 チャイナ・ロード
69.17 ----- 17311041 JFチャイナ・アクティブ・オープン
33.78 ----- 17311046 JFグレーター・チャイナ・アクティブ
66.12 30.34 1731202C JFチャイナ・ファンド
32.20 19.68 17313974 (JFアジアF)JFグレーター・チャイナ
69.53 30.64 18311973 インベスコチャイナスターオープン
19.67 21.60 22311031 チャイナJドリーム
57.67 ----- 22311041 チャイナ騰飛(チャイナ・エクイティ)
70.57 ----- 3231104A フィデリティ・チャイナ・フォーカス
41.64 ----- 49311042 東京海上ベストチャイナオープン
56.44 29.39 51311021 HSBCチャイナオープン
51.72 ----- 57311049 CAグラン・チャイナ・ファンド
52.87 ----- 64311046 住信チャイナ・リサーチ・オープン
51.21 ----- 67311054 チャイナ・リアル・ウォッチ
----- ----- 67311065 チャイナ・ディスカバリー・ファンド
----- ----- 7431106A ディープリサーチ・チャイナ・ファンド
61.56 23.73 79311021 チャイナ・フロンティアオープン
59.07 ----- 79311047 三井住友・メインランド・チャイナ・オープン
47.91 27.66 7931C01A 三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド
39.21 22.56 01314021 野村中国株ファンドAコース
31.64 ----- 01314055 野村中国株ファンド(確定拠出年金)
41.83 28.55 01315021 野村中国株ファンドBコース
78.57 ----- 02311056 日興AM中国A株ファンド2
77.57 ----- 02312052 日興AM中国A株ファンド
----- ----- 10311067 コスモ・中国株厳選ファンド
28.97 ----- 45311053 損保ジャパン-S&P拡大中国株投信
74.86 24.82 4731103A DIAM中国関連株オープン
----- ----- 51311065 HSBC中国株式ファンド(3カ月決算型)
62.87 31.32 5831103A SG中国株ファンド
----- ----- 79312064 三井住友・インド・中国株オープン

 これを見ると、HSBCチャイナオープンも三菱UFJチャイナオープンも、1年騰落率でいえば平均値(53.27)をちょっと越える程度であることがわかります。
 結論として、中国株に関していえば、(この1年は)どのファンドを買ってもよかったということになります。
 ちなみに、1年間騰落率で第1位の日興AM中国A株ファンド2 ですが、(第2位の日興AM中国A株ファンドも同じですが)最少申込単位が500万円です。1年前に500万円で買った人は、900万円になって大喜びでしょう。
 普通に買えるものの中で、1年騰落率が高いものを探すと、DIAM中国関連株オープンということになるでしょう。
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2006年12月23日

日経金融新聞 2006.12.21 号の投信記事(続)

 日経金融新聞 2006.12.21 号の4面には、藤沢久美氏の記事「投信批判を考える」が掲載されていました。
 記事の趣旨は、投信に対する批判は当てはまらない面があるというものです。
 販売手数料が高いという批判に対して、藤沢氏は(1)投信はそもそも短期売買をするものではない、(2)ネット販売の投信ではノーロードのものが増えているから、販売員と相談したい人は窓口で手数料の高いものを買えばよく、低コストのものを希望する人はネットで買えばいい、という2点を述べています。
 次に、信託報酬が高いという批判に対して、藤沢氏は(3)信託報酬の多寡よりも騰落率を投信選びの基準にしないと、コストも安いが運用成績も今一歩のものを買うことになる、(4)ファンド・オブ・ファンズは、信託報酬が二重取りだが、顧客はファンド・オブ・ファンズを購入するかどうかの選択権があるのだからいい、という2点を述べています。
 そして、結論として、投信業界がメリットとデメリットを顧客にきちんと情報提供することが大事だと述べています。
 乙は、これらの点について、次のように考えます。
 (1) これは、藤沢氏に賛成します。販売手数料が高いものは、その分、投信を長期に保有することで、販売手数料を相対的に安く抑えるようにするべきです。乙は、販売手数料1%を保有期間1年(以上)と考えることにしています。3%ならば3年以上保有するということです。
 (2) これについては、藤沢氏に賛成の面と反対の面があります。投信の購入者は、最初の段階で、ネットで買えばノーロードだ(ノーロードのものがある)ということを知らないと思います。(乙もそうでした。)だから、窓口で(不要なコストを支払って)買ってしまうのです。投資教育が不十分だといえば、その通りですし、投資家の責任だといえば、それもそうなのですが、しかし、窓口の対応はいかにもまずいと思います。ネットなら販売手数料が無料ですよなどとは絶対にいいません(当たり前です。そんなことをしたら自分の首を絞めますから)。その上、窓口では、目論見書を読めばわかるようなことをぐだぐだと説明しますし、いかにも手際が悪いのです。こんなことに手数料を払うなんて、ばかばかしいのです。投信の販売手数料が高いと批判する人は、ある程度、投信の経験を積み、株式や債券の知識がある人だろうと思います。いろいろ経験してみると、販売手数料が高いなあと思えてくるというわけです。したがって、今のように、銀行で投信を買い始める人は、販売手数料が高いということに気付いていません。つまり、藤沢氏がいうように、顧客がいろいろと選択するのが理想なのですが、実際はそうなっておらず、よく知らない顧客を相手に銀行や証券会社が(郵便局も)儲けているという現実があるのです。
 (3) これについては、藤沢氏に反対です。
 昨日のブログ
http://otsu.seesaa.net/article/30031768.html
で述べたように、各種の投信の今後の騰落率は事前にわからないと考えるべきで、コストが安いものが「今一歩」のものになるとは限らないということがあります。とんでもない好成績を期待するわけではありませんが、そこそこの運用成績を期待する場合、やはり信託報酬の多寡が大事なのではないでしょうか。たとえば、年間の平均成績でいえば、数%程度の運用成績を期待しますが、だとすると、1.5% の信託報酬は高いということになります。
 (4) これについては、藤沢氏にほぼ賛成です。乙も、ファンド・オブ・ファンズを買っていますので、単に信託報酬が高いことを批判するつもりはありません。わかってやっていることです。ただし、現状では、投信の購入時に、親ファンドの手数料までがきちんと書いてあるかどうかということになると、心配です。目論見書を読めば、書いてありますが、長い書類を読まなければならないということで、なかなかめんどうなように思います。パンフレットなどにも明記してほしいものです。その意味で、運用会社からの積極的な情報提供を望むことになりますが、これも藤沢氏が最後に述べていることに合致します。というわけで、藤沢氏に賛成です。
 なお、藤沢氏が取り上げてはいませんが、投信の信託報酬が、20年以上前に比べて、だんだん上がっているという点は、やはり信託報酬が高すぎるという批判の根拠の一つになりますし、業界の姿勢として問題のように思います。投信の運用会社が、投資家のほうでなく販売会社の方を向いているということの証しの一つです。
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2006年12月22日

日経金融新聞 2006.12.21 号の投信記事

 日経金融新聞 2006.12.21 号は、投資信託の特集で、11月末時点での「オープン投信 運用成績と評価」というのが6ページにもわたって掲載されていました。純資産10億円以上で6ヶ月以上の運用実績を持つものを全部取り上げているとのことで、壮観です。格付け投資情報センターによる、リターンとリスクに関する過去3年の評価が符号で付いています。紙媒体で投信を選ぶ場合は、こういうのも参考になるでしょう。
 さて、その4面には、投資信託に関する記事が出ていました。「キーワード 信託報酬と運用成績」というものです。前半で、信託報酬の高低と運用成績の良し悪しは関係がないと述べた後、後半で次のようなことが書いてありました。
 「例えば日本株全般で積極運用するアクティブ型投信約200本について、11月末までの5年間騰落率を調べると、最高210%から最低14%まで開きがある。一方、信託報酬は最大2.5%から最低0.8%程度であり、5年累積すると8.5%の差がつく計算だが、運用成績の差のほうが圧倒的に大きい。競争原理による信託報酬の低下は歓迎するべきだが、銘柄選別など運用力向上が前提になる。」
 この記事では、信託報酬の差による影響は小さく、運用成績の差による影響が圧倒的に大きいから、後者に注意するべきだと述べています。しかし、このことは、前半に書かれている両者は無関係だという説明と矛盾しているのではないでしょうか。
 もしも、信託報酬が高い投信の運用成績が、信託報酬の低い投信の運用成績よりも圧倒的によいならば、(つまり、信託報酬と運用成績に正の相関が見られるならば)信託報酬の高低はあまり気にせずに、運用成績を重視して投信を選ぶということになりますが、現実には、そうではないのです。
 だとしたら、運用期間中に確実にかかってくる信託報酬が安いものを選ぶべきで、成績がどうなるかは、神頼みになるということです。210%の運用成績(5年で3倍ですから見事なものですが)は、たまたまの幸運でしかありません。その投信が210%の成績を挙げることは事前にはわかりません。
 乙は、この記事を読んで、どうしても矛盾するようにしか読めませんでした。
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2006年12月18日

HSBCチャイナオープン

 乙は、HSBCチャイナオープンも購入しています。
http://otsu.seesaa.net/article/16709943.html
 2004年10月に購入したのですが、最近、時価評価額を見ると購入時の2倍になっていることに気が付きました。2年ほどで2倍になっているのですから、これまた大したものです。年間で4割増であれば、1.4×1.4=1.96 ですから、2年で2倍になる計算です。
 マンスリーレポートは、次のところにあります。
http://www.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/china_m.pdf
2006.11.30 現在、基準価額の騰落率は1年で 55.53%、3年で 109.51% となっています。
 過去のH株指数を見てみると、
http://stock.searchina.ne.jp/data/chart.cgi?span=90&asi=2&code=HSCE&market=
2年間で約5割増ですから、このファンドはそれよりもはるかに運用益が高いことになります。
 純資産総額も、上記マンスリーレポートによれば、627億円ということで、充分な大きさです。
 中国株自体がかなりの高収益であるのに加え、ファンドがさらに優秀なのですから、もういうことはありません。今後がさらに楽しみです。
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2006年12月04日

SGロシア東欧株ファンド再論

 SGロシア東欧株ファンドについては、2006.4.25のブログですでに述べたことがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/17013479.html
 ファンド・オブ・ファンズということはすでに述べましたが、親ファンドの手数料がどれくらいかかっているかは、そこには明示しませんでした。
 2006.10.20 が決算日とのことで、最近、乙の手元に第2期の運用報告書が送られてきました。それによると親ファンドは SGAM Fund エクイティーズ イースタン ヨーロッパ で、信託報酬は 0.8% とのことです。
 SGロシア東欧株ファンド自体の信託報酬が 0.92925% ですから、あわせれば 1.7% ほどの報酬になり、ずいぶん高いことがわかります。ファンド・オブ・ファンズは信託報酬が高いということはその通りです。
 このファンドは、第1期も第2期も、1500 円の分配金を出しました。1万円の基準価額から考えると、15% もの分配ですから、分配金が多いと思います。もっとも、第2期末の段階で基準価額は 13,685 円ですから、分配金が多すぎるわけではありません。ただし、分配金を出せば出すだけ、それに対して税金 10% がかかってきますから、ファンドとしては(つまりは投資家としては)、分配金を出さないほうがいいのですが、なぜ、こんなに出すのでしょうか。日本では、分配金を出さないでファンドがため込んでしまうと金融庁あたりからにらまれるのでしょうか。だとしたら、いかにも日本的ということになります。まあ、日本で設定・募集している以上、このあたりはしかたがないのかもしれません。
 運用成績は、第1期、第2期とも期中騰落率が 30% ほどのプラスであり、とてもいい成績といえます。
 こんなに成績がいいと、信託報酬が高めでも許せるような気がします。30% の中の 1.7% くらいはくれてやってもいいという気分です。このあたりの気分が、投資の常識とずれるところです。投資の常識では、ファンドはコストが大事であり、報酬が二重取りされるようなファンドはよくないということになっています。乙もそれには納得します。しかし、SGロシア東欧株ファンドのように、いい成績を出しているファンドもあるわけで、こういう好成績を出してくれるなら、多めの信託報酬を払ってもいいような気持ちになります。
 ちなみに、このファンドの購入時に申込手数料が 1.05% かかっています。それに加えて、解約時には信託財産留保額が 0.3% かかります。乙の基準では、運用期間の最低は申込手数料で決まり、「1%=1年」ですから、このファンドの場合、1年数ヶ月保有すればいいということになります。実際は、購入後1年8ヶ月になりますので、もういつ解約してもいい状態です。しかし、今のような好成績ならば、解約するべき理由も見あたりません。もう少し投資を継続しようと思います。あとは、ロシアや東欧の経済がうまく回転しなくなる(必ずこうなるはずです)ときにタイミング良く逃げ出すことができるかどうかが問題です。たぶん、そうは問屋が卸さないはずですが。
 やはり、BRICs は強いですね。
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2006年11月25日

