2024年02月13日

UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)最終計算報告書

 乙が投資していた UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)については、すでに運用が終わりました。
2023.7.27 http://otsu.seesaa.net/article/500165151.html
2023.7.26 http://otsu.seesaa.net/article/500156878.html
 その後、信託財産状況報告書が送られてきて、全部終わりと思っていました。
2023.11.2 http://otsu.seesaa.net/article/501318135.html
 その後、しばらくして、最終計算報告書が郵送されてきました。目新しいことは何も書かれていなかったのですが、受益権(乙には意味がわかりませんが、運用者の報酬でしょうか)165,082 円とか、経常損失(外国為替の評価損)4,304 円について書かれており、信託財産の利息8円まで細かく書かれていました。
 まあ ETF なので、こういう細かいところまで開示義務があるのでしょう。当然のことながら、最終的な清算まで全部納得できるものでした。

 で、これに比べると、Walton 社の最終的な償還に関する連絡は極めて不十分であることがわかります。
2023.12.17 http://otsu.seesaa.net/article/501788466.html
2023.9.30 http://otsu.seesaa.net/article/500937334.html
2023.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/500677505.html
 投資者に対する報告の義務はないのでしょうが、何がどうなったか、まったくわからないままです。(Walton 社の)ランドバンキングは、その投資者に対して極めて不透明で、何がどう評価され、どんなふうに償還されたのか、まったく開示されません。若干でももうけが出ていればそういう不満は和らぎますが、大きな損失を抱えて償還された場合、投資者としては大きな不満が解消されません。
 その意味で、ランドバンキングに投資することは、望ましくないということになります。
 もっとも、こんな話は、乙が20年弱の投資期間を経て(Walton 社の)ランドバンキングに関して一通り全部経験したからわかることであって、投資を始める段階(最初にランドバンキングを知ったとき)では、とてもここまでは見通せなかったし、可否を判断することはできなかったように思います。
 「知らないもの、わからないものには投資しない」という原則は有効ですが、そんなことを言い出すと、普通に投資信託や株に投資するときだって、ほぼ何も知らないしわからないようなものですから、一切の投資ができなくなってしまうかもしれません。
 少しだけ投資して、経験してみることがあってもいいだろうと思います。損失は損失ですが、授業料みたいなものです。
posted by 乙 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月02日

UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)信託財産状況報告書

 乙のところに「UBS ETF 欧州株(MSCI ヨーロッパ)信託財産状況報告書」が郵送されてきました。
 この ETF は7月に運用が停止されたわけです。
2023.7.27 http://otsu.seesaa.net/article/500165151.html
2023.7.26 http://otsu.seesaa.net/article/500156878.html
 すでに、投資した分は現金化されて、乙の手元にあります。それから、いろいろ整理が終わって、報告書が送られてきたということでしょう。
 この報告書の最初に書いてあることですが、この ETF は「信託契約に定める信託期間が満了したため、2023年7月24日に信託を終了いたしました」とのことです。乙はうっかりしていました。信託期間が9年と短かったのですね。乙は、無期限だとばかり思い込んでいました。
 目論見書などをよく読まないといけません。
 突然、運用が停止して現金化されてしまうと、老後の計画が狂ってしまうことがあるかもしれません。
 それにしても、最後にくわしい報告書が送られてきて、乙が手にした現金の金額がこうやって計算されていたということがわかります。当然ではありますが、こういうあたりはきちんとしてほしいものです。
 これに比べて、Walton 社のランドバンキングなどは、報告書が今になっても送られてきません。なぜ、現金化された金額がしかるべき額になったのか、まったく不明です。そのうち送られてくるのでしょうか。楽しみなような、不安なような感覚です。
posted by 乙 at 09:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月27日

1386 UBS ETF 欧州株(続)

 昨日書いたブログ記事の続きです。
2023.7.26 http://otsu.seesaa.net/article/500156878.html
 上記の記事では、1386 UBS ETF 欧州株(MSCIヨーロッパ)が上場廃止になるということで、7月21日に特定口座から払い出されたという話を書きました。
 その後、乙に郵送されてきた「特定口座内保管上場株式等払出通知書」を見て、不思議な感覚になりました。
 乙は何回かに分けてこの ETF を購入しているのですが、1回ごとにその「取得価額」が書かれています。最初の3回分だけを明示します。237,677 円、61,336 円、30,668 円です。
 で、6月30日の取引残高報告書を見てみると、特定口座内に 1386 の記載があり、そこの「お買付約定金額」を見てみると、最初の3回分は以下の通りです。254,200 円、64,000 円、30,400 円。
 取得した日付(お預り年月日)は完全に一致しているのに、二つの書類で金額がズレているのです。
 なぜこんなことになるのでしょうか。
 乙としては、取引残高報告書の数字のほうが信頼できます。たとえば、第2回の購入額 64,000 円については、数量8口、お買付単価 8,000 円とあるので、8,000 円×8口=64,000 円となります。これが絶対正しいと思います。では、払出通知書の 61,336 円はいったいどこから計算されて出てきたのでしょうか。書類ではこれがまったく説明されていませんでした。
 乙は、これが疑問に思えたので、SBI 証券に電話して、尋ねてみました。電話口に出てこられたオペレータの方もすぐにはわからないようで、あれこれ調べたり(もしかして上司に聞いたり?)して、最終的には1時間以上かかりました。
 結論はこうです。払出通知書のほうは、全部の ETF の取得から平均取得単価を計算し、それにそれぞれの(1回ごとの)口数をかけて表示しているとのことです。なるほど、1円単位の細かい金額になっているのはそれが理由だったのですね。
 こうして、乙の疑問は氷解しました。
 とはいえ、担当のオペレータもすぐには答えられないくらいの難問でした。
 納得できない(わからない)ことがあったら、聞いてみることが大事だと思います。
 そういえば、SBI 証券で自分の口座の状況をオンラインで見てみると、何回かに分けて(追加して)同じ銘柄を購入した場合、取得単価は平均値で表示され、取得金額は合計値で表示されます。それと同じことなのですね。
 むしろ、取引残高報告書の書式が個々の取引を全部示すという意味ではくわしすぎるのかもしれません。
posted by 乙 at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月26日

1386 UBS ETF 欧州株

 乙は、SBI 証券で 1386 UBS ETF 欧州株(MSCIヨーロッパ)を購入して、ずっと保管してきました。3年くらいになるでしょうか。
 5月ころに、この ETF の受託者の三菱UFJ信託銀行から手紙が来て、信託契約を変更するので、異議がある人は6月19日までに申し出るようにという連絡がありました。これはいったい何のことか、よくわかりませんでした。どうも、この ETF の運用が終了するようです。まあ、特に異議などはないので、乙はそのままにしておきました。
 その後、7月21日に SBI 証券から手紙が来て、乙が保有していた 1386 UBS ETF 欧州株 が特定口座から払い出されたとのことでした。ネットで SBI 証券にアクセスしてみると、確かに乙の特定口座に入っていたはずの 1386 の ETF が消えており、一般口座のところに移されていました。しかし、そこの現在値も評価損益も「--」とだけ書かれており、いわば、口座内から完全に蒸発してしまったことに等しい状態です。
 おそらく、5月の手紙にあったように、9月1日以降に「残余財産の給付」が行われることになると思われます。5月の手紙を再度確認してみると、乙は配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に設定しているので、領収証か払出証書が自宅に送られてきて、ゆうちょ銀行か郵便局に行って残余財産給付金を受け取ることになります。
 乙はゆうちょ銀行に口座を持っていますが、ほとんど残高がなく、日常的に使っていません。ネットバンキングも行っていません。そこにしかるべき金額が入ってしまうと、使うのが面倒くさそうに思えます。現金として受け取ることになると、それはそれで心配です。自宅に多額の現金を置いておくことはしない主義です。郵便局で現金を受け取って、1万円札の分をすぐに銀行の ATM から自分の口座に入れてしまうのが正解かもしれません。
 それに加えて、特定口座扱いではない(一般口座扱いになる)ので、税金の申告は自分で行う形になりそうです。こんな経験(一般口座での取り扱い)は初めてなので、来年の確定申告は若干気がかりです。
posted by 乙 at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月14日

アメリカ市場で日本株の ETF に投資するとしたら

 読者の Ryu さんから2回ほどコメントがあり、
http://otsu.seesaa.net/article/194278844.html#comment
「日本株式ETFもIB経由で購入すればいいのでは」というアイディアがありました。
 乙は、日本株に投資するなら当然日本国内に上場している ETF が一番コストが安く、つまりはベストと思っていました。
 しかし、アメリカ市場でドル建てで日本株の ETF を買ってもいいように思います。
 まず、ドル建てであっても、日本株に投資しておけば、為替リスクを負っていません。円高ドル安になれば、見かけの(ドル建ての)株価が上昇するというだけです。
 そして、なによりも、指値による買い注文を出したら、半年待っていられる点があります。指値でちょっと安めに指定しておいて、ずっと待っているというのはどうでしょう。この場合、株価が上がってしまって ETF が買えなくなる可能性があるので、理論的にはこれが特に有効(投資家に有利)だということではありません。しかし、ずっと網を張って魚を待っているかのようで、サラリーマンには便利な投資法かもしれません。日本の証券会社のように注文の有効期間がせいぜい1週間というのは、短すぎます。
 アメリカ市場に上場している日本株の ETF を
http://finance.yahoo.com/
で調べてみました。以下のようなものがあります。
  EWJ = iShares MSCI Japan Index
  JPP = SPDR Russell/Nomura PRIME Japan
  EZJ = ProShares Ultra MSCI Japan
  EWV = ProShares UltraShort MSCI Japan
 EWJ が日本株投資で一番普通でしょう。
http://finance.yahoo.com/q/pr?s=EWJ
MSCI Japan 指数は、海外での日本株指数としてごく普通のものです。Expense Ratio は 0.54% で、国内の ETF よりは若干高くなっています。
 JPP は、追従する指数がちょっと珍しい(したがって EWJ とは投資先の企業が異なる)と思いますが、これでもよさそうです。
http://finance.yahoo.com/q/pr?s=JPP
Expense Ratio は 0.51% です。
 EZJ は「Ultra」とあるように、デリバティブを活用して、MSCI Japan 指数の上下を2倍の動きでフォローするものです。
http://finance.yahoo.com/q/pr?s=EZJ
これから日本株が上がると思えば、こういうのに投資しておくのもありでしょう。
 EWV は「UltraShort」で、MSCI Japan 指数の値動きの反対方向に2倍動くように設計されています。
http://finance.yahoo.com/q/pr?s=EWV
 日本株が値下がりすると思うなら、これに投資しておくといいわけです。指数が10%下落すると、この ETF は20%上昇します。
 こうしてみてみると、アメリカで日本株の取引をしてもいいかなと思えます。
ラベル:日本株 ETF EWJ JPP EZJ EWV
posted by 乙 at 05:17| Comment(4) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月05日

日本株 ETF を買おうとしたけれど……

 今回の東北関東大震災による日本の株価の急落は、それは見事なものでした。
 乙は、さっそく資金を移動し、普段買うよりも多めに日本株 ETF の買い注文を入れましたが、結果的に買えませんでした。
 株価の急落を見てから行動しても、遅いのですね。成行注文なら買えたのでしょうが、こんなに荒れているときに成行は恐いと思いました。そこで指値注文にしたのですが、次第に株価が上がっていく展開になってしまいました。結果的に、ちょっとだけ安く指値を指定してしまったために買えなかったということです。
 買えなければ買えないでしかたがありません。保有している ETF の価格が値下がりしなかったことなのだとプラス思考で行きましょう。
 今回の買いは失敗しましたが、そのうち、いつもの適当な金額での買いは継続的に行う予定です。

 それにしても、株式投資でタイミングにかけるという投資スタイルのむずかしさを感じました。普段、仕事を持っていると、ダイナミックで機敏な動きはしにくいものです。
 ま、あせらずに買うしかないようです。
ラベル:日本株 ETF
posted by 乙 at 04:31| Comment(5) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月08日

アメリカ債券の ETF の購入

 アメリカの債券では、2種類の投資のしかたがあります。債券 ETF に投資する場合と、債券そのものを購入する場合です。
 乙は、両方とも経験しています。
2011.1.27 http://otsu.seesaa.net/article/182634930.html
 最近は忙しくて、時間が取れないので、生債券の購入は見送り、ETF に投資することにしました。乙の生債券の購入は4年ほど前の経験ですが、そろそろ次の生債券を購入する時期になってきたかなと思っています。でも、実際購入するとなると、価格などいろいろ調べてからでないといけないので、面倒な気分になります。ETF だとその点が気楽です。
 上述の記事では、アメリカ債券に投資する ETF として AGG と TIP を購入しているとしていましたが、その後、気がついたら BND とLQD にも投資していました。
2007.11.7 Vanguard Total Bond Market ETF (BND)
    http://otsu.seesaa.net/article/65017132.html
2007.11.9 iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond Fund (LQD)
    http://otsu.seesaa.net/article/65399893.html
 自分の投資している対象を見落とすなんて、すごい話です。まあそれくらいいい加減な投資だということです。
 アメリカ債券 に投資する ETF は、他にもあるかと思いますが、それぞれの特徴など調べるのも面倒なので、自分で保有しているものを買い増すことにしました。しかも同額ずつです。我ながらなんて安易なんだろうと思いました。しかし、こんなことでもいいでしょう。気を付けて投資しても、適当に投資しても、そんなに大きな違いは出ないのではないかと思っています。(だったら、こんなブログであれこれ議論する必要もないかもしれません。)
 以上、二重にいい加減な投資話でした。
ラベル:アメリカ債券 ETF
posted by 乙 at 05:00| Comment(5) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月06日

SPDR S&P500 の東証上場

 以下のようなブログでニュースが流れました。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1673.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2011/03/101-9b68.html
http://toyop129.blog48.fc2.com/blog-entry-1169.html
SPDR S&P500 という ETF が東証に上場するという話です。
 乙は、重要なニュースだと思いました。
 もともと、乙は、アメリカ市場に上場している ETF を日本で再上場するのは無理なのではないかと思っていたくらいでした。
2010.3.4 http://otsu.seesaa.net/article/142710065.html
 乙の予想は見事に外れました。
 あとは、日本での取引額が順調に伸びていくかどうかが心配なだけです。そうなればプレミアムが付く乖離率なども自ずと解決するでしょう。
 日本の証券会社でアメリカ市場に上場する ETF を購入すると、手数料がけっこうかかるので、乙は避けていました。そのために、わざわざアメリカの証券会社に口座を開いたわけです。
 しかし、こういう環境が実現すると、アメリカの証券会社に口座を開いて売買する意味がなくなってしまいます。それはそれでいい話だと思います。
 もっとも、だからといって、アメリカの口座を解約して日本に移すべきかというと、それはまだまだです。
 今は、その方向を向き始めた段階といえるでしょう。

参考記事:
2010.10.6 日本でさまざまな ETF に投資可能に
    http://otsu.seesaa.net/article/164824620.html
ラベル:SPDR S&P500 上場
posted by 乙 at 03:49| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ファンド(HYG)

 k_invest さんからコメント欄経由で iBoxx 米ドル建てハイイールド社債ファンド(HYG) という ETF について情報提供がありました。
2011.1.24 http://otsu.seesaa.net/article/182174715.html
 乙は、アメリカの債券に関して、2種類の投資をしています。
 一つは、エージェンシー債です。4年ほど前に、いろいろ検討して、エージェンシー債を購入しました。
2007.1.25 E*TRADE で購入するエージェンシー債を選ぶ
  http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
2007.1.22 E*TRADE で債券を買う場合のコスト
  http://otsu.seesaa.net/article/31873777.html
2007.1.21 HSBC 香港の米国債と E*TRADE の米国債
  http://otsu.seesaa.net/article/31798393.html
2007.1.12 米国債よりもエージェンシー債
  http://otsu.seesaa.net/article/31260499.html
2007.1.9 アメリカの債券を買うとき
  http://otsu.seesaa.net/article/31106871.html

 もう一つは、ETF です。AGG と TIP を購入しています。
2008.1.21 iShares Lehman Aggregate Fund (AGG)
  http://otsu.seesaa.net/article/79828154.html
2007.12.12 iShares Lehman TIPS Bond Fund (TIP)
  http://otsu.seesaa.net/article/72369888.html

 このように2種類を通じて債券投資をするという考え方についても、以前、ブログに書いたことがあります。
2008.11.17 債券の現物投資と ETF による債券投資
  http://otsu.seesaa.net/article/109780336.html

 いずれも、高利回りをねらっているわけではなく、比較的安全志向で投資先を決めています。
 さて、HYG ですが、日本語でもかなり細かい情報開示がされています。
http://jp.ishares.com/product_info/fund/overview/NYSEARCA/HYG.htm
 格付けとその構成比を見ると、Ba1/BB+ から C/C までの債券に投資しています。ハイイールド債というのは、まさにこういうことです。格付けが低い分、金利が高いわけです。国債は格付けが高いので、金利は低くなります。こういうハイイールド債は、個別に投資するのは危険な(倒産の可能性がある)ので(その会社がどれくらい危険かを個人投資家が調べることは極めてむずかしいと思います)、たくさんのハイイールド債に分散投資できる投資信託(ETF)経由が望ましいと思います。
 利回りについて、ファンド基準日(2011年01月24日)を見ると、配当利回りが 7.65%、平均最終利回りが 6.86%になっています。配当利回りよりも平均最終利回りが低いのは、保有している債券のうちのいくつかが償還されなかった(デフォルトになってしまった)ということでしょう。
 加重平均クーポン 8.38% というのは、現在保有している債券の表面利回りを平均したもので、いわば、今後の利回り予測という感じです。上記の配当利回りは過去に実現した配当利回りということです。
 そう考えると、k_invest さんがいうように、利回り 8.2% というのは過大な見積もりで、実質的にはそれより 1% くらい低くなるのではないでしょうか。
 そして、一番考えなければならないのは、ハイイールド債の投資信託(ETF)は、景気にかなり敏感で、不景気が続いて企業がバタバタと倒産するようだと、価値が大きく下がってしまうことがあるということです。
 今後10年(20年?)くらいのアメリカの景気をどう読むかということになりますが、景気が上向いて経済が順調に回っていくと予想するなら、HYG に投資してもいいでしょう。一方、これから景気が上向くことはなく、失業率が上がり、アメリカ経済がダメになっていくと予想するなら、HYG に投資してはいけないということになります。
 乙は、アメリカの今後について、(特に根拠があるわけではありませんが)やや悲観的に感じていますので、ハイイールド債に投資するのは危険かなと思っています。
 債券投資は、やはり、手堅く行きたいところです。
posted by 乙 at 03:38| Comment(4) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月08日

Firstrade で RWR を購入

 Firstrade の口座は、あまり使っていないのですが、ETF を何種類か買って置いたままにしているので、時間とともに分配金が貯まっていきます。
 今回も、そんなわけで、RWR を適当な金額購入しました。アメリカの REIT に投資するETF です。アメリカの REIT は不調で、乙のポートフォリオ中の比率も下がる一方なので、少しだけ買い増ししたということです。
 前回の Firtrade での購入
2009.6.28 http://otsu.seesaa.net/article/122382420.html
から1年半も経っていました。
 さて、Firstrade では配当自動再投資ができるということです。
http://firstrade.guupon.com/plus.html
乙は気がつかなかったのですが、さっそくやってみると、
https://pageserve.firstrade.com/investor/1/myaccount_drip.htm
で指定できます。保有する全銘柄で、この指定をしておくことにしました。
 これで、Firstrade のサイトにまったくアクセスしなくても、自動的に配当(分配金)が投資されるようになります。
 1年に1回程度の手続きを忘れても問題ないですし、自分で手動で購入すると、そのたびに購入手数料 6.95 ドルを払わなければならないので、シャクです。

 内藤忍氏が「米国不動産は買い」などと発言されていますが、
http://www.shinoby.net/2011/01/ny.html
それとは無関係です。それより前に購入しています。
posted by 乙 at 05:51| Comment(3) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

香港で債券の ETF を買う(4)

 以前のブログ記事
2010.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/162682688.html
の続きの話です。
 上記のブログ記事では、債券の ETF に関して「香港で(香港ドルで)買うなら 02819 ABF Hong Kong Bond Index Fund くらいしか選択肢はない」と書きました。
 そこで、HSBC 香港で、さっそく購入申し込みをしたのですが、約定までの期間が最長で1週間程度しかなく、なかなか買えませんでした。
 流動性がないというのは、こういうことなんだと実感しました。
 Ask と Bid で価格にかなりの差があって、適切な価格付けがむずかしいのです。たくさん取引されていれば、だいたい、収まるところに収まるのですが、少量の取引しかないと、とんでもないところで約定することがあるかもしれないので、成り行きの注文などは恐くてできません。
 ま、それはともかく、1ヵ月ほどして、ようやく買えました。
 この間に数回買い注文を出しました。そのたびに、0.1 HKD ずつ指し値を上げていきました。
 こういうのも、今後じっと保有していくことにしましょう。
 売るときも、なかなか売れずに、苦労するだろうと思います。
ラベル:香港 債券 ETF
posted by 乙 at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

日本でさまざまな ETF に投資可能に

 乙は水瀬さんのサイト
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1526.html
で知ったのですが、日興アセットマネジメントが、アメリカ・中国・インドの株式の ETF を日本市場に上場するとのことです。
http://www.nikkoam.com/files/lists/release/101005_j.pdf
 これはなかなかインパクトがあります。
 特に、米国株の ETF です。S&P 500 指数に連動するということで、やっと本格的な投資ツールが登場したことになります。しかも、信託報酬が 0.168% という低さです。これはすばらしい。
 乙は、米国株の ETF が日本で上場するとしても、あまり期待できないと考えていました。
2010.3.4 http://otsu.seesaa.net/article/142710065.html
まあ、冷めた目で見ていたということです。
 しかし、今回はちょっと事情がちがいます。この ETF は、日本の投資環境を大きく変えるものになる可能性があります。
 10月29日上場予定ということですから、その後、どれくらい買われるものか、まずはお手並み拝見といったところでしょうか。個人投資家からある程度支持されるようであれば、参入してもいいかと思います。