HSBCインドオープン再論

 HSBC インドオープンについては、すでにブログで述べたことがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/15832140.html
 今は、乙が2004年12月に購入した分が2倍を越えた段階です。約2年で2倍というのは、かなりの上昇率だということになります。
 このファンドのマンスリーレポート(2006年10月31日現在)は、
http://www.hsbc.co.jp/jp/shared/pdf/india_m.pdf
で読むことができます。
 2006年の5月から7月ころは、世界的な株安の影響で、このファンドも相当に下落しました。マンスリーレポートの中の基準価額の推移のグラフでも、3割近く下落したようすがわかります。この急落では、乙も肝を冷やしましたが、全体として、インド株は好調だろうと思えたので、乙はファンドを解約せずにじっと我慢したのでした。今や、この下落からは完全に回復したといえます。
 さて、基準価額の推移のグラフには、ベンチマークの推移も記入されています。それを見ると、このファンドの成績がベンチマークとほぼぴったり重なっていることがわかります。ベンチマークは、S&P/IFC Investable India(円ベース)だとのことです。こういうことなら、このファンドはインデックス・ファンドとあまり変わらないことになります。このファンドの信託報酬は 2.1% ですが、インデックス・ファンドならば、0.5% くらいにできるはずです。2.1% という手数料を払う以上は、ベンチマークをそれなりに上回ってほしいものですが、そうはなっていません。
 乙は、このファンドにケチを付けるつもりはありませんが、高額の報酬を受け取る以上は、それなりの成績を残してほしいと思います。そうでなければ、報酬を低くし、インデックス運用すればいいということになります。
 インド株のインデックス・ファンドがあるのかどうか、知りませんが、あれば乗り換えたいものです。きっと手数料が安いことと思います。
http://allabout.co.jp/finance/gaikatoushi/closeup/CU20050406D/index2.htm
にはいくつかインド株ファンドが載っていますが、全部アクティブ・ファンドのようです。
 インド株の ETF は、あるのかどうか、知りませんが、ETF があっても、インド株を個人投資家が直接購入することができない以上、ETF もダメでしょうね。
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2006年11月23日

GSグローバル・マーケット・ストラテジー再論

 乙は、GSグローバル・マーケット・ストラテジーに投資しています。
http://otsu.seesaa.net/article/13903047.html
 しかし、最近、成績がパッとしません。
 基準価額のグラフ
http://www.gs.com/japan/gsitm/nav/nav_gsgl130410.html
を見ると、いかにも成績が悪いようすがわかります。ピーク時を基準にすると17%ほどの下落です。
 渋澤健(2006.3)『これがオルタナティブ投資だ!』実業之日本社
http://otsu.seesaa.net/article/28009306.html
が説くように、ヘッジファンドの類は、マーケット全体の上昇・下降とは無関係の絶対収益が目標なのですから、基準価額がピーク時から15% も下落したら、それだけを理由にファンドを解約してもいいのではないかと思います。絶対収益を目指しながら基準価額を15%も下落させるとは、はっきりいえば、運用が下手だということです。
 一方、乙は、解約を躊躇する気持ちもあります。申込手数料が 3.15% でしたから、乙の基準では3年間は我慢するというのが一つの理由です。乙の場合、2004年10月の購入ですから、今2年ほど経過した段階です。もう1年はようすを見てもいいかもしれません。
 もう一つ理由があります。このファンドは成功報酬制で、High Water Mark 超過額の21%を成功報酬として取ることになっています。(手数料が高いといえば高いと思いますが。)ということは、基準価額がピークから下がってしまった現在、元の水準に上がるまでは成功報酬はゼロということになります。これを考慮すると、(基本報酬の 1.89% も安くはないのですが)まあ、基準価額が元に戻ることもあるかもしれないと期待します。
 http://quote.yahoo.co.jp/q?s=3531104a&d=c&k=c3&z=m&h=on
を見ると、純資産総額は大幅に減っているわけではありません。つまり、まだ解約が増えたわけではなく、投資を継続する投資家が多いような感じです。
 一応、絶対値としては当初の基準価額1万円を割っているわけではなく、かろうじてプラスですから、しばらくようすをみるということにしたいと思います。
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posted by 乙 at 00:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

FCJ-トラスト-上場期待日本株ファンド

 乙は、2005年5月ころ、このファンドを見つけ、購入するかどうか、迷いました。
 このファンドも、未公開株に投資します。ファンド・オブ・ファンズであり、未公開株ファンドいくつかに分散投資するといえばいいでしょう。
 しかし、乙はSBI未公開株組入ファンドV
http://otsu.seesaa.net/article/25983122.html
を購入したので、似たようなファンドに投資することは問題だと考え、こちらは購入しないことにしました。
 アイザワ証券が販売しています。販売手数料は 3.15% です。
http://www.aizawabtc.com/zinvest_detail.html?serial=97&category1=26&a=0
を見ると、2006.10.13現在の基準価額が 9,264 円となっており、1万円を割り込んでいます。未公開株ファンドと聞くと、ついつい期待してしまいますが、なかなか好成績は得られないといったところでしょうか。乙は、1年半前に「買わない」判断をして、結果的によかったと思います。もっとも、正確な判断は、償還時まで待ってみなければわからないわけですが、少なくとも、新規設定時(2005年5月)に購入するよりは、今購入するほうがいいことは明らかです。
 今は、2006.10.13 のレポート
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/repo_up/97/5445.pdf
を読むことができます。9月30日段階で、純資産総額が33億円であることがわかります。一応それなりの金額が集まっていることがわかります。しかし、基準価額は運用開始から下がる一方です。
 目論見書は
http://www.aizawabtc.com/upfiles/invest_pdf/plan_up/97/253.pdf
で読むことができます。特に気になる手数料のところを見てみると、次のようなコストがかかることがわかります:管理報酬 0.3%、投資顧問報酬 0.1%、受託会社報酬 0.1%、代行協会員報酬 0.2%、販売会社報酬 0.5%。
 これらの合計は 1.2% です。
 この他に、子ファンドにおいて、各種報酬 0.2%、ベンチャーキャピタルへの投資顧問報酬2ないし3%、成功報酬として増加分の 20% がかかります。
 ファンド・オブ・ファンズ形式では、どうしても報酬の占める割合が高くならざるを得ません。
 まだ1年半しか経っていないのですから、あれこれいうことは時期尚早のようにも思いますが、それにしても元本割れを起こしているというのは意外です。10年間の信託期間ですから、そういう長い目で見ないとファンドの正当な評価はできないと思いますが、SBI未公開株組入ファンドVと同様に未公開株関連ファンドはけっこう投資家の我慢が続くものなんですね。
 改めて、新規設定のファンドに手を出すべきでなく、3年程度の運用成績を確認してみないと何ともわからないということを痛感しました。ということは、ファンドは、ユニット型(単位型)を購入するべきでなく、オープン型(追加型)を購入するべきであるということになるわけです。ユニット型としては、オープン型とは違った投資スタイル(投資方法や投資対象など)をとることで投資家に訴えようとしているのでしょうが、さて、どうなのでしょうか。
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2006年10月27日

SBIブロードバンドキャピタル投資事業匿名組合

 2005年3月ころに、イートレード証券でSBIブロードバンドキャピタル投資事業匿名組合の募集があり、乙は申し込もうかどうしようかと迷いました。結果的に、申し込まないことにしたのですが、ふと気が付くともう1年半も経っているんですね。時間が経つのは早いものです。
 これは、ひとことでいえば、匿名組合方式によるベンチャー投資ファンドといったところでしょう。匿名組合は、厳密にいえばファンド(投資信託)ではありませんが、みんながお金を出し合って「何か」をして、利益をみんなで配分するということを考えれば、ファンドと同様なものと考えてもいいと思います。
 この仕組みについては、磯崎哲也氏が書いています。
http://tez.com/blog/archives/000171.html
また、そのブログの記事のコメント欄で募集内容がある程度わかるようになっています。
 この匿名組合は、どれくらい出資金を集めたのでしょうか。
http://www.sbigroup.co.jp/business/assetmanagement/fund.html
によれば、簿価純資産は200億円とのことです。ずいぶん出資金を集めたことがわかります。それだけ魅力的だったといえましょう。
 乙が投資を見送った理由は、三つありました。
(1) 出資金がやや高めなこと
 1口100万円からとのことですが、実績が何もないところに出すには、ちょっと高めだと思いました。
(2) 手数料が高いこと
 申込み時2%、毎年3%の固定報酬に加えて、成功報酬が資産増加分の20%かかります。運用資産が当初出資金の2倍を超えたら成功報酬は30%になります。これはファンド一般に比べると相当に高い手数料です。特に、固定手数料部分が高いと思います。
(3) 非常にハイリスクであること
 「目的及び事業の内容」として「主にブロードバンド・インターネットに関連する事業を行っている中長期的に高い成長が見込まれる国内外のIT関連未公開企業に投資」するとありますが、未公開株に投資するということですから、うまく行けば相当にハイリターンが期待されますが、一方では、ブロードバンドの環境がこれから激変する可能性もあり、それぞれの企業がどういう方向性を持っているかで、結果の良し悪しが大きく変わってしまうと考えられます。

 さて、現在 WWW を見てみると、この匿名組合に関する記事がいくつか見つかります。
 http://www.morningstar.co.jp/j_p/f_news/04_08/f_n0820.htm
は、2004.8.20 の記事ですが、ワールド日栄フロンティア証券 専務取締役 中尾征雄氏が次のように述べています。
 「確かにベンチャー企業に対する投資には大きなリスクがあります。一般的に、ベンチャーキャピタルが投資をした未公開企業が上場を果たし、大きなリターンを得ることのできる確率は3割程度で、5〜6割はトントン、残りはゼロになってしまうといわれます。しかし、リターンの得られた3割の企業の株価は、投資額に対して数十倍にも上昇することもあり、ファンド全体のリターンはかなり高いものとなるのです。」
 ということで、ハイリスクであることを認めた上で、ハイリターンを予測しています。販売する側のセールス・トークである以上、こう述べるしかないと思いますが。
 http://plaza.rakuten.co.jp/sekifumi/diary/200609090000/
では、出資している人の意見が書いてあります。「1. 大手証券会社が関係しているファンドで安心 2. SBI系のIPOは人気化しやすい 3. ネット関係のIPOは人気化しやすい」とのことです。乙には、これらの理由はあまり根拠にならないように思えます。
 これらに対して、この匿名組合に否定的な声があちこちに見られます。
 http://million.exblog.jp/446717/
では、いろいろ考えて、結局、申し込まないようになったようです。
 http://zillionaire.sblo.jp/article/1199079.html
では、SBIブロードバンドキャピタル2号投資事業匿名組合ですが、2006年8月29日段階で進捗率が遅いことを憤慨しています。
 http://zillionaire.sblo.jp/article/800507.html
では、同じく、SBIブロードバンドキャピタル2号投資事業匿名組合ですが、2005年10月13日段階でIT関連企業ではなさそうな企業に投資していることに疑問を呈しています。
 http://blog.mag2.com/m/log/0000051074/105178111
では、カン・チュンド氏が「1.客観的な「時価」を把握できない 2.中途解約に制限あるいはペナルティーがある 3.売り買いがしにくい」の3点をあげて、「一般の公募ファンドの表も裏も知り尽くした(いわゆる)セミプロの方が、より高いリスクを取って投資される運用商品だとわたしは思います。」と述べています。
 乙は、投資初心者の考え方がナイーブで危険すぎると思われる場合もあり、カン・チュンド氏の言い方には、半分納得するものの、一面では、初心者でもセミプロでも、実際の投資段階では金融商品を買うという行動面は同じになるので、投資には(プロも)セミプロも初心者もないという考え方も成り立ち、全面的に賛成ともいえません。
 http://d.hatena.ne.jp/ecodrive/20040826
では、2004.8.26の記事ですが、「投資家が負うリスクについて重点を置いて書かれている一方、投資の内容は表面的な説明に終始しています。予定される配当の利率や、具体的な投資対象企業名が明らかにされている訳でもなく、お任せコースでお願いするしかないようです。【中略】分別保管なし、投資実績なし、マネージャの手腕不明の商品に投資することが躊躇われたので、見送りました。」ということです。乙が不安に思ったことがここに明確に書いてありました。
 乙がこのファンドの購入を見送ったのは正解だったかもしれません。
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2006年10月23日

SBI未公開株組入ファンドV再論

 乙は、SBI未公開株組入ファンドVに投資しています。
http://otsu.seesaa.net/article/17401418.html
 最近の運用状況を見てみると、今は、10月17日付の報告書が読めます。
https://search.etrade.ne.jp/fsearch/fmrep/fr_X0738000_02.pdf
それによると、9月末の時点での資産配分は米国債券 54.1%、上場株 14.8%、未公開株 12.9%、現金等 13.0%、円金利商品 5.2% となっています。目論見書によれば、本来、未公開株は3割くらいを占めるはずですが、現状ではとてもそこまでは届かず、現金の比率がやや多めなように思います。円金利商品が何かわかりませんが、まあ今の時代のこの低金利では、こういうもので資産が増えることはほとんど期待できません。このファンドは未公開株の部分が主目的なのですから、もう少し積極運用してほしい(未公開株の比率を高めてほしい)ところです。
 しかし、上記報告書(p.8)には「未公開株については、現在組み入れ決定している銘柄はありません。」と書いてあり、どうにも乙の期待は空回りのようです。
 基準価額もほとんど上昇しておらず、高い手数料を取る割には、平凡な成績です。投資対象として米国債が多くを占めますから、それでは上昇の余地は限定的でしょう。手数料が高いから成績が伸びないという見方もできるでしょう。
 いつでも購入・解約ができるオープン型(追加型)のファンドと比べると、SBI未公開株組入ファンドVのような、特定の期間だけ購入でき、数年間解約できないユニット型(単位型)のファンドは、運用会社にとっては、インセンティブが働かないという面もありそうです。うまく運用して資産を増やそうが、じっとしていようが、固定手数料(信託報酬)部分は確実に入ってくるわけですからね。成功報酬 10% をもっと多くして(固定部分を減らして)ファンド・マネージャーをもっと叱咤激励するのがよさそうです。すでに、販売してしまったものに対しては、今さら変更するわけにはいきませんが。
 投資家から見ると、このファンドはまだまだ我慢が続きそうです。
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2006年10月15日

ディープリサーチ・チャイナ・ファンド 愛称「翡翠探訪」

 最近、乙は、「ディープリサーチ・チャイナ・ファンド」というファンドがあることを知りました。「翡翠探訪」という愛称が付いています。
http://www.unitedinv.co.jp/unitedinv/html/hisui/index.html
に商品の説明があります。10月から募集開始で、ユナイテッド投信投資顧問が設定・運用するファンドです。
 この商品の説明を読んで、乙は驚きました。「主に大中華経済圏の株式に投資する「SAM Greater China Equity Fund J unit(ケイマン籍、円建て、為替ヘッジなし)」とわが国の公社債に投資する「ユナイテッド日本債券ベビーファンド(適格機関投資家向け)」の受益証券を主要投資対象とします。「SAM Greater China Equity Fund J unit」の組入比率は、原則として純資産総額の90%以上を保つこととします。」とあります。
 このファンドはファンド・オブ・ファンズというわけですが、それにしても、単一のファンドに 90% 以上投資するということは、ほとんどそのファンドへの丸投げに近いということではありませんか。日本の公社債への投資が申し訳程度に付いていますが、どうせ、低金利の今では、こんなものはほとんど運用益ゼロでしょう。つまり、このファンドは丸投げファンドなのです。
 丸投げファンドでありながら、このファンドは、1.3125% の信託報酬を取るのです。「SAM Greater China Equity Fund」でも1%の管理報酬(それに加えて成功報酬として増加分の15%)を取ります。ま、SAM 側としては当然でしょうね。
 こういうファンドだったら、投資家としては「SAM Greater China Equity Fund」を直接購入したほうがいいに決まっています。乙はさっそくWWW で検索してみましたが、今は見つかりません。もしかすると、日本側のこのファンドが設定されてから運用を開始するのかもしれません。あるいは、個人投資家ははじめから買えないようになっていて、だからWWWでは一切の説明をしていないのかもしれません。
 ちなみに、上記のファンドの説明書によれば「SAM Greater China Equity Fund J unit」は、大中華経済圏の株式へのバリュー投資を専門とするバリュー・パートナーズ・グループ(拠点:香港)が運用します。バリュー・パートナーズ・リミテッドの投資助言に基づき、同社の完全子会社でありますセンシブル・アセット・マネジメント・リミテッドが運用を行います。」とあり、バリュー・パートナーズがいかに優れているかが述べられています。だったら、投資家としては、「SAM Greater China Equity Fund J unit」を購入しなくても、バリュー・パートナーズのファンドを直接購入すればいいのではないでしょうか。
 「ディープリサーチ・チャイナ・ファンド」の存在価値はどこにあるのでしょうか。1.3125% の手数料を払う価値があるのでしょうか。ファンドの説明書の中に、このあたりをきちんと書いてほしいものです。
 当然、乙は、こういうのを購入する気は起こりませんでした。こういうファンドを購入する人の気持ちも理解できません。
 乙は、また、こういうファンドを売り出す会社の考え方も理解できません。いや、会社としては、単純に「儲かればいい」と考えているだけなのでしょうか。だとすれば、乙は理解できます。でも、そういう会社の方針は単に「えげつない」だけではないですか。そういう会社で働く社員の方々がかわいそうに思えます。こういう言い方は言い過ぎでしょうか。
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2006年10月07日

ネットで買える投信

 日経新聞10月5日夕刊に「ネットで買える投信」という記事が出ていました。手数料ゼロ(いわゆるノーロード)で買えるものが増えているとのことです。
 この記事で示された各証券会社(銀行)の「ネットで売買できる投資信託の取り扱い」は以下の通りです。
  証券会社(銀行)名  取扱本数
  カブドットコム証券  208(64)
  マネックス証券    130(19)
  SBIイー・トレード証券 250(41)
  楽天証券        47(25)
  日興コーディアル   約500(30)
  野村證券        239(0)
  イーバンク銀行    16(2)
(注)取扱本数のカッコ内はノーロード
 この数字は、なかなかおもしろいと思いました。
 ノーロード投信が取扱本数に占める割合を計算してみると、以下のようになります。(ノーロード比率順に並べ替えておきます。)
  証券会社(銀行)名  ノーロード比率
  楽天証券        53.2%
  カブドットコム証券  30.7%
  SBIイー・トレード証券 16.4%
  マネックス証券    14.6%
  イーバンク銀行    12.5%
  日興コーディアル   約6%
  野村證券        0%
 これで明らかなように、楽天証券のノーロード比率が一番高くなります。ノーロードのほうが手数料がかからない分、購入者を優遇していると見られますから、楽天証券が一番顧客重視であるといえそうです。スーパーでいえば激安販売している店といったところでしょう。野村證券が0%というのは、野村證券の販売姿勢を象徴しています。顧客には資産家が多く、たかだか数%の販売手数料のことを気にする人はいないし、そういう人は当社を使ってくれなくてけっこうだといっているようなものです。
 一方では、販売している投信にたくさんの種類があるほうが、客の選択の幅が広がって便利だという見方もできるでしょう。そうすると、日興コーディアルグループが最多です。スーパーでいえば、品揃えで勝負している店です。
 乙は、複数の証券会社に口座を開き、いろいろ調べて最適な投信を選択し、その販売手数料を各社で比べて買うというようなことをすればいいのではないかと思います。家電製品を買うとき、たとえば kakaku.com で値段を調べながら機種を絞り込み、それが決まったら、近所の店も合わせて価格を調べて購入する店を決めます。これとおなじことを投信についてもやればいいのです。
 乙は、国内での運用は、当面増やす予定はないので、投信の比較すら行う気はないのですが、もし購入を考えるなら、こんな手順を経るかと思います。
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2006年09月27日

バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド

 乙はマネックス証券に口座を開きましたが、
http://otsu.seesaa.net/article/23982185.html
その理由の一つは、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドが買えるからでした。
 口座開設後にさっそく購入の手続きをしました。
 このファンドは、米国株のインデックス・ファンドです。
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0001230000
 乙は、今まで米国株には投資していなかったので、そろそろ投資してもいいかなあと思っていたのでした。株に投資するならインデックス・ファンドですから、ちょうどぴったりです。買ってそのまま15年も放っておくにはいいファンドだと思いました。
 バンガード社は、インデックス・ファンドの分野の老舗で有名な会社です。目論見書を受け取ってびっくりです。何百ページもあります。PDF ファイルだったので、とりあえずプリンタに出しましたが、今まで乙が見た中で一番詳しい目論見書でした。もっとも、後半は、具体的な会社名とその投資割合がずらずらと続いているだけですが。
 このファンドは、日本円で購入しますが、そのときの為替レートで米ドルに両替され、その後は米ドル建てで運用されます。したがって、為替リスクがあります。しかし、米ドル投資をしていると思えば、まったく不満はありません。解約するのはずっと先になりますが、解約するときというのは、どうしてもお金を使いたいときでしょうから、円に両替されても特に為替手数料が高いとは思わないでしょう。ちなみに、為替手数料は、仲値より25銭(往復で50銭)となります。これは良心的です。
 ただし、マネックス証券のサイトで見てみると、現在価額は単価と称して円で表示され、米ドルで投資している実感はありません。実際は、米ドル建ての基準価額にそのときの為替レートをかけて計算しているはずなのですが。
 気になるファンドのコストですが、申込手数料なし、信託財産留保額なし、エクスペンス・レシオ 0.19%、口座管理手数料 0.63%ということになります。エクスペンス・レシオとはファンドの運用管理費用及びその他費用をファンドの平均純資産総額で割ったもので、まあバンガード社の取り分と考えてもいいと思います。で、口座管理料は、マネックス証券の取り分ということになりますが、これが 0.63% というのは高いと思います。もとのファンドがせっかく 0.19% で運用してくれるのに、それに取り次ぐだけで 0.63% ですからねえ。合わせると、信託報酬分が 0.82% にもなってしまいます。せっかくのローコスト商品なんですから、マネックス証券がもう少し努力して(手数料を低くして)もいいのではないでしょうか。
 一般的な(アクティブ運用の)株式ファンドでは、信託報酬は 1.5% くらいが多いわけですが、だいたいその4割が販売会社の取り分と聞いています。つまり運用額を基準とすれば 0.6% というわけです。これを考慮して口座管理料を決めた(同水準にした)ということなのかもしれません。
 もしかして、日本流の投資信託にすると、目論見書などの翻訳コストもかかりますから、そういうのを合わせるとこんなに高くなるのでしょうか。それにしても心外な感じです。
posted by 乙 at 05:25| Comment(2) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

ご当地ファンドには投資しません。

 ご当地ファンドというのがあります。特定地域に関連する企業の株に投資しようというファンドです。
 どんな種類があるかと思って調べてみると、
http://www.dir.co.jp/consulting/report/library/fund-consultant/dis-0005.html
のリストにあるように、今は24種類もあるんですね。
 モーニングスター社のサイト
http://www.morningstar.co.jp/fund/anl_view/05_2q/0523.htm
でも、似たような記述があります。
 ご当地ファンドに対しては、いろいろな意見があります。
(1)http://www.tfp.co.jp/fp_column/074.html
は、東京ファイナンシャルプランナーズという団体のサイトですが、「コラム」のページなので、ある個人が担当で書いたのでしょう。その地域の大規模な災害の影響を懸念しています。
(2)タカハシ氏は
http://www.toushin.com/takahashi/2002/taka27.htm
で、ご当地の企業へのパッシブ運用になっていることに疑問を呈しています。
(3)鈴木雅光氏は、
http://www.kindai-sales.co.jp/fa/article/40603/4a.pdf
で、投資対象地域のしばりがきつく、一部のファンドではかなりの外債投資などを含むから、全体的に見て投資に値しないと結論づけています。
(4)南山宏治氏は、
http://www.grosscreate.com/download/20060825.pdf
で、ご当地ファンドの問題点として、以下の3点を上げています。
(1) 「ご当地」となりうるのは、上場企業が多く本社を構える大都市(東京、大阪、名古屋、福岡など)に限定され、地方では数社への集中投資になってしまい、よくない。
(2) 運用対象資産が「ご当地」に限定されない(外国債などを含む)ものがある。
(3) ご当地ファンドはご当地を救わない。単に株主の名前が別の株主からファンドに変わるだけである。

 これらのうち、(3) は要注意でしょう。ご当地ファンドが本当に大きくなって巨額の運用資金を集めるようになれば、そのファンドがどの株を買うかということがそれらの株価を左右する力を持ちます。今のように、マイナーな存在であるならば、南山氏のいうとおりです。
 乙は、ご当地ファンドにあまり魅力を感じないので、投資する気はありません。理由はいくつかあります。上に示した他人の意見にもうなずけますが、他に二つほどあります。

(A) 投資先は、グローバルに探すべきで、応援するべき「地元」がない。
 乙は、自分の出身地の企業に投資したいとは思いません。(愛郷心がないのでしょうか。)また、乙は現在都内に在住していますが、だからといって、都内に本社がある企業を応援したいとも思いません。それらの企業にしたって、周辺の企業とだけ関わっているのでなく、現在は全世界を相手にしたビジネスを展開している例がたくさんあります。だから「地元応援」はそもそも考え方がおかしいのではないでしょうか。
 乙の投資目的は、老後の生活に備えるためであり、地元企業を応援することではありません。
 ある意味で、日本株に投資するか、インド株や中国株に投資するかという問題とも通じます。乙は、日本株を買っていますが、日本人であり日本企業を応援したいからという理由で日本株を買っているわけではありません。乙は現在日本在住であり、日本で仕事をしています。将来的にも日本在住が続きそうです。日本で生活するためには日本円の資産が必要になります。だから、日本株を購入しているのです。
 トヨタ自動車は日本株ということになりますが、実際は、グローバル企業であり、北米などでの儲けが日本よりも大きいので、本当に日本企業かどうか、疑わしいといえば疑わしいのです。でも、乙は日本企業を応援したいからということでなく、トヨタ自動車の経営方針に首肯する面がいろいろあったので、トヨタ自動車の株を買いました。トヨタ自動車の本社がどこにあるかということは無関係です。
 乙は、日本株以上に、インド株や中国株を将来的に有望と見ています。だから、こういうものにも投資します。

(B) ご当地ファンドはインデックス運用に優るとはいえない。
 乙は、インデックス運用が株式投資の主要な方法論だと思います。だとすると、それを上回る運用方法があれば、そういう投資も意味があることになります。どんなものがあるでしょうか。割安株投資や成長株投資、あるいは小型株投資などがその候補になるかもしれません。これを裏付けるデータがいろいろあります。また、CSR (Corporate Social Responsibility) を意識する企業への投資(投資家から見ると SRI (Socially Responsible Investment))なども、インデックス運用を上回るというデータがあるようです。
http://www.asria.org/japanese/sri/market/performance
http://www.ecology.or.jp/se/daiwa/03.html
これらはアクティブ運用として意味があるかもしれません。
 しかし、ご当地ファンドには、そういうデータがありません。だから、世界に目を向ける投資から見たら、ご当地ファンドはまったく魅力がありません。
posted by 乙 at 04:49| Comment(0) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月05日