 こういうものが登場するとなると、海外で投資することの意味が(一部というかかなり)なくなってきたような気がします。
ラベル:ETF 米国株 S&P 500
posted by 乙 at 05:41| Comment(3) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

香港で債券の ETF を買う(3)

 昨日の記事
http://otsu.seesaa.net/article/162456319.html
の続きです。
 香港での債券の ETF の探し方ですが、検索エンジンで「香港 債券 ETF」といれて探すのでもいいでしょう。日本語でかなりの情報が集められます。
 香港市場の銘柄一覧から 02800 以降をざっとながめるのでもいいのではないかと思います。
http://www.translink.co.jp/stock/index.html?country=HK&market=HKO&sort=code_u&istock=&page=46

 債券の ETF では、02819 ABF Hong Kong Bond Index Fund というのがあります。
http://stock.searchina.ne.jp/data/info.cgi?code=02819&market=02819
売買が少なく、流動性に問題がありそうにも思いますが、どうなんでしょうか。
 Expense rate は 0.12-0.15% と安いものです。

 もう少し投資先を広げて、八つの国・地域に投資するものもあります。
 02821 ABF Pan Asia Bond Index Fund というものです。
http://www.nikko.co.jp/stock/connect/etf/pdf/paif-20050909.pdf
http://www.abf-paif.com/hk/eng/fund_details.aspx
 ただし、こちらは USD(米ドル)による投資となり、今回の乙の方針には合いません。
 いや、これに投資するなら、わざわざ香港で購入しなくても、日本で買えます。(1349)
http://etf.gci-klug.jp/news/2009/06/08/000576.php
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1096.html
 というわけで、香港で(香港ドルで)買うなら 02819 ABF Hong Kong Bond Index Fund くらいしか選択肢はないようです。
続きを読む
posted by 乙 at 04:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

香港で債券の ETF を買う(2)

 さて、乙は HSBC 香港に香港ドルを送金しました。
2010.9.13 http://otsu.seesaa.net/article/162455930.html
 次は、具体的に、香港で買う ETF を決める番です。今までは株式に投資する ETF ばかりを購入してきましたので、債券に投資する ETF(のうち香港市場に上場していて香港ドルで購入できるもの)を探そうと思いました。
http://blog.dabu.jp/hsbc/02822/8079.html
によれば、
1)まず、下記HSBC香港のMarket Informationの画面で、
http://www.hsbc.com.hk/1/2/hk/investments/mkt-info?pwscmd=cmd_init
Stock Code Search をクリック。

2)次に、Please enter a full or partial company name :の右の空欄に
ETF と書いて、Searchボタンをクリックすると、
以下の通り、13のETFがリストアップされます。

とありますが、この方法では、ETF の名前に「ETF」が含まれるものだけがリストアップされるようです。
 この方法では、たとえば、「02800 TRACKER FUND OF HONG KONG」のような有名どころが落ちてしまいます。
 だいたい、ETF は、市場に上場しているわけですから、どこの金融機関でも全部の銘柄が扱えて当然です。どうも、この記事は変だと思います。
ラベル:香港 債券 ETF
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

香港で債券の ETF を買う(1)

 乙は外国債券に投資しています。
 外国債券が乙のポートフォリオのどれくらいを占めるのかは、以前の記事
2010.9.9 http://otsu.seesaa.net/article/161931018.html
をお読みください。
 山崎元氏
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/yamazaki/yamazaki_20091218.html
は、外国債券に投資しても日本債券と同じ期待リターンしかないから投資する意味はないことを主張していますが、乙はそうでもあるまいと感じています。
 高金利の外国債券に投資しても意味はないということは、以前から知っていましたが、
2009.4.11 http://otsu.seesaa.net/article/117253628.html
問題は、金利だけではありません。
 外国債券を購入するということは、外貨を購入していることと同じ意味があります。つまり、通貨の分散になるわけです。
 したがって、日本債券と外国債券が同じ期待リターンであっても、それは、相関係数が1ということではないのですから、通貨を分散しておくことで投資資金全体のリスクを小さくすることができるはずです。
 ただし、日本円の視点で見ると、通貨を分散させることはリスクを大きくしています。この点は要注意です。
 将来、日本でしか生活しないということであれば、日本円で投資することを考え、日本国内の債券に投資し、外国債券を除外する手もあります。しかし、海外での生活も視野に入れるならば、外国債券投資も考えておくべきでしょう。
 そんなことを考えて、乙は、外国債券にも投資することにしています。
 乙は、まず HSBC 香港に香港ドルを送金しました。
2010.9.2 http://otsu.seesaa.net/article/161277025.html
 次は、債券の ETF を探してみます。
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2010年09月03日

XTF について

 乙は、カン・チュンドさんのサイトで知りました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-1082.html
 海外の ETF について調べるときに、
http://www.xtf.co.jp/
が便利だそうです。
 以前は ETF Connect を利用していたのですが、最近はこのサイトが変わってしまい、かなり不便していましたので、今度は XTF を使おうと思っています。
ラベル:XTF ETF
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2010年06月17日

日本株とヨーロッパ株の買い増し

 最近の投資は、自分のポートフォリオを見直し、比率が下がっているものを買い増すことくらいしかやっていません。
 忙しくて、いろいろなことがおろそかになっています。そういう人間には、さまざまなことを調べつつ積極的に投資を行うなんてことは無理です。
 乙は、5月末のポートフォリオを確認した
2010.6.2 http://otsu.seesaa.net/article/151849981.html
ので、その後、日本株の ETF (1306) とヨーロッパ株の ETF (VGK) を買い増しました。
 それにしても、ユーロの下落が新聞で報じられている時期だったのに、VGK を少し安い金額で指値したら、なかなか買えず、意外な気がしました。

 また、ドル買いの注文もしてあります。88円ですが、半年以内にそこまでの円高になることもありそうに思います。
 為替はときおり大きくぶれるので、普段からやや円高のケースを想定して、指値でドル買いの注文をしておくのがいいと思っています。ドルが買えなければ買えないで、半年待ってみるだけですし、買えたら買えたで、ドルによる ETF 投資をすればいいということです。
posted by 乙 at 05:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月04日

米ブラックロックが日本で上場投信強化

 3月2日の日経新聞に出ていた記事です。
 資産運用世界最大の米ブラックロックが日本で ETF を強化するというのです。iシェアーズのブランドは有名ですから、期待できる話です。
 水瀬さんのブログで記事の一部が読めます。
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1324.html
 いくつかのブログで、これについてコメントしています。
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1321339.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/ishares-a2ad.html
 しかし、乙は、あまり期待できないような気がしています。
 もちろん、たくさんの(多種類の)ETF が日本市場に上場されることは望ましいことです。問題はその後です。はたして、それらの ETF が投資家に信頼されて、純資産残高が順調に増えていくでしょうか。増えていくならば、それはその ETF が長期的に運営されることにつながり、望ましいことだし、うれしいことなのですが、そうはならないような気もします。
 そう思う理由は、日本ではインデックス投資が一般化していないことです。インデックスファンドはさほど売れているようにも思えません。多くの人は証券会社の営業マンが勧める投信を購入しているのではないでしょうか。さらには、海外投資も一般化していないように思います。ここでいう海外投資は「海外に対する投資」の意味です。日本株や日本債券を中心に考える投資家は相変わらず多そうです。
 さらに、世界の僻地・日本で上場しても、その売買時間帯が世界の中心・アメリカの証券市場の売買時間帯とずれているため、変な価格が付いたり、業者の裁定が起こるとしても、そのサヤ幅が比較的大きい(その分、投資家が損をする)というようなことがあるのではないでしょうか。さらには、二重課税問題
2010.1.9 http://otsu.seesaa.net/article/137793414.html
なども悪影響があるかもしれません。
 こんな状況だと、せっかくブラックロックが乗り出そうとしても、結果的に投資家からの支持を集めることができず、つまりは長期的に継続できず、中途償還されてしまうというようなことにもなりかねません。
 乙は、そんなわけで、期待する面がある一方では、ホントにうまくいくのかと懐疑的な面も持っています。

 では、どうするべきか。
 答えはそれぞれの投資家が自分で考えなければなりません。日本市場に上場する ETF がいいと思う人はそれに投資すればいいですし、そうでない人は別の手段で投資すればいいだけの話です。

参考記事:
2009.11.20 NY株と連動 投資信託東証へ上場
  http://otsu.seesaa.net/article/133403451.html
posted by 乙 at 06:10| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

VGK が買えませんでした。

 乙は、ずいぶん前に、VGK という ETF を買おうと思って、Interactive Brokers に注文を出しておきました。
 しかし、Good Til Canceled という注文をしても、約半年経って約定しなければ、キャンセルされてしまいます。
 その連絡メールがきました。(一部伏せ字にしておきます。)
Order cancellation(s)

Dear Trader,

The purpose of this notice is to inform you that IB has canceled one or more open Good-Til-Canceled (GTC) order(s) for your account U******.

The order(s) in question are as follows:
SYMBOL ; QUANTITY ; PRICE ; REASON CODE ; ORDER DETAILS ;
VGK ; **** ; 46.5 ; CORPACT ; LMT ;

If you wish to re-establish your GTC order on an ex-distribution basis, you may enter it anytime after 1 hour prior to the next trading session.

Interactive Brokers Customer Service

 このときは、46.5 ドルで買おうとしたんですね。今は、50 ドルを越えていますから、買えるはずはないのですが。
 ともあれ、さらにヨーロッパ株を買う場合は、再度注文すればいいということです。
 乙は、最近、仕事が忙しくて、なかなか投資関連の行動ができずに困っています。
posted by 乙 at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月18日

iShares MSCI EMU Index Fund (EZU) の運用報告書を読む

 乙は、iShares MSCI EMU Index Fund (EZU) という ETF を購入しています。
2007.6.4 http://otsu.seesaa.net/article/43802021.html
 いつも、郵便で運用報告書を送ってくるのですが、めんどうに感じて、あまりまじめに読んでいませんでした。
 しかし、せっかくなので、ちょっと目を通してみることにしましょう。
 少し前に送ってきたのは、2009 Annual Report to Shareholders というもので、2009.8.31 付けのものです。
 ネットでは、
http://us.ishares.com/content/stream.jsp?url=/content/repository/material/annual_report/msci_europe_ar.pdf&mimeType=application/pdf
で見ることができます。
 なお、最近、目論見書も改訂されたようです。
http://us.ishares.com/content/stream.jsp?url=/content/repository/material/prospectus/ezu_prospectus.pdf&mimeType=application/pdf
 乙のところにメールで連絡がありました。
 運用報告書は、英語で132ページにわたって書かれているので、ちょっと読む気が起こりませんが、いくつかのヨーロッパのファンドを一緒にして書いているのでこうなっているだけで、EZU だけを取り出して読む分には、大したことはありません。
 p.7 では、市場概況と運用状況が説明されますが、失業率がどうたらこうたら書いてあったりする程度で、あまりおもしろくありません。でも、リターンがマイナスのときは、(19.02)% などと書くのですね。乙はこんなことも知りませんでした。しかし、以下では(日本式に)「-」を付けて表すことにしましょう。
 p.8 では、具体的な運用結果が数字(とグラフ)で示されます。1年間だと、NAV が -19.05%、MARKET が -18.31%、INDEX が -19.02% となっています。それぞれがどういう意味かは、グラフの下の小さい活字で説明されています。NAV が正味価値に基づくもので、MARKET が市場価値(ETF なので、市場で売買され、正味とは別の価格になる)に基づくものです。これらは配当金を再投資した場合として計算されていると書いてあります。インデックスは配当金を含まないものです。p.8 の上のほうに、5年間の成績、および設定日からの(約10年の)成績が出ていますが、INDEX が一番成績がいいのに対して、MARKET および NAV はそれを下回っています。とはいえ、まあごくわずかなので、乖離率として心配するほどのことはありません。それでも、設定日以来のところを見ると、インデックスよりも毎年平均 0.3% ほど悪くなっています。信託報酬がかかるとしても、株式の配当が受け取れるのにマイナスになっているというのはコストがそれだけ高いということの現れのように思います。
 p.63 は、バランスシートです。乙はこういうことに関しては素人ですから、英語の読み方が間違っているかもしれませんので、ご注意ください。
 まず、Total cost of investments ですが、投資した資金総額ということで、$1,061,056,680 です。前期末の数字でしょうか。
 Total fair value of investments は現在額です。$746,349,173 しかありません。その下の欄の細かい数字を合わせて、Total Assets(全資産現在額)として $750,386,364 です。
 一方、負債(LIABILITIES)は、保険や投資顧問料などで $9,116,474 ありますから、正味資産(NET ASSETS)は、$741,269,890 です。
 Paid-in capital は、投資家から払い込まれた資金総額です。$1,171,792,947 です。Total cost of investments の $1,061,056,680 とずれています。その差は、よくわかりません。
 11億7千万ドル集めて、10億6千万ドル投資して、現在の資産が7億4千万ドルしかないわけですから、その差額(3億2千万ドル)は株価が下落したことと、資金が逃げ出したことで説明されるのだろうと思います。
 株価の下落はほぼ「Net unrealized depreciation on investment」などに該当します。株を売却すれば損失が確定しますが、売却しなければ損失にはなりません。一方、信託報酬などは、すでに運用会社に取られてしまっていますから、その他のコストと合わせて「Accumulated net realized loss」になるのではないでしょうか。
 Accumulated net realized loss は -$118,992,008 と書いてあります。これについては、乙は次のようなことかなと思いましたが、間違っているかもしれません。気がついた方がいらしたらご指摘ください。Accumulated net realized loss は現在までの総コストを通算したものではないかと思います。NAV $741,269,890 を基準に考えると、約16%に該当します。運用年数9.4年で割ると、1年あたり 1.7% となります。投資家の投資した資金総額 $1,171,792,947 を基準にすると、約10%に該当します。運用年数9.4年で割ると、1年あたり 1.08% となります。
 費用については、p.66 の Statements of Operations に書いてあります。投資顧問料 $3,909,074 と 外国税 $31,782 の合わせて $3,940,856 です。投資顧問料は、NAV の 0.53% に該当し、予定されている信託報酬にほぼ該当します。
 今回の運用報告書を読んでいて、何よりも、乙が驚いたのは、p.77 です。そこに過去5年分の推移が書いてあります。資産総額を見てみると、次のようになっています。(千ドル単位です。)
2005.8.31 $547,284
2006.8.31 $1,794,921
2007.8.31 $2,971,565
2008.8.31 $1,291,808
2009.8.31 $741,270
 つまり、2007.8.31 の段階で資金量がピークを付け、その後、大半の資金は逃げ出したということです。この期間で、Net asset value はこんなに大きく変動していませんから、解約が多かったということです。
 ETF は長期保有のツールとして使うのもいいですが、現実的には、かなり短期的に売買されているようです。皆さん、相場を読むのに慣れているものですねえ。ちゃんと株価が下がる前に逃げ出しているのですから。
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2010年01月17日

ETF のコストについて

 中田たろうさんが、ETFの「その他費用」について重要な指摘をしています。
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-582.html
 日本の ETF は信託報酬が明示されていますが、これは「委託者報酬」と「受託者報酬」の合計だけで、「その他の費用」が含まれていないというわけです。それを含めれば、0.11% 程度の報酬が 0.15% 程度になると試算しています。
 一方、海外 ETF では、expense ratio といいますが、これには「その他の費用」が含まれるというのです。(したがって、確定値ではなく、見積額だというわけです。)
 これを聞いて、乙は驚きました。
 日本の ETF の不透明さは一体何なんだろうということです。投資する側の視点では、たとえ確定値ではなくとも、コストの全体をざっと知りたいのがホンネでしょう。そして、インデックス運用をするなら「その他の費用」も、概算できるはずです。一方、アクティブ運用では、どのくらい売買するかがわかりませんので、見積額と実績が大きくずれることがあり得ます。ETF は、もともとインデックス運用を想定して用意された枠組みです。ということは海外 ETF の方式のほうが望ましいということになります。
 これだけで海外の ETF がいいとは即断できませんが、こういう「裏事情」を知ると、日本の ETF には投資する気が起こらなくなりますね。
 こういう事情を知ったあとでは、いっそのこと日本株の投資も海外 ETF で行いましょうかね。

 そういえば、日本では、普通の投資信託の類も、単に信託報酬以外にさまざまな「見えないコスト」がかかるわけで、運用報告書を見るとそれがわかるようになっています。今回の話と並行しているのでしょう。アメリカの mutual fund はどうなのでしょうか。乙は投資していないので、わかりませんが。
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2010年01月06日

日興アセットが複数国の ETF を上場へ

 日経新聞1月5日7面に出ていた記事です。「複数国の株価指数連動 日興アセットが上場投信」という見出しです。
 日興アセットマネジメントは今月下旬、先進国と新興国の株価指数にそれぞれ連動する上場投資信託(ETF)2本を設定する。複数国の株式に連動するETFは国内初。運用会社に払う信託報酬はどちらも 0.26% で、海外市場に上場する同種の ETF と比べて低く設定した。
 設定するのは米国や英国など、日本を除く22カ国の株価指数「MSCIコクサイ」とブラジルや中国、インドなどの新興国22カ国の株価指数「MSCIエマージング」にそれぞれ連動するETF。【後略】

 乙は驚きました。
 日本の市場では、こんなものさえなかなか上場できないのではないかと予想していたからです。
 信託報酬 0.26% は、かなり安い方です。「バンガード・エマージング・マーケットETF(VWO)」の 0.27% よりも安いということに驚きます。「iShares MSCI Kokusai Index Fund (TOK)」の 0.25% にわずかに負けますが、このくらいは誤差の範囲でしょう。
 問題は、日本市場に上場して、果たしてどこまで運用総額が伸びるのかです。これがすなわち流動性の確保につながります。
 アメリカ市場では、十分な大きさの ETF がいくつも上場されていますが、日本でもそうなるのかどうか、楽しみなような怖いような複雑な気分です。
 日経の記事では、いつ設定されるのか、書いてありませんでしたから、5日の午前中に日興アセットマネジメントに電話して、コールセンターの人と話してみました。いつになるか、まだ公表できる段階ではないということで、1ヵ月かもしれないし、数ヶ月かもしれないというようなあいまいな返事でした。
 その後、東証からのニュースに掲載されたことがわかりました。
http://www.tse.or.jp/news/201001/100105_a.html
日興アセットマネジメントからもニュースが出されています。
http://www.nikkoam.com/files/lists/release/100105_j.pdf
だったら、電話の段階でもそれらしく言ってくれてもいいのに、……。

関連記事:
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1276.html
http://fund.jugem.jp/?eid=1250
http://blog.goo.ne.jp/m-takekawa/e/4f220034241992da7ad82cd78d63651d
http://kaeru.orio.jp/blog/2010/01/etf_21.html
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-857.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/mscimscietf-bad.html
http://renny.jugem.jp/?eid=1315
http://blog.livedoor.jp/tsurao/archives/1272874.html
posted by 乙 at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月20日

NY株と連動 投資信託東証へ上場

 19日の朝、テレビを何とはなしに(クルマの運転中だったので)聞いていたら、NHK のニュースで、ニューヨーク株に連動する投資信託が東証に上場するという話をやっていました。
 その語、検索してみると、確かに NHK のサイトに掲載されています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013879751000.html
 さっそくいくつかのブログで取り上げられていました。
http://renny.jugem.jp/?eid=1247
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1238.html
http://fund.jugem.jp/?eid=1234
http://pension.blog88.fc2.com/blog-entry-372.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-cb5b.html
 NHK の記事でも、「19日に東証の承認を受けて来月10日に上場される予定」としていますので、20日くらいからあちこちで話題になるのでしょう。
 東証からはニュースの形で公表されています。
http://www.tse.or.jp/news/200911/091119_a.html
 さて、「「ダウ・ジョーンズ工業株30種平均」に連動する投資信託」とは、何でしょう。
 乙が購入した DIAMONDS TRUST SERIES I (DIA)
2007.6.8 http://otsu.seesaa.net/article/44165419.html
のことでしょうか。
 いいえ、それとは別物のようです。
 では、購入するべきか、否か。
 かなり迷いますが、今は買うまでもないように思います。いくつか問題点を感じます。
 第1に、上場されたあとで、実績がどうであるかという問題です。あまりに取引量が少なければ、上場廃止にもなりかねませんし、指数との乖離も大きくなりそうで、ETF らしくなくなってしまう可能性があります。そのあたりは、上場後しばらくようすを見てみなければなりません。
 第2に、東証での(前場・後場の)取引時間とニューヨーク証券取引所での取引時間の差の問題です。ダウ・ジョーンズ工業株30種は、すべてニューヨークで取引されるのが基本です。すると、ニューヨークがクローズしてから東証がオープンしても、理論的には取引時間帯には ETF の価格が変動しません。実際は、人気やら各種事件やら何やらである程度価格が変動すると思いますが、そのような価格変動は本来あってはいけないはずのものです。(これを利用した裁定取引が行われる可能性もあります。)東証がクローズしてからニューヨークがオープンし、株価の変動が起こることになります。そんなことを考えると、ニューヨーク株の ETF が東証に上場というのは、ETF らしくないともいえます。
 第3に、信託報酬が高いことです。0.6075% は高いですね。DIA は 0.18% です。これが世界標準です。
 一方、今までのアメリカ株の ETF と比べると、いろいろなメリットがあります。何といっても、東証で日本円で売買できるというのは日本の投資家にとってメリットでしょう。ドル/円の為替レートの影響はあるにせよ、今まで高い手数料を払ってドルに両替し、購入時にも割高の手数料を払っていた人にとっては、朗報になります。しかし、乙の場合、アメリカの証券会社に口座を開設して、ドルで ETF を売買しているので、特に日本円で購入したいということはありません。
 しばらくようすをみることにします。
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2009年11月07日