ありがとうファンド再論

 乙は、「ありがとうファンド」には投資しないことにしました。
http://otsu.seesaa.net/article/14110930.html
 しかし、その後、若干事情が変わりました。
 一つは、「ありがとうファンド」の販売手数料が無料になったことです。
http://www.39asset.co.jp/html/39fund/feechange.htm
最近は、ノーロードのファンドが増えつつありますが、投資家にとっては手数料が安くなることはうれしい話です。ここは直接販売しかしていないようなので、そのせいもあって(販売会社に手数料を払う必要がないため)ノーロードが実現できているのかもしれません。
 信託財産留保金もかかりませんし、信託報酬は、純資産総額が増えれば増えるほど安くなるようになっています。
http://www.39asset.co.jp/html/39fund/service.htm
いずれも投資家の立場に立ったやり方です。
 純資産総額は、8月段階で約31億円になり、順調に増加しています。
http://biz.yahoo.co.jp/funds/p/90311049.html
今後もさらに増えていくでしょう。
 運用報告書を見てみると、
http://www.39asset.co.jp/pdf/monthlyreport/200608statement.pdf
基準価額の下落があっても純資産総額が増えています。ということは、新規参加者が次々と現れる状況になっているということです。
 このファンドは以下の4つの子ファンドに投資します。
さわかみファンド 信託報酬 1.050% 組入比率 27.71%
社会貢献ファンド 信託報酬 0.840% 組入比率 28.17%
トヨタグループ株式ファンドF 信託報酬 0.378% 組入比率 23.77%
朝日 Nvest グローバル バリュー株オープン 信託報酬 1.890% 組入比率 3.40%

この子ファンドの信託報酬をどう見るかですが、まろさんは、ブログ
http://stojkovic.blog20.fc2.com/blog-entry-292.html
で、ありがとうファンドを通じて購入する方が、自分が直接買うよりも安いと述べています。
 renny さんは、ブログ
http://blog.drecom.jp/renny2005/archive/215
で、ノーロード化があったので真剣に投資開始を検討するとしています。
 一方、以下では、ありがとうファンドは手数料の二重取りでよくないと述べています。
http://ameblo.jp/maresukeyasaki/entry-10006722132.html
 もちろん、以下のように、中立的な立場もあります。
http://moneymanagement.blog43.fc2.com/blog-entry-64.html

 乙は、当面、自分がありがとうファンドに投資することはないと思っていますが、以前ほどの否定的評価でなくてもいいと思うようになりました。
posted by 乙 at 02:20| Comment(0) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月17日

グローバル・ソブリン・オープンを解約しました。

 乙は、ブログで「グローバル・ソブリン・オープンはおトクです」と述べたことがありました。
http://otsu.seesaa.net/article/12540315.html
 しかし、山崎元(2006.4)『「投資バカ」につける薬』講談社
http://otsu.seesaa.net/article/22402936.html
を読むと、p.162 からこのファンドが批判されています。本当は損だというわけです。
 山崎氏の挙げる「損」の理由は、次の3点です。
1. 毎月分配型は毎月課税されるから損である。
2. 手数料、特に継続的にかかる信託報酬が高い。
3. 為替リスクや金利と債券価格について顧客が理解していないが、それらを考えるとハイリスクだ。

 1. については、乙も頭では理解していましたが、それがどれくらいの影響なのか、今ひとつ実感がありませんでした。
 グロソブの運用会社の国際投信投資顧問のホームページから、グロソブの毎月決算型・3ヶ月決算型・1年決算型の基準価額のグラフを見ることができます。
http://www.kokusai-am.co.jp/cgi/cgi-bin/fl_frame.cgi
 比べてみると、毎月決算型・3ヶ月決算型の基準価額はこの3年あまりほとんど変化していませんが、1年決算型は、大幅な上昇を見せています。なるほど、こんなにも違ってくるんですね。実感しました。
 2. についても乙は理解していました。いろいろな投資信託を調べて比較検討してみた後では、債券で 1.3125% というのは高いと思います。しかし、類似の商品を調べると、みんな手数料が高いんです。お互いを比べ合って「高値安定」なんですかね。本来、先進各国の債券の利回りは3〜5%くらいだろうと思います。それで運用しながら 1.3125% を手数料として取るということは、投資家から見れば、得られた利益の3割から4割くらいファンドに持って行かれるということです。高いです。
 3. は、若干の説明が必要です。山崎氏によれば、グローバルな為替・金利市場では、外国の債券で運用しても、円での債券運用と期待リターンはそう変わらないはずだということです。(金利が低いから)低いリターンなのに、それに比べると手数料が相対的に高いということになります。
 さて、グロソブに対するこれらの批判は、乙が購入を決めた2004年10月にも聞こえていました。しかし、実際に買って経験してみなければ、金融商品を理解することはできないという面もあるように思って、乙は買ってみました。
 乙が前回ブログで書いた2006年1月末段階
http://otsu.seesaa.net/article/12540315.html
では、(2004年10月の購入時と比べて)1.077 倍の上昇率でしたが、7月末段階では 1.085 倍になっています。最近半年はあまり成績が良くなく、1%程度しか上がっていません。なぜでしょうか。
 グロソブの運用報告書を見ると、運用のようすがわかります。
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/unyou/148013.pdf
 これは、第96期(2005.12.19決算)から第101期(2006.5.17決算)までの分です。この半年で基準価額は253円下がっているのですが、その要因は、債券要因が55円、為替要因が149円、信託報酬52円です。(解約要因は3円のプラスです。これは、信託財産留保額、つまり解約時に払う手数料のことですから必ずプラスになります。)
 債券要因は、世界の金利がやや上昇して、債券価格が下落したということですし、為替要因は、円高になって円での評価額が下がったということです。まさに、山崎氏が述べている 3. の要因が効いていることになります。
 特に大きいのは、アメリカの為替要因(194円のマイナス)ですから、ドルに対する円高が効いていることになります。
 今から思えば、乙が2004年10月に購入してから「グローバル・ソブリン・オープンはおトクです」と述べた時期(2006年1月)までは、基本的に円安傾向にあったので、円表示の海外債券ファンドとしては成績がいいように見えただけだったということになりましょうか。
 実のところ、年4%くらいの利回りでは、乙は満足できないのです。目標は年7%です。新生銀行で同時期に購入したファンド類を並べてみると、グロソブの成績は他のファンドよりも相当に低いのです。
 乙がグロソブを買った新生銀行では、申込手数料 1.575%、信託財産留保額 0.5% ですから、合わせると約2%となりますので、乙の基準(申込手数料1%あたり1年以上継続することとする)では2年以上の運用期間になります。2004年10月から2年というと、2006年10月ですから、その点からもそろそろ解約を考えてもいいでしょう。
 今後のグロソブの見通しは、よくわかりませんが、経済のシロートである乙の勝手な予測では、欧米においてやや金利が上昇し、債券価格が下落するのではないか、また、欧米と日本の金利差があるので、為替はやや円高になっていくのではないかと思います。両方ともグロソブのパフォーマンスにはマイナスの影響を及ぼします。
 これらのことを考えて、乙は(ちょっと早いのですが)先日、グロソブを解約しました。
 精算金額を投資金額と比べると、1.0828 倍になっていました。すべての手数料と税金を引かれたあとの正味(乙の銀行口座に戻された金額)でも、2年間で 8%(年平均で 4%)の利回りがあったということで、乙としては、やや不満ながらもこんなものかと思っています。
 グロソブのウィークリーレポートを見ると、
http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/weekly/148013.pdf
2006年8月10日現在のファンドの騰落率(課税前分配金を再投資した場合)は、6ヶ月で 0.5%、1年で 5.6%、3年で 13.5% となっていますから、乙の2年間の経験(税引き後8%)はこんなものでしょう。
 グロソブの評価は、いいという人と悪いという人で二分されると思います。
 一つは、結果的に、預貯金の利率を大きく上回る運用結果だったのだから、グロソブはおトクだったという見方です。ウィークリーレポートその他で分配金込みの基準価額の推移を見ると、2000年くらいからずっと安定的に上昇しています。債券で運用するのですから、為替変動がない限り、安定的な運用ができて当たり前ですが、それにしても、4%-5% の利回りというのは預貯金と比べれば圧倒的に有利な利回りだということができます。以前は(1月段階では)乙は単純にそう思っていました。グロソブが5兆円を超える超大型ファンドになっているのは、たぶん、こう考える人が多いからでしょう。
 もう一つは、グロソブの持ついくつかの特徴を考慮すると、金融商品としてはあまり魅力的なものではないという意見です。今の乙はどちらかというと、こちらの意見です。

 ちなみに、日経新聞8月15日朝刊の記事で、「マネー商品のなぞ」欄(金融欄)に「グロソブの信託報酬の一部が販売した金融機関に流れるが、販売残高が多くなるとその金融機関への配分率が上がる」という記事が出ていました。グロソブのこういう仕組みは気が付きませんでしたが、こうして、金融機関への手数料を増やして販売を奨励する方針を見ると、国際投信投資顧問の目が顧客に向いておらず、販売する金融機関に向いていることがわかります。
posted by 乙 at 04:43| Comment(3) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月06日

SBI未公開株式組入不動産ファンド匿名組合(四半期分配型)1号

 最近、イー・トレード証券が「SBI未公開株式組入不動産ファンド匿名組合(四半期分配型)1号」≪愛称:四葉のクローバー≫というファンドの募集を始めました。
 商品概要、目論見書の閲覧は以下でできます。
http://search.etrade.ne.jp/v2/ex/derivative_clover.html
 乙は、現在、日本国内の新規投資はしない方針です。
http://otsu.seesaa.net/article/12800956.html
したがって、このファンドには申し込みませんが、このファンドの商品性について、少し考えてみました。
 このファンドは、資金の8割を不動産ファンドに振り向け、2割を未公開株に振り向けます。そして、運用方針として「毎四半期に安定的な分配を目指します」とのことですから、性格としては、不動産ファンドが中心といっていいでしょう。
 最低投資金額が50万円というのは、まあ、そんなものでしょう。申し込み手数料なし、契約終了まで原則買戻し不可などの条件も、乙が購入した「SBI未公開株組入ファンドV(元本成長型)」
http://otsu.seesaa.net/article/17401418.html
と同様です。
 こういうファンドでは、手数料が問題になります。匿名組合が発行者に支払う営業者報酬として、当初報酬 3.15% と年次報酬 0.525% 及び年間50万円があります。発行者が運用者に対して支払う営業者報酬として、年間50万円+αがあります。さらに、発行者が業務受託者に支払う業務委託報酬が 0.525% かかります。資金が5億円集まれば、50万円は 0.1%、50億円集まれば 0.01% ですから、50万円というのは、まあ無視していい金額でしょう。ということで、1.05% が手数料といっていいだろうと思います。不動産ファンドとして考えても、これは比較的安いです。
 普通の不動産ファンドとして考えても、まあまあいいのではないかと思いますし、それに加えて未公開株の楽しみもあるということですから、買ってもいいのではないかと思います。
 それにしても、乙が購入した「SBI未公開株組入ファンドV(元本成長型)」のときは、未公開株が3割を占めていたのに、こちらのファンドは2割と、未公開株の組み入れ比率が下がっているんですね。同じく「未公開株式組入」と名乗っていても、その性格が弱くなりつつあるということです。「未公開株組入」が付くと、応募者が多くなり、イー・トレード証券としてもおいしい思いをしたのでしょう。
 このファンドは、「1号」と名乗っていますから、これから2号、3号、……と続いての募集があるはずです。1号のようす(特に純資産額)を確認し、他の投資家の動きを見た上で判断するのもいいでしょう。ユニット型のファンドであっても、購入に際してあわてることはありません。
posted by 乙 at 05:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

SBI未公開株組入ファンドV(元本成長型)

 乙は、イー・トレード証券を通じて、SBI未公開株組入ファンドV(元本成長型)にも投資しています。
http://search.etrade.ne.jp/v2/popwin/affiliate/sbi3.html
 乙は、2005年7月に申し込んだのですが、2008年6月までは中途解約できません。3年間の資金凍結です。
 未公開株と聞くと、食指が動きますね。ただし、このファンドは、米国債券5割、日本の上場株2割、未公開株3割という割合で投資しており、資金の全部を未公開株に投資するのではありません。
 申込手数料 3.15%、解約手数料(2008年7月以降)1%、管理報酬 2.1%、成功報酬 純益の10% ということで、手数料は高いです。
 このファンドの手数料に関していえば、バランス型ファンドの問題点がそのままあてはまります。つまり、本来、米国債券への投資は、手数料がかかるなんてことはなく、ほぼタダみたいなものです。それが半分を占めながらファンドの手数料は全体に対して 2.1% かかるわけですから、実際は、未公開株+日本株の部分に 4.2% の手数料を払っているようなものです。しかも、成功報酬まであるのですから、手数料は極めて高いといえるでしょう。
 類似のファンドの成績を見ると、2000年7月開始の第1弾、2001年6月開始の第2弾ともに2005年6月段階で2倍になっており、大いに期待してしまいます。(2006.5.22 追記:第1弾は 2006.3.3 償還で 21,742円、第2弾は 2005.10.12 償還で 19,660 円だそうですから、「2倍」が確定しました。)
 このファンドは、未公開株に投資して、その会社が上場を果たして株価が上昇することをねらっていますから、ファンドがそういう未公開株を持っている間は解約してはダメです。未公開株が全部売却できたら、もう保有している意味が少なくなりますから、解約するほうがいいでしょう。解約しなくてもいいですが、何しろ手数料が高いですから、このファンドを継続するよりは別のファンドに乗り換えたほうがいいです。たぶん、保有する未公開株を全部売却したら、償還されるのではないでしょうか。
 純資産額は172億円と、かなりたくさんあります。多くの人がここに投資しているんですね。
 https://search.etrade.ne.jp/fsearch/fmrep/fr_X0738000_02.pdf に月次運用報告書がありますが、それによれば、2006年3月段階で、未公開株は資産配分のうちの 7.1% を占めるにすぎず、現金が 19.1% を占めます。(2006年1月段階では未公開株 4.3%、現金 30.1% でした。)ということは、まだまだこれから未公開株を購入するということです。このあたり、ソフトバンクグループの「目」に期待したいところです。
 非常にハイリスクな投資であることは間違いありません。吉と出るか凶と出るか。5年くらい後が楽しみです。2倍になっているといいですねえ。
 イー・トレード証券では、その他のファンドと同じく、毎日基準価額が計算されていますが、プラスだろうがマイナスだろうが、ほとんど意味はありません。年1回くらい見れば充分です(現実的には「口座サマリー」を見ると見えてしまいますが)。5年後を見るべきです。