売買手数料がゼロの ETF

 乙は、カン・チュンドさんのブログで知りました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-802.html
 アメリカでは、売買手数料がゼロの ETF が登場したとのことです。
 これは、販売会社と運用会社が一体化することで初めて可能になる戦略です。なるほど、アメリカは進んでいますね。
 では、チャールズ・シュワブに口座を開設するべきか。
 それでもいいと思いますが、めんどうなのと、送金手数料がかなりかかりそうなのとを勘案すると、普通の人にとってはあまりメリットがないかもしれません。多額の資産運用をしている人は、可能性がありますので、検討してもよさそうです。あ、外国に居住する人間が口座開設が可能かどうか、確認していません。
 日本では、直販方式の投資信託もボツボツ出てきましたが、まだ少数です。さわかみ投信はかなりの資金を集めていますが、それ以外はまだ何ともいえない状態でしょうか。これでは、「インデックス・ファンドの直販」が始まるのはまだまだ先の話になりそうです。
 いや、しかし、投資家教育が進めば、意外と早くこんな投資信託(ETF)が実現するかもしれません。少なくとも、目指すべき方向はこちらでしょう。
 楽しみです。
 とはいいながら、一方では、日本ではなかなか実現しないだろうと予想しています。市場規模の問題、投資家層の厚みの問題、投資教育の普及の程度などで、日米の差はかなりあると感じています。
ラベル:ETF 売買手数料
posted by 乙 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月01日

ETF Connect が使えなくなりました

 乙は、海外の各種の ETF の現状を知るために、ETF Connect を利用してきました。
 しかし、最近、サイトの運営方針が変わって、ETF 関連情報が見られなくなってしまいました。サイト自体も CEF Connect
http://www.cefconnect.com/
になっています。
 さて、サイトを見ると、ETF のことを調べるなら、MarketWatch, Morningstar, MSN Money を見るとよいと書いてあります。
 三つとも見てみると、MSN Money がややわかりにくい気がしました。
 そして、一発で得られる情報量では、MarketWatch よりも Morningstar
http://www.morningstar.com/
がいいかなと思いました。
 今後は、ETF Connect の代わりに、Morningstar をブラウザのお気に入りに登録しておきます。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

Firstrade で ETF・EFA を追加購入

 乙は、Firstrade でも ETF を買っています。
2008.5.8 http://otsu.seesaa.net/article/96006015.html
 購入したものは、基本的に放っておいてあります。
 前回、ETF の分配金が貯まったので、これを使って ETF を追加購入したのが1年前でした。
 その後、約1年経って、また分配金が貯まってきました。
 そこで、5月21日に ETF・EFA の買い注文を出しました。指し値にしましたが、例によって、やや低めの金額を指定しました。
 最近になって、約定したという連絡がありました。
 振り返ってみると、買い注文してから1ヵ月が経過していました。
 日本の証券会社で、指値注文が1ヵ月(以上)有効なところがあるのでしょうか。
 たいていは、1〜2週間程度ではないかと思います。じっと待っているためには、1ヵ月くらいは当たり前で、数ヶ月ないし1年でもいいかもしれません。こういうのは証券会社側で判断するべきものではなく、投資家側で判断すればいいものです。
 そういえば、乙は、Interactive Brokers で昨年12月に1ドル86円でドルの買い注文を出していました。
2009.1.30 http://otsu.seesaa.net/article/113383939.html
未だにこの注文は有効です。まあ、最近の情勢では86円までの円高にはなりそうにありませんが、しかし、こういう注文が「GTC」(=Good Till Cancel)でできるという点がありがたいと思います。半年も経って、まだ注文中です。
ラベル:Firstrade EFA
posted by 乙 at 02:43| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

米国株のショートETF

 日経新聞6月11日の13面「個人投資家はいま」Aの中に、ちょっと気になる記載がありました。
 CFD(差金決済取引)大手のひまわり証券には昨年秋、株価指数が下落すると価格が上がる米国上場の「ショートETF」という特殊な商品に個人の買い注文が入った。同社の CFD 担当の黒田真人氏は「空売り規制と資金流出でヘッジファンドなどプロでさえ苦戦するなか、規制の死角を突いた」と巧みな手腕に舌を巻く。

 この記事に関連して、乙は、いくつか思うところがあります。
 第1に、米国で株の空売り規制が行われたということは、米国政府公認で株価が下がるということです。普段、株価が上がるか下がるかはわからないわけですが、下がる確率がほぼ 100% になるということで、これは大儲けのチャンスだということです。
 今後、こんなことがまたあるとは思えないですが、もしもそうなったら、米国株の ETF は全部売ってしまい、ショート ETF を全力で買えばいいということです。
 2008 年秋の段階で、ショート ETF については知っていたのですが、
2008.7.25 http://otsu.seesaa.net/article/103541167.html
乙は手を出しませんでした。これは結果的に最大のチャンスを逸したことになりました。
 普段はインデックス投資を基本に置きつつも、チャンス到来のときは素早く動かなければなりません。これからも何があるかわかりませんから、気をつけておきたいと思います。
 第2に、今や米国株の空売り規制は意味をなさなくなっているということです。空売り規制があっても、ショート ETF は存在し続けたので、結果的に空売りと同じことが可能になっているわけです。つまり、米国株の空売り規制は無意味なのです。
 第3に、実際にこの戦略をとった個人投資家が多かったということです。普段は、ショート ETF なんてマイナーな金融商品だと思いますが、事前にこういう ETF があるということを知っていなければ、行動には移せません。日本の個人投資家の知識はあなどれません。

 こんなことがあったので、ETF がますますメジャーな商品になっていくのでしょうね。最近は ETF の売買がいよいよ盛んになっているとのことです。
2009.1.8 http://otsu.seesaa.net/article/112307549.html
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2009年06月09日

MAXIS トピックス上場投信(1348)

 三菱UFJ投信が東証に上場した低コスト ETF が「MAXIS トピックス上場投信(1348)」です。
2009.4.21 http://otsu.seesaa.net/article/117841331.html
 どんな具合か、ちょっとのぞいてみました。
 さすがに取引は閑散としていました。
 「TOPIX 連動型上場投資信託(1306)」だと、1日で 300 万株くらいの取引があるわけですが、こちらは 2000 株以下。あまりにも少ないので、これで適正な価格が付くのかどうか、心配になってしまいます。
 とはいえ、ちょっとだけ買い注文を出してみたところ、約定しました。
 これまたしばらくはほったらかしにするつもりです。

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2009年05月25日

2009 Annual Report to Shareholders iSHARES BOND FUNDS

 乙のところに Interactive Brokers から運用報告書が送られてきました。
 最近は忙しくて、こういうのを封筒から出すのさえめんどうに感じています。
 4通の郵便を全部開封して、中身を出してみると、4冊とも 2009 Annual Report to Shareholders iSHARES BOND FUNDS ということで、同じでした。
 いろいろな BOND に関わる ETF を購入しているので、それぞれに対して1冊ずつ送ってくるわけです。
 大変なことですが、しかし、4冊をまとめて1冊とすると、そのほうがもっと大変かもしれません。数百のオーダーならば手作業で同じ人を見つけてもいいでしょうが、数万〜数百万(そもそも何人いるのでしょう?)ともなると、そんなめんどうなことはしていられません。それに、それぞれの ETF ごとに必要な手数料は徴収しているわけですから、4冊送るほうが理にかなっています。
 そんなわけで、乙の郵便箱にはさらに多くの郵便が届くことになるのです。
 こんなことで、金融商品多数に分散投資すると、かえってめんどうになるということも実感できました。
 分散投資が可能な ETF 少数に集中的に投資するのが一番いいようです。
 報告書の中に綴じ込んだ紙では、iShares Lehman ○○○ Bond Fund が iShares Barclays ○○○ Bond Fund に名前が変わったと明記してありました。指数のほうも Lehman Brothers ○○○ が Barclays Capital ○○○ になりました。今回の金融危機の名残です。
 報告書は、13種類の債券ファンドをまとめたもので、112 ページほどのものですが、長くて、読む気が起こりません。まあ、ETF の場合は、ざっと眺めて、指数と大きな違いがなければそれでよしということで、あまり入念にチェックしてもしかたがないと思います。読んでもおもしろくないけれど、それがインデックス投資ということでしょう。自分の時間を使わなくて済むと考えるといいと思います。

ラベル:iSHARES BOND FUNDS
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2009年05月04日

日本株の ETF を買い増す

 最近の日本株の価格の変動は不気味です。驚くほど下がったり、何の理由もなさそうなのに、上がったりしています。
 こういう不透明な状況ではありますが、乙は12月ころからここのところ日本株の ETF を買い増しています。
 特に理由はありません。ポートフォリオを計算してみると、日本株の割合が下がっていたので、もう少し上げようと考えただけのことです。
 以前のブログ記事で「日本株 ETF への投資」を増やそうと考えていることを述べました。
2008.11.23 http://otsu.seesaa.net/article/110062137.html
それを実行に移しているだけです。
 淡々と「買い」です。

ラベル:日本株 ETF
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2009年04月21日

三菱UFJ投信、低コストETF 信託報酬0.08%、5月上場

 日経新聞4月17日朝刊で見かけた記事です。NIKKEI NET でも見ることができます。
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?id=AS2C1600W+16042009
 乙も、TOPIX 連動型の ETF を購入していますが、手数料が最安の ETF が登場したことになります。
 TOPIX に連動する ETF であれば、運用成績はそんなに違わないはずですから、あとは単にコストの問題だけになります。
 というわけで、要注目です。
 ただし、信託報酬の差はわずかなものですから、いままでの 1306 からわざわざ乗り換えるほどのことはないように思います。

 さて、今まですでに保有している ETF を買い増すことと、新しい ETF を買うことで、どんな違いがあるでしょうか。
 乙の場合は、かなりあります。
 最近、損切りを承知の上でファンドを解約したのですが、そういうマイナスが響いています。
 そこで、もしも ETF を購入して、それが3年以内に値上がりしたら(ホントにそうなるかどうかはわかりませんが、可能性は大きいでしょう)、一度売却して儲けを確定させ、ファンドの損失を穴埋めしようと思います。損失を次年度以降に繰り越しておけば、売却時にプラスになっている場合、相互に通算することができますから所得税が安くなります。利益確定したら、再度同じものを購入します。
 一方、すでに保有する ETF を買い増すと、購入単価が少し下がるだけですから、これから ETF 価格が上昇して売却となる場合も、利益はあまり大きくなく(この ETF の過去の損失が大きいからです)、過去のファンドの損失と相殺しきれないことになります。
 こんなことで、いくつかの種類の ETF があることは、単に信託報酬だけの問題ではなく、別の意味がある場合もあるのです。
 個人投資家のためだけにこういう ETF が組成されたというだけではありません。村田雅志氏は
http://www.gci-klug.jp/klugview/2009/04/17/005171.php
で「三菱UFJ投信がTOPIX連動型ETFのターゲットとしているのは、個人投資家ではなく政府のように思われます。」という解釈を示しています。おもしろい考え方です。経済危機対策として政府が買おうとしている50兆円分の ETF がターゲットだというわけですね。これが本当だとしたら、ここまで考えて新しい ETF を上場させようとする三菱UFJ投信はめざとい(純粋なほめ言葉です)ということです。

他の方の記事から:
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-1050.html
http://tousiunnyounikki.blog90.fc2.com/blog-entry-221.html
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/600/
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10244271968.html
http://mominilog.blog74.fc2.com/blog-entry-1043.html

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2009年03月16日

オーストラリアに上場している ETF

 カン・チュンドさんのブログで、オーストラリアに iShares の ETF が上場していることを知りました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-639.html
 オーストラリアは日本とあまり時差がない国です。
 では、なぜオーストラリアで欧米の株式などに投資する ETF が上場しているのでしょうか。
 香港の ETF
2009.3.15 http://otsu.seesaa.net/article/115670077.html
のところで書いたことと関連しますが、何といっても、英語の力が大きいでしょう。元々大英連邦の一角ですから、英語は普通に通じます。イギリスやアメリカからの移民も多い国です。
 アメリカで上場している ETF に関していえば、説明資料はそのままで、単にオーストラリアに上場すればいいのです。
 となると、日本で欧米の株に投資する ETF が上場しないのは、「時差」よりも「言語問題」(ないし日本政府の方針や規制)ということになりそうです。
 ここが日本の投資環境に関して乙が一番不満を覚えるところなのです。
 海外投資を心がける一つの理由は、まさにこれです。
 日本を脱出しないと、世界から取り残されるように思うのです。

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2009年03月15日

香港に上場している ETF

 以前、乙は、海外(欧米)の ETF はなかなか日本市場に上場されないだろうという見通しを述べました。
2009.2.28 http://otsu.seesaa.net/article/114926124.html
 しかし、香港では、さまざまな ETF が上場されています。
 日本では、ユナイテッドワールド証券経由で、香港の ETF に投資できます。
 香港に上場している ETF 一覧は、ユナイテッドワールド証券の以下のページで見ることができます。
http://www.uwg.co.jp/ad/etf/etf.html
 中国を中心としてアジア系の ETF が多いわけですが、中にはアメリカ株もあります。「リクソーETF FTSE RAFI US 1000」(02803)と「リクソーETF ナスダック 100」(02826)です。
 これらは、香港で上場していて、日本で上場していないのです。なぜでしょうか。
 リクソー社にとっては、香港のほうが日本よりも市場として好ましいと判断しているということです。香港は、歴史的な事情により英語が広く使われていること、地域の目標の一つとして投資立国を考えていて、税金も安く、多くの人にとって経済活動がしやすいことなどが理由なのではないでしょうか。
 こういう現状を見ると、「日本は遅れているなあ」ということになります。
 日本は、政治的に何とかしないと、地盤沈下が進み、世界から取り残されるのではないでしょうか。まあ、今の政治家を見ていると、とうてい無理なようにしか見えませんが……。

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ラベル:ETF 香港
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2009年03月06日

アメリカ市場でアジア株の ETF が存在するのはなぜか

 先日の記事で、日本市場に欧米の ETF が上場する可能性は低いということを述べました。
2009.2.28 http://otsu.seesaa.net/article/114926124.html
 では、なぜ、アメリカ市場にアジア株の ETF(日本、中国、香港……)が上場しているのでしょうか。時差があるという条件は日本の場合と同じです。
 これは、アメリカ市場規模の大きさ(運用資金の厚み)、ヘッジファンドも含めた機関投資家の存在(投資家の厚み)、ドルという世界の基軸通貨で運用できること(ドルへの信頼)、英語という世界共通語で取引ができることなどが理由でしょう。今や、世界の投資家がアメリカで運用しようとしているのです。
 つまり、アメリカ市場にアジア株の ETF を上場した場合、それが大量に取引され、適切な値付けがなされる(可能性が大きい)のですね。
 アメリカには ADR という仕組みがあって、世界中の様々な企業がアメリカに株式を上場することができます。それを利用した ETF として、例えば、ADRE
2007.3.18 http://otsu.seesaa.net/article/36239471.html
などという新興国株の ETF もあります。市場が大きくなれば、こんなこともできるのです。
 日本市場も、こんな形になれば、世界の ETF が上場できるのですが、日本語というローカル言語を使い、小さな(!)株式市場でチマチマと取引しているのでは、世界から相手にされる可能性は低いのではないでしょうか。税金も高く、金融市場に関する日本政府の規制も強く、自由度がない市場には、魅力がありません。たとえば、外国企業が(ETF でも同様ですが)日本で上場する場合、かなりの量の日本語による説明文書を作成する必要があると思いますが、外国企業にとっては、これは相当な負担です。
 日本には、金融立国で(も)食っていこうなどというビジョンすらありません。このままだと、香港やシンガポールに負けるのは当然です。

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2009年02月28日

海外 ETF の国内上場はあるか?

 乙は、海外の ETF に投資しています。
 日本でも、楽天証券や SBI 証券で海外 ETF の取り扱いがあるので、これを利用している個人投資家もたくさんいらっしゃるようです。そして、個人投資家から、アメリカで上場している ETF をそのまま(たとえば)東証に上場して、ETF の品ぞろえを拡充してほしいという声が根強くあるようです。
 乙は、そんなことが可能なのだろうかとかなり疑問に思っており、したがって、海外 ETF を直接購入するようなことをしています。アメリカに上場しているものはアメリカで買い、香港に上場しているものは香港で買うといった具合です。
 では、なぜ日本での ETF の上場がむずかしいのでしょうか。
 それは、ETF の取引形態そのものが理由です。市場に上場することで、株式と同じようにリアルタイムで売買できるようになっているのが ETF の特徴です。だから SPY や QQQQ のようなアメリカ株の ETF は、アメリカで上場していることに意味があるのです。個別株の売買によってそれぞれの価格が決まり、それに基づいて株価指数が計算されるものです。だから、ETF の価格が「本来の価格」よりもはずれてくれば、当然機関投資家などの裁定取引が起こります。したがって、ETF の価格は「本来の価格」とあまり乖離しないようになるわけです。つまり、アメリカ株の ETF は、アメリカの株式市場が開いている時間帯に売買できる必要があるわけです。
 日本は、アメリカとは時差があります。となると、日本でアメリカ株の ETF が上場された場合、正しい値付けができない場合が起こりえます。だって、地球の裏側にある小さな(!)国の株式市場で、微々たる取引をやっていても、そんなことはアメリカの機関投資家から見ればほとんど何の意味もないことで、わざわざ日本市場に参入するなんて考えられません。機関投資家が参入しない市場で、個人投資家がいろいろ右往左往しても、まともな取引にはなりません。
 「時差」は、どうしようもない地球的事実です。時差がある限り、海外(欧米)の ETF を日本で上場することはむずかしいと思います。
 可能性はゼロではありません。世界の企業が日本の株式市場に上場し、日本の株式市場の時価総額がアメリカのそれを何倍も上回って、世界の資金が日本に流れ込むことになれば(そんなことはまずあり得ませんが)、アメリカが世界の僻地であり、日本こそが世界の中心になるというわけです。こうなれば(そんなことはまずあり得ませんが)、各種 ETF の上場も夢ではなくなります。
 あるいは、日本で株の取引が24時間可能になれば(そんなこともまずないでしょうが)深夜の時間帯(アメリカでの日中の時間帯)に ETF の取引が活発化することもあるかもしれません。
 いずれも、今の政府のやり方を見る限りでは実現の可能性はごくわずかで、まあ 100 年くらいはかかるでしょう。それでも実現できないかもしれません。「百年河清を待つ」という心境です。

 そんなわけで、乙は、日本の株式の取引市場に海外 ETF が上場されるという甘い期待をすることはありません。
 いうまでもありませんが、日本株の ETF は、日本市場で買っています。
2006.7.13 http://otsu.seesaa.net/article/20705536.html
すべての金融商品は、現地で買うのが一番コストがかからないものです。

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2009年02月26日

S&P/Citigroup International Treasury Bond Fund (IGOV) にはたぶん投資しません。

 債券投資には ETF 経由も便利です。
2008.11.17 http://otsu.seesaa.net/article/109780336.html
世界の債券に幅広く投資するのは、ETF ならではのメリットでしょう。
 さて、最近、S&P/Citigroup International Treasury Bond Fund (IGOV) という ETF ができました。
http://us.ishares.com/product_info/fund/overview/IGOV.htm
モンチさんも記事にしています。
http://m0nch1.blog.shinobi.jp/Entry/547/
 これを買えば、アメリカ以外の全世界の国債に投資したことと同じだというわけで、ある意味で究極の ETF なのかもしれません。
 Management fees は 0.35% です。意外と高いように思います。
 各国の債券の割合を見てみましょう。トップ10は、日本 24.05%、イタリア 10.07%、ドイツ 6.81%、フランス 6.75%、イギリス 5.01%、カナダ 4.89%、オーストリア 4.88%、オランダ 4.88%、ベルギー 4.81%、ポルトガル 4.76% というわけです。
 ここで日本の割合がかなり高いことに注目しなければなりません。あとはヨーロッパ各国がいろいろ入っています。
 日本の国債に投資する場合、個人投資家としては個人向け国債という選択肢があります。これはコストも安く(普通に買えばコストもかからず)、個人としてはかなりいい選択肢でしょう。逆にいうと、わざわざアメリカで組成された IGOV という ETF を通じて日本の国債に投資する必要はないのです。
 カナダの国債に投資するのは、ちょっとむずかしいと思いますが、そんなことをしなくても、カナダはアメリカの隣国で、経済的な関係も緊密ですから、アメリカ国債に投資すれば、カナダ国債への投資は考えなくてもいいのではないかと思います。すると、IGOV に投資するよりは、その資金の 3/4 でヨーロッパの国債に投資する ETF を買い、 1/4 で日本の個人向け国債を買うほうがいいということになります。
 やはり、IGOV は、アメリカ人向けの商品で、アメリカ国債は別途投資しているという人に対して、それ以外の国債への投資が簡単にできますよといって作成された商品ということができます。
 日本人投資家としては、どんなものでしょうか。
 乙は、IGOV には、たぶん、投資しません。
 なお、IGOV とほぼ同じ性格を持つ BWX という ETF もあります。乙は、こちらを購入しましたが、
2008.3.28 http://otsu.seesaa.net/article/91298963.html
それよりは、IGOV のほうがいいかもしれません。
 と書きながら、何だか自分でも矛盾している態度だなあと感じています(笑)。少なくとも、投資方針の一貫性に欠ける態度です。

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2009年02月17日

12月に VGK を購入していた

 乙のいいかげんな性格の現れかもしれません。
 乙は12月10日にヨーロッパ株の ETF である VGK の買い注文を出していました。その後、なかなか約定しないので、12月23日に、指し値をやや上げて注文し直しました。
 その後、買えたかどうか、確認しないままに過ごしてしまいました。この間、仕事のほうが忙しくて、チェックしていられなかったということです。
 ふと気が付くと、VGK の保有単位数が大幅に増えており、これは、どこかの時点で買い注文が成立したのだとわかりました。そこで、Interactive Brokers からメールで届く Activity Statement を頼りに探していったところ、12月24日時点で約定していたことがわかりました。
 ほったらかし投資といっても、約定に気が付くまでに約2ヵ月もかかったとは、ちょっと信じがたい話です。IB では、注文は GTC
2008.12.23 http://otsu.seesaa.net/article/111580235.html
ということで、ずっと有効になったいままですから、こんな買い方もできるというわけです。
 しかし、考えてみると、これは、IB の Activity Statement がわかりにくいということも影響しているかもしれません。さまざまな情報が盛り込まれたものが届くので、売買だけに注目するとかいうことがむずかしいのです。配当(分配金)があったときとか、手数料を差し引かれるときとか、さまざまな機会に Activity Statement が届きます。いろいろな ETF を保有している場合、そういう報告が1ヵ月に10回くらい届くことになります。