 乙は、自分の投資先についてブログにいろいろ書いてきましたが、ここまでで国内編は一通り述べました。
 6月くらいからは、海外編についても、書き始めるつもりでいます。
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posted by 乙 at 01:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

アジア株ファンド

 乙は、(中国・インド以外の)アジア株にも投資しようと考えて、イー・トレード証券でBAM-アジア製造業ファンド を購入しました。申込み手数料 3.15%、信託報酬 1.68% ということで、ちょっと手数料は高めです。
http://www.baring-asset.co.jp/xpedio/groups/public/documents/bam/bam_001056.pdf
 このファンドは、韓国 30%、台湾 21%、香港 16%、タイ 11%、シンガポール 10% などに分散投資しています。
 乙は、2005年4月に購入したので、ちょうど1年になります。乙の投資した金額は4割増になっていますので、満足しています。
 また、乙は、2005年10月にイー・トレード証券で JPMF-JFアジア株・アクティブオープン というファンドも購入しています。申込み手数料 1.05%、信託報酬 1.6065% ということで、こちらも手数料はちょっと高めかと思います。
http://www.jpmorganfleming.co.jp/syouhin/monthly/m832.pdf
 このファンドは、韓国 30%、中国 24%、台湾 21%、香港 16%、シンガポール7% などに分散投資しています。
 乙が購入してから、まだ7ヶ月ですから、成績を云々してはいけませんが、2割ほどの上昇を記録しています。過去の成績を見ても、安定的に上昇していることがわかります。そんなわけで、乙は今後にも期待してしまいます。
 アジアの新興諸国は、今後の成長が見込める国ですから、たぶん、このような伸び率がしばらく続くのではないかと思います。しかし、一方では、新興諸国は、株価が大きく下がる可能性もあるわけです。JPMF-JFアジア株・アクティブオープンの場合も、必ずしもずっと順風満帆だったわけではなく、過去には、基準価額が1万円を割り込んだことがあります。
 また、BAM-アジア製造業ファンドの場合は、1998-1999 年ころには基準価額が 7000 円まで下がったことがあります。1万円からスタートしたことを考えると、3割減という大きなマイナスです。当時、乙が保有していたら、どうだったでしょうか。保有し続けていたでしょうか。3割減でも将来の成長を考えれば保有したでしょうが、3割といえばかなり大きなマイナスで、それなら別のファンドに乗り換えようと思ったかもしれません。このことからも、ファンドは、ある程度継続的に利益を出し続けることが大事なように思います。(言うのは簡単ですが、実際、ファンドマネージャーがそのような運用をするのは大変です。)投資家としては、基準価額が当初よりも大きく下回ったファンドは解約したいと思いますからねえ。
 いずれにせよ、アジア株ファンドは、長期的には伸びていくと予想されますので、乙は、少なくとも数年間は保有するつもりでいます。
続きを読む
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2006年04月27日

ピクテ・ヨーロピアンオープン

 乙は、楽天証券で「ピクテ・ヨーロピアンオープン」というファンドを購入しています。
 このファンドの詳細は、(別の会社のものですが)
http://ita.dir.co.jp/ITAS/IND/4231198C.html を見てください。
 申込み手数料 3.15%、信託報酬 1.785% ということで、手数料がやや高めです。
 2005年10月購入ですから、まだ実績云々というほどには時間が経っていません。しかし、半年で 12% ほど上昇しており、乙としては満足しています。
 購入にあたっては、乙がそれまでに購入したファンド類と違う投資対象であることと、過去の実績がいいことの二つを基準にして選びました。ヨーロッパの株を対象にするファンドは、これがはじめての購入になりました。
 このファンドは、純資産額が少な目で、2006年3月現在で14億円しかありません。乙の基準=運用資産総額が20億円以上
(http://otsu.seesaa.net/article/12678037.html)から考えると、投資対象にふさわしくないのですが、乙が取引している銀行・証券会社の中では、ヨーロッパ株で20億円以上の純資産額があるファンドが見つからなかったので、ここに投資することにしました。
 過去の実績がいいといっても、それは過去3年間がよかったということであって、3年前には基準価額が6000円程度であったことを考えると、1万円から4割も下がったことになり、けっこうハイリスクであることがわかります。
 乙は、ハイリスクなものでも、少額を投資するのはあまり問題ないと思っています。分散投資することで、どれかがダメになっても、それ以外がうまく行くことがあり、全体としてはそこそこの成績を上げるのではないかと考えています。
posted by 乙 at 08:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

SGロシア東欧株ファンド

 乙は、SGロシア東欧株ファンドをイー・トレード証券で 2005年3月に購入しました。設定日から購入したわけです。BRICs の一角を占めるロシア株を含みますから、乙は、将来有望と見込みました。
 http://www.sgam.co.jp/pdf/MonthlyRussian.pdf によると、このファンドの投資先としては、ロシア株が6割弱を占め、ポーランド、ハンガリー、チェコなどの株にも投資しています。
 このファンドは、申込み手数料 1.05%、信託報酬 0.92925%、信託財産留保額 0.3% と手数料は低めですが、実は、ファンド・オブ・ファンズなので、さらに親ファンドで手数料を取られているのです。目に見えない手数料がかかっていることは要注意です。
 ちなみに、楽天証券では申込手数料が 3.15% と高いです。このあたりは、どの金融機関が安いかを一概にいうことはできず、個々のファンドごとにどこの金融機関が安いかが違ってきますので、いろいろと探してみた上で購入場所を選ぶべきです。
 さて、運用成績はどうか。購入時から1年1ヶ月になりましたが、分配金を含めて6割増という結果になっており、乙は満足しています。こういう好成績ならば、少しくらい手数料が高くても、気になりません。
 これからしばらくは保有したままにしようと思います。
続きを読む
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2006年04月22日

LM オーストラリア毎月分配型ファンド

 乙は、新生銀行で LM オーストラリア毎月分配型ファンド というものも購入しています。これも、購入は 2005年10月でした。
http://www.shinseibank.com/powerflex/trust/lineup/citiaz.html
 このファンドは、豪ドル建の公社債に投資するもので、毎月の安定した分配を目指します。
 グロソブ
http://otsu.seesaa.net/article/12540315.html
のようなものと考えてもいいでしょう。
 毎月分配型ですから、その分、しっかり税金を取られて(その後に再投資して)いますので、投資家にはよくないです、はい。それはわかっているのですが、「ま、いいか」的な安易な態度で購入してしまいました。分配しないものを探すのが面倒だったということです。
 毎月分配型のグロソブの大成功(5兆円以上の資金を集めました)にともない、債券に投資する投資信託では、毎月分配型が普通になってきた感があります。これはよくないですね。
 申込み手数料 2.1%、信託報酬 1.3125% ということで、手数料も、まあこんなものかと思います。グロソブと同じような設定になっているんですね。グロソブには信託財産留保額があるけれど、こちらはないので、それを考慮すると、手数料は同じになります。申し込んだ時点で過去の実績が 16.32%/年だったので、期待してしまいました。
 純資産額は1344億円と充分です。ただし、最近はやや純資産総額が減り気味なのが心配です。
 乙の場合、半年ほどの運用結果で、まだ黒字になっていません。ただし、債券に投資するファンドですから、比較的安定したリターンを産むはずなので、年数%くらいのリターンにはなるのではないかと期待しています。乙の心の中では、いつもグロソブと比べてどうなのかななどと思っています。
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2006年04月18日

中国株のファンド

 乙は、中国株を直接買うとともに、HSBCチャイナオープンというファンドも購入しています。
 こちらは 2004年10月に新生銀行で購入しました。乙が買った最初の投資信託の一つです。申込手数料 3.15%、信託報酬 1.05% というわけで、申込み手数料は高めですが、信託報酬は妥当なものでしょう。
 乙は、投資信託に関していうと、申込み手数料1%あたり1年保有というつもりでいます。つまり、このファンドは 3.15% ですから、3年以上継続するという予定です。長期になればなるほど申込み手数料は割安になり、短期であれば割高になるわけですから、なるべく長期に保有したいと思います。3%も払って1年で解約などということはあり得ません。(もっとも、基準価額がどんどん下がっていくようなファンドだと、解約するしかないようなこともあるわけですが。)
 購入後、1年半ほどになりますが、ほぼ5割増といったところです。乙としては、この成績に大いに満足しています。
 乙は、もう一つ、楽天証券で2005年10月に 三菱UFJチャイナオープン というファンドも購入しています。申込み手数料 なし、信託報酬 1.596%、信託財産留保額 0.5% という条件でした。こちらは、まだ半年の運用ですので、実績云々はいえませんが、HSBCチャイナオープンと同様、着実に値上がりしています。現在、16% 増というところです。
 これらのファンド2種類は、2004年12月をピークに2005年10月まで純資産が減少傾向にありました。(その後は回復しています。)この時期、反日デモがあったりしましたから、それを嫌気して解約した人が多かったのでしょうか。
 しかし、乙は、反日デモがあっても、投資とデモとは別問題だと思っています。日本人が中国への直接投資をしている場合(工場や事務所を作り中国人を雇って事業をしている場合)は、こういう反日デモはチャイナリスクとして重要ですが、株はどうでしょうか。株はどこの国の人が買っても同じ価値を持っています。その意味で、投資家として判断すればよくて、日本人として判断する必要はありません。
 もっとも、デモだけではなく、他のさまざまなことを総合的に考えて、中国から手を引こうとする考え方は理解できます。たとえば、2月28日のNHKのクローズアップ現代
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2006/0602-5.html でも放送していましたが、今の若い中国人(新世代)の考え方は、それまでの人と考え方が相当に違うようで、この傾向が中国で続くとすると、中国が社会的に不安定になるように思います。
 乙は、このファンドをキャンセルすることなく、(たった1年半ですが)保持してきました。好成績ですし、これからも期待できると思いますので、このままあと数年は継続することになりそうです。撤退時の判断がむずかしそうですね。
 ファンドと現物株を比べると、中国株についていえば、ファンドのほうがよさそうです。現物株は、中国についてよく知っている場合はチャレンジ可能ですが、乙みたいに何も知らない人間には、ハードルが高いです。投資結果を考えてみれば、中国経済について外国人の素人(=乙)が日本語で考えるのでは、やはり効率的な運用はむずかしいでしょう。それよりは、手数料を払ってでもプロに運用してもらうほうがいいように思います。単純にいって、勉強しないで中国人のプロに勝てるわけはないですから。
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2006年04月13日

DKA・株式オープンというファンドは優秀です。

 乙は、DKA・株式オープンというファンドも購入しています。DKA つまり、第一勧業アセットマネジメントが運用している日本株のファンドです。日本の成長株に投資しますが、ごく一部は海外株も入っています。
http://202.211.150.122/dkaStatic/fundPdfMonthly/latest/370000.pdf
 乙は、2005年10月に購入したので、まだほんの半年しか経っていませんが、この間の株価の上昇によって、31%増という利益が出ています。
 日経平均株価を見ると、2005年10月の 13,500 円が、今は 17,000 円で、26% 増なんですね。TOPIX でも、2005年10月の 1370 が、今は 1700 ですから、増加率はほぼ同じです。だから、このファンドはインデックス以上にがんばっているということになります。
 乙は、楽天証券で買いましたが、申込み手数料 なし、信託報酬 0.7875%、信託財産留保額 なし という条件でした。手数料がとても安いことが気に入った主な理由です。信託報酬が 0.8% 未満なんて、信じられませんでした。
 なお、http://www.dka.co.jp/dkaWeb/fund/fundInfo.outline.do?fundId=370000&dcFlag=n によると、信託報酬は 0.7665〜0.8085% の範囲で変動すると書いてあります。
 このファンドは、1976年9月17日開始という、とても古いファンドです。2006年3月末段階で、基準価額 1544 円、純資産額は 587 億円となっています。
 このファンドの開始時の基準価額は 1000 円で、現在5割増なんでしょうか。30年で5割増というのは大した成果ではありませんが、もしかして分配金がたくさん出たのでしょうか。まあそんなことはどうでもいいことです。今となっては、基準価額は計算の都合上の数値というくらいの意味しか持ちません。大事なのは、自分の購入時のファンドの状況(そしてこれからの予測)ですからね。
 信託報酬が 0.8% 程度のアクティブファンドがあるんですね。だとしたら、他のファンドは(信託報酬が 1.5% くらいのものが多いと思いますが)その報酬を得るだけの活躍をしているのでしょうか。単に昔は信託報酬が安かったということなら、ファンド会社が安易に信託報酬を上げてきているというだけではないでしょうか。それに見合った活躍(利益確保)をしているなら文句をいう筋合いではないのですが。
 申込み手数料がかからないので、株価が上昇傾向にあるときに購入しておき、下降傾向に転じたときには解約するようなことを繰り返してもいいと思います。まるでインデックスファンドみたいですね。あまり頻繁に売買するのは面倒ですが、1ヶ月に一度くらい見直す程度でもいいでしょう。
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2006年04月11日

SGターゲット・ジャパン・ファンド

 乙は、2005年5月に楽天証券で「SGターゲット・ジャパン・ファンド」を購入しています。
 http://www.sgam.co.jp/html/target.htm に詳しい説明があります。
 楽天証券では、申込手数料 無料、信託報酬 1.785%、信託財産留保額 0.3%です。ちなみに、イー・トレード証券では、購入手数料 3.15%がかかり、このファンドに関しては楽天証券よりも手数料が高いです。
 このファンドは、国内の小型バリュー株に投資するもので、信託報酬が 1.785% とやや高めです。しかし、2005年3月ころに、雑誌か何かを見ていたら、このファンドの成績がいいと書いてあったので、安易な気持で購入することにしました。
 さて、2005年5月から現在まででどうなったか。1年弱ですが 35% 増になっています。この水準は、乙としては満足です。ただし、日経平均株価を見ると、2005年5月の 11,000 円が、今は 17,000 円で、55% 増なんですね。TOPIX でも、2005年5月の 1100 が、今は 1700 ですから、増加率は同じです。だから、このファンドはインデックスに負けているといえます。このことは
http://www.morningstar.co.jp/fund/sr_detail_snap.asp?fnc=58311008
のグラフでもはっきりしています。なお、WWW のこのページにも、モーニングスターのレーティングでこのファンドは★5個で、好成績であることが書かれています。ということは、この1年弱では小型バリュー株は総じて成績がよくなかったということになります。成績のよくないカテゴリーの中では、このファンドは好成績でがんばっているということでしょう。
 ところで、このファンドの問題点ですが、実は純資産額が少ないのです。
http://biz.yahoo.co.jp/funds/p/58311008.html に明記されていますが、約7億円です。こういう小さいファンドに投資することは乙の方針
http://otsu.seesaa.net/article/12678037.html
に反します。(といいながら乙は保有しているんですね。首尾一貫していませんね。)
 ホントのことを言うと、購入するときは、乙は純資産額についてまったく無頓着だったのです。その後、純資産額の数字も大切だと思うようになりましたが、このファンドはそれ以前の購入だったため、例外的に保有しているのです。
 今のところ、2005年後半の日本株全体の上昇基調に連動して、このファンドもいい成績を出しています。しかし、インデックスに負けているということは、問題です。言い換えれば 1.785% の手数料を払う価値があるかという問題です。このファンドよりは ETF やインデックスファンドのほうが手数料が安く、しかも日本株の上昇をうまくとらえているとなれば、このファンドを保有している意味がありません。このファンドは、どうも、この先、長期に継続するよりは、解約する方向で考えたいと思います。みんながこう考えると、解約が相次ぎ、結果的にますます純資産が減少してしまうわけですが。いや、すでにそう考えられて、いわばこのファンドは投資家に見捨てられており、その結果が純資産額の少なさに表れているのかもしれません。
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2006年04月02日

日本株と投資信託

 日本株に投資する場合でも、実際に株を売買する方法の他にファンド(投資信託)を利用する方法があります。
 乙は、両方ともやってみました。そうして、だんだん自分のスタイルができてきました。
 全体としてどんなことを考えているか、ちょっと書いておきましょう。
 ファンドには、平均株価よりもいい成績を出そうとがんばるアクティブファンドと、平均株価と連動するようにしようというパッシブファンド(インデックスファンド)があります。乙は、いくつかのアクティブファンドに投資していますが、パッシブファンドはまったく投資していません。手数料を見ると、アクティブファンドよりもパッシブファンドのほうが安く、その点でメリットがあります。また、アメリカなどでの各種研究によれば、アクティブファンドはなかなかパッシブファンドの成績を上回れないとのことです。
 しかし、パッシブファンドが平均株価に連動するようにするということは、明らかに業績が悪く、これから株価が下がっていくに違いないというような銘柄も買うことになるわけで、乙としてはそこがどうも納得できません。バリュー株でもグロース株でも、あるいは「変なものは買わない」でもいいのですが、やはり何か投資方針があったほうが成績がよくなる(ベンチマークを上回る)のではないでしょうか。乙はそのために若干手数料が高くなることはやむを得ないと考えます。
 なお、インデックスファンドよりは ETF のほうがさらに手数料が安いので、実際はインデックスファンドを買うことはないように思います。
 さて、ETF もインデックスファンドも、欠点があります。平均株価に投資しますから、平均株価を構成する銘柄の入れ替えがあると、そこで若干損することになります。なぜならば、銘柄の入れ替えによって、ある銘柄が平均株価の計算に使われるようになるとわかれば、その銘柄はインデックスファンド(何種類もあります)から大量の買いが入るのは明らかです(しかも買いが入る日まで事前にわかってしまいます)から、事前にその銘柄の株を買っておけばたいていは儲かります。また、平均株価の計算から外れる銘柄があれば、それは反対に大量の売りが出て、株価が下がることがわかりますから、入れ替え日よりも前に空売りしておけばいいことになります。
 この問題は、日経平均株価のような構成する銘柄数が少ない(たった225しかない)場合は、かなりはっきり現れるはずです。しかし、平均株価は、株価の値動きを見るのに便利な指数であり、構成銘柄は、時代の流れとともに順次入れ替わっていくのが自然でしょう。実際、毎年数銘柄ずつ入れ替えているようです。だとすれば、ETF やインデックスファンドはこの問題から逃げられないことになります。
 TOPIX のように、東証の全部の銘柄の平均ならば、その影響は小さいといえます。ただし、今の TOPIX は、浮動株化
http://otsu.seesaa.net/article/13691853.html
という変動の時期ですから、今買うことはありません。もう少ししてこの問題が落ち着いたら買えるかもしれません。
 問題は、このようなことで投資家がどれくらい損をしているのかがわからない(計算しにくい)ことです。これは、見えない手数料ですから、ETF およびパッシブファンドのパフォーマンスは、本来あるべき姿よりはいくらか悪くなるわけです。
 なお、上述の問題は、山崎元(2005.10)『お金をふやす本当の常識---シンプルで正しい30のルール』日本経済新聞社
http://otsu.seesaa.net/article/13635228.html
の pp.113-114 を読んで知ったことです。
 パッシブ運用が内包するこの問題点のことも考慮して、乙は、平均株価に投資するスタイルは取らないことにしました。
 ということで、当面の株式運用としては、現物株とアクティブファンドに投資することになります。
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2006年03月31日

HSBCインドオープン

 乙は、HSBCインドオープンという投資信託を購入しています。インド株のファンドです。
 http://www.hsbc.co.jp/jp/japanese/corp/assetmgmt/pdf/india_m.pdf にマンスリーレポートがあります。
 乙の場合は、最初は、新生銀行で2004年12月に買い、次に、楽天証券で2005年10月に買いました。いずれも、申込み手数料 3.15%、信託報酬 2.1% で条件は同じです。手数料は、だいぶ高めだと思います。しかし、このファンドはそのような高いコストに見合った好成績を残しています。
 前者は、2006年3月末段階(1年3ヶ月経過)で8割増ですし、後者は、たった半年ですが、2割増です。いつまでもこんなに好成績が続くわけはないと思っていますが、それにしても気分がいいものです。
 基準価額が一度大幅に上昇してしまうと、少しくらい下落しても気になりません。このファンドは2005年10月くらいに一度ちょっとした下落がありましたが、そんなのはどうということはないわけです。上がりもしないファンドを長期保有するのはかなり勇気がいりますが、一度上がってしまったものは、長期保有は当然といった感覚になります。
 インドは、BRICs の一角としても非常に有望だと思います。インドには優秀な人が多いので、継続的な経済成長が期待されます。人口の多い中国やインドは優秀な人が多いのも当然です。裾野が広ければ山頂は高くなるのです。もちろん、その逆に、中国やインドは優秀でない人もこれまた多いだろうと思いますが、企業などで活躍するのは優秀な人で、優秀でない人はその他大勢の中に埋もれてしまうと思います。つまり、平均的に見ても、インドや中国が経済成長していくのは当然だと思います。
 3月14日放映の「ガイアの夜明け」
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview060314.html
でも、インドの特集をしていましたが、視点としては軽自動車メーカーのスズキのインド進出が中心であり、つまり日本人の話になっていました。しかし、乙は、そこに登場するインド人たちの取り組みの熱心さに興味がありました。彼らの目に迫力がありました。
 知れば知るほど、インドに期待したくなります。
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2006年03月24日

フィデリティ・USリート・ファンドB

 乙は、2004年10月に新生銀行でフィデリティ・USリート・ファンドBというファンドを購入しています。
http://qweb6.qhit.net/i_users/shinseibank/qsearch.exe?F=users/shinseibank/report&KEY1=3231203C
 申込手数料 2.1%、信託報酬 1.47%、信託財産留保額 0.3% というわけで、手数料は、まあこんなものかと思います。為替ヘッジのあるAタイプと、為替ヘッジのないBタイプがありますが、乙は、Bを選びました。為替ヘッジがあると、円高になったときでも、損失が出にくいのですが、一方では、円安になっても利益が大きくなりません。乙は、ここしばらくは、外国為替に関してあまり大きな変動はないものと思っていますので、為替ヘッジがないもののほうがリターンが大きいと考え、こちらを選びました。
 購入時に、過去実績が14年で平均 13.64% のリターンであることを知り、この調子が継続してくれればいいと思いました。さて、今までどうだったでしょうか。購入後、1年5ヶ月ほどになりますが、38%増と、これまた大変いい成績です。この間、基本的には円安傾向になりますから、それもいい影響を与えているわけです。乙はこういう成績に満足しています。
 リート(REIT)は、不動産投資の一形態です。アメリカは REIT の先進国で、日本よりもずっと早く市場が立ち上がっています。しかも、それぞれがかなりいい成績を上げていると聞いています。このファンドは、アメリカのリートのうち 38 銘柄に分散投資する形で運用されています。
 このファンドは、2005年4月ころをピークにして、純資産額が減少傾向にあるのが気がかりです。今は55億円まで減少してしまいました。こういう好成績を挙げているのに、解約が増えているんですね。なぜなんでしょう。投資信託では、基準価額が上がると解約する人がいると聞いたことがあります。そのせいなんでしょうか。長期投資家としてはそれはもったいないと思います。投資信託は、乗り換えると申込手数料がまたかかってしまうわけですから、なるべく継続するのが好ましい態度だと思います。
 もしかして、アメリカの住宅事情を(住宅バブルだなどと考えて)危険視する人が増えているのでしょうか。しかし、このファンドは、住宅に投資する比率が 17% と低く、小売・オフィス・工場に投資する比率が大きいのです。こういった面は、価格が大きく崩れることはあまりないと思いますので、乙は、投資を継続します。
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2006年03月12日

DIAMワールド・リート・インカム・オープン(愛称:世界家主倶楽部)

 http://www.diam.co.jp/fund/search/313902/index.html に説明があります。
 乙は、こういうファンドもいいかなあと思って、みずほ銀行で2005年10月に購入しました。
 http://www.diam.co.jp/fund/search/313902/agent/index.html に購入できる場所が書いてあります。
 みずほ銀行は、申込み手数料 2.625%、信託報酬 1.659%、信託財産留保額 0.3% と手数料が高めです。後で気づいたことですが、イー・トレード証券では 申込み手数料 2.1%、信託報酬 1.58% で買えました。乙がうっかりしました。当然、安いところで買うべきでした。
 まあ、そのために新規に口座開設をすることになると、ちと面倒ですが、すでに取引しているところの場合は、一通り調べてみるべきでした。(であれば、何も目論見書をもらうためだけに、長時間待たされる必要はなかったし、……。乙がみずほ銀行で購入しているファンドは、この一つだけなんです。)
 このファンドは、手数料も高いですし、毎月分配型ですから毎月しっかり税金を日本政府にとられているわけで、投資家にとってあまりおすすめではありません。しかし、乙は、世界の REIT に投資するものとして、分散投資の一環として意味があるかと思ったのです。今のところ、購入してからまだほんの数ヶ月経ったところですから、リターンについては何ともいえませんが、すでに数%の上昇を示しています。
 このファンドは、アメリカの REIT を中心にしつつ、世界中の REIT に分散投資します。DIAM US・リート・オープン・マザーファンドが信託財産の純資産総額の55%程度、DIAM インターナショナル・リート・インカム・オープン・マザーファンドが信託財産の純資産総額の45%程度ということです。
 http://www.diam.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2006/01/27/313902_DIAM_world_reit_unho.pdf によると、このファンドの全体としては、アメリカ 54.4%、オーストラリア 24.1%、オランダ 8.4%、フランス 6.8%、シンガポール 4.2% という構成になっています。アメリカを中心に世界中の REIT に分散投資しているようすがわかります。
 こういうファンドは、不動産が投資対象ですから、あまり大きなリターンは望めませんが、着実なリターンが期待されます。また、株式や債券のファンドと違った値動きをするので、分散投資の意味が大きいと思います。その意味で、資産運用の一部に組み込むといいと思います。できれば、毎月分配型でなくて、分配をなるべくしないようなファンドがあるといいのですが、乙が取引している銀行・証券会社では、そういうのはありませんでした。毎月の家賃をいただく感じで毎月分配型が普通のようです。
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2006年03月04日