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2009年01月08日

世界のETF売買代金、08年は3倍に

 日経新聞1月7日7面に出ていたニュースです。
 2008年の世界市場では、ETF の売買代金が2007年比で3倍になったというのです。
 この記事はネットでも一部が読めます。
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090107AT2C2700806012009.html
 紙メディアでは、ネット記事の先に大事なことが書いてありました。一部引用します。
 取引が急増したのが【中略】9月、10月。それぞれ前年同月比5−6倍の規模となる1兆ドルの売買があった。投資家は株式から資金を引き揚げ、取引の厚みがあってリスクの分散効果が働く ETF に資金を振り向けた。米国市場などで一時、金融株の空売りが禁止された影響で、代わりに ETF を使った損失回避の取引が膨らんだ面もある。【後略】

 一つには、個人投資家を中心に「ETF 人気」があり、特に米国市場では個別株よりも好まれるという面があるでしょう。機関投資家などは、十分な資金があるから、ETF などを使わなくても十分な分散投資ができるでしょうが、個人ではなかなかできません。その意味で ETF が人気なのもわかります。
 もう一つ、金融株の空売り禁止の影響というのも興味深いです。アメリカの金融セクターの ETF(IYF, IYG, VFH など)がありますから、それを空売りするのでしょうか。ETF の空売りができるのでしょうか。
 あるいは、UltraShort Financials ProShares (SKF)
http://www.kuratabi-invest.com/node/323
http://kabukeizainani.blogspot.com/2008/09/etf.html
http://d.hatena.ne.jp/Chakoando/20080925/1222319851
http://etfhiroba.seesaa.net/article/111298006.html
という ETF を購入すれば、金融セクターの空売りと同様の意味になりそうです。
 こんなことが ETF の売買代金の増加に結びつくのか、はなはだ疑問ですが、めざとい人がたくさんいれば、さもありなんということになります。
 まあ、乙の感触では、前者の傾向、つまり、個人投資家にとっては個別株よりも ETF が投資のツールとなりつつあるということでしょう。
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ラベル:ETF 売買代金
posted by 乙 at 07:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

日本株 ETF への投資

 11月はじめころ、乙は、日本株の ETF (1306) を購入しました。850 円でした。
 そろそろ株式投資をしてもいいかなと思いました。
 実際のところ、日本の景気が悪くなるのはこれからですが、株価の上昇は、景気の最悪のときよりはやや早めに起こるという話です。
 また、株(あるいは ETF)をうまく株価の底値で買えるか、考えてみると、乙にはまったく不可能です。日中は仕事がありますから、株価なんて確認していられません。
 ETF を、現在価格よりもちょっと安い指値で買い注文しておくことがせいぜいです。それでも、買えずに価格が上昇してしまうこともしばしば経験しています。まあ、急いで購入しなければならないわけではないので、指値で買い注文したら、じっと待っていることにしましょう。
 ETF の価格が下がってきたら、買えるわけですし、下がらずに上がっていってしまったら、そのうち、また下落するだろうと考えて、(低い指値の)買い注文を続けるわけです。
 今回も、買い注文を出してから2週間ほど待った形になりました。
 さて、その後、どうなったか。さらに下がりましたね。800 円を割り込むところまで来ました。では、これからどうするか。……さらに買い増す一手でしょう。でも、少し様子見をして、12月の投資のときに実行します。あわてて買う必要はないように思っています。
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ラベル:日本株 ETF
posted by 乙 at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月11日

VTI と VGK の追加購入

 11月になって、乙は、VTI と VGK の追加購入に踏み切りました。
 VTI はアメリカ株、VGK はヨーロッパ株に投資する ETF です。これから欧米の実質経済が悪化しそうですし、成長率も鈍りますから、株価が上昇することは期待しにくいと思います。
 しかし、今まで相当に株価が下がってきたので、ここらあたりで踏みとどまるかもしれません。オバマ次期米大統領も大規模な経済対策を行うでしょう。そんなことを考え、そろそろ株に投資してもいいかなと思いました。
 先日、乙のポートフォリオを検討して、
2008.11.5 http://otsu.seesaa.net/article/109113190.html
日米欧の株式の比率を高めるとよいと述べました。その意味からも、VTI と VGK の追加購入は望ましいと思いました。
 もちろん、日本株の ETF も(1306 ですが)買い注文を出しているのですが、なかなか買えません。
ラベル:VTi VGK
posted by 乙 at 04:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月04日

アメリカ債券の ETF は債券の値動きを反映しない?

 乙は、アメリカの債券への投資として、ゼロクーポン債
2007.1.12 http://otsu.seesaa.net/article/31260499.html
2007.1.25 http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
の他に、いくつかの ETF を利用しています。
 BND
2007.11.7 http://otsu.seesaa.net/article/65017132.html
と AGG
2008.1.21 http://otsu.seesaa.net/article/79828154.html
と TIP
2007.12.12 http://otsu.seesaa.net/article/72369888.html
の3種類です。
 債券は、金利の上下によって価格が変動するようになっています。金利が上がると債券価格が下落し、金利が下がると債券価格が上昇します。時価評価をすれば、必ずそうなります。
 さて、アメリカの金利の変化
http://www.gaitame.com/market/newyork.html
http://www.fxprime.com/service/library/interest_rates/usa.html
を見ると、2007年9月から何回も金利が下がっています。一番最近は10月29日で、-0.5% 下げて、とうとう 1% という低い水準まで来てしまいました。このように金利が下がり続ければ、債券価格は上がり続けるはずです。
 ここで、それぞれの ETF の値動きを見てみましょう。
 BND
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=176476
の share price を見ると、2008年1月をピークにして、下がり続けています。
 AGG
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=118409
も、TIP
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=121216
も値動きは同様です。
 なぜ債券 ETF の価格が下がっていくのでしょうか。
 ETF の価格は、理論的な価格とずれることがありますが、それにしても、ごくわずかなものであるはずです。いつでも裁定者がいることで、理論的な価格と大きな乖離が生まれないようになっているはずです。
 ETF の価格が下がるのは、毎月、分配金を出すからでしょうか。
 それにしても、金利は1年あたりせいぜい 5% 程度です。これを考慮しても、Share Price がどんどん下がっていく現象がなぜ起こるのか、乙には、よくわかりません。
 債券の ETF は、ポートフォリオに組み込んだ債券を途中売却をせずに、償還日までじっとホールドするものなのかもしれません。そうすると、ETF の価格は、金利の上下とは無関係になります。その場合、金利が下がると、下がった金利の債券を購入することになるので、分配金が少なくなっていくということになります。分配金を多めに出してしまえば、ETF の価格は下がります。
 金利が下がっているのに、なぜ債券 ETF は価格が下がるのかという点について、よろしければ、どなたか教えてください。
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2008年09月27日

米国 ETF の取引で数万件が取消しになる

 乙は、エルさんのブログを見て知りました。
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-798.html
 DOWJONES からの情報を ITmedia が翻訳した記事
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/25/news109.html
によると、9月19日、米国ETFが異常な価格で売買され、数万件の取引が取消しになったとのことです。
 これは非常に恐い話です。米国の株式の空売り規制の影響がこんな形で現れるのですねえ。
 ETF は、株価そのものではありませんから、本来の価格と若干離れた値付けがされる場合もしばしばあるのですが、報道された内容では、明らかに異常値でした。でも、だからといって、「前日終値よりも20%以上高いあるいは安い価格で執行されたものを無効化すると決定した。NYSE(ニューヨーク証券取引所)Arca、NASDAQ、 BATS Trading、Direct Edgeが運営する電子プラットフォームで実行された数万件の取引が「誤り」であると判断され、取り消された。」というのは、電子証券取引所の行動としてどうだったのでしょうか。
 東証のシステムダウンなどの事故では、東証に非難が集中しましたが、今回は、米国の名だたる取引所です。しかも、1箇所だけではないようです。けっこう波紋が広がるように思います。
 乙は、ETF でこんなことが起こるとは思ってもみませんでした。
 乙は、自分が売買していたわけでもないので、(じっと我慢して保有を続けていますから)被害には合いませんでしたが、これにぶつかった人もたくさんいたことでしょう。
 個人ではどうしようもないだけに、悪夢をみているような虚脱感を感じました。
posted by 乙 at 05:02| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

WisdomTree の Prospectus 2008.7.29

 乙は WisdomTree の ETF を購入しているため、しばらく前に、WisdomTree から Prospectus を郵送してきました。Prospectus というと、普通は目論見書のことですが、この書類は、実績報告書を兼ねているようで、WisdomTree が運用している各種の ETF の運用状況が一覧できるようになっていました。全部で 100 ページほどの書類です。
 この Prospectus は、ネットでも見ることができます。
http://www.wisdomtree.com/library/pdf/regulatory/WisdomTree-Domestic-Intl-Dividend-Prospectus-146.pdf
 実際は、乙が購入している WisdomTree Europe High-Yielding Equity Fund (DEW)
2007.12.27 http://otsu.seesaa.net/article/74870588.html
だけを見ればそれでいいのですが、せっかくなので、他の ETF のところも見てみました。
 p.75 では、Management Fee の一覧が載っており、Domestic Dividend Funds(アメリカ国内の ETF)では、0.28-0.38% なのですが、International Dividend Funds(アメリカ以外の ETF)では、 0.48-0.68% となっており、やはり、海外の方が何かと手数料がかかるんだということがわかります。
 それ以上に興味深かったのは、pp.95-100 の Frequency Distribution of Discounts & Premiums の一覧表でした。pp.95-96 の Domestic(アメリカ国内)のほうは、ほぼ 90% から 95% くらいが Net Asset Value から 25 Basis Point Differential のところに位置します。つまり、ほぼ、NAV のところで ETF の売買が成立しているということです。ところが、pp.97-100 の International(アメリカ以外)のほうを見ると、±25 ベーシスポイントの範囲は 30% くらいしかなく、それ以上のディスカウントあるいはプレミアムの場合がけっこう多いのです。
 ちなみに、WisdomTree Europe High-Yielding Equity Fund (DEW) のところ(p.97)を見ると、以下の通りです。(2007.4.1-2008.6.30)

ベーシス

ポイント差

市場価格がNAV以上市場価格がNAV未満
日数
日数
0-24.9
36
11.43
39
12.38
25-49.9
24
7.62
43
13.65
50-74.9
12
3.81
29
9.21
75-100.0
6
1.90
39
12.38
>100.0
8
2.54
79
25.08
合計
86
27.30
229
72.70


 というわけで、1日ごとに見ると、1%(100 BP)以上のディスカウントがあった日が 25% もあったのですね。実は、(結果的にですが)この ETF はお買い得のときが多かったというわけです。
 この 1% をどう考えるかということですが、やっぱり、お安いときに買うのがいいと思います。
 とはいえ、それをきちんと(リアルタイムに)調べるのはむずかしいですし、いろいろな ETF について、NAV を日々追いかけるなんて、そんなめんどうなことは個人投資家ではとうていできません。
 というわけで、乙は、ディスカウント(あるいはプレミアム)をあまり気にしないで買ってもいいのではないかと思っています。(甘いですかね。)
 1% のディスカウントの有無は、気になるといえば気になりますが、同様に、売るときも、これくらいの「誤差」はあり得るということです。
 アメリカで ETF に投資するときは、アメリカ国内の株や債券に投資する ETF を買うのがいいのかもしれません。
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2008年08月27日

TOPIX連動型上場投資信託の運用報告書

 乙が保有している TOPIX連動型上場投資信託の運用報告書が届きました。
 この ETF は、
http://www.nomura-am.co.jp/fund/funddetail.php?fundcd=141306
に説明があります。
 しかし、このページには、運用報告書がアップロードされていないのですね。不思議です。
 月次レポート、投資信託説明書(交付目論見書)、投資信託説明書(請求目論見書)、チャート、分配金の履歴、販売会社一覧などが見られるようになっているのに、運用報告書がネットで見られないのです。
 こういうことでいいのでしょうか。ETF (あるいはファンド)の実態を一番よく物語る資料だと思いますが、……。
 この ETF については、以前にも記事にしています。
2007.8.19 http://otsu.seesaa.net/article/51882447.html
 今期は、分配金が 1944 円出ていて、ある意味で順調なように見えますが、実はそうではありません。基準価額の下落は、それはそれでひどいもので、1年前に比べると、-26.7% です。惨憺たる成績です。しかし、まあ、市場の動向がこうなのですから、文句をいっても始まりません。
 p.4 には、100口当たりの費用の明細が書いてあります。信託報酬 197 円(投信会社 129 円、受託銀行 68 円)、保管費用 39 円で、合計額 236 円です。
 この期間での 100 口の基準価額は 15 万円くらいですから、それを基準にすれば、0.15% です。コストは安いです。
 とはいえ、この ETF の保有している株式の売買は、野村證券を経由して行われることが多く、p.4 によれば、野村證券との取引額は、買付額の 56.5%、売付額の 65.0% を占めているとのことです。ETF でも、証券会社からは切っても切れない関係にあるのですね。(株式の売買は、まあ、どこの証券会社でも大差はないと思いますが。)
 こういう大事な書類は、ぜひ、ネット内にアップロードしておいてほしいものだと思いました。
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2008年07月13日

Vanguard のファンドの運用報告書

 Firstrade から乙のところにメールがきて、

>VANGUARD FUNDS has released important information to its shareholders.
>You can view this information at the following Internet website:
>http://www.vanguard.com/funds/reports/vieisa.pdf
>http://ww3.ics.adp.com/streetlink_data/dirMC0151/saCF4A.pdf

ということでした。
 サイトにアクセスしてみると、2008年4月版で「Vanguard International Stock Index Funds Semiannual Report」が見えました。扱っているファンドは、

Vanguard European Stock Index Fund
Vanguard Pacific Stock Index Fund
Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund
Vanguard Total International Stock Index Fund
Vanguard Developed Markets Index Fund
Vanguard Institutional Developed Markets Index Fund

の6個でした。
 乙が Firstrade で購入しているのは ETF だけなので、ちと変です。
 ETF では、Vanguard Emerging Markets ETF (VWO)
2007.4.25 http://otsu.seesaa.net/article/39977369.html
と、Vanguard European ETF (VGK)
2007.4.21 http://otsu.seesaa.net/article/39528875.html
を購入しています。ということは、この ETF の運用報告書だということになります。
 名前からいって、「Vanguard Emerging Markets ETF (VWO)」は「Vanguard Emerging Markets Stock Index Fund」に、「Vanguard European ETF (VGK)」は「Vanguard European Stock Index Fund」に該当しそうです。
 さっそくサイトにアクセスしてみると、117 ページもある詳しい資料が置いてありました。
 しかし、当然ながら全部英語で書いてあって、これを読むだけでも一苦労です。日本語で書いてあるといいなあと思いつつ、そんなことのために手数料が高くなるくらいなら、がんばって英語を読むことで低い手数料で済ませようと思いました。(いかにもけちくさいですね。)
 一応プリントしましたが、さて、読む時間が取れるでしょうか。
posted by 乙 at 03:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

Firstrade で ETF・VGK を追加購入

 乙は、1年ほど前に Firstrade に口座を開設しました。
2007.3.11 http://otsu.seesaa.net/article/35688008.html
2007.3.10 http://otsu.seesaa.net/article/35599965.html
そして、ETF をいくつか買って、そのまま放っておきました。
 気が付くと、ETF から分配金が出ていて、口座に貯まっており、そろそろそれを利用して ETF を買ってもいいかなと思いました。
 計算してみれば、分配金の率は、それぞれの株の配当金程度しかないのですが、しばらく経つと、何となく貯まってくるんですね。
 1000 ドルくらい貯まると、次の ETF を買ってもいいような気がします。Firstrade の購入手数料は 6.95 ドルですから、0.7% に該当します。まあ、これくらいならいいのではないでしょうか。買わないままでいるということは、現金をそのまま寝かせておくことにつながります。今後は、まあ世界の株が上昇するのではないかと感じています。
 乙は、ETF を買うならば、VGK にしようと思っていましたから、
2008.4.27 http://otsu.seesaa.net/article/94828090.html
単純に、これを買い増ししました。
続きを読む
ラベル:Firstrade ETF VGK
posted by 乙 at 03:27| Comment(3) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

非アメリカ株の投資先

 ETF で、アメリカ以外に投資するとき、どれを買おうかと考えました。
 すでに乙が保有している銘柄
2008.3.30 http://otsu.seesaa.net/article/91545970.html
の中から選ぶことにします。
 まず、ヨーロッパだけにするか、オセアニアや極東アジアを含めるか否かという問題があります。これから新たに買い始める場合は、含める方がいいでしょう。つまり、EFA あたりがおすすめということになるでしょう。
 しかし、乙はすでに香港やシンガポールなどのいくつかのファンドを購入しており、日本はもちろん国内の証券会社経由で ETF に投資すればいいわけですから、ヨーロッパだけにするのでもいいような気がしています。ただし、この場合、オセアニア(オーストラリアとニュージーランド)への投資ができないことになります。まあ両国の時価総額がそんなに大きいわけでもないので、無視してしまってもかまわないかもしれません。
 というわけで、ヨーロッパ株限定の ETF を選ぶことにします。
 その場合、VGK あたりがいいかなと思いました。
2007.4.21 http://otsu.seesaa.net/article/39528875.html
 ユーロ諸国に限定する ETF では、イギリスという大きな国を無視することになってしまいますし、スイスも除外できないように思います。
 VGK は、イギリスやスイスを含みます。また、バンガード社が運用しますから、例によってコストは低く抑えられています。
 いろいろ考えた末、VGK を買い増していこうかという結論になりました。

ラベル:ETF 非アメリカ株
posted by 乙 at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月11日

VTI の追加購入

 乙は、これからアメリカ株はどの ETF を中心にしようかと迷っていましたが、
2008.4.1 http://otsu.seesaa.net/article/91810075.html
ジェレミー・シーゲル(2005.11)『株式投資の未来』日経BP社
2008.4.7 http://otsu.seesaa.net/article/92505039.html
を読んだところ、VTI (Vanguard Total Stock Market ETF) がいいという話でした。
 VTI については、以前、乙のブログで言及したことがありますが、
2007.5.16 http://otsu.seesaa.net/article/41928048.html
Expense ratio が非常に低いこと、ウィルシャー 5000 インデックスという非常に広い銘柄に分散投資することの二つの理由で、これをメインにしても問題は少ないと思いました。
 たとえていえば、日本株でインデックス投資をしようという場合に、日経225 と TOPIX のどちらがいいかというような問題です。単純に考えて、幅広い銘柄をカバーする方がいいと思います。
 今後とも、VTI だけに絞るかどうかは、わかりませんが、とりあえずアメリカ株の投資先として、VTI を中心にしようということです。
 4月になりましたので、そろそろ、アメリカ株の追加投資を再開してもいいころだと思いました。サブプライムローン問題もそろそろ一段落ではないかと思います。(別に根拠はありません。当てずっぽうです。)
 というわけで、先日、VTI を追加購入しました。
ラベル:ETF VTi
posted by 乙 at 05:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月10日

アメリカでの ETF の上場廃止

 乙は、カン・チュンドさんのブログにあった記事を読みました。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-459.html
アメリカの Claymore Securities が、運用を行っている37のETFのうち、11のETFを清算すると発表したそうです。
 乙は、アメリカ市場で ETF に投資しているため、他人事とは思えませんでした。
 ETF が上場廃止になると、どうなるでしょうか。上記のカンさんのブログによれば、あるときまでは普通に売却できるものの、その後は特定の証券会社経由でないと売却ができないとのことです。これは非常に不便です。また、普通に売却できるとしても、そのときの売却価格は、ETF の清算価値を基準にすれば、当然それよりも低くなるものと思われます。(だって将来性がないのですから。)いわゆるディスカウント価格ということになるでしょう。
 乙は、急に心配になりました。純資産額 500 万ドルあたりが境界線だそうです。
 自分の持っている ETF の純資産額(Net Asset Value)を調べてみることにしました。以下のようになります。純資産額が大きい順に並べました。
ETF
純資産額
SPY
$73,767,606,000
EFA
$46,326,553,000
QQQQ
$21,766,713,000
IVV
$17,901,111,000
IWM
$12,719,102,000
VTI
$10,254,820,000
IWD
$9,651,780,000
DIA
$9,284,221,000
DVY
$7,656,424,000
AGG
$6,641,093,000
VWO
$6,274,824,000
IJR
$5,115,445,000
IJH
$4,991,916,000
TIP
$4,479,424,000
EWZ
$4,434,334,000
IWN
$3,926,217,000
VGK
$3,148,345,000
IEV
$3,022,553,000
EZU
$2,971,565,000
LQD
$2,940,420,000
EWW
$1,382,810,000
PRF
$1,247,357,000
RWR
$1,236,250,000
EFV
$1,196,658,000
RWX
$1,111,226,000
ADRE
$947,957,000
VBR
$819,368,000
RSX
$800,069,000
VXF
$558,769,000
FEZ
$484,541,000
SDY
$237,035,000
FEU
$185,256,000
BWX
$180,676,000
DEW
$54,417,000
GAF
$27,452,000
VEA
-
BND
-
EMB
-
IBCI
-
IBGS
-
IBGX
-


 こうして並べてみると、最近設定されたものは純資産額がわかりませんが、それらをのぞき、全部が 500 万ドルを優に越えています。
 逆にいうと、純資産額が 500 万ドルしかないというのは、非常に取扱量が少ない場合のように思えます。
 各種 ETF の上場廃止は、あまり心配するようなことではないのかもしれません。

 もっとも、今後、いろいろな ETF が日本市場(東証)に上場する場合を考えると、心配はあります。世界を基準にして見れば、日本は単なるローカルマーケットですから、意外と純資産額が伸びず、運用会社が精算してしまうというようなこともあるかもしれません。
ラベル:ETF 上場廃止
posted by 乙 at 05:21| Comment(0) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

保有するアメリカ株の ETF を分類すると

 乙が保有しているアメリカ株の ETF を、連動する指数(株式の種類)で分けてみましょう。
 次のようになります。
大型株
DIA(ダウ工業株30種)
IVV(S&P 500)
SPY(S&P 500)
IWD(ラッセル 1000 のバリュー株)
PRF(FATI 1000)
SDY(S&P の高配当株)
DVY(高配当株)
大型から小型まで
VTI(Wilshire 5000)
中小型株
VXF(Wilshire 4500)
IJH
IJR
IWM(ラッセル 2000)
IWN(ラッセル 2000 のバリュー株)
QQQQ(NASDAQ 1000)
VBR(小型バリュー株)

 こうして並べてみると、今さらながら、アメリカ株だけでも、ETF にたくさんの種類があることに感心します。
 乙が保有しているアメリカ株の ETF は、ごく一部でしかありませんが、アメリカ市場では、投資家が迷うくらいの選択肢を用意しておいて、「何でも投資してください」という態度が見えます。
 乙は、アメリカ株の業種別の ETF にはいっさい手を出していないのですが、それでも、こんなにバラエティがあるわけです。アメリカ市場は、ある意味で世界の市場ですから、世界中のマネーを招き入れているのでしょう。したがって取引額も大きいし、さまざまな株投資が可能なように用意ができると思われます。
 日本市場は、これに比べると、まったくのローカル市場で、上場されている ETF は「お粗末」なものでしかありません。これを増やそうにも、世界中のマネーからそっぽを向かれている現状では、次から次へと ETF が上場されるなどということは考えにくいです。もしも、そうなっても(東証はそうしたいようですが)十分な取引実績が上がるのでしょうか。ETF が 1000 種類もあって、それぞれに活発に取引されている日本市場は夢ですが、乙は、こういう夢が実現できるかどうか、大いに疑問です。単なる夢になってしまいそうです。
 それはともかく、こうしてアメリカ株の ETF を並べてみると、それぞれのウェイトをどれくらいにするべきか、わからなくなります。やはり、大型株あたりを買い増していくのでしょうか。それともあれこれをそれぞれに買い増していくべきでしょうか。どうせ大した違いはないようにも思いますが、いざとなると迷ってしまいます。
ラベル:アメリカ株 ETF
posted by 乙 at 06:24| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月30日

アメリカで購入した ETF 一覧

 乙は、このところアメリカで ETF を中心に投資してきました。
 しかし、順次いろいろな ETF を購入したので、どんなものを購入したのか、だんだんわかりにくくなってきました。それに、ETF の種類が増えると、管理も大変になります。
 そこで、そろそろ ETF の種類を増やすことをやめて、今までと同じものを追加して購入しようかと思うようになりました。
 今までに購入した(現在保有している)ETF を分類して示すと、以下の通りです。
アメリカ株
 DIA, IVV, IWD, SDY, VTI, VXF, DVY, IJH, IJR, IWM, IWN, PRF, QQQQ, SPY, VBR
ヨーロッパ株
 DEW, FEZ, IEV, VGK, EZU, FEU
非アメリカ株
 EFV, EFA, VEA
エマージング株
 EWW(メキシコ), EWZ(ブラジル), RSX(ロシア), GAF(アフリカ中東), VWO, ADRE
アメリカ債券
 BND, LQD, TIP, AGG
エマージング債券
 EMB
ヨーロッパ債券
 IBCI, IBGS, IBGX
世界債券
 BWX
REIT
 RWR(アメリカ), RWX(非アメリカ)

 今後、大きな方向性としては、アメリカ株とヨーロッパ株(それにヨーロッパ債券)の比率を上げたいと考えていますので、このあたりに追加投資することになりそうです。
 アメリカ株でいうと、現在保有している15種類を同額ずつ増やしていく手もあります。しかし、それよりも、サブカテゴリー別に分けて、そのサブカテゴリーの中の1本を選んでそれに集中するほうがいいかもしれません。
 アメリカのマーケットの現状を見ると、さすがに投資先進国だと思います。乙が購入しているのは、膨大な選択肢の中のごく一部に過ぎません。投資家の視点でいえば、ETF にはさまざまな選択肢があって、何でも思うとおりに投資できるといったところでしょうか。
 これに比べると、日本の ETF は、まことにお粗末で、投資意欲がわいてきません。こんな状況で「貯蓄から投資へ」などと旗を振ったところで、投資家は動かないと思います。
ラベル:アメリカ ETF
posted by 乙 at 05:42| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

SPDR Lehman International Treasury Bond ETF (BWX)

 最近、乙が購入した ETF です。アメリカ以外の世界の国債に投資します。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=181384
http://www.ssgafunds.com/weblogic//etf/fund/etf_detail_BWX.jsp
 この ETF とアメリカ国債を組み合わせれば、世界中の国債に投資できることになるので、アメリカ国債を買いやすい人(アメリカに住んでいる人など)には便利でしょう。
 日本国債も 23% ほど含まれています。国別の投資配分では最多です。乙は、日本国債は保有しない方針でしたが、まあ、わずかばかりなので、いいかと思って、こちらの ETF を購入しました。(自分の投資方針に反するような気もしますが、……。)
 Expense Ratio は 0.5% とお安いものです。2007年10月に設定されたものなので、まだあまり実績がなく、今後どうなるかはわかりませんが、最近の世界同時株安のときでも(債券ですから当然ですが)価格は上昇しており、精神的に落ち着いていられます。
 国際国債インデックスに連動しますので、投資配分などは、インデックスに従うということです。ポートフォリオを見てみると、相当に細かく投資しているように思えます。日本に次ぐのはドイツやイタリアで、それぞれ 12% 強を占めています。
 BWX に注目しているブログもいろいろあります。
http://yoroku.blogspot.com/2007/08/blog-post_29.html
http://yoroku.blogspot.com/2007/10/etf.html
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-389.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-246.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/usetf_00e6.html
 ETF による債券投資には、かなり便利なものだと思います。
ラベル:ETF BWX 国債
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2008年03月24日

SPDR S&P Emerging Middle East & Africa (GAF)

 最近、乙が購入した ETF です。
 以前の記事でもこの ETF について書きましたが、
2008.2.26 http://otsu.seesaa.net/article/87133805.html
エマージング諸国の中で、乙の投資先の比率を考えると、南アフリカがやや低いようなので、
2008.1.12 http://otsu.seesaa.net/article/77918615.html
この ETF を買うことにしました。
 概要は、
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=170028
http://finance.yahoo.com/q?s=GAF
に掲載されています。昨年10月をピークに、現在はかなり下がっている状態ですが、まあ、長期的には上がっていくだろうと(安易ですが)思っています。
 WWW の中を探してみると、GAF に関する記事が見つかります。
http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/51206160.html
によれば、南アフリカは最近よくないという話です。
http://www.sacob.co.za/
を見ると、確かに景気が下がっています。まあこのあたりがマイナス面でしょうか。
 この ETF は、
http://www.ystyle.biz/weblog/2007/03/26121936.php
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-317.html
などでも紹介されています。
ラベル:ETF GAF 南アフリカ
posted by 乙 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月11日

iShares Euro Government Bond 3-5 (IBGX=BGX)

 乙が購入した ETF です。
http://www.euronext.com/trader/summarizedmarket/stocks-2783-EN-IE00B1FZS681.html?selectedMep=2
 目論見書も(英語ですが)ネットで読めます。
http://www.euronext.com/fic/000/020/276/202766.pdf
 ユーロ建てでヨーロッパの国債に投資します。Expense Ratio は 0.20% と格安です。年2回の分配金があります。
 以前に購入した ISHARES Euro Government Bond 1-3 (IBGS=IBU)
2008.1.26 http://otsu.seesaa.net/article/80652803.html
と同じようなもので、違いは国債が短期か中期かということだけです。3-5 年後に償還される国債で運用しているという、わかりやすい命名です。
 ヨーロッパ債券に投資するには便利な ETF だと思います。
 しかし、ここ数年来、 EURO が高い(円安)ので、これから EURO 安(円高)になるような気がして、購入にはちょっとだけためらいがありました。まあ、為替相場なんて予想があたらないのが普通なわけですけれど、……。
 株式がパッとしないときは、債券投資という手もあります。
posted by 乙 at 05:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月01日

iShares MSCI Mexico Index Fund (EWW)

 乙が最近購入した ETF です。
 前にも述べたように、最近は投資先に適当なものが見あたらず、そこで、目先を変えて、新興国株にしました。
 乙の保有する新興国株では、メキシコが低い
2008.1.12 http://otsu.seesaa.net/article/77918615.html
ので、ここらあたりでちょっと追加しておいてもいいかなと思いました。
 メキシコは、アメリカに隣接し、経済的にも大きな影響を受けています。ですから、アメリカの経済が悪くなると、メキシコも沈む傾向があります。
 まあ、そろそろアメリカのサブプライムローン問題も一段落しそうですし、メキシコあたりに投資するのも「あり」ではないでしょうか。ゴールドマン・サックスのいう(BRICs に続く)「ネクスト11」の中の一つに指名されています。
 この ETF にも日本語で解説があります。
http://www.ishares.co.jp/product/stocks/eww.html
管理報酬 0.59% です。
 それにしても、日本語だからということもあるのでしょうが、2007.6.30 の情報しかないので、ちょっと運用会社の誠意を疑ってしまいます。
 最新の情報は、英語で得る必要があります。
http://www.ishares.com/product_info/fund/overview/EWW.htm
(こちらでは、Expense Ratio 0.51% と書いてあります。)
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=23383
http://finance.yahoo.com/q/bc?s=EWW
ラベル:ETF Eww
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月25日

iShares MSCI Brazil Index Fund (EWZ)

 乙は、自分の投資先を考えたときに、BRICs 諸国の中では、ブラジルへの投資がやや少な目なように思っていました。ホントは、そんなに少なくないのですが、そんなイメージを持っていたということです。
 そこで、ブラジル株の ETF に投資しようと思いました。これが EWZ です。なぜ、ブラジルか。実はよくわからないのです。ブラジルは資源国だし、今後の世界の経済成長を考えると、ブラジルはその中心地の一つになりそうです。エタノール車の活用を現在の方針としている点も興味深いです。
 いわば、ブラジルの将来性にかけることにして、投資に踏み切ったというところでしょう。
 この ETF は、今や日本語による解説もあるのですね。
http://www.ishares.co.jp/product/stocks/ewz.html
によると、管理報酬 0.74% と書いてあります。一方、
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=48802
によると、Expense Ratio は 0.70% です。
http://www.ishares.com/product_info/fund/overview/EWZ.htm
によると、アメリカ人向けですが、0.68% と書いてあります。
 情報源によってこんなに違うものでしょうか。日本語版は 2007.6.30 現在、etfconnect のほうは 2007.8.31 現在、アメリカ版は 2008.2.15 現在ですが、まさか、そんなことで違いは生じないでしょう。
 日本語版をよく見ると、下の方に、純資産総額によって手数料が変わってくると書いてあり、それを考慮すると、現在純資産総額は 70 億ドルですから、0.70% というほうがいいようです。
 ところで、以前ブログに書いたことですが、
2007.9.27 http://otsu.seesaa.net/article/57459922.html
この ETF は、トラッキングエラーが大きいのです。この問題は、Nightwalker さんが最初に指摘したものですが、
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/09/post_8003.html
他のブログでも話題になっています。
http://stojkovic.blog20.fc2.com/blog-entry-1087.html
http://www.ikoku-news.com/cat5/etf_1.html
 まろさんは、
http://stojkovic.blog20.fc2.com/blog-entry-1100.html
で、HSBC ブラジルと比べて、上位2社に集中しすぎであるという問題点を述べています。しかし、まあ、そういう指数ですからしかたがないのでしょう。この ETF だけに集中投資したらいけませんが、いろいろ買う中の一つに EWZ を含めても、大きな問題にはなりません。
 トラッキングエラーについては、乙も心配しました。しかし、ブラジル市場が今後も大きく伸びていくとすれば、こういう問題は小さくなっていくのではないかと考えて、この ETF を買うことにしました。
 さて、吉と出るでしょうか、凶と出るでしょうか。
ラベル:ETF EWZ ブラジル株
posted by 乙 at 08:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月22日

Market Vectors TR Russia ETF (RSX)

 最近の世界の株安にはかなり不安を覚えます。サブプライムローン問題でアメリカ株が下がり、同調してヨーロッパ株も下がっています。そして、この傾向はまだしばらく続くように思います。となると、現在、乙の方針としてアメリカ株とヨーロッパ株を買い増し中であっても、ちょっと休もうということになります。
 ではどうするか。
 REIT は、それこそアメリカの住宅バブル問題に直撃されていますから、もう少し様子見です。
 債券もいいとは思いますが、アメリカの債券は、先日の大幅な金利の引き下げがあって、今は買いにくいように思います。というわけで、新興国株(あるいはヨーロッパ債券)に投資しようと思いました。
 乙の場合、新興国株の比率が高いのですが、
2007.10.15 http://otsu.seesaa.net/article/60730510.html
先日来の大きな下げで、株はどれもポートフォリオ中の比率が下がってしまいました。
 それに、
2007.11.28 http://otsu.seesaa.net/article/69520802.html
で述べたように、やや新興国株の比率が高くても、長期的には好ましいとも思えます。
 というわけで、以前から考えていた新興国投資を実行に移すことにしました。
 以前ブログで述べたように、
2008.1.8 http://otsu.seesaa.net/article/77124810.html
乙が保有する新興国株をみると、ロシア株の比率が低いようです。
 そこで、ロシア株の ETF を買うことにしました。それが Market Vectors TR Russia ETF (RSX) です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=176859
 Expense Ratio は 0.69% です。2007年4月26日に設定されたばかりの ETF ですから、まだ実績があまり(ほとんど)ありません。
 HSBC ロシアオープン
2007.4.1 http://otsu.seesaa.net/article/37429840.html
に比べると、さすがに ETF だけあって、コストははるかに低くなります。
 以前のブログ
2007.4.2 http://otsu.seesaa.net/article/37514559.html
で述べたように、ロシアには特有の問題もあるのですが、そんなことをいっても、BRICs に対する投資などで乙も実質的にすでにロシアに投資しているわけですし、その割合を考えたら、もう少し高めてもいいかなと思ったということです。
 ブログの中でも、RSX について触れているものがあります。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/31550/2619962#2619962
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/bri_6a44.html
ラベル:ETF RSX
posted by 乙 at 03:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月26日

ISHARES Euro Government Bond 1-3 (IBGS=IBU)

 乙が購入した ETF です。ユーロ建てでヨーロッパの国債に投資します。
 Expense Ratio は 0.20% と格安です。
 Interactive Brokers では、IBGS というティッカーで、フランスの SBF を経由して購入できます。しかし、購入すると、ポジションとしては IBU と表示され、ちょっとまごつきます。
 ファクトシート
http://www.euronext.com/trader/factsheet/factsheet-2511-EN-IE00B14X4Q57.html
を見ると、やや簡単すぎです。
 あまりにおおざっぱですが、ヨーロッパの債券のカテゴリーに入る ETF だというだけで購入したくなりました。乙の場合、ヨーロッパ債券の投資割合が低いからです。
ラベル:ETF IBGS Ibu 債券
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2008年01月24日

iShares JPMorgan USD Emerging Markets Bond Fund (EMB)

 乙が購入した ETF です。JPMorgan EMBI Global Core Index に連動するもので、簡単にいえば、新興国の債券に投資するものです。今や、こんなものまで ETF で買えるんですね。ありがたい話です。
 とはいえ、できたてのほやほやの ETF のようで、ETF Connect のサイトを見ても、
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=183078
ほとんど何も情報がありません。普通には、こういう新規発売ものは買うべきではないかもしれません。しかし、乙は「発売、おめでとう」という感覚で購入してみました。
 今後、これが順調に成長してくれるならば、新興国債券の投資先として有力なものになると思います。
 iシェアーズのサイトの中で検索するとどんな ETF か、説明されています。
http://www.ishares.com/content/repository/material/fact_sheet/emb.pdf
が Fact Sheet です。この ETF は2007年12月17日上場だそうです。Expense Ratio が 0.60% と書いてあります。普通の ETF よりもコストがやや高いと思います。
 国別の割合は、ブラジル 11.65%、ロシア 10.80%、トルコ 9.63%、ベネズエラ 8.05%、メキシコ 7.89%、フィリピン 7.59%、インドネシア 4.13%、マレーシア 4.04%、アルゼンチン 3.60%、コロンビア 3.40% となっています。こんな国々の債券を買うというのも手間がかかりそうですので、0.60% のコストはしかたがないように思います。
http://www.ishares.com/content/repository/material/prospectus/emb_prospectus.pdf
が目論見書です。(非常に詳しいので、興味のある人だけ読んでください。)
 ネット内を探すと、EMB に関する記事が見つかります。
http://401k.sblo.jp/article/8719631.html
では、日本での販売を期待していますが、まあそんなものを待たなくても、アメリカで買えるのですから、さっさとアメリカで買えばいいと思います。(乙は、日本の証券会社にはほとんど何も期待していません。)
 カン・チュンドさんによる紹介記事
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-427.html
もあります。
ラベル:ETF EMB 新興国 債券
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2008年01月21日

iShares Lehman Aggregate Fund (AGG)

 乙が最近購入した ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=118409
 今や日本語でも情報が得られます。
http://www.ishares.co.jp/product/stocks/agg.html
 Lehman Brothers U.S. Aggregate Index に連動するアメリカ債券の ETF です。Expense Ratio は、0.20% と格安です。投資先には国債だけでなく、社債や資産担保証券なども含まれます。サブプライム問題によってアメリカの株価が低迷し、それを回復させるために今後のアメリカの金利は低下すると思われます。すると、今後は債券の価格が上昇するということになります。まあ、債券投資も、ホントのところ、乙にはよくわからないのですが、乙のポートフォリオの中ではアメリカ債券の比率が低いので、購入しておいてもいいと思いました。
 債券ですから、そんなに大きく増えることは期待できませんが、安定的なリターンを期待しています。こういうものに投資してコストが 0.2% しかかからないというのは魅力です。
 アメリカでの投資は実に選択肢が豊富で、投資家に適しているものが多いと思います。
 最近は、この ETF が日本でも投資可能になったということで、各種ブログなどでも言及があります。
http://nakatatarou.blog110.fc2.com/blog-entry-42.html
http://trademokusan.blog105.fc2.com/blog-entry-175.html
http://ameblo.jp/pokeopepe2/entry-10048698866.html
http://plaza.rakuten.co.jp/wginjiro/diary/200611170000/
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-315.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-93.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/08/aggtip_07b3.html
http://himajin-toshi.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/agg11_807e.html
posted by 乙 at 04:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月29日

iShares MSCI EAFE Value Index Fund (EFV)

 乙が最近購入した ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=148659
 Expense Ratio は、0.40% と低廉です。
 EFV は、EAFE のバリュー株に投資するものです。非アメリカ株と考えるといいでしょう。EFV は、EAFE の株の半分程度を占めることになるようです。
 国別投資先を見ると、今のところ、イギリス 23.2%、日本 20.9%、フランス 9.9%、ドイツ 8.3%、スイス 6.6%、オーストラリア 6.1% という配分になっています。
 2005年8月に設定されたということで、まだ運用年数が短いです。
 ブログでも、EFV に言及するものがあります。
http://komazawapark.blog99.fc2.com/blog-entry-69.html
では、EFV は EFA よりも好成績だとしています。ここの記述では、Interactive Brokers で買えないとしていますが、乙は普通に買えました。さらに、
http://401k.sblo.jp/article/4405213.html
が EFV を紹介しています。
 また、VMAX さん
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/
は「米国証券会社で買えるお勧めETF」の一つとして、これを推薦しています。

 日本株は、別途日本国内で運用するほうがよさそうなので、EFV にはそれがかなり含まれているという意味で、ちょっとどうかなと思ったのですが、とりあえず買うことにしました。
 そろそろ、ヨーロッパ株の ETF の選択に困ってきました。セクター別のは買わないとすると、国別の ETF を購入するのがいいでしょうか。まあ、すでに購入したものと同じものを重ねて買うのでもいいのですがね。
ラベル:ETF EFV EAFE
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2007年12月27日

WisdomTree Europe High-Yielding Equity Fund (DEW)

 乙が最近購入した ETF です。
 ヨーロッパの高配当株式に投資します。高配当株というのはバリュー株に通じるものがあると思います。
 2006年6月に運用を開始したばかりですので、実際のところ、ETF としてどうなのか、よくわかりません。しかし、まあそういったものは何とかなるものでしょう。いわば、目をつぶって DEW を購入したようなもので、これは投資というよりはギャンブルかもしれません。
 この ETF は、Expense Ratio は 0.58% とお安いですし、長期的に持っているには有効なのではないでしょうか。
 いくつかのサイトで説明されています。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=162354
http://finance.google.com/finance?q=NYSE:DEW
http://www.smartmoney.com/etf/eqsnaps/index.cfm?story=snapshot&symbol=DEW
http://etf.stock-encyclopedia.com/DEW.html
http://moneycentral.msn.com/detail/stock_quote?symbol=DEW
 分野的には金融関係が多く、国別ではイギリスが多いというわけで、一見やや偏ったものになっています。しかし、ヨーロッパの現状では、トータルに見ると、こういうことなんでしょう。
 日本では、この ETF に注目する人はあまりいないようで、日本語のブログなどではヒットしません。
posted by 乙 at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月25日

Vanguard Extended Market ETF (VXF)

 乙が最近購入した ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=81462
 バンガード社の ETF ですので、Expense Ratio はとても低くなっており、わずか 0.08% しかかかりません。こんなことでバンガード社は運営していけるのか、心配になってしまうほどです。
 Wilshire 4500 インデックスに連動する ETF です。このインデックスは、アメリカの会社のうち、S&P 500 に含まれない一般の会社のインデックスです。つまり中小型株のインデックスということです。一般論としては、S&P 500 のような大型株の方が、まあ安全でしょうが、いろいろな ETF を探していくと、こんなのもありかなあと思ったのでした。
 分散投資の考え方からすれば、アメリカ株で S&P 500 に含まれないというだけで、投資する価値があるように思います。
 この ETF は、ボラティリティが高そうですので、あまりお勧めできるものではありませんが、吉と出るか、凶と出るか、わからないという意味で、楽しみな(?) ETF です。
ラベル:VXF ETF VanGuard
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2007年12月20日

iShares Euro Inflation Linked Bond (IBCI)