「ありがとうファンド」には投資しないことにしました

 乙は、2005年8月ころに「ありがとうファンド」http://www.39asset.co.jp/index.html を見つけたときには、「うん、これは投資先としてよさそうだ」と思いました。運用実績がすばらしいからです。
 しかし、そのときは、投資を見送りました。そのときは、運用資金が7億円しかなかったので、まともな運用はできないと考えたのでした。
 最近、「ありがとうファンド」の代表者が書いた本を読みましたので、再度、考えてみましたが、乙の判断で、やはり投資はやめておくことにしました。
 このファンドは、ファンド・オブ・ファンズで長期保有向けです。販売手数料 0.525%、信託報酬 0.945% で、2004.9 開始です。最近、調べてみると、運用資金が約20億円に増えています。これなら、投資先の候補になります。
 実は、この「ありがとうファンド」ですが、「さわかみファンド」を 1/4 組み込んでいます。他にもいくつか組み込んでいるファンドがありますが、それはともかく、自分自身で「さわかみファンド」を購入していれば、それで充分なようにも思います。
 「ありがとうファンド」を購入して、間接的に「さわかみファンド」を購入すれば、それは、「さわかみファンド」の信託報酬に加えて「ありがとうファンド」の信託報酬を払うことになるわけです。もちろん「さわかみファンド」の信託報酬は、この場合、投資家からは直接には見えませんが、ファンド・オブ・ファンズの仕組み上、必ずそうなっています。だとしたら、「さわかみファンド」を直接購入していれば、この「ありがとうファンド」は不要ではないかと思いました。
 もちろん、「ありがとうファンド」には、トヨタグループ株式ファンドや社会貢献ファンドなど、他のファンドも組み込まれているので、「さわかみファンド」だけに投資するのとは違いますが、もしも、投資家がこういうファンドが好ましいと思うならば、それぞれを適当な比率で直接購入してもいい(直接購入のほうがいい)のではないでしょうか。
 乙には、それぞれの個別購入よりも、このファンド・オブ・ファンズを購入するほうがいいという理由がよくわかりませんでした。
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2006年03月02日

さわかみファンドはおすすめできるファンドです

 乙は、さわかみファンドも購入しています。乙は、2005年5月購入ですから、もう10ヶ月になります。もちろん、この間の株価の上昇に対応して、このファンドの実績もぐんぐん伸びています。
 ところで、このファンド、ひとりあたりの平均投資金額で見ると、数百万円なんですね。いやはや日本にはお金持ちが多いんですね。ゴミ投資家の乙には、とてもそんなにお金がありません。
 このファンドはおすすめできます。理由は以下の通りです。

(1) 手数料が安い
 販売手数料なし、信託報酬 1.05%、解約手数料 1.5% ということです。信託報酬が安いのは良心的です。
 また、販売手数料がかからない(いわゆるノーロード)というのも、投資家にとってはありがたいです。その分解約手数料がかかりますが、この手数料体系は、長く継続してもらおうというファンド会社の意図を反映しています。(でも、よく考えてみると、最初に手数料を引かれても、最後に引かれても、結局は同じことなんですけれど。)

(2) ファンドの運用方針がよい
 乙は、さわかみファンドの運用方針には大いに賛同します。それは超長期の運用を目指すということです。
 超長期というのはどれくらいなのでしょうか。10年か20年以上でしょうか。
 乙は、いろいろ試した結果、結局、投資は長期投資が一番よいと思います。まさにこのファンドの運用方針にぴったりです。
 また、このファンド会社が「さわかみファンド」という1種類だけを扱っている点も良心的です。一つにしておいた方が、集まってきた資金を一番自由に動かせるからです。
 このファンドは、株価が低迷したとき、すかさず買いを入れます。安く買って長期に保有するという投資の王道に愚直なまでに従っています。とても好感が持てます。
 たとえば、2006年1月中旬にライブドアショックがあり、多くの銘柄が値を下げましたが、さわかみファンドは、このときとばかり、幅広い買いを入れています。http://www.sawakami.co.jp/pdf/fund060131.pdf に簡略な報告書があります。購入者向けに送られてくる報告書にはもっとくわしく書いてありました。

(3) 情報公開が行き届いている
 毎月2回、詳細な報告が届きます。保有銘柄の全部が掲載されています。
 ですから、半月前の報告書と対照することで、この半月でどんな株を買ってどんな株を売ったかも(ちょっと手間がかかりますが)わかります。こういう報告書で、ライブドアショックの対応も確認できました。
 また、この報告には、社長の澤上篤人氏が、経済の動きや投資の考え方などに関して毎回ある程度の長さの解説を書き、それに社員の声やらなにやらが載っていて、読んでいて楽しいです。
 ここまで情報公開をしているファンドは他にはないように思いますが、これは乙がものを知らないだけでしょうか。

(4) 自分の株の購入にも役立つ
 上でも述べましたが、詳細な報告書を見ることで、自分が株を購入するときにも役立ちます。
 たとえば、乙は、キヤノン(7751)の株を持っていますが、これは、2005年8月に買ったものです。乙がさわかみファンドの報告書を見ていて気が付いたのですが、7月下旬の段階で、なぜかは知りませんが、キヤノンの株価がぐっと値を下げたことがありました。たぶん、何か悪いニュースが流れたのでしょう。そのときにさわかみファンドがキヤノン株を買ったわけです。そして、7月末の報告書にそのことが記載されていました。乙が8月上旬に株価を見ても、7月の下げ以降、キヤノンの株価が低水準にあったままでしたので、買っておこうと思ったわけです。
 つまり、さわかみファンドの報告書を検討することで、その直前に値を下げた銘柄(そのうちのさわかみファンドが買いを入れた銘柄)がわかります。
 このファンドはいろいろ研究していますから、単にテクニカル分析として、チャートを見ていて株価が下がったというだけでなく、会社自体に成長なり何なりが期待できる場合に買いを入れるわけです。そこで、さわかみファンドの売り買いのようすを見ていて、それと合わせて自分で株を売買するというのもいいことだと思います。もちろん、資金の限界があるので、ファンドと同じように運用することは個人では不可能ですが、たくさんの銘柄の中で何を買うか迷うようなときに、さわかみファンドの動きを参考にして、ファンドの購入銘柄の中から自分なりに選ぶということも充分ありえます。
 ただし、株ですから、アタリもあればハズレもあります。キヤノンの株は、その後順調に上昇したのですが、同じころ買ったミホウジャパン(2880)の株は、その後(一時上昇したときもありましたが)基本的に低迷したままです。乙は、さわかみファンドと同じで、この株も長期に保有するつもりでいます。数年先には上昇してくれるだろうと信じています。
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2006年02月28日

GSグローバル・マーケット・ストラテジー は、それなりにがんばっているようです。

 乙は、野村證券を通じてGSグローバル・マーケット・ストラテジー(年1回決算型)というファンドを購入しています。乙は2004年10月にスタートと同時に購入しましたから、1年4ヶ月ほどになります。
 このファンドは、頭に GS と付くことからわかるように、ゴールドマン・サックス・アセット・マネージメントが運用するもので、説明資料 http://www.gs.com/japan/gsitm/funds/pdf/pros_gsgl130410.pdf に明記されるように、先進国の株式・債券・通貨を投資対象にして、複数のロング・ショート戦略(買いと売りの組み合わせ)を採用し、絶対収益を目指すファンドです。つまり、平均株価などのベンチマークからの相対的な超過を目指すのではありません。世界の各種市場が上がろうと下がろうと、このファンドは上がることを目指します。こういうのが投資家にぴったりの商品だと思います。投資家は、ベンチマークと比べてどうのこうのと考えているわけではありません。要は、自分の資産が増えていけばいいのですから。
 ヘッジファンドでは、ロング・ショート戦略は当然のことですが、日本の一般的なファンドでは、こういうことができないようです。たぶん、法による規制のためなんでしょう。早く規制緩和してほしいところです。
 さて、それはともかく、このファンドの運用成績はどうでしょうか。
 http://www.gs.com/japan/gsitm/nav/nav_gsgl130410.html によれば、上がったり下がったりの変動を示しつつも、今のところ、設定来で 17% 上昇しています。年平均で 10% ほどあれば、立派な成績でしょう。乙の基準では充分満足です。http://www.gs.com/japan/gsitm/funds/pdf/mtrpt_gsgl130410.pdf によれば、2006年1月の純資産総額は409億円となっています。
 このファンドは、申込手数料 3.15%、基本報酬 1.89% の他に成功報酬として超過額の21%がかかります。基本報酬は、ファンドの運用期間中ずっとかかるものですから、手数料は全体としてかなり高めです。
 しかし、乙は、これほどの高い手数料を払う価値はあると思います。だって、利回りとしてそれに見合うだけのものがあるからです。投資家にとっての利回りは、手数料を払った残りに該当しますから、それでこんなにも多いリターンを出すというのは、乙はやはり「運用者がエライ」と素直に思います。
 前にもブログに書いた(http://otsu.seesaa.net/article/12587993.html)ように、コメルツ-NDCオルタナティブ・ファンド も似たようなヘッジファンド的な手法を採用して絶対リターンを目指しているわけですが、こちらは、手数料が安くて、その意味で良心的ですが、実績が振るいません。
 それに比べたら、GSグローバル・マーケット・ストラテジー は、それなりにがんばっているといえるでしょう。乙が、コメルツ-NDCオルタナティブ・ファンド を8ヶ月で解約したことの裏には、GSグローバル・マーケット・ストラテジー の存在、およびその好成績がありました。どうせ投資するなら、こういうファンドのほうがいいですよね。これが偶然うまくいっただけなのか、ファンドマネージャーが優秀でずっとこの傾向が続くのか、それはわかりません。数年先にはわかるでしょうが。何となく、過去の1年4ヶ月がこれからも続きそうな気がして、ワクワクしてしまいます。
 もっとも、いくら好成績のファンドでも、将来のことはわかりませんから、ある日突然大幅下落ということもあり得ます。乙は、そうなってもあわてないように、多くのファンドに分散して投資するほうが望ましいと思います。たとえば、20種のファンドに分散して投資していれば、そのうちの一つが破綻して、ゼロになってしまったとしても、それはたかだか5%の損失でしかありません。
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2006年02月04日

早期償還の規定がある投資信託を選ぶべきではないかも---DIAM香港アジア不動産関連株ファンド

 乙は、「DIAM 香港アジア不動産関連株ファンド」というのも買ってみました。申込み手数料は 1.05%、信託報酬 1.8795%、信託財産留保額 0.3% というもので、設定日は2005年5月27日で、償還予定は2009年5月13日、約4年の長期投資です。
 この投資信託には、基準価額が12,000円になると償還になるということが約款に書かれていました。10,000 円が開始時の基準価額ですから、2割増ということで、年10%の利回りとしても2年はかかるし、その段階で2割増なのですから、これは歓迎するべきことであり、何ら問題はないと思いました。むしろ、早く2割増になったら、その分信託報酬(運用期間に比例します)は少なくて済むわけで、ありがたい話です。
 で、実際運用が始まると、この投資信託は順調に基準価額が伸びました。そして、2005年11月25日、基準価額が 12,040 円になり、めでたく償還ということになりました。たった半年で2割増ですから、喜ぶべきことです。
 しかし、単純に喜ぶべきことではないようにも思えました。この投資信託の狙いは見事にあたったわけですが、だったら、それをもう少し延長していったら、もっと大きな利益を手にすることができたかもしれません。それをみすみす逃したことにもなります。その後、類似の投資信託が設定されたわけでもなさそうです。
 そう考えると、そもそもなぜ最初から「2割上昇したら終わりにする」と決めておいたのでしょうか。不思議です。
 乙の頭の中でも、「儲けたのだからいいんじゃないか」という考えと「もっと儲かるはずだったのに、残念」という考えが、両方とも同居しています。
 こんなことを考えると、投資家としては、早期償還の規定がある投資信託を選ぶべきではないかもしれません。もしかして、基準価額が下がったときに早期償還という条件があったりしたら、それこそ踏んだり蹴ったりになります。
posted by 乙 at 04:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月03日

投資信託は20億円程度以上の純資産のあるものを選ぶべきです

 投資信託を買うことは、自分の資産の運用を他人に任せることです。そのために、信託報酬という名の手数料を払います。
 手数料は、投資信託によってさまざまですが、仮に 1.5% としましょうか。
 投資信託が運用している資産額が20億円ということは、この投資信託を運用しているファンド会社には、毎年3000万円が報酬として支払われることになります。この中でファンド会社はファンドマネージャーに報酬を払い、会社の建物その他を維持したりして、会社の経営その他一切にかかる費用を負担します。3000万円というのは、そう考えると、まあ妥当な金額ではないでしょうか。
 逆に、3000万円に達しなければ、ファンド会社としては大変です。ファンドマネージャーを専任で付けることなどできないでしょう。他の投資信託と兼ねたファンドマネージャーでは、要するに当該の投資信託を片手間で運用しているわけで、本当にプロにおまかせしているとはいいにくい状況かと思います。ファンドマネージャーにしても、わずかの報酬のために、本腰を入れて真剣にいろいろ調べて努力して運用するでしょうか。乙がファンドマネージャーなら、適当にお茶を濁すことを考えるでしょう。他に数百億円規模の投資信託があるとかいうことになれば、そちらの運用に全力で努力し、小規模投資信託は(努力してもしなくても自分にもファンド会社にもあまり影響がないから)適当に処理するかもしれません。
 ということは、投資信託は20億円程度以上の資産があるものから選ぶべきだということになります。それを下回るような資産しかないような小規模の投資信託では、成果はあまり期待できないことになります。
posted by 乙 at 07:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月02日