 乙が、苦労の末、やっと購入できた ETF です。
 乙はずっと前からユーロ建ての債券に投資したいと思っていたのです。
2007.1.23 http://otsu.seesaa.net/article/31935728.html
 ユーロ建ての国債に直接投資することも考えました。
2006.9.1 http://otsu.seesaa.net/article/23106205.html
 そんなとき、カン・チュンドさんのメルマガで、この ETF のことを知ったのでした。
http://blog.mag2.com/m/log/0000051074/108876378.html
このメルマガはブログにも(ほぼそのまま)転載されています。
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-363.html
 ユーロ建ての国債に投資する ETF ということで、乙にはぴったりのものでした。
 カンさんによれば、ルクセンブルグの Internaxx 証券で購入可能ということです。
 さらに、同じくカンさんのブログですが、
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-393.html
には、パリ証券取引所(ユーロネクスト)で購入可能とあります。
 これらの記事から、もしかしたら、乙はヨーロッパの証券会社に口座を開く必要があるのかと思いました。
 しかし、考えてみれば、Interactive Brokers は、世界中の市場にアクセスできるはずです。そこで、IB の ETF のサイトを見てみることにしました。
http://www.interactivebrokers.com/en/trading/etfs.php
 すると、Euronext France (SBF) や、London Stock Exchange (LSE) などにアクセスできると書いてあります。
 そして、Euronext France (SBF) の中を見てみると、
http://www.interactivebrokers.com/en/trading/etfs.php?exch=sbf&ib_entity=llc
「IBCI ISHARES EURO INLATION-LINKED BOND IBI」と書いてあります。(INFLATION のところに誤字がありますが、まあ無視してあげましょう。)IB Symbol が IBCI で、Trading class が IBI だというわけですが、この表からは IBCI と IBI のどちらを指定して購入するのか、よくわかりませんでした。
 ともあれ、そこの「IBCI ISHARES EURO INLATION-LINKED BOND IBI」をクリックすると、サブウィンドウが現れ、さらに「Details」をクリックすると、詳細な説明が現れます。
http://www.interactivebrokers.co.uk/contract_info/index.php?action=Details&site=IB&conid=37036668
 そこには、次のような情報が書かれています。乙の翻訳が間違っているかもしれません。

  TWS のシンボルは IBCI である。
  Contract Type は STK である。(乙の注記:これは、ETF なので、株式と同じ扱いになるという意味でしょう。)
  もともとはアイルランド起源である。
  通貨はユーロである。
  利用できる証券取引所は AMSTERDAMSE EFFECTENBEURS (AEB)、BORSA VALORI DI MILANO (BVME)、SOCIETY DES BOURSES FRANCAISES (SBF) の3箇所である。

 ユーロネクストのサイト
http://www.euronext.com/
では「IBI」と入れると、現在の価格がわかりますが、だいたい1単位で 160 EUR くらいです。
 それぞれの取引所を見てみると、アムステルダムは最低取引単位が 100 になっています。ということは、最低でも 16,000 EUR(260 万円)必要だということになり、ちと単位が大きすぎるような気がしました。
 そこで、ミラノか、パリ(いずれも最低取引単位が1です)で購入することになります。
 どちらでもいいですが、乙はパリにすることにしました。いざとなった場合、フランス語なら何とか読めますが、イタリア語はごくわずかかじった程度で、辞書を引き引き読むとしても苦労すると思ったからです。まあ、そんな心配は不要で、普通には英語だけで大丈夫だと思いますが。
 ともあれ、こんな経緯をたどって、IBCI の購入に至ったわけです。
 今、気が付いたのですが、日本語で iシェアーズのサイトがあり、
http://www.ishares.co.jp/product/list.html
そこの61番のところに
「61 iシェアーズ(R) ユーロ・インフレ連動債 アイルランド IBCI ユーロ 0.25%」などと書いてあるのですね。
 詳しい情報は、
http://www.ishares.co.jp/product/stocks/ibci.html
に書いてあります。日本語で読めます。
 この ETF は、2005年11月18日に設定されてから、運用成績はパッとしません(ずっとマイナスです)が、もともとユーロの金利がそんなに高くないし、まあ長期保有していれば、少しは上向くのではないでしょうか。
 Expense Ratio は 0.25% ですから、長期保有に向いています。
 この ETF については、以下のブログでも言及があります。
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-92.html
http://umbobo.blog102.fc2.com/blog-entry-148.html
http://www.ystyle.biz/weblog/2007/09/20222657.php
ラベル:IBCI ユーロ 国債
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2007年12月14日

MSCI コクサイ連動 ETF

 アメリカのバークレイズが MSCI コクサイ連動 ETF を上場し、楽天証券が海外 ETF として取り扱うというニュースがありました。
http://jp.reuters.com/article/fundsNews/idJPnTK006174420071211
 各種ブログを見ると、多くの方がこの ETF について言及していますが、おおかたは、歓迎ムードのようです。

http://fund.jugem.jp/?eid=514
http://renny.jugem.jp/?eid=442
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-418.html
http://pension.blog88.fc2.com/blog-entry-36.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-461.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-270.html
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/12/ishares_msci_ko.html
http://layup.blog88.fc2.com/blog-entry-172.html
http://umbobo.blog102.fc2.com/blog-entry-228.html
http://blogs.yahoo.co.jp/aki10292002/10188631.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-616.html
http://shinkansen-19641001.cocolog-nifty.com/kodama/2007/12/etf_3932.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-195.html
http://blog.goo.ne.jp/takekurabe/e/a4713b4055d89940c6af340abf252c5c
http://ameblo.jp/orfeodor/entry-10059781352.html
http://karetta.jp/blog/MoneyHacking
http://positiontalk.com/2007/12/ishares_msci_kokusai_toknysear.html
http://mo-maga.sblo.jp/article/8065508.html
http://kaeru.orio.jp/blog/2007/12/msci_kokusai_etf.html

 しかし、乙は、残念な気持がしていました。その気持をきちんと表してくださっているのは、以下の3件です。

http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/mscietf_8400.html
http://401k.sblo.jp/article/8115016.html
http://fund-senki.way-nifty.com/blog/2007/12/mscietf_135c.html

 日本人向けの ETF なのに、それが東証に上場されず、海外で上場される。何と嘆かわしい話でしょう。日本は証券市場として二流なのだと宣告されたようなものです。
 こんなことが続くと、日本の投資家は日本の証券市場を見限り、海外に逃げ出すことが多くなるのではないでしょうか。海外投資の敷居も低くなるばかりですから。
posted by 乙 at 06:33| Comment(4) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月12日

iShares Lehman TIPS Bond Fund (TIP)

 乙が最近購入した ETF です。
 投資先の種別でいうと、アメリカ政府の債券です。しかも、インフレ連動国債というものです。
 乙は、債券投資も ETF でいいかなと思うので、これを選びました。
 気になる Expense raio は 0.2% とおトクです。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=121216
にあるように、2003年12月4日にスタートしたものですので、十分な実績があるわけではありません。しかし、債券ならば、もともとハイリターンは期待できないものですし、まあ、テキトー投資の一種として、こんな ETF もありではないでしょうか。
 この ETF に関しては、以下のサイトも参考になります。
http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=TIP&fdtab=snapshot

 ブログやメルマガでも、いろいろ話題になっている ETF です。
http://yoroku.blogspot.com/2007/07/spdretf.html
http://trademokusan.blog105.fc2.com/
http://plaza.rakuten.co.jp/www9945/diary/200706120000/
http://blog.mag2.com/m/log/0000192471/108874917.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_438c.html
http://www.ystyle.biz/weblog/2007/06/15222911.php
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2007年12月07日

SPDR S&P Dividend ETF (SDY)

 乙が最近購入した ETF です。
 これもアメリカ株の ETF ですが、最近の成績は下がる一方です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=151654
でも、そんなことは気にせずに、今の乙のポートフォリオを考えたら、アメリカ株を増やしたほうがいいと思っていますので、これを選びました。
 Expense Ratio は 0.35% と比較的お安くなっています。
 この ETF は、S&P High Yield Dividend Aristocrats Index をトレースするように設計されています。つまり、高配当株式を対象としているということです。S&P の 1500 銘柄のうち、25 年以上にわたって継続的に高配当を続けている 50 銘柄を選ぶそうですから、こういうのも一つの選択肢になりそうです。
 乙のブログ
2007.7.11 http://otsu.seesaa.net/article/47411606.html
のコメント欄で指摘されて、その存在を知りました。
ラベル:SDY ETF SPDR
posted by 乙 at 05:29| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月04日

iShares Russell 1000 Value Index Fund (IWD)

 乙が購入した ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=46290
 アメリカ株に投資します。Russell 1000 Index の約半分(バリュー株)に投資するといったところです。
 乙は、アメリカ株がこれから下がるかもしれないと思いました
2007.11.10 http://otsu.seesaa.net/article/65599063.html
が、一方では、まあ、適当に買い続けてもいいかなと思いました。乙は、いろいろな ETF を順次買っていますが、それぞれがアメリカ株に投資するものであれば、全体としてはドルコスト平均法の考え方を取り入れているようなものです。
 Expense Ratio は 0.2% と激安です。こういう ETF がアメリカにはいろいろあるわけですから、何を買うべきか、迷ってしまうんですね。
posted by 乙 at 05:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月09日

iShares iBoxx $ Investment Grade Corporate Bond Fund (LQD)

 乙が最近購入した ETF です。
 アメリカの債券に投資しますが、これは社債に投資します。エクスペンス・レシオが低く、0.15% しかかかりません。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=93839
によると、AAA 格が 7%、AA 格が13%、A 格が 29%、BBB 格(およびそれ以下)が 27% ということですから、けっこう格付けが低い会社の社債に投資していることがわかります。
 普通だったら、社債にはあまり投資しないと思いますが、ETF による分散投資ですから、一部の企業に倒産などがあっても、それで ETF 全体のパフォーマンスがマイナスになることはあまり考えなくてもいいように思います。
 バンガード社の説明は、
https://personal.vanguard.com/VGApp/hnw/funds/snapshot?FundId=0928&FundIntExt=INT
にあります。
 この ETF については、
http://401k.sblo.jp/article/1710406.html
にも書いてあります。
ラベル:ETF LQD
posted by 乙 at 04:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

Vanguard Total Bond Market ETF (BND)

 乙が最近購入した ETF です。
 アメリカ債券に投資し、Lehman Brothers Aggregate Bond Index に連動するように運用されます。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/fixed_etf.asp?MFID=176476
 資産の8割以上を AAA 格の債券に投資するというわけで、まあ安全でしょう。
 バンガードの ETF なので、エクスペンス・レシオが低いです。たった 0.11% しかかかりません。同じ ETF の AGG よりも安い手数料ということになります。
 今のところ、償還までの期間が 0-4 年の債券が 41%、5-9 年の債券が 46%、10年以上の債券が 13% という比率で投資しています。
 2007.4.3 運用開始とのことで、あまり時間が経っていませんが、バンガードを信用して購入することにしました。
 乙は、いろいろ考えた末、債券も ETF で投資していいという結論に至りました
2007.10.26 http://otsu.seesaa.net/article/62467805.html
ので、この ETF を選びました。
 年間で数%のリターンだろうと思いますが、ずっと15年保有を続けるつもりです。
ラベル:bnd VanGuard 債券
posted by 乙 at 04:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

大証に上場予定の中国A株 ETF をどのようにとらえるか

 乙のブログに対するファン様からのコメント
http://otsu.seesaa.net/article/58933195.html
で、大阪証券取引所に上場予定の中国上海A株の ETF
http://www.ose.or.jp/stocks/sy/1309.pdf
をどう思うかという質問がありました。
 せっかくの機会なので、乙の意見をまとめて述べておこうと思います。(実は、この件は、わざわざブログでコメントするほどのことでもないので、無視しようかと思っていたのでした。)
 第1に、上海A株の ETF といえば、今まで中国株の口座を持っている人なら、普通に買うことができた iShares FTSE Xinhua A50 China Tracker(銘柄コード:2823)
2007.2.8 http://otsu.seesaa.net/article/33176294.html
(こちらは香港に上場する ETF です)と同じではないでしょうか。運用会社が違えば(また、上場する市場が違えば)、違った ETF だという見方もできますが、同じ指数に連動するなら、事実上、同じものに投資していることになるわけで、新鮮味がありません。要するに、中国株口座で(香港ドルで)買えたものが日本株口座で(日本円で)買えるようになるというだけのことです。今回の ETF の話は、新しく投資先が広がったということではありません。
 第2に、今回の大証への上場によって、ETF の売買手数料が安くなることが期待できます。中国株として売買すると、けっこう売買手数料がかかります。それが日本株と同じ手数料で売買できるようになりますから、手数料が安くなるわけです。このこと自体は投資家にとってありがたい話です。
 しかし、若干手数料が若干安くなったからといって、本当におトクかということになると、そうでもありません。ファン様がお考えのように、インデックス投資として購入したあと長期に保有を継続しようという考え方なら、売買手数料の差なんて、どうってことない程度の問題になります。
 頻繁に売買するときは、売買手数料の違いは大きいのですが、それはインデックス投資ではありません。タイミング(と株価の上昇/下落の方向)で勝負しようとする場合は、手数料が安いことが大事です。要は、個人投資家としてどういうスタンスで臨むかという問題です。乙はインデックス投資を中心として考えていますので、(一部アクティブな投資を楽しみますが、)今回の ETF の上場による売買手数料の低下のメリットはさほど大きいとは思えません。
 ただし、毎月の積立投資をする場合は売買手数料の多寡が効いてきますから、今回の話によって積立投資がやりやすくなったということはいえるでしょう。(乙は、積立もしていませんので、関係ありませんが。)
 第3に、上海A株に投資するかどうかという基本的問題です。
 乙の個人的見方では、
2007.2.8 http://otsu.seesaa.net/article/33176294.html
で述べたように、上海A株はバブル状態だと思います。
 なぜバブルかということについては、また別稿が必要になりますが、中国が輸出の急増で外貨を獲得していること、その結果、中国の外貨準備高が日本の外貨準備高を追い越してしまうほどになったこと、その結果、人民元が中国国内にあふれていること、人民元が国際化されていない(中国から外国に投資できない)ために、中国人の持つ人民元が中国内の不動産や株式(A株)などに大量に流れ込んでいることあたりが原因でしょう。(テレビ番組でよく見かけますが)上海の証券会社に集まる多数の中国人を見ると、まさにバブルだと感じます。
 したがって、今後、上海A株では大きな下落があるものと予想しています。行き着くところまでいったら起こるでしょう。これがいつ起こるかはわかりません。
 また、もう一つ、中国株のAH格差の解消という問題があります。
2007.4.14 http://otsu.seesaa.net/article/38671971.html
これも、まもなく「直通車」によって、中国本土の投資家が香港市場に投資可能になるものと思われます。
2007.9.4 http://otsu.seesaa.net/article/53855485.html
この点からも、(中国人以外は)割安な香港H株に投資するほうがずっと安全だと思います。
 もっとも、逆説的になりますが、バブルは一番儲かるものというとらえ方も可能です。ですから、あえて上海A株に投資しようという考え方も理解できます。これからも(どれくらいの期間かわかりませんが)上海A株は上昇を続けると思います。しかし、きっと大きな下落があるでしょう。その場合は、飛び降りる(株を売る)タイミングが最も大事です。乙は、自分の日々の仕事を抱えていて、毎日、株式市場の動きを追いかけているわけにはいきませんから、都合よく飛び降りることができません。したがって、上海A株には手を出さないことにしました。
 第4に、上海A株をインデックス投資の対象にしていいかという問題です。インデックス投資は、日本株やアメリカ株などの先進国株でこそ行うべきもので、中国株でインデックス投資の考え方が成り立つのかどうか、疑問に思っています。中国では資本主義が貫徹されているわけでもなく、いざとなれば、中国政府の方針の大変更があるかもしれません。言い換えれば、中国はカントリー・リスクが大きいということです。そんな国で、インデックス投資ができるものでしょうか。インデックス投資は20年とかの長期間にわたって制度が変わらないことを前提にして成り立っているものです。中国の諸制度がそんなに長く変わらないとは思えません。
 日本のバブルがはじけたあと、日本株に投資していた人はみんな損失を出したに違いありません。でも、じっと待っていれば、これから日経平均が4万円を越えることはあるだろうと思います。(それまでに超長期間がかかるとは思いますが。)株価は、基本的には上昇するものです。あと20年〜50年くらい経てばそうなるのではないでしょうか。この点から、バブルのピーク時に買った株でも、長期間持っていれば、損失は発生しないという考え方ができるように思います。
 では、上海A株も同じでしょうか。そうではないような気がします。株価が下がったら下がりっぱなしということがありそうです。日本のバブルもすごかったけれど、中国のバブルはそれ以上だと思います。中国政府がバブル退治に本気で乗り出せば、バブルの押さえ込みは可能でしょう。(今は中国政府としてそういうことはしないという方針です。)バブル退治による株価の大暴落があれば、次の最高値更新は数十年以上にわたってないかもしれません。中国バブルの回復は、日本のバブルの回復よりもずっと長い時間がかかるのではないかと思います。(そのうち、中国の経済成長が「少子化=一人っ子政策」の影響で今まで通りではなくなるかもしれません。)そんなことで、乙は上海A株でインデックス投資をしようという考え方には賛成できません。
 以上、述べてきたようなことから、乙は、今回の上海株の大証への ETF 上場を冷ややかな目で見ています。自分で買う予定がないものについて、あれこれ考えるのは、それ自体がムダなように思います。
 上述のように、上海A株に投資しようという考え方も理解できますので、投資したい人は自分の責任で投資すればいいでしょう。大きく儲かる可能性もあります。大損する可能性もあります。吉と出るか凶と出るか、それは何ともわかりません。
 ブログでは、この ETF に関してたくさんの人が意見を述べています。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/10/post_a5f9.html
http://fund.jugem.jp/?eid=461
http://mo-maga.sblo.jp/article/5727369.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-574.html
http://ameblo.jp/happy-retire/entry-10049854941.html
http://victoriousystemtrade.blog58.fc2.com/blog-entry-272.html
http://layup.blog88.fc2.com/blog-entry-147.html
http://kaeru.orio.jp/blog/2007/10/_etf_2.html
http://renny.jugem.jp/?eid=372
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-379.html
http://tohshi.blog61.fc2.com/
http://fund-senki.way-nifty.com/blog/2007/10/etf_4231.html
http://401k.sblo.jp/article/5731298.html
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/etf_a655.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-159.html
ラベル:中国A株 大証 ETF
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2007年09月27日

ブラジル株の ETF のトラッキングエラー

 乙が先日日経新聞を読んでいて「おや?」と思った記事なのですが、nightwalker さんがブログにくわしくお書きです。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/09/post_8003.html
 ブラジル株の ETF (EWZ) の成績が悪く、インデックスは 313% 増のときに、ETF が 258% しか増加していないという問題です。
 この記事に付けられたたくさんのコメントがまた有意義です。このような結果になる原因について、多くの方が推定しています。実際のところ、どれがあてはまるかはわかりませんが、ブラジル株市場が小さいので、いろいろな問題が起こりえるということでしょう。個人的には、銘柄入れ替えの影響(インデックスの計算の基になる銘柄が入れ替えられ、そのことが事前に市場に伝わることによって、インデックス・ファンドが今後売買する予定(銘柄とタイミング)がわかってしまい、それを利用して儲けようとする投資家がいて、その結果、インデックス・ファンドがその分の損失を被る現象)が大きいのではないかと思います。アメリカや日本などのように株式市場が大きい場合は影響は小さいでしょうが、小さな株式市場では、この影響が意外と大きくなることがあるでしょう。
 原因の解明はともかく、現実に、ETF といいながらインデックスに連動していない(しかもその「ずれ」がかなり大きい)点は大きな問題です。インデックス投資が万能だとはいえない好例です。
 一方では、新興国のアクティブ・ファンドががんばっているという場合もあるわけですが、
2007.9.15 http://otsu.seesaa.net/article/55103110.html
両者は関連しているように思えます。新興国の株式市場では、不透明な部分が多々あり、何があるかわからないといったところでしょうか。
 こんなことを考えると、新興国の個別株投資は、個人投資家としては、かなり恐いものだと思えてきます。乙は、中国株に投資しているので、
2007.1.13 http://otsu.seesaa.net/article/31320494.html
この問題には関心を持たざるを得ません。

 なお、ETF のトラッキングエラーに関連する記事は以下にもあります。
http://blogs.yahoo.co.jp/aki10292002/3360186.html
中国H株でも似た現象があるとのことですが、その「差」はあまり大きくはないので、こちらは問題視するほどのことはないように思います。
続きを読む
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2007年09月24日

Vanguard Europe Pacific ETF (VEA)

 乙が購入した非アメリカ株の ETF です。Expense Ratio は 0.15% ときわめて安いです。何といっても、あのバンガードですからね。類似の ETF である EFA (E.R.=0.35%) の半額以下しかかかりません。「バンガード万歳」といったところでしょう。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=179547
によると、2007年7月20日に新規設定されたばかりということで、実績は何もありません。
 ヨーロッパ、オーストラリア、アジア、東アジアなどの国々の株に投資するはずですが、新しすぎて、各国別の投資比率さえわかりません。
 MSCI Europe, Australasia and Far East Index との連動を目指すそうですから、たぶん、EFA と似たような比率になるのではないでしょうか。
 ここは、バンガードを(盲目的に?)信じることができる人が先行して購入するしかないでしょう。乙は信じられると思います。
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-210.html
http://tohshi.blog61.fc2.com/blog-entry-352.html
などに関連記事があります。
ラベル:ETF VEA
posted by 乙 at 05:40| Comment(5) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

iShares S&P Mid Cap 400 Index Fund (IJH)

 乙が購入したアメリカ中型株の ETF です。Expense Ratio は 0.20% です。
 S&P MidCap 400 Index との連動を目指します。インデックスの対象となる株の時価総額は、アメリカ株全体の時価総額の 6% を占める程度だそうです
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=46280
から、市場全体に投資するインデックス投資の考え方からすると、ちょっとどうかなという気もします。
 しかし、成績がよければ、投資してみる価値はあると思いました。
 この ETF を知ったのは、チャールズ・エルさんのブログ
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-250.html
でした。
 中小型株も、それなりに持つ意味はあると思います。吉と出るか、凶と出るかはわかりませんが。
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月19日

PowerShares FTSE RAFI US 1000 Portfolio (PRF)

 最近、乙が購入したアメリカ大型株の ETF です。Expense Ratio は 0.76% と、ETF としてはかなり高いほうです。2005年12月19日に新規設定されたとのことですから、新しい ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=152450
 乙がこの ETF の存在を知ったのは、駒沢公園散歩人さんのブログ
http://komazawapark.blog99.fc2.com/blog-entry-61.html
でした。
 FATI 1000 Index という指数はそこで初めて知りました。
 少しくらい手数料が高くても、S&P 500 を継続的に上回る成績が期待できるならば、こういうのに投資することも「あり」だと思いました。
 ただし、インデックス投資の普通の考え方とは若干違っていると思います。インデックス投資ならば、コストをできる限り押さえて、インデックスに忠実に投資するのがベストなわけです。しかし、そもそも、インデックス自体が複数存在するのもまた事実なのであって、そのどれを使うかはインデックスの計算方法や投資家の投資方針などによって変わってくるように思います。
 0.76% の手数料を取る価値があるのかどうか、数年くらいようすを見てもいいのではないかと思いました。
 ダメならダメでその時点で軌道修正(売却)するといった安直な方法です。
posted by 乙 at 05:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月25日

DJ STOXX 50 ETF (FEU)

 乙が購入した ETF です。
 ヨーロッパ株に投資します。Expense ratio は、0.31% です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=101244
 乙が以前購入した DJ Euro STOXX 50 ETF (FEZ)
2007.6.20 http://otsu.seesaa.net/article/45342941.html
と似ています。違いは、FEU には「Euro」が入っていません。つまり FEZ はユーロ諸国なのに対して、FEU はそれに加えてイギリスやスイスが入っています。
 国別投資比率を見ると、イギリス 38.3%、ドイツ 14.3%、スイス 12.8%、フランス 12.8%、オランダ 7%、スペイン 6%、その他 8% となっています。こうしてみると、イギリスの経済規模が大きいことを実感します。
posted by 乙 at 04:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

TOPIX連動型上場投資信託の運用報告書と配当金

 乙は、TOPIX連動型上場投資信託(TOPIX の ETF)を保有しています
2006.7.13 http://otsu.seesaa.net/article/20705536.html
ので、年1回、運用報告書と配当金を受け取ります。
 配当金は、株式と同様に支払い通知書を持って郵便局まで換金に行くことになります。この手続きは、まあしかたがないと思いますが、できれば、あべ礼治氏のように
http://reijiabe.blog106.fc2.com/blog-entry-37.html
口座振り込みを希望したいところです。
 運用報告書も一読しました。
 この ETF は、今期、ベンチマーク(TOPIX)の +12.2% を上回る +13.4% の成績を上げたわけですが、単純に喜んではいけません。これは、ETF が保有している株式の配当を受け取ったということにすぎません。投資信託財産の中で 1% ほどコール・ローンの形で保有しているのがそれに該当すると考えればいいでしょう。これが出資者への配当金になるわけです。考えてみれば当たり前です。ですから、運用報告書は、あまりおもしろくないのが当然でしょう。
 ETF の場合は、インデックス・ファンドと同様、特におもしろそうな運用はしない主義なんですから、運用報告書は「普通にやっていますよ」と言っているだけで、おもしろくなくていいんです。1700 ほどの銘柄一覧を見せられたって、別におもしろくも何ともありません。
 Mc.N の投信都市
http://mcn.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/etf1306_1238.html
では、運用報告書の感想を書いていますが、「9割方の投資家は運用報告書なんて見ていない。」と断定しています。そんなものでしょうか。各投資家は、運用報告書を十分読まなくても、ちょっとは見たほうがいいと思います。ETF の運用が普通に行われているかどうかだけを見る分には、(「組入資産の明細」以外の)数ページも目を通せば十分なんですから。
続きを読む
posted by 乙 at 04:53| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月08日

Vanguard Small Cap Value ETF (VBR)

 乙が最近購入した ETF です。アメリカの小型バリュー株に投資します。MSCI US Small Cap Value Index という指数に連動する ETF です。
 Expense Ratio は 0.12% と非常に安いです。何といっても、Vanguard ですからね。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=62915
 ここ2ヵ月くらいで1割ほど価格が下がっていますが、乙はこういうことをあまり気にしません。
 じっとバイ・アンド・ホールドし続けるつもりです。
 この ETF に関しては、ブログの中で
http://www.lagazuoi.com/gabbiano/archives/2005/12/russell_2000_value_index_2.html
http://www.ystyle.biz/weblog/2007/03/15191218.php
http://401k.sblo.jp/article/3566250.html
http://blog.livedoor.jp/ginzajin/archives/2006-12.html(12月3日のところ)
http://ranobe.com/blogger/log/2007_04_01_archive.html(4月9日のところ)
http://palcomhk.blog79.fc2.com/blog-entry-243.html
などに、言及がありました。
ラベル:VanGuard ETF VBR
posted by 乙 at 05:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

iShares S&P Small Cap 600 Index Fund (IJR)

 乙が最近購入した ETF です。
 アメリカの小型株に投資するものです。Expense Ratio は 0.20% です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=46288
 基準価額の推移を見ると、この2ヵ月ほど値下がりしていますが、5% くらいなものであり、こういう変動を気にしていてはインデックス投資はやってられないでしょう。
 過去の成績は、
2001: 6.4%
2002: -14.3%
2003: 38.5%
2004: 22.4%
2005: 7.5%
2006: 15.1%
2007: 8.3%
ということですから、けっこうリスク(変動幅)が大きいように思います。小型株はどうしてもリスクが大きいものになる傾向があります。
 ブログ「敗者と勝者のゲーム」
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-250.html
によれば、過去7年の成績を見ると、IJR は他の ETF よりも成績が良かったようです。
 小型株のほうが大型株よりも成績がいいという一般則はないと思いますが、他に大型株の ETF などを持っている場合には、バランス上、IJR を持っているといいでしょう。
posted by 乙 at 03:24| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

iShares S&P Europe 350 Index Fund (IEV)

 乙が次にヨーロッパ株の ETF で購入したのは iShares S&P Europe 350 Index Fund (IEV) です。
http://www.ishares.com/fund_info/detail.jhtml?symbol=IEV
 Expense Ratio は 0.60% です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=44557
に説明がありますが、S&P Europe 350 Index に連動する ETF です。
 国別の投資比率では、イギリス 34.22%、フランス 14.62%、ドイツ 11.32%、スイス 10.32%、スペイン 6.07%、オランダ 6.01%、イタリア 5.68% などとなっており、ほぼ経済規模に比例しています。セクター別の比率を見ると金融関係が多く含まれているようです。
 じっくりとした成長をねらうには、こういう ETF がいいのではないかと思いました。
posted by 乙 at 03:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月17日

iShares S&P 500 Index Fund (IVV)

 乙が最近購入したアメリカ株の ETF です。Expense Ratio は、0.09% と非常に低いです。
 名前の通り、S&P 500 に連動しますから、SPY と同じようなものです。
 ブログの中でも、SPY と IVV を比較するものが見かけられます。
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/04/etfspyivv_c952.html
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-250.html
http://fundstory.blog87.fc2.com/blog-entry-63.html
http://www.bitcat.net/tatsuya/merumaga4.htm
http://layup.blog88.fc2.com/blog-entry-88.html
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-468.html
(最後のものは特にコメント欄が充実しています。)
 乙は、SPY をすでに購入していますので、
2007.3.16 http://otsu.seesaa.net/article/36066514.html
単に SPY を2回買うのがしゃくで、別の(名前の)ETF を選んだに過ぎません。
 インデックス投資の考え方からすれば、タイミングも何も関係なく、ただひたすらバイ・アンド・ホールドです。
ラベル:iShares S&P 500 IVV
posted by 乙 at 03:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月11日

iShares Dow Jones Select Dividend Index Fund (DVY)

 乙が購入したアメリカ株の ETF です。Expense Ratio は、0.40% です。
 なぜ、この ETF を購入する気になったかというと、いくつかのサイトでこれをすすめる記事を見かけたからです。
http://www.stockrandomwalk.com/merumaga54.html
では、「インデックスファンドやETFで、配当の恩恵を得ながら資産形成を進めるには、iShares Dow Jones Select Dividend Index (DVY)がお奨めです。配当が高いセクターの、高配当企業に投資するETFです。(このETFに関する詳細は以下のバックナンバーをご覧下さい。)」ということで
http://homepage2.nifty.com/randomwalk/merumaga12.htm
を読むように述べています。
 そこには、安定・高配当の ETF であること、Dow Jones U.S. Total Market Index の中で高配当の株式50銘柄に分散投資するETFであることが述べられています。
 Nightwalker さんのブログ
http://nightwalker.cocolog-nifty.com/money/2007/05/etf514_21d7.html
によれば、3年間の成績で DVY は SPY よりも結果がいいという話です。
 また、水瀬ケンイチさんも
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-478.html
で、楽天で扱うようになって、DVY を推薦しています。
 チャールズ・エルさんも
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-181.html
で、同様に DVY を勧めています。
 多くのブロガーの意見が一致しているので、アメリカ株 ETF として加えてもいいのかなと思いました。
 安易な態度ですが、インデックス投資の考え方からすれば、こんなことでかまわないはずです。

続きを読む
ラベル:DVY iShares Dow Jones
posted by 乙 at 04:43| Comment(1) | TrackBack(2) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

DJ Euro STOXX 50 ETF (FEZ)

 乙が次にヨーロッパ株で購入した ETF は DJ Euro STOXX 50 ETF (FEZ) でした。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=101245
 Dow Jones のユーロ株(イギリスを除く)50種の指数に連動する ETF です。大型株 ETF といえばいいでしょう。
 expense ratio は 0.32% ということです。
 国別の投資比率を見ると、フランス 32.7%、ドイツ 25.1%、スペイン 13.4%、イタリア 12.2%、オランダ 12.2%、その他 4.4% となっています。ヨーロッパの主だったところはカバーしているのでしょうが、あまり分散されていないようにも思えます。
 業種別の投資比率を見ると、金融が 37.7% も占めています。
 50社しか含まれていないとすれば、そんなものかもしれません。しかし、だとすれば、0.32% の expense ratio は、ちと高いように感じます。
posted by 乙 at 04:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

iShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN)

 乙が次に購入したアメリカ株の ETF は、iShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN) というものです。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=50206
 expense ratio は 0.25% とお安くなっています。
 名前が iShares Russell 2000 Index Fund (IWM)
2007.5.27 http://otsu.seesaa.net/article/43009408.html
と似ていますが、「Value」というのがある分だけ違っています。つまり、IWM のうちのバリュー株を選んだものということです。
 これについては、Vmax さんの投資のブログ
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/post_6d50.html
に以下のようにありました。
以下のリンクをご覧ください。
http://finance.yahoo.com/charts#chart5:symbol=iwm;range=my;compare=iwn;indicator=split+volume;charttype=line;crosshair=on;logscale=on;source=undefined
このグラフで、IWM(Russell2000 Index ETF)、IWN(Russell2000 Value Index ETF)の両者を比べています。
IWMは小型株全般、IWNは小型バリュー株に投資するETFですが、そのパフォーマンスはIWN(バリュー株投資)の方が大きく上回っています。

 バリュー株は、(いくつかのインデックス投資の本に書いてありますが)市場平均よりも成績がいいことが多いようですので、こういう ETF に投資しておくのも手でしょうね。
ラベル:iShares IWN
posted by 乙 at 06:11| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

債券の ETF

 与六さんの主張
http://yoroku.blogspot.com/2007/04/etf_27.html
では、債券の ETF はアメリカ在住者には不要だということです。
 水瀬けんいちさんの主張
http://randomwalker.blog19.fc2.com/blog-entry-470.html
では、むしろ、債券型の ETF に期待しているということです。(このブログ記事につけられたたくさんのコメントもおもしろいものです。)
 乙は、Interactive Brokers (IB) を使うようになって、債券投資をどうしようかと思っています。その中で、ETF を通じて債券投資をするのも一つの手だと思うようになりました。
 乙の今までの経験では、アメリカの債券に関しては、アメリカの E*Trade 証券を通じてエージェンシー債(の中のゼロクーポン債)を購入しましたが、
2007.1.25 http://otsu.seesaa.net/article/32064138.html
少額単位で購入でき、これはこれでよかったのではないかと思っています。もっとも、乙としては、E*Trade 証券に好感を持っていないので、数年先にこれを買い増すことになるとしゃくのタネです。
 こういう金融商品があると、債券 ETF はなくてもいいと思います。しかし、投資家にはさまざまな立場・考え方・境遇の人がいますので、たとえば十分な資金がない投資家の場合など、債券 ETF は有力な選択肢でしょう。0.2% 程度の expense ratio を高いと思うかどうかは投資家個人の考え方いかんです。乙の感覚では、利回りを基準に考えれば、決して高くないと思います。
 ヨーロッパ債券の場合は、今のところ、(乙の知識がなくて)国債購入をどうしたらいいかがわからないので、当面は ETF で行くしかないかもと考えています。
 国内だったら、野村證券あたりでフランス国債を買えばいいのはわかっています。この話は以前ブログ
2006.9.1 http://otsu.seesaa.net/article/23106205.html
に書きました。しかし、できたら海外で投資したいと考えています。
 野村證券で口座管理料を毎年 2000 円払うことを考えたら、(投資金額によりますが)債券 ETF の expense ratio のほうが安いなんてこともあるでしょうね。100 万円投資するときに 2000 円は0.2% にあたるわけです。
ラベル:債券 ETF
posted by 乙 at 05:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月08日

DIAMONDS TRUST SERIES I (DIA)

 乙が、次に、アメリカ株の ETF として購入したものは、DIAMONDS TRUST SERIES I (DIA) です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=31411
 これは、Dow Jones Industrial Average(ダウ工業株30種株価指数)に連動する ETF です。この指数は、IBM やボーイングなど有名企業30社を含むということで、ある意味でアメリカ株を代表する指数ですが、たった30社ということでは、カバーする範囲が狭いという見方もできます。
 この指数は、テレビや新聞でも一番普通にニューヨーク市場の株価を知らせるときに使われる指数です。
 まあ、他のアメリカ株の ETF を買っている状態ならば、こういうのを追加して購入してもいいのではないでしょうか。
 expense ratio は 0.18% と格安です。
posted by 乙 at 05:19| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

iShares MSCI EMU Index Fund (EZU)

 乙が自分のポートフォリオを点検したところ、
2007.5.11 http://otsu.seesaa.net/article/41413879.html
当面、アメリカ株とヨーロッパ株を2:1の割合で買っていくのが良さそうだということになりました。
 その後、アメリカ株の ETF を2個買ったので、次にヨーロッパ株の ETF を買うことにしました。そこで、乙が目をつけたのが iShares MSCI EMU Index Fund (EZU) です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=50574
 MSCI EMU インデックス(米ドルベース)に連動しますが、このインデックスはユーロ参加国(除くルクセンブルグ)11カ国で構成されるとのことです。
 Expense ratio は 0.54% と、他の ETF と比べるとやや高めですが、まあしかたがないところでしょう。
posted by 乙 at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

iShares Russell 2000 Index Fund (IWM)

 次に乙がアメリカ株として購入したのは iShares Russell 2000 Index Fund (IWM) という ETF です。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=46291
 小型株の代表のようなもので、指数のもとになった株式総額でいうと、アメリカの株式市場の 6% ほどを占めるに過ぎないとのことです。ホントに小さいものなんですね。Expense Ratio は 0.20% と非常に安いものです。こういうものでも、売買は盛んで、
http://www.itotay.com/unyo-ETF.html
によると、取引額では、QQQQ, SPY についで第3位だそうです。
 それなりに売れているのだから、あまり迷わずに購入してもいいのではないかなどと安易に考えました。

 ところで、アメリカ株を購入するとき、毎回違う ETF に投資することを続けていくと、だんだん ETF の選択の幅が狭まるという問題にぶつかります。毎月1個ずつ ETF を買うとすると、1年で12個、3年で36個になります。アメリカ株に集中投資するとしても、そんなに何十種類もの ETF が揃っているわけではありません。株式指数自体が、そう何種類もあるわけではないのですから、当然のことです。
 乙としては、産業セクター別などの ETF は無視しようと思います。何冊かの本を読んでセクター別はあまり意味がないと思ったからです。とすると、いつかは同じものを再度購入するようなことになりそうです。それはそれでいいのかもしれません。
posted by 乙 at 07:23| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月16日

Vanguard Total Stock Market ETF (VTI)

 Vanguard Total Stock Market ETF (VTI) は、乙が Interactive Brokers 証券で購入したアメリカ株の ETF です。
 あのバンガードが運用しています。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=74637
によると、バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドを ETF にしたものだとのことで、Wilshire 5000 Total Market Index に連動します。Expense Ratio は、0.07% と激安です。投資対象が 5000 社もあるということは、小型株もかなり含んでいるということです。
 乙の以前のブログ
2007.3.16 http://otsu.seesaa.net/article/36066514.html
で述べたように、こんなにたくさんの会社から構成される指数では、「変な」企業も当然のごとく入ってきてしまいます。しかし、今は、あまりそういうことを心配していません。
 第1に、「変な」企業は、今の段階で、やはり「変だ」と見られて低い株価が付けられていることでしょう。つまり、すべての会社にはそれなりの株価が付いていると考えることができ、だとすれば、「変な」企業の株を買うことは悪いことではなく、たくさんの会社の全体を指数にする方法もあっていいかもしれません。
 第2に、すでに、乙はいくつかアメリカ株の ETF を買っています。その次に買うものとしては、以前購入したものとは違ったものにしたいと思います。というわけで、VTI はまだ買ったことがないので、購入の候補になると思います。
ラベル:VanGuard ETF VTi
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2007年04月25日

Vanguard Emerging Markets ETF (VWO)

 乙は、もう一つ、ETF を買おうと思いました。
 先進国の株の ETF はいくつか買ったので、次は新興国の株式に投資するのがよかろうと思いました。
 そこで、Vanguard Emerging Markets ETF (VWO) を買うことにしました。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=141523
 これもバンガードがスポンサーになっていて、2005年3月10日に運用を開始した比較的新しい ETF です。
 Expense ratio は 0.30% と安いです。
 投資先を国別にみると、韓国 15.5%、台湾 12.7%、中国 10.8%、ブラジル 10.6%、ロシア 10.2%、南アフリカ 8.4%、インド 6.6%、メキシコ 6.4% などとなっていて、なるほど、新興国として注目される国々をカバーしています。
 投資信託などでは、こういった新興国に投資するものは信託報酬が 2% くらいかかるものが多いと思います。はっきりいって高いです。これが毎年かかってくるのですから、長期になればなるほど、コスト高になります。この ETF なら、手数料が 0.3% で済むわけですから、こちらのほうが圧倒的に有利だということになります。
 この ETF についても、WWW 内に記事がいろいろあります。
http://komazawapark.blog99.fc2.com/blog-entry-18.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-111.html
http://www.melma.com/backnumber_38160_2453726/
ラベル:ETF 新興国 株式
posted by 乙 at 07:52| Comment(1) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

Vanguard European ETF (VGK)

 次に、どんな ETF を買おうかなと考えていたら、ヨーロッパ株に投資する Vanguard European ETF (VGK) というのがあることに気が付きました。
http://www.etfconnect.com/select/fundpages/etf_funds.asp?MFID=141515
 ちなみに
http://finance.yahoo.com/q?s=VGK
では、Vanguard European Stock ETF (VGK) と表記されています。
 バンガードがスポンサーになっていて、2005年3月10日に運用を開始した比較的新しい ETF です。
 Expense ratio は 0.18% と格安です。
 投資先を国別にみると、イギリスが 34.4% とかなりの割合を占め、フランス 14.2%、ドイツ 10.8% などとなっています。
 ヨーロッパは先進国の一つのセクターとして無視できないものであり、VGK の過去の成績をみても、順調に値上がりしています。乙の経験上、ヨーロッパ株はそれなりに値上がりが期待でき、長期投資には特に向いていると思っています。
 この ETF についても、WWW にはいろいろな記事があるようです。
http://blog.linux-soho.net/2006/12/msci_europe_index.html
http://blog.mag2.com/m/log/0000051074/107972047.html
http://einthoven.blog49.fc2.com/blog-entry-111.html
http://okwave.jp/qa2779343.html
posted by 乙 at 05:59| Comment(0) | TrackBack(1) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月17日

アメリカ株の2個目の ETF

 乙は、アメリカ株に投資する際に、
2007.3.16 http://otsu.seesaa.net/article/36066514.html
で述べたようなことを考えて、SPDR(SPY)という ETF を買いました。
 その後、ETF を何個か買ったところ、アメリカ株の比率が相対的に下がってしまいました。
 というわけで、再度、アメリカ株の ETF を買うことにしました。
 さて、ここで考えました。S&P 500 の指数に合わせて、SPY か IVV を買うのがいいのでしょうか。
 しかし、分散投資のために ETF を買うと考えると、同じインデックスに集中投資するのはよくないということになります。言い換えると、SPY とは違ったタイプの ETF を買うほうが望ましいということになります。
 それに、ミーハーチックな意見ですが、買物として考えても、違ったものをそれぞれ1個ずつ買うほうが一種類のものを何個か買うよりも楽しいですし。
 乙は、そんなことを考えて、今回は Nasdaq-100(QQQQ)を買うことにしました。
 これを選ぶはっきりした理由はありません。アメリカ株で以前と違ったものをということで選びました。売買額(取引数量)も SPY についで大きいようですから、ま、いいでしょう。いかにも安易な選択法です。
ラベル:アメリカ株 ETF QQQQ
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2007年03月22日

世界の REIT の ETF

 乙は、REIT も有力な投資先として考えたいと思います。不動産投資は、現物に投資するよりも、REIT のほうがいいと思うからです。
 同様の考え方は
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-108.html
でも示されています。
 しかし、REIT 自体は、一銘柄が結構高いので、分散投資にはあまり向きません。REIT をいくつも買える人は、それはそれで大いに結構な話です。乙には無理です。
 したがって、REIT のインデックス・ファンドあるいは ETF がよさそうだということになります。
 調べてみると、REIT にも ETF があるんですね。
 アメリカの REIT に投資するものとしては、DJ Wilshire REIT ETF (RWR) があります。Expense Ratio は、0.25% です。コストは非常に安く、リターンはかなりあります。
http://finance.yahoo.com/q?s=rwr&x=58&y=15
でリターンを見ることができますが、3年平均で 27.0%、5年平均で 24.31% だそうです。すばらしい成績です。
 あるいは、アメリカの REIT として、Vanguard の REIT ETF (VNQ) という選択肢もあります。
https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsSnapshot?FundId=0986&FundIntExt=INT
こちらの Expense Ratio は、0.12% です。
 アメリカ以外の REIT に投資する場合は、SPDR DJ Wilshire International Real Estate ETF (RWX) があります。Expense Ratio は、0.60% です。こちらもコストは安いのですが、設定されたのが 2006年12月18日と新しく、リターンはよくわかりません。2月末日現在で、次のような国に投資しています。オーストラリア 19.70%、日本 19.20%、イギリス 17.60%、香港 7.70%、カナダ 7.34%、フランス 6.06%、オランダ 5.33%、シンガポール 5.02%、その他 12.05%。
 つまり、この二つの ETF で世界中の REIT に投資することができます。世界の不動産に対する徹底的な分散投資が実行できてしまうのです。
 アメリカの ETF というのは、何とすばらしいのでしょうか。
 こんな目で日本を見ると、がっかりします。
http://yoga.itigo.jp/reit.html
には、日本で買うことのできる世界の REIT のファンドが示されています。なかなかくわしくてけっこうです。しかし、
http://yoga.itigo.jp/reit7.html
にある信託報酬一覧を見ると、郵政公社が扱う DIAM 世界リートインデックスファンドが一番安く、それでも 0.8925% ということです。さらに、別途、(購入時に1回こっきりではありますが)販売手数料が 2.625% もかかるのですから、このコストではアメリカの ETF には絶対勝てません。
http://haisyatosyosyanogame.10.dtiblog.com/blog-entry-109.html
でも、世界の REIT に投資するファンドを取り上げていますが、どれもこれも信託報酬が高めです。
ラベル:REIT ETF
posted by 乙 at 02:40| Comment(1) | TrackBack(3) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月18日

新興諸国の株式の ETF

 ETF で世界の株式市場をカバーしようとすると、SPY でアメリカ株、EFA でヨーロッパ、オセアニア、極東アジアがカバーされます。
 しかし、ここで抜け落ちているのが新興諸国の株式です。
 MSCI Emerging Markets Index(MSCI EM)というインデックスを使えば、これもカバーできます。
 ETF では、25ヵ国に分散投資する iShares MSCI Emerging Markets Index Fund (EEM) というのを購入すればいいことになります。つまり、SPY, EFA, EEM という3種を適当な比率で保有するのが一番いいということです。
 このやり方は、複数の人が推薦しています。
http://okwave.jp/qa2542647.html
http://okwave.jp/qa2122313.html
では Trane37 さんが EFA, IVV, EEM の3種の ETF を保有することを勧めています。
 一方、
http://foreigninvestment.blog85.fc2.com/blog-entry-34.html
では、
ずばり、以下のようなポートフォリオバランスが世界分散としては、簡単でそれなりに楽しいのではないかと思います。

アメリカ市場のインデックスETF ・SPY
欧州市場のインデックスETF ・EZU
新興国のインデックスETF ・ADRE or ・EEM

を世界のGDP比に合わせて、アメリカ5:欧州3:新興国2の比率で分散するのが、世界分散の基本バランスかと思います。

ということで、似たような発想を書いていますが、新興諸国の株として ADRE を考えている点が興味深いところです。
 Expense ratio を比べてみると、ADRE は 0.3%、EEM は 0.75% ですから、ADRE のほうが安くていいということになります。
 さらに、Vanguard の ETF を見てみると、Vanguard Emerging Markets ETF (VWO) などというのもあります。こちらも Expense Ratio は 0.3% です。ただし、
https://flagship.vanguard.com/VGApp/hnw/FundsProspectusReports?FundId=0964&FundIntExt=INT
によると、米国以外の居住者には販売しないようですが。
 乙は、別途 BRICs 関連の投資をしているので、今は新興諸国の株式 ETF を買わなくてもいいように思いますが、そのうち順次こちらにシフトしていきたいと思います。何といっても手数料が激安ですから。
ラベル:ETF 新興諸国 EEM ADRE
posted by 乙 at 05:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月17日

米国以外の株式の ETF

 ETF では、米国以外の株式市場のインデックス・ファンドがあります。
 一番有名なのは、iShares MSCI EAFE Index Fund (EFA) でしょう。Expense ratio が 0.35% であり、SPDRs よりも若干高いようです。
 どの国の株式に投資しているかを見るには、
http://indexfund.jp/article/27931727.html
が便利だと思います。オーストラリア、オーストリア、ベルギー、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリスの21ヵ国とのことです。ヨーロッパ、オセアニア、極東アジアが含まれていて、日本も入っています。
 ところで、
http://www.bitcat.net/tatsuya/merumaga11.htm
によれば、世界株式のインデックスに投資するファンドにもETF対抗でコストの値下げがあったとのことで、

Fidelity Spartan International Index (FSIIX) 0.10%
E-Trade International Index (ETINX) 0.09%
Vanguard Developed Markets Index (VDMIX) 0.34%

などがあるということです。ただし、Firstrade では、最初の二つが買えないようで、Vanguard Developed Markets Index (VDMIX) では、Expense ratio が iShares MSCI EAFE Index Fund (EFA) とほとんど変わりません。結局、買うべきものは iShares MSCI EAFE (EFA) に落ち着きます。
 0.1% と 0.35% では、0.25% のコストの差が生じます。仮に、5000 ドル投資するとすると、12.5 ドルの差になります。毎年 12.5 ドルの差がつくのですから、これは結構大きいと思います。
 Firstrade では、買うときに一度注文すると90日間有効という設定ができるため、ちょっと安値で注文して、そのまま待っている手もありそうです。(株価がそのまま上昇して、買えなくなる可能性もあるわけですが。)
 最近、乙は、EFA を買いました。
 アメリカ市場で SPY と EFA を買うというやり方は、橘玲『臆病者のための株入門』
http://otsu.seesaa.net/article/19337369.html
にも出てくるやり方です。一番スタンダードなんですね。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/etf_f383.html
でも、そのやり方が書いてあります。
ラベル:ETF iShares EFA
posted by 乙 at 05:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

iShares BSE SENSEX India Tracker

 乙は、HSBC 香港で、40,000 HKD の ETF をもう一つ買おうと思いました。
http://otsu.seesaa.net/article/32785100.html
 候補としては、インド株などが適当かと思います。とすると、iShares BSE SENSEX India Tracker(銘柄コードは 2836)ということになります。
http://otsu.seesaa.net/article/28572677.html
 以前、インド株のアクティブ・ファンドの成績を調べたとき、
http://otsu.seesaa.net/article/30789538.html
どれもこれも似たような成績で、だったらインデックス・ファンドないし ETF を購入しても同じだろうと思いました。その候補の一つが iShares BSE SENSEX India Tracker ということになります。
 iShares の ETF のうち、アジアで上場するもののコストが高いことはすでに
http://otsu.seesaa.net/article/28714895.html
で述べました。管理報酬が 0.99% なのです。はっきりいって高すぎます。
 この ETF について、
http://blog.linux-soho.net/2007/01/etf_ishares_bse_sensex_india_t.html
に気になる記事がありました。「ひ ;-)」さんは「管理報酬が0.99%とお高めですね。さらに趣意書(Fund Prospectus)によると信託報酬として1.0%が別途掛かるようです。合わせて1.99%。コスト面はETFだからといって特に安いわけではないようです。」と述べています。
 さっそく、目論見書
http://www.ishares.com.hk/pdf/iShares%20India%20Tracker%20Final.pdf
を見てみました。
 p.24 には、次のようにあります。(一部省略して示します。)
Manager's Fee
Under the terms of the Trust Deed, the Manager may increase the rate of the management fee payable in respect of an Index Fund up to or towards the maximum rate of 2.0 per cent per annum of the Net Asset Value of the Index Fund.

Trustee's Fee
The Trustee may increase the rate of trustee fees payable in respect of the relevant Index Fund (up to or towards the maximum rate of 1.0 per cent per annum set out in the Trust Deed).

 また、p.58 には、次のようにあります。
Manager's Fee
The Manager is entitled to receive a management fee, currently at the rate of 0.99 per cent per annum of the Net Asset Value of the SENSEX India Tracker.

 これらの記述を考慮すると、0.99% の管理報酬は当面であって、仕組み上は、2% まで増やせるということですし、受託会社の報酬も 1% まで増やせるということです。
 受託会社の報酬が当面いくらなのか、目論見書には書いていないようですが、p.58 の下の方に
Total Expense Ratio
The Total Expense Ratio (the “TER”) of the SENSEX India Tracker is estimated to be 1.39 per cent of the Net Asset Value of the SENSEX India Tracker.
とあるので、おおよそわかります。それにしても、0.99% のコストでも高いと思うのに、実は、さらにさまざまな報酬が上乗せされるんですね。どちらかというと、1.39% と表示したほうがいいのではないでしょうか。
 まあ、それはともかく、「ひ ;-)」さんがブログに書いている 1.99% という数字がどこから出てきているのか、乙は確認できませんでした。
 こんなにもコストが高いとなると、ETF の良さはどこかにいってしまいそうです。
 乙は、これを買うか買わないか、判断に困っています。
続きを読む
ラベル:BSE インド株 SENSEX
posted by 乙 at 05:53| Comment(0) | TrackBack(2) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月04日

Tracker Fund of Hong Kong

 乙は、最近、HSBC 香港で Tracker Fund of Hong Kong を購入しました。
 これは香港株に投資する ETF です。香港株式市場に上場しています。説明書は、ユナイテッドワールド証券のものですが、
http://www2.uwg.co.jp/pub/fund-html/2800.pdf
にあります。香港株の代表的指数であるハンセン指数に連動するものです。
 乙が香港株に投資するのは2回目で、前回はファンド(HSBC Hong Kong Equity Fund)
http://otsu.seesaa.net/article/20603063.html
でした。
 HSBC 香港のファンドは、購入手数料が 5.25% と高い点が問題です。信託報酬 1% は、ファンドとしてはこんなものでしょうか。
 それに比べると、ETF は手数料が安いのが大きなメリットです。
 まず、購入時の手数料は、普通の株の売買と同じですから、購入額の 0.25%(最低 100 HKD)です。売却時の手数料も同じだけかかります。しかし、購入時と売却時を合わせても 0.5% ですから、ファンドの場合の購入手数料の 1/10 程度しかかからないということになります。
 毎年継続的にかかる手数料は、マネージャー報酬と受託者報酬を合わせて 0.1% です。ファンドの信託報酬と比べれば、これも 1/10 です。
 このように ETF は圧倒的にコストが安いのです。
 ところで、HSBC 香港の購入時の手数料は購入額の 0.25% と決められていますが、同時に、最低手数料額が決まっています。このことから、手数料が最低になるのは、購入金額の 0.25% が 100 HKD のとき、つまり購入金額が 40,000 HKD 以上のときとなります。それ未満だと手数料が割高になります。HSBC 香港で株や ETF を購入するときは、1回あたり 40,000 HKD(約 60 万円)以上にするとよいでしょう。
 Tracker Fund of Hong Kong の場合、500 口単位で購入しますので、今なら 2000 口を購入すると、40,000 HKD をちょっと越える金額になります。
 乙が香港にいったときに感じたことですが、香港は、それはそれは活気にあふれる都市で、将来性を感じさせるところでした。乙は、香港について詳しく知っているわけではありませんが、中国の経済成長は香港にもいい影響を与えるはずで、長期的に投資してもいいだろうと思いました。ETF ですから、ずっとホールドしておくのが一番いいはずです。このまま10年以上保持する予定です。
 ちなみに、Tracker Fund of Hong Kong は、楽天証券でも購入できるとのことです。
http://kabuohazimeru.blog22.fc2.com/blog-entry-200.html
 しかし、楽天証券は購入手数料率が HSBC 香港よりも高く、100万円以下の購入で 0.525%、210万円分の購入で 0.25% ですから、楽天証券で HSBC 香港なみの手数料に押さえるためには、210万円分以上購入しなければなりません。60万円ならば、「ま、いいか」的な金額ですが、210万円というと、ちょっと考えてしまう金額です。
 また、楽天証券は為替手数料が1%ほどかかります。HSBC 香港の場合は、
http://otsu.seesaa.net/article/26912694.html
で述べたように、米ドルで送金して、香港で香港ドルに両替する方法をとれば、0.25%+4500円で両替して口座に入金できます。ということは、60万円購入する場合、両者でほぼ為替手数料は同じになり、それ以上になるとHSBC 香港が安くなり、それ以下だと楽天証券が安くなります。ただし、乙のやり方では1万米ドル(約120万円)単位で送金することになるので、Tracker Fund of Hong Kong を60万円分購入し、他の ETF を同じく 60 万円分購入するのがよいということになります。
ラベル:ETF 香港
posted by 乙 at 05:51| Comment(7) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

中国株の ETF の詳細

 乙は、中国株を個別銘柄から ETF に変更するかどうかで悩んでいます。
http://otsu.seesaa.net/article/26796311.html
http://otsu.seesaa.net/article/26682914.html
 最近、この ETF の運用元のハンセンインベストメントが日本語で説明している文書を見つけました。ETF マンスリー・ファクト・シートといいます。
http://www.hangseng.com/hsb/eng/per/invs/pdf2/2828_jfs_0611.pdf
 そこに書いてあることですが、コストは、管理報酬 0.55% と受託会社報酬 0.05% となっていますから、合わせて 0.6% ということになります。まあまあです。
 この ETF の構成銘柄ですが、乙が
http://otsu.seesaa.net/article/26682914.html
で示したものは、やや古いのかもしれません。ETF は、そのときどきで構成銘柄もそれらの比率も変わってしまいますから。
 マンスリー・ファクト・シートによれば、2006年11月現在で次の通りです。
組込比率 株式コード 会社名
 14.11  0857  中国石油(ペトロチャイナ)
 12.25  2628  中国人寿(チャイナ・ライフ)
 11.85  0939  中国建設銀行(チャイナ・コンストラクション・バンク)
  9.10  0386  中国石油化工(サイノペック・コーポレーション)
  8.80  3328  交通銀行(バンクコム)

 というわけで、上位五つで 56.11% を占め、ETF とはいいながら、一部銘柄にかなり集中している状態は変わりません。
ラベル:中国株 ETF
posted by 乙 at 05:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

iShares の ETF のコスト

 iShares BSE SENSEX India Tracker の場合、ETF にもかかわらず、そのコストが 0.99% と高くなっています。
http://otsu.seesaa.net/article/28572677.html
これに関して、もう少し調べてみました。
 http://www.japancorp.net/japan/Article.asp?Art_ID=35506&sec=163
によると、当該の ETF ではありませんが、「iシェアーズ(R) MSCIインディア」というインド株の ETF について記載があります。ちょっと気になるのは、コストです。この文書には、次のように書いてあります。いずれもiシェアーズのファンドです。
--------------------------------------
ファンド名               上場先証券取引所  通貨  管理報酬等
S&P 500 インデックス・ファンド      ニューヨーク  米ドル  0.09%
Russell 2000 インデックス・ファンド    NYSE Arca   米ドル  0.20%
MSCI インディア              シンガポール  米ドル  0.99%
MSCI チャイナ・トラッカー          香港     香港ドル  0.99%
FTSE新華A 50 チャイナ・トラッカー     香港     香港ドル  0.99%
--------------------------------------
 つまり、同じく ETF といっても、コストがずいぶん違っているのです。
 なぜなのでしょうか。
 シンガポールや香港で上場しているからでしょうか。
 米国で米国株の ETF を上場するとコストを安くできるのに、なぜアジアでアジア株の ETF を上場すると高くなるのでしょうか。報酬=コストが10倍も違うなんて!
 乙には、理解できませんでした。
 http://www.ose.or.jp/futures/report/0205.pdf
には、いろいろな ETF とインデックス・ファンドの信託報酬が掲載されていますが、ここでも、日米の指数に比べると「外国株価指数」のところは信託報酬が高くなっています。
ラベル:コスト iShares
posted by 乙 at 05:39| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月30日

香港でインド株の ETF に投資?

http://blog.mag2.com/m/log/0000051074/107894791.html
には、以下のように書かれています。
-----------------------------------------
11月2日 香港マーケットに
iShares BSE SENSEX India Tracker(ETF)が上場しました。
(銘柄コードは 2836)

上記ETFは 香港ドル建てです。
最低売買単位は 200口 となっています(ファンド維持コストは 0.99%)
香港の投資家にも かなり高い関心をもって迎えられたようです。
-----------------------------------------
 乙は、中国株に投資しているので、香港市場で売買されるものであれば、乙が口座を持っているユナイテッドワールド証券、および HSBC 香港経由で購入可能ではないかと考えました。
 そこで、さっそくちょっと調べてみました。
 ユナイテッドワールド証券では、2836 というコードを入れても「入力された銘柄コードに該当する銘柄が存在しません。」というメッセージが返されてしまい、買えません。おそらく扱っていないのでしょう。
 一方、HSBC 香港では、2836 を指定して購入できそうです。(実際に購入してみたわけではありません。)
 インド株の ETF ということは、これからの大化けが期待できるように思います。長期間にわたって放っておいてもよさそうです。
 ただし、上記の記事にあるように、「ファンド維持コストは 0.99%」というのが引っかかります。1年ごとの支払額なのでしょうが、ETF にしては、コストが高すぎるように思います。これを HSBC 香港のサイトで確認しようと考えたのですが、できませんでした。
続きを読む
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2006年11月19日

TOPIX連動型ETF配当の怪

 乙がネットサーフィンしていたら、こんな記事を見つけました。
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index.htm
 「株式投資を考える VOL.14 TOPIX連動型ETF配当の怪」というタイトルです。
 2005.9.13 の日付で北川邦弘氏が書いたものです。
 TOPIX 型 ETF は配当実績が各投信会社ごとに大きく異なるのですが、ETF の仕組みを知っている人間からすると、奇妙な話です。で、北川氏はそれはなぜかを明らかにしました。2ページ目
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index2.htm
に答えが書いてありました。
 なぜならば、大口投資家が決算期のズレを利用した配当取りをしているからだというのです。
 乙は、この記事を読んで驚きました。個人投資家の配当が大口投資家によって窃取されているのです。ETF には、銘柄入れ替え時に先回りして儲ける手があり、その分、ETF の購入者が損をするのですが、
http://otsu.seesaa.net/article/22402936.html
もう一つ、購入者側にはこんな損をする場合があったのですね。
 これに対して、日興コーディアル証券の釈明記事がネット上に掲載されています。
http://www.nikkoam.com/products/etf/info/etf050713.pdf
 元の北川氏の記事では(現在は)URL が間違いなので、ご注意ください。この URL が正しいものです。

 それにしても、世の中いろいろなことがあるものですね。
ラベル:TOPIX ETF
posted by 乙 at 14:47| Comment(2) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月13日

TOPIX連動型上場投資信託(TOPIX の ETF)

 乙は、橘玲氏の著書
http://otsu.seesaa.net/article/19337369.html
を読んで、日本株の ETF あるいはインデックスファンドを購入しようと思いました。
 どうせなら、幅広い株式をカバーしているということで、日経平均型よりは TOPIX 連動型がいいだろうと思いました。
 それに加えて、日経平均型では、銘柄の入れ替えのたびに若干の損をすると考えられます。このことについては、すでにブログで述べたことがあります。
http://otsu.seesaa.net/article/15981395.html
 ETF とインデックスファンドを比べるときは、次のサイトが参考になります。
http://www.sscom.co.jp/m-plus/2005/databox/d_etf.html
http://www.cmc.ne.jp/qa/pdf/c014.pdf
これらによれば、ETF のほうが手数料が安いので、ベターです。
 ETF の唯一の問題点は、ETF のほうが最低購入金額が高いということです。インデックスファンドは1万円から買えますが、ETF は16万円くらいからです。しかし、16万円くらいはどうということはありません。適切な金額だと思いました。
 さて、イー・トレード証券で探してみると、TOPIX の ETF は3種類が販売されていました。
 その中で、1種類は1000単位での購入で、160万円必要となるので、これははずし、あと二つ(いずれも 100 単位で購入可能)の中から、出来高が多い野村アセット・マネジメントの「TOPIX連動型上場投資信託」にすることにしました。信託報酬は 0.1155% ということで、確かに安いです。
 ちなみに、もう一つの「ダイワ上場投信−トピックス」のほうは、信託報酬が約0.2% とやや高くなります。16万円に対して 0.1% は 160 円ですから、まあ、手数料の差を気にしていてもしようがないように思いますが、それでも「手数料が安い」ということで野村を選ぶべきかもしれません。もしかすると、この差があるから出来高がダイワよりも多いのかもしれません。
 で、6月の株安のときに ETF を買おうと思いましたが、指値のつけ方を間違えて、結局買い場を逃し、7月10日になって、1560 円で買いました。
 せっかく指し値注文できるのですから、現在値から数十円安い値段で買い注文を出して、しばらく待っているのがいいのではないでしょうか。そこまで下がってくれば買えることになりますし、そうでなければ、買い逃すわけですが、そのときは、改めてその段階で指値を考えればいいと思います。乙は実際そうやりました。最初は、1500 円で買い注文を出したのですが、買えずに、1520 円、1560 円と3度目の注文で買うことができました。
 買ったその日から利益が出ています。しかし、デイトレードをするわけではありませんので、こういうことは関係ありません。
 買った以上は、そのまま数ヶ月〜数年以上置いておいて、日本の景気が悪くなる兆候でも出て来たら、株価が下がると考えて売ればいいだろうと思います。個別株と違って、何らかの突発的な出来事による株価の急変動ということはありませんから、ゆったりとした気持で投資できるのが ETF の良さです。本業の仕事を抱えているサラリーマンには、こういう投資が向いているようです。
 今後とも、株価の値下がりがあったら、それに合わせて買い増しを進めるという方針で行こうかと考えています。
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posted by 乙 at 05:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ETF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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