ユナイテッドワールド証券の「ベトナム民営化ファンド」はどうなんでしょうか

 ユナイテッドワールド証券がベトナム投資ファンドを始めると聞いて、乙もさっそく検討しました。
 http://www.uwg.co.jp/vietnam/ によれば、「ベトナム民営化ファンド」というようです。
 乙は、ベトナムが次の(中国やインドの次という意味ですが)投資先として有望だという話は、木戸次郎(2005.7)『世界の成功者に学ぶ投資の極意』SPICE で読んでいましたので、興味を持ちました。
 ちょっと Google で調べてみると、もうベトナム株のサイト(http://viet-kabu.com/)があります。ブログのサイトも、http://blog.livedoor.jp/future5/ http://blog.livedoor.jp/sheets88/ http://marko23.seesaa.net/ のようにあります。
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=0131&f=column_0131_001.shtml によれば、「第二次ベトナム・ブーム到来、日本の投資は過去最高」ということで、日本からベトナムへの投資もさかんなようです。
 しかし、http://www.asianstocks.info/vn/ によれば、まだまだベトナム株を始めるには、証券取引自体が整備されていない印象です。
 こういう状況では、まず株式投資を始めるまでにかなり手間がかかります。また、自分で情報を整理して理解するのは、時間がかかって大変ですから、直接の株式取引で各種リスクを背負うよりも、ファンド経由で間接的にリスクを背負う方がいいような気がします。(「もろもろのことはファンドにおまかせ」ということですね。)
 で、ユナイテッドワールド証券の「ベトナム民営化ファンド」ですが、次のようなことです。
○契約期間:2006年3月6日〜2009年2月28日(発行者の裁量で2年延長の可能性あり)
○購入単位:1口=10万円  1口以上1口単位
○申込手数料:発行価格の3.675% (3.5%+消費税)
○手数料・報酬等:
1)事務手数料:年率1.575%(1.5%+消費税)
2)投資助言会社に対する報酬:年率2.5%
3)成功報酬:HWM 20%
4)業務手数料:年率1.0%

 こういう条件で考えた場合、乙はこんなふうに思いました。
 第1に、そもそも、今後のベトナムがどうなるかという点で、この投資はリスクが非常に大きいという点です。これは計量可能な標準偏差というような意味ではなくて、何が起こるかわかったものではないという意味の「未知の状況」に対するリスクです。
 第2に、手数料(年 5%!!)が非常に高いという点です。申込手数料(3.675%)もかなり高いですが、まあこれは長期投資を基本に考える乙としては、許せる範囲です。しかし、なんやかやと手数料がかかり、5% を超えてしまいます。しかも、それに加えて、成功報酬が HWM (High Water Mark) で 20% 引かれます。
 こんなに高い手数料を負担するということは、このファンドで相当に大きなリターンが期待できなければなりません。さて、どうなんでしょうか。どう考えるべきでしょうか。このファンドは期待できるのですが、さて、実際どんなことになるのでしょうか。
 新しい匿名組合ですから、今までの実績もまったくありません。
 乙は、迷いましたが、当面の判断として見送ることにしました。すばらしいリターンになるかもしれないけれど、期待はずれに終わるかもしれない、そういう意味でのハイリスクな投資ですが、今ひとつ、ハイリターンがどのようにして得られるか、そして、高い手数料を払ってもなおそれを問題ともしないレベルのハイリターンになるか、どうにも自信がありませんでした。
 投資は自己判断ですから、このファンドに投資する人がいることは当然です。そのほうが結果的によかったということになるかもしれません。しかし、乙は、自制することにしました。未知のものに賭ける魅力よりも、安定的な成果を出しているファンドのほうにもっと魅力を感じたということです。
 もしかして、今回見送って、かつ、このファンドの運用がうまくいって大きな運用益が得られたとしましょう。その場合は、きっと第2弾のファンドが設定されると思います。それから参加しても遅くはないと思います。乙の投資期間は15年ですから、ベトナム投資が有望だとわかれば、数年以内に参入してもまだまだ時間の余裕があります。
 さて、こんなわけで、乙が乙なりに判断した後、ネットを探すと、このファンドに関してすでにいろいろと意見が出ていました。
 否定的な意見は、次のようなところにありました。
http://mixed.txt-nifty.com/aremo/2005/12/post_891b.html
http://jbbs.livedoor.jp/business/3381/#6
http://blogs.yahoo.co.jp/brics_dana/20976933.html
 肯定的な意見(買ったという報告)は、次のようなところにありました。
http://blog.goo.ne.jp/845single/e/0e1ff8c356b0bd69fed53f9b77a5cfc2
http://blog.livedoor.jp/future5/archives/50330185.html
http://blogs.dion.ne.jp/845single/archives/cat_117782.html
http://mikazuki.seesaa.net/article/11740891.html
http://slashdot.jp/~astro/journal/337584
http://buffett.blog.bai.ne.jp/?eid=32686
 意見が分かれているのは当然ですね。
posted by 乙 at 07:54| Comment(2) | TrackBack(2) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

コメルツ-NDCオルタナティブ・ファンド で損失を出しました

 乙は、2005年4月27日、イートレード証券を通じて「コメルツ-NDCオルタナティブ・ファンド」という投資信託を買いました。設定日から買ったことになります。申込み手数料は 1.05%、信託報酬 1.3125%、信託財産留保額 0.3% というものでした。
 イートレード証券のウェブサイトで見た運用方針には「日本企業の株式・債券・転換社債等の有価証券及び派生商品を投資対象とし、マーケット・ニュートラル、アービトラージ等の「両建て」手法を主に用いることで、価格変動リスク等を低減しつつ、絶対リターンを積み重ねる運用を行います。また、複数の運用戦略に分散投資することで、リスク分散を図りつつ、安定的に収益を積み上げるポートフォリオ構築を目指します。」とありました。
 NDC インベストメントの「お知らせ」には「1990年代より、欧米の年金基金などの機関投資家や富裕個人層の間では一般的となった、ヘッジファンド投資。絶対利益の追求や、売買両建といった投資手法を駆使するヘッジファンドは、資金効率や分散効果を高めることのできる運用資産として、現在幅広い層の投資家の皆様よりなくてはならないものとして認識されつつあります。【中略】このような中、日本の個人投資家の皆様にもヘッジファンド運用をご提供することはできないか、共通の思いを元に、NDC インベストメントがコメルツ投信投資顧問株式会社と手を組んだ、「NDCオルタナティブ・ファンド」の運用がスタートいたします。」とあります。
 これを読むと、ヘッジファンドと同様の手法であり、日本でもヘッジファンド投資ができるようになったのかと期待が高まりました。今までの各種の投資信託とはちがって、市場の上昇・下落とは無関係に、わずかながらでも上昇していくように読めます。
 では、実際どうだったか。乙は2005年12月までじっと待っていましたが、基準価額が上がることはほとんどなく、むしろやや下がっていく傾向でした。純資産は13億円程度で、投資信託としては小さすぎて、この金額ではうまく運用できないのではないかと思います。そもそも「ヘッジファンド」といいながら基準価額が増えていかないのは問題だと思います。基準価額が上がったり下がったりするなら、変動が大きい、つまりハイリスクだということで、ファンド会社の活動も理解できますが、基準価額が安定的に(つまり小さな変動で)推移し、しかもやや下がっていくというのは最悪パターンだと思います。8ヶ月程度でとやかくいうのは時期尚早だという意見もあるでしょう。しかし、乙は、8ヶ月も運用して基準価額が全然上がっていかないのは、問題であり、資産運用を任せておくことはできないと判断しました。そこで、12月段階で解約しました。結果は当然マイナスでした。申込み手数料・信託報酬・信託財産留保額を引かれるのですから、当たり前です。ちょうど手数料分の損失でした。でも、解約して得た資金を別の投資に振り向けましたから、結果的に、そのほうがよかったことになります。
 投資は、事前にはわからない面があります。目論見書などの説明文書を読んで、期待した乙が間違っていたのでした。もしかすると、今後、この投信の基準価額がぐんぐん上がっていくようなこともあるかもしれませんから、今の段階で一般的に「この投資信託を買うのは間違いだ」ということはまずいと思いますが、乙の場合は、損失を出したのですから、「乙は間違っていた」といっていいでしょう。(もしかしたら、解約したことが間違いなのかもしれませんが。)
 このことから教訓を学びました。新規設定の投資信託に手を出すことはまずいことがあるということです。
 投資信託は、どんなもので運用するか、手数料がどれくらいかなどを目論見書で説明してあります。しかし、実際、どれくらいの資金を運用することになるかは、始めてみないとわかりません。この投信は、たった13億円しか集めることができず、当初の予定通りの運用が困難になったものと思われます。オープン型の投資信託を途中で購入する場合なら、純資産の金額がわかりますからそれを見て判断することができます。13億円と知れば、たぶん乙なら投資しないでしょう。しかし、新規設定では、この情報がわかりません(だって始まってもいないのですから)。こういうのに手を出すべきではありませんでした。
 また、1〜3年程度の運用実績があれば、それを見て、ファンドの良し悪しをある程度は判断できます。過去の実績は将来を保証するものではないけれど、そうはいっても、過去の延長線上に将来があることが多いでしょう。この意味でも、新規設定の投資信託に手を出すことはまずいと思います。
 だから、それに手を出した乙が悪いのです。今は反省の日々です。
posted by 乙 at 07:56| Comment(0) | TrackBack(1) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月31日

グローバル・ソブリン・オープンはおトクです

 投資信託の世界の怪物がグローバル・ソブリン・オープン(グロソブ)ですね。純資産総額は、1月27日現在で5兆1024億円もある国内最大のお化けファンドです。世界中の主要先進国の政府・政府機関・国際機関が発行する債券(ソブリン債)に投資するものです。
 毎月決算型は、分配のたびに2割の税金を取られ、残りの8割を再投資に回すことを考えると、投資家にとってはよろしくないことです。分配しなければ税金を取られないのですから、年1回決算型のほうが利回りがよくなるはずです。
 そのような問題があることはわかっていても、乙も若干の資金をグロソブに投じています。
 で、実際はどうか。
 基準価額が1万円でスタートして、現在8000円程度ですから、当初から投資している人はマイナスになっているという考え方もありますが、コンスタントに分配金を出しているので、それを合算して考えれば、マイナスではないとも言えます。基準価額は、計算の都合上の金額であって、あまり意味を持たないと考えてもいいでしょう。
 乙がグロソブに投資を始めたのは2004年10月のことなので、1年以上経ちました。今は、当初の購入金額の 1.077 倍になりました。だいたい 6% の利回りと考えていいでしょう。グロソブは、約8000円の基準価額で、毎月40円の分配金を出しているわけで、この合計が1年で480円になりますから、480/8000=0.06 ということになります。乙の体験は計算上でも納得できます。
 このままの状態がずっと続けば、6% の運用が継続するわけで、これはかなりおいしいと思います。純資産総額がどんどん増大しているのは、新しく参入している人がどんどん増えているというわけで、それもさもありなんと思います。
 預貯金の低金利に嫌気がさしている人にとっては、6%の運用というのはとてもありがたいことです。
 しかし、この状態がずっと続くかどうかは何ともいえません。考えられる不幸な状態は、世界の金利の上昇が起こって、債券価格が値下がりすることです。こうなれば、現在 8000 円の基準価額がどんどん下がることになります。分配金を出すこともできなくなるでしょう。分配金を出すことは、自分の資産を取り崩しているに過ぎません。
 では、そうなる可能性はどれくらいあるでしょうか。ここで、グロソブが世界中の債券に分散投資しているということに注目するべきです。アメリカが29%と多く、イタリア、スペイン、ベルギーなどのユーロ建てのものも合計すれば34%を占めます。イギリスやらカナダやら、とにかく投資先は先進国に広く分散していますから、それらの国々の金利が一斉に上昇するなどということは、めったなことでは起こりそうもありません。つまり、分散投資の効果で6%の運用が大幅に下がってしまう可能性は低いと考えます。
 手数料は、信託報酬 1.3125%、信託資産留保額 0.5% ですから、債券に投資する上ではやや高いような気もします。申込手数料は、どこで買うかによって変わってくるはずで、乙は新生銀行で買いましたが、1.575% でした。まあそんなものでしょう。
 実際に購入した後は、毎月、決算報告を送ってきます。当然といえば当然ですが、しかし、これらの印刷物の作成費用と郵送料を考えると、3ヶ月に1回とか半年に1回にまとめたほうがいいのではないかと思います。その分、分配金に廻せば投資家はみんな喜ぶのではないでしょうか。
 こうして1万円から投資できる投資信託で、いろいろ手数料が引かれても6%のリターンがあるということでは、かなりおすすめの投資信託だと言えます。お化けファンドになる理由は確かにあります。
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posted by 乙 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 国内投資信託 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする